パーマネント野ばらのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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パーマネント野ばら

[パーマネントノバラ]
2010年上映時間:100分
平均点:5.98 / 10(Review 41人) (点数分布表示)
公開開始日(2010-05-22)
ラブストーリーコメディ漫画の映画化
新規登録(2010-06-03)【あにやん‍🌈】さん
タイトル情報更新(2024-03-23)【イニシャルK】さん
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監督吉田大八
キャスト菅野美穂(女優)なおこ
小池栄子(女優)みっちゃん
池脇千鶴(女優)ともちゃん
宇崎竜童(男優)カズオ
夏木マリ(女優)まさ子
江口洋介(男優)カシマ
山本浩司(俳優)(男優)ユウジ
霧島れいか(女優)
汐見ゆかり(女優)
田村泰二郎(男優)
本田博太郎(男優)みっちゃんのお父ちゃん
ムロツヨシ(男優)
畠山紬(女優)もも
原作西原理恵子「パーマネント野ばら」
脚本奥寺佐渡子
撮影近藤龍人
製作博報堂DYメディアパートナーズ(「パーマネント野ばら」製作委員会)
配給ショウゲート
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123
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21.《ネタバレ》 サイバラさん一連の作品全体に流れてる空気感や世界観、その他モロモロを、演出、脚本、キャスト各々が巧く呑み込んで出来た佳作。これまで映画化されたどの作品よりもこれが一番出来が良いと思います。表面だけをなぞったような「ぽくんち」なんかとは雲泥の差。普段フツーに仕事して生活していると、「人間性善説」なんて、もういい加減どうでもいいよって思う事もしばしばだけれど、こういうのを観ると性善説も一回信じてみようかとも思ってみたりする。不思議。猥雑には違いないけど、み~んな優しい人ばっかなんだよね~、出てくる人たち。見守るだけの優しさってのもあるんだな、まずそこに泣けた。鬼の目にも泪(笑)人に優しくしてあげたくなる。菅野、小池、池脇、夏木、主要四人、それぞれに疵を抱えた男運最凶な女たちが皆魅力的。テレビドラマはともかく、映画ではなかなか代表作に恵まれない菅野美穂だけど、この役は良かった。
放浪紳士チャーリーさん [地上波(邦画)] 8点(2013-01-06 08:44:31)
20.《ネタバレ》 それぞれのエピソードがバラバラって感じがした。
そんなやつおらんやろ、ってレベルの現実離れした人が多すぎるのも気になる。
誤解を恐れずに書くとこの映画には「キチガイ」しか出てこない。
最後はこの映画最大の秘密がわかって複雑な気分になる。
虎王さん [地上波(邦画)] 5点(2013-01-03 01:26:25)(良:1票)
19.まあ港町での男と女の泣き笑い人情ストーリーかなと思って見ていたが、オチを知って一転、恐怖感に襲われた(汗)菅野美穂を見かけなかったかと聞かれ、小池栄子が「デートしてる」と言ったときの美容院のオバちゃんたちの顔がひきつっていたのがうなずけます。ホテルから何も言わずに帰ってしまう江口洋介は単に不誠実な男じゃなかったんですね…ちょっとしたどんでん返しで、意表をつかれました。題名からこの内容は想像できませんね。
イサオマンさん [地上波(邦画)] 6点(2012-12-27 11:16:05)
18.ようやく拝見。これは本当に大変素晴らしい。まずリアリティラインの圧倒的な実在感による破綻しない物語の説得力が、至極の余韻を生み出している。夏木マリさんも小池栄子さんも、池脇千鶴さんも、みんな「クヒオ大佐」同様、あとちょっと演出間違っていたら「嘘っぱち」だった。序盤から突き抜けに明るくテンション高めで、菅野美穂さんの素性とその周辺を軽快なテンポで説明していく。ただその説明も説明台詞など物語の進行を鈍重にするような手段は取らず、的確に省略と凝縮を用いてスマートに描いて行く。このスマートである事が決定的に効果覿面。序盤のその構成で観客はそうであると「思い込む」。つまり序盤の構成、あるいはその一見穏やかそうに見える世界の全てが、後の「事実」の伏線としての存在理由も兼ねているというこの重層的な構成。す…すげぇやん。序盤が明るければ明るいほど、結末での落差が尋常ではない。吉田大八監督の奥行きある表現を描き出す演出力に心底むちゃ脱帽。「クヒオ」「桐島」と同様、今作も「願望=妄想」演出が美しかったが、と同時にそこにある儚さや尊さが残酷な形で浮き彫りになるのは痛々しくて、苦しくて心砕かれる。生きる事の痛みを誠実に描こうとしている。吉田大八監督の作品に関して共通しているのが、最も重要な部分を「隠している」点にある。監督が言いたい事を登場人物が語ることはなく、観客の能動的な姿勢によって初めて「見えてくる」という点。そもそも、芸術の読解方法は能動性なわけだから当たり前なんだけど…ま、それはいいとして。テーマはあまりにも日常的で我々が日々感じている事なのだが、それがあまりにも日常的過ぎるが故に見過ごしてしまっている、この普遍性。あと最後に。ラストカットのその前のカットがファーストカットの対。つまり現実や期待や夢がこぼれ落ちていくメタファーがテーマも暗喩している。構成が匠で美し過ぎる!!
ボビーさん [DVD(邦画)] 9点(2012-10-17 13:26:46)(良:1票)
17.演者さん達が凄く良い演技をしてました。引き込まれて魅入ってしまった。ストーリーは港町で起こる自称男運のない女達のお話。パーマ屋に集うオバさんらのお下品トークに癒される(笑) ベランダでタバコを吸いながらナオコを見下ろして微笑むカシマ(江口洋介さん)がカッコ良すぎ!ナオコは皆に見守られていたんだなぁ。下品で皆どこか狂ってるけど優しい街のお話でした。
movie海馬さん [地上波(邦画)] 6点(2012-06-30 18:35:16)
16.《ネタバレ》 ラスト、いきなり「シックス・センス」になってマジでびっくりしました。そこまでは一貫して、ダメな男を引き当てた不幸な女たちという論調で、男の自分としてはちょっと僻みが入っている視点に疑問符でも付けたい気分でした。「男運」という言葉を使っていましたが、選んだ本人の自己責任でしょう。でも、傍観役と思えた菅野美穂も精神を病んでいたことが分かるオチで見方が変わりました。つまり、ロクデナシを掴んで苦労する女もいれば、真っ当な人を亡くして彷徨う女もいる。共通しているのは彼女たちにとっての男の影響力。良くも悪くも、人生に占める男との関係の大きさみたいなものがテーマだったのかと思います。そう考えると、小池栄子の台詞がとても重たい意味を持って響きます。「私、狂うてる?」という菅野美穂。それは、男に引きずられているか?と同義です。「そんなんやったら、この街の女はみんな狂うちゅう」と答える小池栄子。それに続く彼女の台詞は女性の精神的な自立を促す言葉でした。不幸そうな人がたくさん出てくる作品ですが、陰惨な物語にせずに見応えを担保したコメディ調にまとめたことを評価します。ちなみに、山奥の婆さんは山姥(やまんば)ですよね。彼女だけは文字通り男を「食い物」にしていたようです。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2012-05-31 00:15:38)(良:1票)
15.《ネタバレ》 原作未読。
うーん…なんて表現してよいのやら(笑)
男性にはとっても理解しがたいお話な様な気がします。
ですが、生きていくというのは時に凄く辛いという事が凄く伝わってきます。
くっだらない、どうぢようもない人と思っていた人が…実はまともで。
まともそうな、物静かな人が実は一番現実から妄想に逃げているダメで狂った人でした時なオチは、面白くそして切なく、恐怖が後からぞわぁ~っときました。
夏木マリがカッコいいクソババアを、温かく演じていてGOOD。
その他の役者もハマり過ぎです(笑)
菅野さんが好きな方が是非観て頂きたいですっ!「この人こんな綺麗だったんだ」と改めて思う程、透明感があって…そして少し不気味でした(笑)
そんでもって江口洋介がいい男過ぎます(笑)
じゅっこさん [DVD(邦画)] 8点(2012-04-21 00:33:29)
14.俳優陣の演技は素晴らしいのだが、作風が肌に合わなかった。
パーマをかけたおばちゃんや、電柱をノコギリでひくおっちゃんなど、設定が現実離れしていて、やけに鼻についてしまうのである。
せっかく、人家と海との距離が近く瀬戸内海の良さが出ている宿毛の海をロケ地に選ぶのなら、こういうドロドロした展開のような作風はふさわしいとは思えない。
ところどころ出てくるコミカルなシーンもネタとして突き抜けるにはいたらず、観客は大笑いしていいのかその都度戸惑っていたように見えた。
mhiroさん [映画館(邦画)] 3点(2011-10-30 20:15:52)(良:1票)
13.原作未読、原作の知識無しでの鑑賞でしたが楽しめました。菅野美穂、小池栄子、池脇千鶴、3人ともそれぞれの良さが出ていていいキャスティグでした。パーマ屋のちょっとお下品、でも愛すべき人間臭さがあるおばちゃん達も良かったです。爆笑を誘う映画ではないですが、可笑しい。ドラマの中の可笑しさの匙加減も良く、日本のどこにでもありそうな海辺の田舎町の人間模様と日々の中にある泣き笑いを、程よいユーモアを交えながら地味に上手く描かれている作品です。
