1.コミカルな主人公と美女のラブコメと、エロ無しバイオレンス無しの痛快アクションが楽しめる映画です。のそのそとセイウチのように転げ回る太っちょおじさんが、ピョンピョン跳ね回る悪党一味をショッピングモール内の商品を使って手を替え品を替え撃退していく様が面白いです。数々の伏線の仕込みも良かった。 構図・カメラワーク・編集など見せる事を考えて非常に丁寧に作られており、役者の演技も相まって前半ドラマ部分から退屈せず見入ってしまった。(この辺、雰囲気やその場のノリ、勢いだけで片手間に作られる邦画とは大違い) 後半の『ダイ・ハード』部分は格闘・爆発・カーチェイスといった定番要素も有り。 蛇足ですが、オープニングが『コン・エアー』の曲のパロディでした。