31.《ネタバレ》 よくあるシチュエーションスリラー。閉鎖空間サスペンス。範囲が狭いと動きや展開が限定されるため退屈に感じちゃうこともあるのですが、この作品は面白かったです。 全人類の約半数が感染?っていう謎の終末感は個人的には蛇足な味付けでした。 急にSF。急にザ・フィクションって感じになってしまいまして。 当事者の気持ちで映画の世界に浸っていたところ、急にはじきだされた感じがします。『いや、これ作りもののお話だから。フィクションだから。マジになってんじゃないよ。』って、リアルな雰囲気をぶち壊されたような気持ちになりました。 ただ、この設定がエンターテイメント性を強くするのに一役買っているのも確か。 『しょせん入社試験』だったのが『命や人生に関わる試験』へとその意味を変えていきます。 ある者は自分のパートナーを救うため。ある者は病に冒された自分自身を救うため。文字通り命がけでこの入社試験に臨んでいるわけです。 登場人物はみな個性的。ホワイトにしろブラックにしろブラウンにしろ、ちょっと暴力的かつサディスティックな人間が多いのは気になるところではあります。 ラストのオチは一休さんかと思いました。さんざんもったいつけといてそれかー。なんか答え教えてもらってもスッキリするようなカタルシスはないですね。第一、このオチであればメガネ+ガラスで見える文字のトリックは不要でしょ。 オチはともかく、緊張感の作り方はうまく、攻守交替していく展開はスリリングで見応えがあります。 状況次第で誰しもが加害者にも被害者にもなりうる。これぞシチュエーションスリラーの醍醐味です。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 7点(2020-07-14 07:57:55) |
★30.《ネタバレ》 ソリッド・シチュエーソンもの映画としてはその低予算とシンプルなプロットはかなりハイレベルでございました。題材を採用試験にしたことはアイデアとしては抜群だと思いますが、現実に企業の人員採用に携わったことのある人なら、ちょっと違和感を覚えることもあるでしょう。実際に日本の企業でも、さすがに「白紙の問題用紙」なんて極端なケースはなかったですけど、それに近い意表を突く課題で入社試験を行った会社を知っています。でもどちらかというと日本の場合は企業より学生の方が突飛なことをしたという話が多く、面接でマヨネーズを一本丸ごと飲み干すという芸(?)を披露してソニーに採用されたという都市伝説まがいの話がバブル期にはありましたよね。 まあそういう実体験もあり、この映画での試験問題の出し方とその答えというかオチに関してはさほどサプライズはなかったですね。そもそも途中で退室させられるフランス語を話す試験番号1番が怪しすぎ、絶対に後半でまた絡んでくるということは、誰でも読めるでしょう。候補者のうち六人が警戒しながらも協力というか共同作業してゆくという展開は。この手の映画のお約束ですけど映画自体の出来・不出来を左右する大事なところです。その点では本作は緊迫感を持続させる巧みな脚本です。だって他のソリッド・シチュエーソン映画と違って命がかかっているわけではなく、失格したら何事もなく退室できるというかなり緩い状況でこれだけ緊迫感を出せたんだから、大したものです。そしてラストがなんか明るく希望を感じさせてくれるのが同ジャンルの映画とは決定的に違うところでしょう。 観て損はないと私は思います。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-05-16 23:37:27) (良:1票) |
29.《ネタバレ》 SAW系の作品では、かなり優秀な部類。 入社試験という設定も良い、どんでん返しのラストもまずまず。 怪しい人物がそのままって感じは少し残念。 【バッジョ】さん [DVD(字幕)] 7点(2018-06-09 20:41:39) |
28.シチュエーションスリラーの一種。こーゆうのって、命をかけるからドキドキすのであって、会社の入社試験ってのはイマイチゆるいってゆーか、結局、脱落しても、試験に落ちてトボトボ家に帰るだけだから、緊迫感は薄い。雰囲気がいいのと、先が知りたいので、退屈はしないが、面白さは普通かな 【なにわ君】さん [DVD(字幕)] 5点(2015-07-05 10:13:22) |
27.《ネタバレ》 じっとしてろよ じっとさ 日本人だったら あんな勝手に動きまわらんですよな やっぱ英国人は違うな じっとしとらんですよな 好き勝手に動いてくれちゃってからにまあ 私語厳禁 放尿厳禁 スプリンクラー厳禁! 【3737】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-06-15 21:15:58) |
26.いわゆるソリッドシチュエーションなわけですが、キューブ、ソウは別格としてそれを除けば、まあいい出来の部類に入るんじゃないかと思います。オチも許せるレベルですが、最後にいろんな要素がバシッとつながる爽快感はさすがにありません。このタイプの映画は予告で盛り上げるだけ盛り上げといて実際に観るとイマイチっていうのがもうパターンですからね。配給側も意図的にやってますし。まあこんなもんでしょう。 【ばかぽん】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-03-09 01:57:06) |
25.《ネタバレ》 何があるかまったく読めないため早く先が知りたい衝動に駆られました。 良かった点はそれだけです。 内容はイマイチ。 まず、ライトやスプリンクラーがどうだとか話の展開が強引すぎたように思います。 そして肝心のオチがショボすぎたのが致命的。 イチャモン的に言えば、この試験に挑んだ人たちは勝ち残った人材のはずなのに全く優秀に見えません。 80分くらい大人しくしていられないのか!? 【午の若丸】さん [DVD(字幕)] 4点(2013-12-02 00:29:46) |
24.《ネタバレ》 面白かった。 オチの大どんでん返しも、多分そうだろうと思いながらも、感心。 ただ、シチュエーションとして、採用試験ってのと逃げれる環境、ってのが緊迫感を削いでいる。 面白かったのだがその部分が、ポイントを下げてる。惜しいな。 【kontiki】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-09-01 22:43:26) |
23.《ネタバレ》 試験の質問を手探りで探していく課程や、受験者の人間性が露呈していく展開はなかなか見応えがありました。社会背景や状況設定をブラインドにしたのも上手いやり方。受験者同様、観客も物語の行方を掴むのに必死で、緊張感を失う事なく最後まで観られました。結末は完全に自分の想定外。とんちか?!と突っ込みたい気も無い訳ではありませんが、不思議と腹は立ちません。あの質問文を読み取れる程の“注意力”と“忍耐力”が合格者には必要だったという事なのでしょう。それに安易に人を蹴落とさない“人間性”も。じゃなきゃ、こんな回りくどい遣り方じゃなく、1万ピースのジグソウパズル作成でも良かった訳ですし。 【目隠シスト】さん [DVD(吹替)] 6点(2013-01-13 22:29:01) |
22.優秀な人物が集まっている割に、解決の仕方がスマートでないのが気になる。 私はこの類の映画をいつも期待を高くして見てしまうので、今回4点を付けたが、全然期待しないで見たらひょっとしたらひょっとする。 【SAKURA】さん [DVD(字幕)] 4点(2012-06-23 22:53:29) |
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21.《ネタバレ》 とある試験会場の一室、男女8人(+警備員1人)、合格する為になにをすればいいのか?…とあらすじを聞けば分かるとおり、最近よく見る密室サスペンス系の映画です。合格する為に問題の答えを一緒に協力して探す反面、裏切りの機会も狙っている状況は緊迫感があって良かったです。ただ一番緊迫していたのはあの警備員さんだったかもしれないですね…。 【nyaramero】さん [DVD(邦画)] 6点(2012-05-08 10:53:35) |
【ベルガー】さん [DVD(字幕)] 3点(2011-12-06 23:46:28) |
19.《ネタバレ》 低予算映画にしては楽しめました。 この映画のタイトルどおりにそこにヒントがっ。途中でどういう人が合格するかどうかというつぶやきも。 これは人間の先入観や疑いの思考について実に無駄な争いを生んでいると言っている気がする。 頭が良くてもそれを素直には受け取れない理由は考えだ。こんなはずはないとか、こんな訳はないとか。 それを教訓としてそうだね。 まあ、規模は小さいが、そこそこ楽しめます。 【森のpoohさん】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-12-01 10:11:53) |
