46.《ネタバレ》 スカヨハは頑張った【6点】 光学迷彩はアニメより当然リアルで肉感的で良いと思うよ。アニメの描写は元々イマイチ好きになれな かったので(アレが好きな人には申し訳ない)私には悪くないと思えた。でも今となっては少し陳腐 に見える。 ビートたけしは不要。台詞聞き取れないしこの映画のカラーに必要なのか疑問で彼が出てると急にただ のヤクザにしか見えないのがマイナスだし、銃殺シーンも結構もたついててあれ以上無理だったのだろ うなと思いました。 ラスト付近の多脚戦車はよく頑張ったと思う。 CGを駆使した戦闘場面も美しくはあったけど迫力には欠ける。 ストーリーを含めて全般的にな残念な評価にならざるを得ないがスカヨハは頑張った。 |
★45.《ネタバレ》 原作は未読なんですけど、これは明らかに押井版アニメ・第一作の実写バージョンというのが正解ですね。草薙素子をスカヨハが演じるというのはある意味サプライズでしたが、ハリウッド製作なんでしょうがないし、彼女の肉襦袢ヌード(?)を堪能できたのでお得感はあります。ファーストショットから序盤の展開はもろ押井版の実写化という感じ、舞台となる無国籍風都市の造りこみはお決まりの『ブレードランナー』風でなんか能がないんですけど拘りは伝わります。スカヨハ以外の荒巻やバトーのキャラは原作にかなり寄せてますけど、やはり問題はたけしの起用でしょう。たけしだけが喋る日本語がなぜか全員に通じているのがヘンを通り越してシュールな領域に達していますし、日本人向けに日本語字幕を付けて欲しいほどの相変わらずの滑舌の悪さです。荒巻の髪形もなんかヘンですけど、原作の荒巻のお茶の水博士スタイルの髪形にしちゃうと『ひょうきん族』なんかで演じていたマッド・サイエンティストの再現になってしまうので、たけし本人からNGが出た結果なのかもしれませんね(笑)。 賛否が分かれるオリジナルの実存的テーマの追及はエンタティメントにはならないと判断されたのか、スカヨハと『ブレードランナー』的なブラック企業との闘いと自分探しの苦悩という判りやすそうな方向に流れてしまったのは止むを得ないのかな。単なるハッピーエンドに終わってしまったところは、『攻殻機動隊』の持つ世界観とはかけ離れてしまった感じがして残念です。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-11-28 21:41:06) |
44.《ネタバレ》 昔プレイステーションで、この映画でも出てきたスパイダータンクを操るゲームがあったのですが、私がこの映画(アニメ?)について知っている知識はそれくらいです。ゲーム自体は面白かったのですが、はっきり言ってストーリーの方はまったく記憶にありません。 これを見て、タイトルの意味がようやくわかりました。殻(シェル)の中に魂(ゴースト)が宿るという話なのですね。機械が人の心を持つ、というテーマは最近ではけっこうよく見るものですね。『A.I』『アンドリューNDR114』、すでに機械が人の心を持つのが当たり前になっている『トランスフォーマー』などもそうでしょうか。そういう意味では珍しくはないテーマです。 ストーリーよりも、世界観や映像美に見せられる映画ですね。ネオンとライトが混じり合う煌びやかながらも混沌とした街並みや、芸者ロボットを倒すシーンなど見せ場がたくさんあって退屈はしません。私はスマホでの鑑賞でしたが、例えば3Dメガネやプロジェクター、VRなどで鑑賞するとさらにダイナミックに楽しめるんでしょうね。そっちで観れば良かった(泣) あと、やはり異質に感じてしまったのが北野武さんによるオール日本語の台詞。単純に「何故??」という疑問。私は知りませんが作中にそういうキャラがいるんですか?同じく日本人で出演してる桃井かおりさんは英語だったのに。なんか北野さんにだけ「日本語でも良いですよ」的な忖度が働いたのかと邪推してしまった。キャラは立っていて世界観ともマッチしていたのに、そんな風に思わせてしまう点がもったいない。私が変なことを気にしすぎなのでしょうか。う~~ん。 【TANTO】さん [インターネット(字幕)] 6点(2021-10-14 17:30:55) |
43.《ネタバレ》 そこはかとない敷居の高さを察知し、原作漫画もアニメ映画も未見です。最近本サイトで作品登録が必要なマイナー映画ばかり観ていたため、たまにはメジャーな映画も観ようと本作を選んだ次第。ド迫力ボディスーツの少佐がデザインされた劇場ポスターは承知しておりましたので、スカヨハの恵体(こんな熟語を書いたらダメだな)を拝めれば御の字くらいのつもりでしたが、なかなかどうして、面白いじゃないですか!未来の世界観の構築は見事ですし、『甲殻機動隊』の代名詞ともいえる『迷彩』表現も素晴らしいです。視覚効果で、ある程度の満足感を得られるのは大作SF映画の強みであります。タイトルでありテーマでもある『ゴースト(魂)とシェル(魂の器)』については、難解な哲学思想(きっとこれが敷居の正体なり)に踏み込まず、主人公のルーツ探で帰結しているため、私のような物知らずでも安心して楽しめる仕様でした。とはいえ、逆に言うなら浅瀬で遊んでいるようなもの。原作世界が持つ奥深さを味わうためには、原作漫画なりアニメ映画の鑑賞が必須なのでしょうが、本作が甲殻ワールドの入り口として機能している作品かどうかは分かりかねます。それにしても北野武は、自身が監督出演する映画以外では全く輝きませんね。魔訶不思議。 【目隠シスト】さん [インターネット(吹替)] 7点(2020-08-25 19:48:36) |
42.アニメ映画の「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」と、その続編である「イノセンス」は“一応”観ている。が、しかし、押井守監督が生み出したアニメーションの独特の質感と、鬱々とした世界観が、個人的にどうにも肌に合わず、面白いとは言い難かった。 人間と、電脳、アンドロイド、サイボーグが混在する近未来の混沌を描き出すにあたり、描き出されるテーマがどんどんと陰鬱に、インサイドの更にインサイドへと突き進んいくストーリーの構図が、精巧に感じる反面、酷く“ひとりよがり”にも感じてしまったことが、拒否感の最たる要因だったと思う。 そんなわけで、満を持してのハリウッド映画化の報を知っても、特段興味はそそられず、本来東洋人設定であるはずのヒロインにスカーレット・ヨハンソンを配したキャスティングにも安直さしか感じなかった。 “ビートたけし”の主要キャスト起用にも、キアヌ・リーヴス主演の往年のトンデモSF映画「JM」を彷彿とさせるばかりで、観る前から“やっちまった感”を覚えた。 だがしかし、だ。そうやってハードルを下げきって実際に観てみたならば、いやいやどうして、フツーに面白かった。映画とは、本当に厄介な娯楽である。 少なくとも、アニメ映画「攻殻機動隊」の非ファンとしては、想像以上に面白かったと言える。 考えてみれば、これだけ世界的なファンと非ファンを持つ作品の映画化にあたっては、どれだけ完成度を上げて仕上げたところで、どこかしらの角度からの「否定」は避けられないわけで。 そんな火中の栗を拾うようなプロジェクトに無謀に、いや果敢に挑み、統一された価値観で纏め上げて見せていることには、今作の製作陣のプライドを感じた。 当然ながら原作のファンなのであろうスタッフ陣が、原作はもとより「日本文化」そのものに対してのリスペクトをしっかりと掲げて映画の世界観を構築してくれていることも、この国の映画ファンとして意気に感じる。 また、懸念材料だったキャスティングも、強引ではあるが辻褄は合っているストーリー設定で整合性を保っているし、想像以上に主要キャラクターだったビートたけしと、桃井かおりの存在感が光っていたことも誇らしかった。 今一度、アニメ版「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」を見直してみようと思う。 【鉄腕麗人】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-08-12 00:20:01) |
41.《ネタバレ》 ところどころアニメのシーンを織り交ぜながら分かりやすく再構成した点は評価できます。が、実写向けの世界観ではなくアニメだから表現できる作品なのでしょう。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2018-07-29 11:59:34) |
【センブリーヌ】さん [インターネット(字幕)] 5点(2018-07-02 00:01:35) |
39.特に目新しい表現もなく、たけしのセリフは聞き取れないし、見どころはスカヨハの美しさだけだな。 【おとばん】さん [インターネット(字幕)] 5点(2018-06-03 18:58:07) |
