149.可もなく不可もなくといったところ。リアルタイムで事件を体験した世代でもないため、如何にして事件を解決していったかを分かりやすく手堅くまとめていた。感動的に盛り上げるような場違いなBGMがなければ、もう1点差し上げたかったのに。 |
148.連合赤軍側の描写やマスコミなどの視点を廃し、警察側の視点のみからあさま山荘事件の突入作戦を再現した作品。 長野県警、中央で行方を見守るお偉方に、中央から派遣されてきたエリート。そして命がけで突入作戦に参加した機動隊員たち。その苦悩や奮闘ぶりだけを描く方が楽であったと思いますが、それだけにとどまらず、見苦しい面子の張り合いや無能ぶりが強調されているのが意外でした。 だからこそ突入作戦の最前線の混乱ぶりや迷走ぶりも含めた(電線を切ったか?切りました!などは信じられないレベルの話ですが…)それぞれの立場で事件に関わった警察官達の人間ドラマとしては見応えがある作品です。 しかし、事件そのものや、その時代背景などにはほとんど焦点が当てられていないだけに、その辺のことももう少し触れてもらいたかったと思います。 【とらや】さん [地上波(邦画)] 6点(2013-05-12 22:03:04) |
★147.《ネタバレ》 日本警察の実態にフォーカスした映画は記憶にない。少なくともあの時点では、警察の危機管理能力が十分で無かった事が如実に分かるお話でした。最初にフィクションだとテロップを入れる理由は、一部の長野県警職員の描写に対する配慮なのでしょう。でも、ほぼ実話と思ってい良い内容だと思います。ストーリーの内容は褒められたものでは無いけど、映画としては見応えがありました。志の高い作品です。 あさま山荘事件というより、警察の対応を描いています。そのもたつき具合が情けない。強力な火器を所持した立て籠もり事件に対する経験不足。それはある程度は仕方がない。何事にも最初はありますから。でも、警察内部の縄張り意識によるもたつきは、情けないというレベルでは無い。みっともないです。言葉を足しておくと、長野県警の縄張り意識は、中央に対するコンプレックスの裏返しです。本作を観る限りは、事件解決を妨害しているようにしか見えません。その暴露的な姿勢に意義があると思いました。 近年の刑事ドラマはサブストーリーとして警察内部の軋轢を描いたものが多い。フィクションをリアルに見せるための演出ですが、未だに縄張り意識はあるのだと思います。それは組織の問題なのか、関係者個人の問題なのか。いずれにせよ、一般庶民にはとても迷惑な軋轢です。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2013-03-13 00:25:21) (良:1票) |
146.《ネタバレ》 普段社会で言われている情報連携の大切さを痛感させられる。会社でなく、わざわざ映画でそのテーマ?を観てもなー。特段面白いと感じない。 【afoijw】さん [DVD(邦画)] 4点(2012-07-22 22:17:57) |
145.《ネタバレ》 リアルタイムに知らない世代からすれば、あの有名なあさま山荘事件はこうだったのであろう と ある部分世に知らしめるべく造られたのであろうかと 長野県警との対立があったが、果たして実際はどうだったのでしょうか 人の見る見方によれば いろいろな見方があるでしょう ただ少なくともこの事件は実際に起き、そして尊い人命が失われていることは事実であります 亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます 【Kaname】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2012-01-06 18:23:13) |
144.日本の事件史に残る「あさま荘事件」を、敢えて警察組織側からの目線のみで描いた今作。 事件解決に挑む警察官それぞれの奮闘を描き連ねるものの、そこには爽快なヒーロー像は存在せず、むしろ時代の過渡期の中での警察組織の“未成熟さ”を如実に表していることが、とても興味深かった。 事件解決に挑んだ警察官たちの働きを美談的に描いたドキュメンタリーも多々あるであろう中、最もエンターテイメントに徹していいはずのこの映画が、現場に居合わせた人物たちの良い部分も悪い部分も含めた“人間らしさ”をありのままに描いていることに、作り手の潔さとそれに伴う説得力を感じた。 組織としてあまりに未完成な醜態をさらす映画の中の警察には、正直観ていて辟易してきた。 ただし、まだまだ経験値の乏しい“途上中”の国の中で起こった事件に対して、その対応に追われた警察の実態はまさにこのようなものだったのだろうと思えた。 そして、実際問題右も左も分からぬままで、文字通り命をかけて解決に臨んだ熱さには、作り物ではない感動を覚えた。 社会と組織がもっと成熟していれば、幾人かの命が消えることも無かったかもしれない。 でもいつの世であっても、“今”を生きる者は、そういう“命”の犠牲の上に立っているものだろうと思う。 【鉄腕麗人】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-10-12 14:51:25) |
143.いったい何を描きたかったのか、さっぱりわからない映画。 本作では連合赤軍側の描写はいっさい描かれておらず、警察側のみに視点を当てている。 2時間ちょっとの映画で両方描くこと自体無理なのだが、それにしたって、 事件の解決に当たった警察側の凄絶な奮闘ぶりを描きたかったのか、 そこに携わった警察官の家族の苦労を描きたかったのか、まるで見えてこない。 とにかくすべてが中途半端であるばかりか、おちゃらけたシーンがやたら出てくるので、 緊張感さえ感じることができなかった。 この映画より、今まで放映されたドキュメント番組の方が数倍いいと思う。 【MAHITO】さん [地上波(邦画)] 2点(2011-08-13 07:41:09) |
142.《ネタバレ》 これは、警察側が浅間山荘の時 いかに機能していなかったかを見せる映画なんでしょうか? そうだろうと思って見ていたら、ラストの人質無事救出の場面で感動を煽るような演出はしてるし よくわかりません。 あれは、「人質が救出されたのは、警察のお手柄ではなく、犯人がただ人質をほっておいただけ」という見せ方のほうがよかったと思う。 【紫電】さん [DVD(邦画)] 3点(2011-02-26 22:33:10) |
141.当時を知っているものには、説明不足部分も埋められ、それなりに観られるが、それでも、それだけなのでこの点数。事件を知らない世代には、たいした映画とは思われないのではないか。 【ダルコダヒルコ】さん [地上波(邦画)] 4点(2010-05-05 16:22:21) |
140.《ネタバレ》 こういう事件や事故を扱った映画は何が起こったのか、その背景に何があったのか。私のように当時を知らない世代の人にはそういう描写が必要なのであって現場の混乱や衝突に興味はない。それを描くのであれば別のテーマでも良いわけで、わざわざ縛りを設けて押し付ける必要はない。 【いっちぃ】さん [地上波(邦画)] 3点(2010-03-22 22:43:32) |
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139.全体的に中途半端という印象。 重厚なストーリーかと思えば軽い部分もあるし、おちゃらけてるかといえば、そういうわけではなく。 扱ってるテーマがテーマなので、もっとどっちかに偏った方が観てる方も引き込まれると思う。演じてる役者も、どっちに傾けばいいのかわからん感じで演じてるように見えた。 それにしても、長野県警の扱いはフィクションとはいえ、可哀想w 事実であったにせよ、事実じゃないにしろ一番踏んだり蹴ったりでしたね。 あと、藤田まこと演じるお偉いさんは、なんか良いこと言ってるように見せかけて、いい加減極まりない。適当な人間が意図的に「ふだん、適当に見せかけて俺実は考えてんねん」的な人物像を作ったような感じがしてひどく嫌悪感を感じた。 あーいう人間が上に居ると下はたまったもんじゃない。つべこべ言わず、てめーが動けって気分にさせてくれたし、 長野県警にも、出来ないくせにしゃしゃり出てくるな!ピンチになったらこっちへ放り投げるくせに!という現実社会で味あわされる気分を思い起こしてくれた。 狙った皮肉なのだろうが、見てて良い気分にはならない。 そこをえぐるならきっちり消化させてくれって感じだ。 【バニーボーイ】さん [DVD(邦画)] 5点(2009-07-04 22:26:21) |
138.お腹がよじ切れるようなおもしろさ! 「解決に向け一丸となって」というよく聞かれるフレーズがいかに現実ばなれしたものか、ひしひしと伝わってきます。世の中をダメにしていくのはこうした奇麗事や理想をわめきちらす人々で、世の中をなんとか維持してるのは、彼らの下で不条理な戦いを強いられている人たちですね。あちこちにそうした風景への風刺やギャグをちりばめて抱腹絶倒の喜劇に仕上がっています。もちろん長野県警の役回りはちょっと気の毒ですけど・・・。 【きのう来た人】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-02-08 06:14:43) |
137.面白かったです。人間が大勢あつまって仕事をすると、こんな感じになりますよね。警察なら、なおさらでしょう。すごくリアリティがありました。現場仕事をしていた頃のことを思い出します。身につまされる映画で、見ていて疲れましたが、満足感がありました。役所広司は、やっぱりうまいですね。 【コウモリ】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-09-30 23:28:14) |
136.《ネタバレ》 やや露骨な感じもしたが、役所広司の佐々氏ぶりがよかった。犯人側の心理を描写せず、警察側だけに集中したのもよい。それにしても、あんな問題噴出の中、よく無事に救出できたものです。 【mohno】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2008-09-15 23:22:46) |
135.実話ものというわけですが、映像も良くも悪くも実話的で、緊迫感はあるが迫力にいまいちかける。だったら、もうちょっと細部までかいて欲しかった。犯人側の動機も説明不足であっさりしすぎてる。これだったらドキュメントのが面白いのではないかと。 【すべから】さん [ビデオ(邦画)] 4点(2008-06-30 17:11:11) |
134.《ネタバレ》 「連合赤軍の前に戦わなければならない相手がいる」それは、田舎警察であり、上層部であり、マスコミであり、世論であり、そして、恐らくは自分自身。日本一有名な「あさま山荘事件」における警察のすったもんだを描いたこの作品、意外と評価が低いようだが、日本でもこういうタイプの映画が作られるようになったということを素直に喜びたい。連合赤軍の内情については一切描かないという思い切った脚本も素晴らしい(赤軍については若松監督の『実録・連合赤軍』等を観れば良い)。役所広司はじめ、キャスティングも巧い。「人事を尽くし、天命を待て!」 【フライボーイ】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-06-29 06:55:16) |
133.グダグダですね。これで人質が助かったのは奇跡に近いですよ。 【Yoshi】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2008-04-30 00:33:13) |
132.事件を知っていることが前提?犯人側の行動がほとんど描かれておらず、警察内部のごたごたを延々と見せられて正直退屈した。ただ、全体として豪華なキャストと重厚な作りは評価できる。 【mhiro】さん [ビデオ(邦画)] 5点(2008-04-04 10:24:35) |
131.ヌルく牧歌的なシーンと緊迫感を持たせるシーンのバランスが絶妙で、中途半端な感情移入やお涙頂戴にならない所が好感。ドロドロしたどうでもいい派閥抗争やダンドリの悪いグダグダな突入シーンも、面白く観させる手管は見事。 当時は、母が胎教代わりにこの報道を観ていたらしい。そうか。私が中途半端に社会派好きな理由は、この胎教が原因なのかも? 【aksweet】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-02-13 22:55:29) |
130.狙いはわかるものの、こういった事件を扱うのに一方しか描かないのは如何なものか。 観客がこの事件を知っていることが前提になっている。 【カラバ侯爵】さん [DVD(邦画)] 2点(2007-11-20 15:30:21) |