120.《ネタバレ》 やっぱりやっぱり一番に衝撃的だった場面は、冒頭の船上パーティーでの大殺戮!大残虐人体切断場面です。
これは怖いというよりも、ちょっと残酷でしたね。今まで楽しそうに談笑し、上品に踊っていた人たちに急に死が訪れるのですから。何が起きたかも分からず、自分の死を受け入れられないようで、、、あの状態で助かろうとしている様子は残酷絵図そのものです。
もし”スプラッター好き”な人で、この作品を未だ観ていない人は、この場面だけを見て気を引き締められるのも良いでしょう。
不謹慎な言い方でしたが、やはりそれだけショッキングな場面が無いと、ホラーとしてなかなか自立しません。
ある意味では名場面というか、ホラー界で「伝説」として語り継がれるに相応しい場面かもしれませんぜ。
それにしても「幽霊船のホラー」はやっぱりファンタジー色が強くなっちゃいますね。
廃船に少女の幻影を見るというシチュエーションは素晴らしいです。
まさにファンタジー好きにはたまりません!
しかし全体的に弱いというか、、、(生意気を言ってすみませんね!)「いつか2度目も見たいか?」と問われれば、「もう見なくても良いかな」と、自分の中で答えが返ってきてしまうくらいにこの作品は全体的に弱い印象です。
「シャイニング」「タイタニック」「ターミネーター2」らしき部分も少々見受けられます。
船長さんや女歌手の幽霊が「シャイニング」っぽかったかもしれません。
「シャイニング」っぽいといえば、冒頭の回顧場面のちょっとレトロな雰囲気です。
レトロでロマンチックでなかなか良いです。
スタッフロールや作品タイトルのロゴとか、なかなかレトロな雰囲気に凝っていて、幽霊船ホラーに合っていました。
最後の幽霊船が海に沈んでゆく場面では、オーロラが降り注ぐファンタジックな情景で、沢山の魂が天に昇ってゆく様は、幻想的というしかありません。
まるでFF-Xのユ●ナちゃんによる異界送りみたいです。