5.艶笑喜劇の国、イタリア映画らしい、基本的に女の強さやしたたかさと
それに振り回される男のお話を8話詰め合わせた軽~いコメディ・パックといったところでしょうか。
4人の女優がそれぞれ2話ずつ登場する8話からなるオムニバスです。
エロティックというほどの作品でもなく、あえてそれらしいのはシルヴィア・クリステルの第1話くらいです。
ルイジ・ザンパという監督はなじみが無いのですが、
なぜか脚本には名だたる名監督達の作品の脚本を手がけてきたトニーノ・グエッラの名が。
グエッラさんにとっても息抜き的な作品だったのかもしれません。
4人の女優の中でも、パワフルなコメディエンヌぶりを存分に見せてくれたモニカ・ヴィッティの2話が面白い。
特にロベルト・ベニーニとしゃべくり合戦を繰り広げるお話が一番笑ったかな。
最後のラウラ・アントネッリのお話も面白かったです。軽く笑えて暇つぶしにはちょうどいい映画です。