38.《ネタバレ》 サイバーパンクSFの金字塔として有名な日本のアニメをハリウッドがリメイク。主人公は今を時めく人気女優スカーレット・ヨハンソン、日本からは北野武、桃井かおりの両氏が参加しております。もともとの押井守版アニメは正直、あまり好きではなかったのですが、いろいろと話題になっていたので今回鑑賞してみました。結果は…、やっぱりあんまり好きではなかったです(笑)。観終わった後に誰かと何がしかの議論を交わしたくなる深いテーマ性(のちのエヴァシリーズにも通じる?)は確かに一見の価値はあると思うのですが、僕はさっぱり嵌まりませんでした。あと、何故か日本語しか喋らないたけしのキャスティングも違和感しか感じられなかったですし。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 5点(2018-05-26 21:25:31) |
37.ジャポニズム満載の中に中華テイスト。スカーレット・ヨハンソンは大奮闘なんだけど、どうにもB級テイストが悲しい。原作は知らないけど、ストーリー的にはマトリックスぽい。たけしさんと桃井さんは強引にぶち込んだ印象あり。演出がちょっと独りよがりのどや感もあるし、知らない人にはストーリーも入りづらい。あまり評価できない惜しい作品。 【タッチッチ】さん [DVD(字幕)] 5点(2018-05-04 15:26:46) |
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36.《ネタバレ》 悪くはないんだけど何かが物足りない作品。たけしのセリフがまあ聞きづらい。あとホログラムだらけの街は住みづらそうだな。 【ぷるとっぷ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-03-21 12:17:28) |
35.簡単に感想を言うと、「それなり」。ちょっと太めのスカヨハとか汚すぎの街の景観とか、何言ってるかよくわかんない北野たけしとか、マイナス要素が多すぎました。どうしても実写版ってアニメ版と比べちゃうとやっぱかないませんね。 【木村一号】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2018-02-17 23:13:15) |
34.アニメなど他のメディアの物は全く見たことがない状態で鑑賞しました。細かい理屈は難しくて良く分からないところもありましたが、そういう所も何だかカッコよく感じたし、画面も綺麗だし、面白かったです。でも、皆さんのレビューなど拝見するとアニメのほうが良かったとのこと。今度、アニメ版も絶対観てみます 【ぽじっこ】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2018-02-17 17:23:34) |
33.《ネタバレ》 原作やアニメにあるエピソードやアクションのモザイクですが「攻殻」を知る者には物足りない出来栄えでした。 全身義体化技術が人体実験のレベルで草薙素子の出自を遡ることに重点が置かれてます。そのため、義体や電脳が持つ可能性への突っ込みが浅く、原作が提示している「攻殻」らしい面白さを放棄している印象を持ちました。お話の出発点が低空なのです。本作で初めて「攻殻」に接する人も多いから仕方が無かったのでしょうが、私のような信奉者wには消化不良が残りました。このストーリーでは決め台詞の「ゴーストが囁くのよ」の出番はありませんな。 光学迷彩を使うたびに、ヨハンソンのマネキンヌード(太め!)を見せられるのが苦痛でした。原作やアニメに準ずるなら脱ぐ必要は無いのにね。それと舞台になっている都市の景観が下品で好きになれなかった。 以下、信奉者の余談。士郎正宗が「攻殻」を描いたのは30年ほど昔の1990年頃。リアルのIT技術が怒涛の進歩を見せた30年だったと思いますが、それでも未だに色褪せない原作の先見性に改めて感心します。体の一部を機械化するサイボーグは「009」の頃からありましたが、脳の一部を機械化(=電脳化)してネットワークに繋いだことが本タイトルの独創性。ほとんどの人がインターネットを知らなかった時代です。そこを出発点に「ゴースト(=自我・自意識・魂)」の在り方への問いかけや人類進化までを扱うスケールの大きさは、日本アニメの才人たちが懸命に咀嚼し表現しています。そのアニメもおススメですが、未読の方はぜひ原作をお読みいただきたい。2回以上読まないと理解が追い付かないことを保証します(笑)。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2018-02-14 03:04:10) |
32.《ネタバレ》 たけしだけ日本語ってのがどうも気になる 【osamurai】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2018-02-10 03:52:00) |
31.《ネタバレ》 草薙素子がアニメでは細身でスレンダーなのだが、実写の女優 (スカーレット・ヨハンソン)は太目なのがちょっと… 荒巻課長役をビートたけし。アニメと違い銃をぶっぱなし、 暴力的。監督がたけしの映画のファンだったと思われる (^^; 街並みがビルよりも高い芸者のホログラムがあちこちに投影 されており、ちょっとやり過ぎ、気持ち悪い。 吹き替え版をWOWOWで見たが、声優陣はアニメ版と同じなのは◎ いっそたけしも声優であてた方が良かった。 CGを駆使して画像的には頑張っているのが判るが、 肝心のストーリーが今一良く分からないな… これはアニメ版の方が良かったな。 【ahiru3】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2018-02-05 21:28:07) |
30.《ネタバレ》 押井版の主人公・素子が「ホンモノかニセモノかなんて大した問題ではない。そこに思考する意思・魂が存在することこそが真理なのだ」というデカルト的な結論に至ったのに対して、当実写版の主人公・ミラは本来の自分は何者だったのかという点に最後までこだわり続けます。彼女は新たな電脳生命体への進化どころか、人間へ戻ろうと必死なのです。これでは押井版において観客の知的好奇心をくすぐっていた要素がほぼ切り捨てられた状態だと言えるし、そもそもこの内容では「抜け殻(シェル)に魂(ゴースト)は宿るのか」というタイトルが意味を為していません。本作に対する悪評って、こうした浅さに対する違和感なんだと思います。 ただし、この改変への評価はなかなか難しくもあります。当実写化企画が成立する前に、同じく押井版の影響下にあってデカルト的な実存主義を娯楽アクションに落とし込むという企画で大成功を収めた怪物『マトリックス』が存在しています。同じ母を持つ兄とも言える『マトリックス』の存在こそが、当企画に課せられた重大な制約条件だったのです。そして当の『マトリックス』自身も続編で行き詰ったことからも分かる通り、この分野は『マトリックス』第一作がほぼやりきっており、これ以上のものはおそらく出てこない。さらには、主演のスカヨハは『LUCY』で電脳生命体の進化論をやっちゃってるし、ならば全然違う方向へ走るというのも、一つの有効な打ち手だったと言えます。私は、本作の監督・脚本家の判断はあながち間違ってはいなかったと思います。 実際、ミラの自分探しと、その隠蔽を図る大企業との対決という単純な図式にまで落とし込まれた後半パートは娯楽映画としてちゃんと面白くなっているし、ミラの正体は日本人・素子でしたというオチには意外性があったと同時に、原産国・日本や押井版への敬意も感じました。桃井かおり演じる母親が、ミラという器に代わってもその内部に存在する娘・素子の魂を感じ続けているというドラマも感動的であり、これはこれでありではないでしょうか。 【ザ・チャンバラ】さん [インターネット(吹替)] 6点(2018-01-27 02:28:19) (良:1票) |
29.《ネタバレ》 序盤は映像もCGも古臭く駄目映画臭がすごかったですが、バーに潜入後からは緊張感と雰囲気がでてきていい感じに盛り上がって良かったです。バトーの目や主人公が外人などの違和感を逆手にとり後から違和感を回収していくストーリー展開は◎ キチンと原作(押井守版)をリスペクトしていて日本人俳優を使ってる点も好感がもてました。 この映画の前に見たセルフレスという映画が偶然にもこちらと似てる部分が多かったのですが、そちらの方がイマイチだったこともありこちらは結構面白く楽しめました。 【映画大好きっ子】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2018-01-21 19:53:42) |
28.《ネタバレ》 押井さんの作品を観てから、もう20数年。あれから映画をたくさん観て、自分の鑑賞能力が高まったのか、やっとストーリーが分かった。もう一回、押井さんの方を観てみよっと。 【トント】さん [DVD(字幕)] 7点(2017-11-09 22:13:59) |
27.アニメよりは分かりやすい設定、ストーリーだったが、明らかにアニメよりダメな作品ではあったのは確か。意味不明といってアニメもあまりいい評価してなかったけど、分かりやすい分安っぽい設定て感情移入できない。 そして世界のKITANOが出てるとは・・・しかも活舌悪いし思いっきりコテコテのCGの世界観に水を差した 【ラスウェル】さん [ブルーレイ(字幕)] 2点(2017-10-08 01:16:50) |