とらやさん [DVD(邦画)] 6点(2011-07-23 01:01:26)
12.《ネタバレ》 いろいろ男女問題を抱えた町の人々をおとなしいヒロインが観察していく、って設定かと思っていたら、彼女が一番問題を抱えてたってことがだんだん分かってくる話。あけすけに感情を披瀝する風土のなかでの、秘めた一途な恋が明らかになってくる。映画観終わってみると、その設定だけに寄りかかってて、あとの描写が少し雑だった気もするが(男を引っ掛けるオバサンや電柱倒すオトーサン)、一応まとまったものを観たという気分にはなる。高知県というと『祭りの準備』を思い出すが、あれでもなんか男たちはぶらぶらしてた(原田芳雄が絶品だったなあ)、そういう風土なんだ。そして女たちはパーマ屋で「教育上問題のある」談話をしている。漁師町の風土。男も女も、大人も子どもも、みんなよく怪我をする。活発な風土というか、暴力的風土。車で突っ込んだり車から飛び降りたり。頭より体が先に動く風土。そういう風土の中で、ヒロインのみ、じっと頭だけで過去の恋に沈澱している。子どもを母親に任せたまま「恋人」とトンネルで会ってたり、ただ一人、風土に反してしっとりとした恋愛に生きている。その痛々しさがしだいに分かってくるあたりが味わい。子どもが走り寄ったラストで、彼女は夢のような恋愛から、母親としての自覚に目覚めるのか。この荒々しい風土のなかで生きていけるかなあ。
なんのかんのさん [DVD(邦画)] 6点(2011-07-18 13:03:06)(良:1票)
11.《ネタバレ》  どんなに苦しくても、どんなに辛くても、どんなに寂しくても人生は死なない限り続いていくわけですから、タフに生きていくことが一番なんだと思いますね。

 この作品は、とにかく登場人物の殆どが生命力に満ちたタフな人たちなので、切ない物語ではありますが不思議と元気を与えてくれる映画でしたね。菅野美穂・小池栄子・池脇千鶴の3人がそれぞれの個性を生かした役柄を演じていて良かったと思います。

TMさん [DVD(邦画)] 7点(2011-06-21 00:32:11)
10.エンディングは切ないなぁ。しかし、逞しく生きている人が多い映画だなぁ。
あきぴー@武蔵国さん [DVD(邦画)] 5点(2011-04-25 01:15:14)
9.《ネタバレ》 なんだかぼんやりとした展開だったけど最後のオチでそれまでのものが一気に悲しくなった。
しっぽりさん [DVD(邦画)] 6点(2011-03-22 00:38:47)
8.《ネタバレ》 サイバラ映画初見。結局過去から抜けきれないでいる主人公を含め、全員に救いがなかったというお話。ただしそこに生きている人達はたくましい。サイバラだから当たり前だが、連帯がある田舎を変にファンタジーとして見せていないところに好感がもてる。
楊秀清さん [DVD(邦画)] 6点(2011-02-13 10:47:56)(良:1票)
7.《ネタバレ》 菅野美穂、小池栄子、池脇千鶴、みなさんよかった(演技がですよ)!男運は最悪ですからね!独特なユーモアと、町の雰囲気で、最後まで観てしまえる佳作だと思います。
ろにまささん [DVD(邦画)] 7点(2011-02-05 19:44:22)
6.《ネタバレ》 主人公の行動に沿って、半分夢の中を歩いているような感覚の映画。モモちゃんが現実を引っ張ってきてくれるかと思いきや、そうでもなく終わる。パンチのおばちゃんたちに下品な言葉を言わせるのが「女の本音」なんだろうか。おばちゃんというのは、あのけたたましい笑いの裏側に涙を隠しているんだと思うんだけど。小池栄子も良かったけれど、殴られ屋池脇千鶴のほうが一枚上手だった。
