2.ジーン・ハーロウ、この映画で初めて知りました。モンロー以前にすでにハリウッドにはお色気路線女優がいたのですね。それも一世を風靡したのだとか。知らなかったなあ。
まず、この映画の雰囲気に古さを感じ、ああ30年代の空気を良く出しているなあなどと思ったのですがこの作品自体がすでに半世紀も前のものだったのですね。
60年代という時代性なのか、ハーロウは奔放からは遠く、むしろ清廉風に描かれちゃってます。いやハリウッドのトップスター、それもセクシー系で売るのにそれはないだろう、とは後世から見ての勝手な感想かもしれないですが。
台詞説明が長かったり、転落のきっかけ描写も食い足りなかったりと、なんとなくもやーとした感じで終わってしまいます。今の時代に作り直したら、もう少し彼女の実像にリアルに迫る描写ができるかも。