10.《ネタバレ》 ○豪華キャストによる実話戦争サスペンス。○最近何かと話題の多い東欧の現状を知る上で良い作品だと思う。○実話ものらしいが、終盤の展開がいかにも作り物っぽくて残念(そこも実話なら失礼)。序盤意味ありげに出てきたベネディクト君は終盤どこへやら。○ちょっと気の強い女性というデビュー当初のレイチェル・ワイズも真の太い女性を演じさせたら様になるな。 【TOSHI】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-10-20 22:20:39) |
9.《ネタバレ》 紛争下での犯罪を暴く映画は多いけれど、これはまた群を抜いてとんでもない凄まじさ。人身売買プラス女性の人権侵害、加えて加害者が国連配下の組織ぐるみだつーんだから、もう本当に現実のことなの?と疑いたくもなる。 巨大な組織犯罪を相手にもがくヒロインは、大変勇気のある女性だと思う。映画の中では足を引っ張られ、完全勝利することの難しさで終わっていたけれど。人間ってこんな酷いことができるんだ・・、と何度も絶望的な気分になり、こんなことがあっていいわけないだろ、と一人でも多くの人に同意を求めたい気持ちになった。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-04-17 00:03:29) |
8.女性の人身売買を取り扱った映画で、全体に流れるもどかしさと残酷さに息が詰まります。そんな内容でも、サスペンス性をもって、一人の女性の孤独な闘いを丁寧に描いている良作です。 【カワウソの聞耳】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-11-15 21:51:41) |
7.紛争地域での混沌、理不尽さがよく伝わりました。『ヒューマン・トラフィック』の時も感じたけど、日本の日常では考えられない状況を強いられている人々がいることに気持ちが暗くなる。 【noji】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-11-02 18:14:52) |
6.《ネタバレ》 評価が難しい。それはどうしても、先進国目線で作られているから。 大きな疑問として、主人公が「自分で救う!」と意地を張らずに、最初から外国のマスコミに事実を公表しておけば、少女は殺されなかったのでは?と感じる。 外部(先進諸国の人間、主人公がその象徴)が国に介入するから、外部(先進諸国の集団、本作では国連がその象徴)の人間が関わる犯罪が起きるのでは…。 発展途上国と定義される国々への、先進諸国の価値観を正義とした介入に懐疑的だったが、更にその思いが強まった。 |
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5.《ネタバレ》 これ実話ってマジ?映画としてそこまで面白い訳ではないけれど、とにかく語られている内容が余りにも衝撃的。だって国連監視団の関係者が現地で性奴隷(Sex Slave)を組織ぐるみで囲ってるって話ですよ。もはや従軍慰安婦とかいった「職業」ですらない文字通りの性奴隷ですよ性奴隷!日頃から日本で女性の人権がどーこーとか言ってる人達はなんでもっと騒がないの?童貞煽ってた社会学者のフェミナチおばちゃんとかこーゆー時こそ出番じゃない!慰安婦問題みたいな昔話の議論はみんな大好きなのに、この映画が日本で劇場未公開ってこんなの絶対おかしいよ! 【オルタナ野郎】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-10-04 02:55:45) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 とても重いテーマを抑制の効いた演出で手堅くまとめた良作。熱くなりがちな主人公の不安定な感情を余計なBGMを使わずにカメラワークと演技だけで表現しているのが上品でいい。誰が敵で誰が味方かわからない状況が続く中、ラストには軽ーいどんでん返しが用意されている。昨今の派手なアクションものならアバンタイトルで消費されてしまいそうなごくあっさりしたものであるにもかかわらず、それなりにカタルシスが得られる。もちろんリアリティを損なうことも無い。実にクレバーな作劇法だ。 【皮マン】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-08-28 18:24:06) |
★3. 歯軋り。そして高まり続ける湿度をどうしようもなく感じながら、そうではないと無視し続けるには自身の人の良さを騙し続ける必要がある。しかし、そうするには遅すぎた。
中途入社で技術職に就いた彼は、直属の上司からの指示に困惑していた。「精査を」という指示に疑を抱き始めたのは一月も前だ。資料と現物の損傷から予測できるトラブルを、もう一度同じ物を作り直し、壊れるまで操業しもう一度報告するように、と言う。延々と何度も続いているのだった。 何重にも発生する経費と、指をくわえて眺める時間だけが過ぎていく。
しかし翌月、社内の報告会で「トラブルの解決を怠り同一不良製品の納入を繰り返して開発工程だけでなく、製造工程にまで損害を発生させている。部材購入に関する記録に不自然なところもある」と、突然上司が報告し始めたのである。業務懈怠と経費不正使用の疑いを掛けられてしまう。 この後、社長への直訴を試みたが、 「君は、普通であればこの様な事があったらただでは済まないはずだけれど、私に直接相談とはよほど覚悟があるのだろうね。処分はしないけれど彼の指示に従っておくべきだと思うよ」 と一蹴されてしまうのだった。しかし、彼の携帯電話はこの会話を記録していた。彼の上司の指示も、その上司への相談も、報告会で配られた資料も全て記録されているのだった。 この後少し落ち着いて彼は考えた。
数日の休暇を組み込んだ長い連休を挟んだ月曜日、彼は始業前に社長に呼び出されたのだった。 「いや、誰だってそう言う目で見られれば、怒るのも分かるよ。こういうことが無いように会社を良くしていこうな、ランチをご馳走させてくれ」などと言うのである。
彼は休暇前の数日を掛けて、「法律家に証拠を全て預けて、翌週刑事告訴を検討している」という噂をパート従業員の女性達に自ら流したのである。何カ所からも届くその噂に、社長は懐柔策をとったのであろう。 その後、直属の上司は一人しかいない部署を新設され隔離、不正経理はそこで行われるようになった。扱いに困るヤツとして彼も従来の業務から切り離され、数年経つが未だそこに戻れていないという。
っていう同級生のすんごいスケールの小さい話を思い出した。 本質的にはこんな事したら戻れないよな。自分がリークした汚職現場に復帰するだろうか。エンドロール前の数行は違和感があった。 【黒猫クック】さん [DVD(吹替)] 7点(2012-11-10 19:20:28) |
2.《ネタバレ》 民間警備会社でボスニアに派遣された主人公が、そこで国連や政府によって少女の人身売買が行われていることを知り、告発する、という話。実話ベースだとか。 ■起きている事態は残酷だし、最後がそこまで救われないのも現実的。全体の雰囲気は重くていい感じ。事態の展開も主人公と一緒にイライラ出来る。 ■ただ全体として淡々としており、また話や人物がごちゃごちゃしているのは展開を分かりにくくしてしまったように思う。主人公の家庭事情や「身内を売る」話が本筋にうまくからんでこないのは頂けない。 ■また、主人公の行動が思ったより賢明でないのは、話に入り込みにくくしている要因の気がする。最初に「守る」と約束してそれが果たされなかったのは仕方がないとはいえ、二度目の家宅捜索でついてくるというはずがないことは明らかであろう。また、ラストの書類持ち出しも、あれが困難になったのは主人公が解雇されたからであって、その前ならやすやすと持ちだして内部告発できたはず。そう考えると主人公の行動は如何にも後手後手の印象。その辺がマイナスになってしまっているように思う。 【θ】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-03-09 00:13:12) |
1.なかなかシリアスで、期待通りの出来でした..世界で繰り広げられている闇の部分を、しっかり描いた良作です... 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-01-25 12:38:40) |