のはらさん [DVD(邦画)] 6点(2011-01-30 17:48:47)
5.菅野美穂、小池栄子、池脇千鶴、偉大な3女優のための映画。
皆本当にいい顔をする、菅野、小池などはシーン毎に一瞬別人か?と思うぐらい、いろんな顔をする。子役のビンボな子の顔も良かった。
説明がないので設定がちょっと解りにくいが、方言や携帯が出てこない事で土佐の田舎の港町80年代ぐらいか?(スロットは古くはなかったが)
ラストシーン後にそれまでの登場人物達のやさしさに泣ける。
小さなコミュニティで起きたプチファンタジー、ATGの映画にこういう雰囲気よくあったなぁ~最近あまり見ないなぁ~なんて思っちゃう感じの映画、悪くない。
カーヴさん [DVD(邦画)] 6点(2011-01-25 09:55:29)
4.面白いと思います。西原漫画の特徴でもある、底辺で生活している人の日常を面白く、且つ冷静で非常に毒のある描き方を物凄く良い形で表現できたと思う。
小池栄子って面白いね。役者として面白い演技が出来る人だってのは知ってたつもりだったけど、こんなに面白さが映える演技っていうのは、はじめて見た気がします。あと、池脇千鶴の薄幸な感じも面白いよね。若さを全く感じないオバチャンの様な動きと体系を演じてるのだけど、なんか変な可愛さが残していて、この辺はキャスティングの妙という気もします。逆に菅野美穂は変に落ち着きすぎな気がしました。いや、映画として主役なんだからこれが本当なのかもしれないけど、変な生々しさとかあって、それをどう評価していいのかがわかりません。漫画だともっと気味悪さがあるのだけど、それを表現したかったのかなぁ? いずれにしても、全体的に西原漫画の映画化として、良く出来てたと思います。
奥州亭三景さん [映画館(邦画)] 7点(2010-07-11 10:36:36)(良:1票)
3.《ネタバレ》 原作未読。登場人物や会話などが面白く、演出も丁寧で、音楽も良好。それなりに楽しめるが、物語としてはぼんやり。ぼんやりとしてるのに、無理やり引き締めにかかったような後半のちょっとしたどんでん返しには、ちょっと違和感を感じた。まとめてしまえば、「男運が悪いとか言ってるけど、選んでるのは自分なんだから結局自分の見る目がないだけよねー。現実見なきゃねー」っていう話?
なので男の俺には感ずるものはあまりない。
「どんな恋でもないよりましやき」
この言葉に共感できる方なら、気に入るのかも。
僕は、「クソみたいな恋は時間の無駄やき」って思うタチです。
すべからさん [映画館(邦画)] 6点(2010-06-16 22:57:08)(笑:2票)
2.《ネタバレ》 小池栄子があまりに素晴らしすぎた。「釣りはいらんき!」と高らかに叫ぶ彼女があまりにかっこよく、素敵なものを見たなという感じがした。想像以上におもしろかった。3人組のおばちゃんとか、何かを埋めてるおばあちゃんとか、よくこんな人たち見つけてきたなぁと感心してしまった。笑えて泣ける。
コダマさん [映画館(邦画)] 7点(2010-06-05 22:13:40)
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【点数情報】

Review人数 41人
平均点数 5.98点
000.00%
100.00%
237.32%
324.88%
424.88%
549.76%
61434.15%
7921.95%
8512.20%
924.88%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 6.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 10.00点 Review1人
4 音楽評価 5.00点 Review1人
5 感泣評価 3.00点 Review1人
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