★12.《ネタバレ》 今考えると、いや、当時から変な違和感は感じないでもなかったのだけど、色々世紀末だったんだなと思う。 何をやっても徹底的に上手くいかない一家と、その周りの人たち。末世的世界観と相まって至る所で予感させる死と破滅っていう概念にはどう捉えて良いものやら、分からない。当時のテレビ番組の手癖のようなものだけど、何が何でも死を感じさせる話運びにはいかがなものかと言いたい。
それから、何か新興宗教めいているのが終始気に掛かる。有機農法を自然に反すると言うような主張をキャラが始めて、それまでに腑に落ちなかったものがスッと降りてくる。要するに、新興宗教だよねこれはと。どこかで聞いたような理屈だよこれはと理解する。 成立しない男女の性行為を、避妊もさせなければ、堕胎もさせない。その上関係の修復も、前提として与えない。このような行きすぎた宗教的な説法のような設定に加えて、有機農法を自然に反すると罰として疫病を蔓延させる。そして金銭的にも困窮させ、合理的な思考を受け手からも奪ってしまう。ある意味観ている間は一瞬でも、 「そうかも」 と思ってしまう。シムシティで市民をいじめて楽しむような恐ろしいストーリーだ。 その後で、草太が死んだのはお前らのせいだと言わんばかりに、重要キャラを殺してしまう。こんなことなら時代に合わせた農業なんてやらなければ良かった。とホントに思ってしまう。恐ろしい。
その後ちょっといい話になって、何となく暖かくなったような気がして終わる。 が、ちょっと待て。どういう風に蛍が生きていくことが子供にとってよりベターなのか、七〇年代や八〇年代の日本のような伝統農法でも科学的でもない、ある種歪んだ農業が九八年より昔と言うだけの理由でより自然である合理的な理由もどこにも示されていない。 オブジェクト指向は目的が手段になるから完全に排除してCOBOLをCUIで逐次型で何万行もスパゲティコードを書くべき、と言っているのと何ら変わらない。いきなりそう言われたら、プログラミングなんかしない私にはそうなのか!と、思ってしまうだろ。
そういう意味で、観てる人間に「どうせわかりゃしねえだろ」といい加減な専門的な出来事を挿入して、それが軽いSFや宗教の類でしかないという事を中途半端に隠そうとしてるところになにやら言い知れない不快感がある。
でも何となく観ちゃう。面白いからだ。 【黒猫クック】さん [地上波(邦画)] 7点(2013-07-28 22:05:21) |
11.《ネタバレ》 別れた男の赤ん坊を産むことを決意する蛍。 蛍は溌剌とした昔の面影はなく常に気だるい感じなので、蛍がシーンにからむと重苦しい。 純とシュウがしばらく離れる理由が、二人とも大人なのに説得力がなく必然性もない。 なんといってもこの回は草太の魅力に尽きる。 思い入れのある人物が死ぬとドラマとはいえ喪失感を覚える。 死ぬのが全然予想されないときはなおさらだ。 正吉と蛍の結婚式で流れる草太の録音テープと回想シーンは年月の重みを感じてぐっとくる。 【飛鳥】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-07-27 23:22:59) |
10.《ネタバレ》 点数は同じだけど、前回「秘密」よりはずっと評価は上。話のもってき方に困った挙句に、あの草太兄ちゃんを画面から消してしまった愚挙を犯してしまった事で、皮肉にも逆に記憶に残る作品に。大河ドラマ「江」で、先日壮絶な大坂夏の陣淀殿自刃場面を演じ、画面をさらった宮沢りえですが、この頃はこんないい女優さんに成長してくるとは思わなかったですね。自分、途中から彼女のために今年の大河を観始めたくらいですもん。経験が役者を成長させるんですねぇ・・・。 【放浪紳士チャーリー】さん [地上波(邦画)] 6点(2011-11-12 11:36:17) |
9.《ネタバレ》 まさか草太兄ちゃんが死ぬとはなぁ。 【アキラ】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-03-12 04:06:23) |
8.やはり、北の国からは、草太兄ちゃんと雪子おばさんが出てくると面白いと思われ。 そんな僕は、2人の絡みをもっとたくさん見たかったわけで。 【ケンジ】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-04-03 20:14:30) |
7.《ネタバレ》 連続ドラマで印象的だった清吉おじさんが冒頭にいきなり遺影で登場してちょっとショックを受けた。好きなキャラだっただけにせめて死ぬシーンは作って欲しかった。(大滝秀治が事情で降板したのかといらぬ憶測をしてみたりする。)その上、息子である草太まで事故死という衝撃の展開でもはや脚本にネタがなくなって視聴者を泣かせるためにレギュラーメンバーをも平気で殺しているとしか思えない。それに前後編合わせて6時間近くもあるのは長すぎる。もう少しカットできなかったのか。それでも正吉と蛍の結婚式のシーンでは普通に感動したので点数はちょいと高くしておく。 【イニシャルK】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2005-03-07 23:49:08) (良:3票) |
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6.これはいい!なかなかジーンと来るシーンも結構あるしなによりも草太兄ちゃんの優しさに胸が熱くなった。干し草の上で寝っ転がりながら金を借りに来た蛍に優しく話しかける姿に泣きそうでした。結婚式の場面でも過去の回想シーンと音楽(♪あ~あ~あああああ~あ♪っいうやつ)が見事に合っていて素晴らしかったです。 【一番星☆桃太郎】さん [地上波(字幕)] 8点(2004-12-16 11:32:03) |
5.北の国からは死ぬほど好きなのであまりケチつけるのは嫌だが、宮沢りえには本当に出てきてほしくない。つくったような演技なのか?つくったようなしゃべり方をする人物像をあえて演技しているのか?演出の失敗か?…彼女が出てくるたびにこのドラマはぶち壊される。「ま゛ってて~」「ちがうのぉ~」「かぁたいんだ~」…(-.-;)※因みに倉本先生は「あの子はある種の天才だね…」と賞賛していた。 |
4.もうメインキャラの死を持ってくるしかなくなってしまったんだろうなぁ。 うーん、結婚式のシーンは良かったと思うけど、全体的にそれほど大きな感動もなく終わってしまった印象です。 【たけぞう】さん 5点(2004-10-08 02:29:34) |
3.友人の多くは「マジで泣いた!感動した!」って言ってたけど、俺は全く泣けなかったし感動しなかった。そんなに感動する内容か、あれ?あと6時間近くという時間が、無駄に長く感じてムカつきました(怒)。どんなにどんなに長くても3時間以内にして欲しいものですね。果たしてテレビ局は見る側の事も考えているのだろうか?疑問です。 【ピルグリム】さん 3点(2003-12-19 18:48:01) |
2.このあたりからキャラクターの迷走が始まったような気がするなあ。 【ロイ・ニアリー】さん 7点(2003-12-12 11:54:57) |
1.《ネタバレ》 まさか死ぬとは思わなんだ…。前編よりも後編の方が印象に残ってるのは、やはり草太兄ちゃんの死…そして螢の結婚。前作からの螢の不倫をひきづっての妊娠、腹の子の父親は正吉では無いと言う展開。シリーズの随所に問題化されていた借金苦など…、良く考えればドロ沼化されていて観ていてあまり楽しい作品では無いが、ラストの螢の結婚式がなんとも印象深い。文金高島田姿の螢…イヤ、中島朋子ちゃんはとてもキレイだった。 【_】さん 6点(2003-12-10 17:29:28) |