18.《ネタバレ》 先行するシチュエーション・スリラー作品群とは似て非なるもの。採用試験を舞台にして、しかも最初っから本性丸出し、ってのは新鮮ですね。 ただ、俳優さんたちの演技はどんなもんでしょうかね?俳優さんたちがイマイチ乗ってないような気もしますし。 まぁ描ききれてない部分は、観るものが特別に注意しないとね。 【タコ太(ぺいぺい)】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-10-24 01:05:36) |
17.《ネタバレ》 わかんねーよ!ズルいよアレはw この手のものは一歩間違えるとバラエティ番組だが、そのへんはうまくハラハラ感はあったと思う。とはいえ途中あの何番だっけ?偉そうな白人がムカついていく映画にシフトした感じだが。それにしても徐々に明かされてく、全く様子のわからない「外」の設定がキモで、普通の地球じゃないのね。ウィルスによって荒廃してるんだっけ。であの薬があれば、そりゃもう億万長者ウッハウハですな。 【まるにゃ~ん】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-09-29 02:20:25) |
16.CUBEなどの密室系映画だが、解決策部分に重点を置いてる映画。このような映画に必ず出てくる暴力裏切り系男を抑え目にしたのがいい。疑問に思ったのが、腕利きギャンブラーや心理学者などIQ高いエリート面子が揃ってるんだから協力しなくても一人一人解答できる気がする。メガネをどう奪いとるかががネックですが。 【カップリ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-09-05 16:43:16) |
15.《ネタバレ》 設定だけは面白い。だけどそれを使ったやりとり、試験の答えなど、肝心な部分が面白いとは思えなかった。 【虎王】さん [DVD(吹替)] 4点(2011-09-03 11:26:40) |
14.《ネタバレ》 「質問は1つ、回答は1つ」。試験用紙の裏側に、あの文字が見えたとき。「おお、そうか。試験用紙に「1」と書いて提出すればよい」、と思ったワタシは、IQサプリをよく見てたモノです。そんなアホみたいなオチじゃなくて良かった。しかし、そもそも文字を書いた時点で自ら損じたコトになりそうなのに、試験用紙の横に鉛筆とか置いておくなよなあ。もやっとボールをいくつか放り投げたい。 【なたね】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-06-18 16:22:32) |
13.《ネタバレ》 『CUBE』『SAW』などを思い出すし、『12人の怒れる男』も思い出す。けれど、そんなに二番煎じぽく感じない。早々から大きな突っ込みどころが出てくる(「・・・かもしれない」レベルでライトを全て割って消すというのは、ライトが必要だった場合に後戻り不可能でアウトだし)けれど、そこらへんの強引さは「テンポよく進める為に」と観るこちらも割り切れた。自分の答案用紙を燃やした女性については、ふつうなら「これ、誰のよ?」と一応確認しそうなものだけど、まぁいいです。もともと、ほとんど期待していなかったせいか、あまーく観ることが出来たんでしょうか。紙ナイフのシーンなどはあるものの、それほどグロやバイオレンスで見せようとしていないところにも好感を持ちました。で、僕はなによりもこの映画の終わり方が好きでした。トリックで唸らせるのも好きだけど、僕の場合、それよりも人間味の方で余韻を味わえる方が好みに合っているんだなと思います。理屈だけで観ちゃうと「銃使わなくても殺し合いは可能やし、そうなってたら・・・」とか考えて冷めちゃいそうですが、善い行いをしようと思う人間が、善いことの為に手を取り合う瞬間をもって締めくくってくれたのは、映画全体の印象を持ち上げたなと思います。もっと練り込んでリメイクされて欲しい作品です。 【だみお】さん [DVD(吹替)] 7点(2011-03-23 00:29:08) |
12.《ネタバレ》 面白くないわけではないが、ちょっと無理のある展開。【ネタバレ注意】現代の話じゃないとわかった時点で、前提条件は発散してしまうが、“採用”試験で人を殺してまで合格しようとするだろうか。状況によっては本当に死人が出ていたわけで、それが許されるというのは疑問だ。ところでライトを破損して非常灯を点けるという仕組みは一般的なのだろうか。ライトを消す前にやることは色々あったと思うのだが。 【mohno】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-03-09 18:43:55) |