陽動作戦のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

Menu
 > 映画作品情報
 > 映画作品情報 ヨ行
 > 陽動作戦の口コミ・評価
 > (レビュー・クチコミ)

陽動作戦

[ヨウドウサクセン]
Merrill's Marauders
1962年上映時間:98分
平均点:5.00 / 10(Review 1人) (点数分布表示)
公開開始日(1962-02-13)
アクション戦争もの実話もの
新規登録(2019-01-16)【S&S】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督サミュエル・フラー
キャストジェフ・チャンドラー[男優1918年生](男優)フランク・メリル准将
タイ・ハーディン(男優)リー・ストック中尉
ピーター・ブラウン(男優)ブルズアイ
アンドリュー・ダガン[男優](男優)軍医アブラハム・ルイス・コロドニー大尉
ウィル・ハッチンス(男優)チャウハウンド
クロード・エイキンス(男優)コロウィック
脚本サミュエル・フラー
ミルトン・スパーリング
撮影ウィリアム・H・クローシア
製作ミルトン・スパーリング
編集フォルマー・ブラングステッド
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
(ネタバレを非表示にする)

【クチコミ・感想】

別のページへ
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行なし表示
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
1.《ネタバレ》 サミュエル・フラーの戦争映画は戦争を個人の目線で追うストーリーテリングがその特徴なんだけど、本作はそういう彼の作劇術とはちょっと外れたある意味普通の戦争映画と言えます。 世界中で戦争に明け暮れた大英帝国が「戦争するには世界で最悪の土地」と認めたのはビルマです。雨季の降雨量は半端じゃないし、地勢のほとんどはジャングルで高温多湿となれば西洋人にはそりゃ耐え難いでしょう。そのビルマで戦い抜いた米軍志願兵部隊の史実を基にした映画です。その部隊の創設者というか親玉が、フランク・メリルという准将で、当初三千人規模だった彼らの俗称が“メリルの匪賊たち”でこれが原題です。もっともこの俗称は、戦後メリル自身が話を盛ってでっち上げたもので、これもよくある手柄噺の一つでしょう。ストーリーはメリル率いる部隊が日本軍の後方に侵入して戦闘を続けて激戦地ミートキーナにまで苦労して行軍し先頭に参加するまでを、コンパクトに描いています。メリル准将は部下とともにミートキーナまで行軍して攻撃中に心臓病で倒れますが、実は史実ではかなり初期に発作で戦場離脱していて指揮をとっていないそうで、話しは大盛りになっているわけです。まあそれじゃ映画としたら面白くもなんともないし、そもそもこの映画には特殊部隊の存在を一般世間に宣伝したい米軍が協力していますから、これはこれでありでしょう。 ジャングルを徒歩で移動する軽装備の米軍と戦車も持たない日本軍ですから、戦闘シーン自体は地味です。でも米軍は“弾を撃てば必ず中る状態”なので日本兵はバッタバッタとやられてしまい、「いくら何でもそこまでヘボじゃないだろ」と突っ込みたくなります。それでも駅の操車場でのシーンでは、場内に沢山設置してある三角形のコンクリート・ブロックの隙間で繰り広げられる戦闘シーンは実に不思議な絵面で、この映画でサミュエル・フラーらしさが唯一出ていたところかもしれません。 最後のナレーションにもあるように“メリルの匪賊たち”は結局八割が戦死傷してしまったわけで、これは軍事的には全滅したということです。ビルマでは日本軍も米軍もお偉方の無茶な命令で兵士は大損害を強いられたのですが、最終的に戦争の勝敗によってかたや犬死かたや英雄と後世の評価が分かれてしまうのが、悲しいところです。
S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2019-01-19 20:52:20)
別のページへ
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 1人
平均点数 5.00点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
51100.00%
600.00%
700.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS