63.あんな悲鳴使ったら聞くたびに泣いちゃうよね。悲鳴オーディションのところは笑った。ラストの花火は綺麗だった。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-07-14 11:33:32) |
★62.《ネタバレ》 デ・パルマ映像マジックが本作でほぼ頂点を極めたと言えます。お得意のグルグル回るカメラが素晴らしいですねえ。脚本は相変わらずひどいのですが、華麗な映像とピノ・ドナッジオの哀感漂うスコアのパワーで記憶に残る作品となりました。まあはっきり言ってナンシー・アレンの断末魔の悲鳴を映画に使っちゃうトラボルタは、殺し屋のくせにビジネスを無視して趣味で女性を殺すジョン・リスゴー顔負けの変態ですけどね。 しかし良く考えると、デ・パルマは『ボディ・ダブル』で本作のセルフ・パロディに挑んだ様な気がします。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-07-12 00:35:54) |
61.サスペンスのわりにはあまりにもゆるい感じでコメディーを見ているような軽さで進んで行ってましたが可愛い女の子ナンシー・アレンの予想外なせつない終わり方は引き締まってました。トラボルタ君、職業意識とはいえども実際の悲鳴を吹き替え音声の効果に使うか? 【白い男】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-07-10 01:13:29) |
60.サリーの頭の悪さ、トラボルタの要領の悪さは残念ですが、音響をネタにした内容は良いと思います。殺人絡みでちょっと強引な展開はいただけません。 【noji】さん [地上波(吹替)] 5点(2010-05-30 11:17:41) |
59.《ネタバレ》 安いミステリーでしたが、ラストの音響が切なかった。 【HRM36】さん [地上波(吹替)] 6点(2010-05-13 13:35:49) |
58.《ネタバレ》 設定は面白いのに、登場人物がバカばかり。ラストに殺された彼女の悲鳴を、主人公が自分の映画に使っちゃうところなんか、最低で全く共感できない。 それでも、ハラハラ感はある程度演出してたと思うので5点。 【へろへろ】さん [地上波(吹替)] 5点(2010-05-11 18:53:59) |
57.《ネタバレ》 映画の音響技師が偶然事故の音を録音し事件が始まる…なかなか面白い設定で前半の展開はかーなーり良かったのに、後半から「ありゃりゃ」な方向に…結局サスペンスといいながらなんにも解決してないような、、、なんかすっきりしない終わり方だけど、まあ、これがデパルマ映画なのでしょうね。若ーいトラボルタ・70年代後半~80年代初頭の香りがむんむんする映像・独特のカメラワーク など見どころはいろいろあるいい映画デス 【Kaname】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-12-04 08:24:03) |
56.冒頭の事故の場面はかなりいいんだけど。フクロウの構図とか。ラストで大崩れなの。筋立てとして、あそこで女一人行かせるのは無茶だよ。こちらからキャスターに確認するとか、一緒に付き添うとか、ね。観てるほうがワダカマッたまま終わっちゃう。もっと主人公を病的にしても面白かったんじゃないか、耳的人間なんてひどく孤独に凝り固まってるはずだし、しだいに人間不信になっていく下地としても有効だっただろう。それとメーキャップ(眼的人間)とを対比してみたりしたら…。でもあんまりデ・パーマじゃなくなっちゃうね。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 6点(2009-10-26 11:56:22) |
55.《ネタバレ》 デ・パルマ映画の主人公たちは常に脛に疵持つアウトサイダーである。『BLOW OUT』のジャックもまたその例に洩れない。刑事時代の潜入捜査で、自分の判断ミスから同僚を失った過去は、映画の音響技師となってもなお彼に暗い陰をおとし続ける。そんな彼が愛すべき売春婦サリーと出会ったことにより英雄的行動に打って出るさまは、描かれる意味合いこそ全く違えど、どこか『タクシードライバー』のトラビスを想起させる。だが、トラビスが人格障害的不気味さを常にまといつつもある種のパンクなかっこよさを表現していたのに対し、ジャックはあまりに善良で、その善良さゆえに非力だ。かっこ悪くブザマですらある。そこがなんともデ・パルマらしい。落伍者を皮肉たっぷりに英雄に仕立てあげるのがマーティン・スコセッシなら、英雄になり損ねた落伍者の背中を痛みをもって描くのがブライアン・デ・パルマなのだ。場違いなほど美しい花火と、それにかぶさる場違いなほど美しいピノ・ドナジオの音楽。そして映画をしめくくる悪趣味なラストのジャックの選択。それらすべてが再び負け犬へと逆戻りする彼の屈折と悲哀、そして痛みをきわだたせていて圧巻だ。そんな映画なのだから、非難されて当然といえば当然だ。事実本国アメリカでの公開時、かなりの酷評をうけたと聞く。しかし、雪の公園のベンチに茫然と座り続ける彼の背中にどうしようもなく涙してしまうような人間もまた少なからずいるのだ、と信じたい。負け犬のかなしみと悪趣味な感傷、それこそが、ブライアン・デ・パルマがせつないほどにくりかえしくりかえし描きつづける主題なのだから。蛇足ながら、原題のBLOW OUTは、タイヤがパンクする、ヒューズが飛ぶ、明かりを吹き消すなどのほか、名詞としては大敗を意味する言葉でもあるらしい。とりあえずミッドナイトクロスと改題したヘラルド映画の担当者出てこい!と言いたい。 【BOWWOW】さん [DVD(字幕)] 9点(2009-07-21 19:12:00) (良:1票) |
54.《ネタバレ》 今までありそうで無かった、音響技師が主役というストーリーは興味深い。でも『殺しのドレス』の鮮やかさに比べると、どうもデパルマのカメラワークが各シーンにはまりきっていない印象を受けた。J・リスゴーの殺し屋も暴走しすぎてちょっと…。 【j-hitch】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-02-05 03:01:07) |
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53.「欲望」が元ネタの一つのようだが、あんまり元って気もしない。展開も映像も全部良い。 【デフォルトモード】さん [DVD(字幕)] 10点(2009-01-23 19:24:08) |
52.《ネタバレ》 80年代のアメリカ臭プンプンな、筋としては割と普通な陰謀系サスペンス。撮影や演出はこの監督の味がふんだんに発揮されてます。が、オチのつけかたがおかしい。サスペンスなのに何も解決しないで終っていいのでしょうか。良くも悪くも観客に喧嘩売ってるかのよう。流石デ・パルマ。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-10-09 14:46:02) |
51.《ネタバレ》 この邦題は、この映画の公開前に話題になっていた「ミッドナイトエクスプレス」からのパクリダト思いますよ。だって、私はそれで映画館に行ったんだから。でも、前出の作品に勝るとも劣らない出来だったと思いますよ。トラボルタは一発屋だと思っていた認識を改めたのを憶えています。最近の活躍の原点になった作品ですね。 【ジブラルタの星】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2008-03-27 17:18:43) |
50.《ネタバレ》 巻き込まれ型サスペンスということでまたしてもヒッチコックのパロディかと思わせておいて実はアントニオーニの『欲望』のパロディ。原題が「Blowup」に対して「Blow Out」。カメラマンが写真から真実を見出そうとしたのに対して音響マンが録音テープから真実を見出そうとする。お得意の分割映像がこの録音シーンに使われているが、ヘッドホンをするトラボルタと音の発生源とが効果的に映し出され、そこに音が入り、その音に反応する両画面、そして重要なシーンへと繋がる流れが完璧。警官時代に囮捜査で囮の人間を殺されてしまうという失敗をしている主人公の姿をわざわざ回想で見せているので当然この展開だとナンシー・アレンは危機一髪で救われるはずなのだが、綺麗な花火をバックになんとも信じ難い結末が。後味が悪いというご不満もまったくそのとおりなんですが、このクライマックスのスローモーションは凄く美しいんです。この作品はデ・パルマ節の到達点である。いつものあからさまでやりすぎ感のあるデ・パルマの映像なのに、その一つ一つが他のデ・パルマ作品以上に機能している。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-03-26 16:38:59) |
49.あのラストシーン!あのラストシーンの美しさ、切なさ。胸に沁みます。それまでのダルな感じは全て吹っ飛ぶ。 【フライボーイ】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-07-26 21:38:59) |
48.《ネタバレ》 試写会での鑑賞でした。ラストの花火のシーンが印象的でした。撮影はなんとビックリ、ヴィルモス・ジグモンドです。結構面白かったのですが、もう一つという点もいっぱいありました。この作品以降、しばらくトラヴォルタはなぜかパッとしなくなります。復活は「パルプ・フィクション」まで待たなくてはなりません。 【ジャッカルの目】さん [試写会(字幕)] 6点(2007-01-03 21:34:13) |
47.後味が悪いこともさることながら、登場人物らの頭の悪さが鼻につきます。もうちょっとうまく立ち回れただろうに、なぜミエミエの罠に飛びこんでいくのやら……。褒められる部分がちっとも見当たらない映画でした。 【K】さん [DVD(吹替)] 3点(2006-11-26 13:51:25) |
46.《ネタバレ》 ブライアンデパルマの作品群の中で良作の一本だと思う。 まず、設定がかなりユニークなのが良かった。「音響技師」が主役というのは珍しいと思う。「音」がキー(鍵)になる映画というのも、あまり見かけたことがなかったので、とても新鮮味があった。たまたま録音された「音」が徐々に事件の全貌を明らかにしていく様は見事である。 その描き方もなかなかリアルであり、凝った感じに仕上げられており、普段感じることがない音響や効果について学ぶこともできる。 ラストにナンシーアレンの悲鳴を作成中のB級映画に用いたのは賛否があろうが、個人的にはかなり良かったと思う。あの時のトラボルタの心境としては、自分に対する一種の「戒め」の意味が強いのではないかと感じた。 以前にオトリ捜査で失敗して、刑事を死なせているという過去を持ち、今回も再び失敗して人を死なせてしまった。しかも今回はただ人を死なせただけではなく、自分の愛する女性であり、自分に対して悲痛なまでも「救い」を求めた女性である。 あのときの「悲鳴」は決して彼は二度と忘れることはできないだろう。二度と耳から離れることはないと思うが、それ以上に己に対する「責め」を課したように感じる。どんなに忘れたくても忘れられない方法で、なおかつ絶対に消したくても消せない方法で、あの「悲鳴」を自己の作品に留めることによって、彼女を救えなかったという「罪」を一身に背負おうとしたのだろう。あのB級映画を二度と観なくても、映画界に席を置いている限り、その「罪」から逃れることはできない。たとえ映画界から離れたとしても、彼が生きている限り、やはり逃れることはできないと思う。救えなかった「罪」を一生背負い続け、生き続けるという決心を彼はしたのだと思う。 そして、本事件の真相は必ずしも明らかにならなかったことも逆に良かったのではないか。知事の死は単なる事故として処理され、知事の殺人犯は返り討ちにあった連続殺人鬼の死として幕を閉じる。 様々な事件はすべて闇へと葬られていくが、これら事件はひとつの「悲鳴」という形に結晶化され、事件の一端を物語ることになるという儚さが、美しい花火と対比的に描かれている。さらに、トラボルタの悲痛な表情やセリフ、流れる音楽が「後味の悪さ」に輪を掛ける。なんとも表現のしようのない独特の感情は他の映画では味わえないものだろう。こういった映画は高評価したい。 【六本木ソルジャー】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-09-21 00:01:30) (良:2票) |
45.《ネタバレ》 コレ確か劇場で観ました。いや~まさかナンシー・アレンがああなるとは予想しなかったです。この頃ってナンシーはデ・パルマの奥さんだったよね。彼女の悲鳴をああいうカタチで残したトラヴォルタ、賛否両論あると思うけど皮肉だし悲しいね。「サタデー・ナイト・フィーバー」「グリース」後、「パルプフィクション」までのトラヴォルタの代表作になるんじゃない?? 【envy】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-08-24 11:42:40) (良:1票) |
44.《ネタバレ》 主人公が音響効果を担当している映画ほどではないが、この映画もどちらかといえばB級映画の部類に入るのではないだろうか。でも最後までけっこうはらはらしながら見ることが出来た。ラストのオチは見る前に知ってたのでそれほど驚かなかったが、やはり(「セブン」ほどではないにしろ)後味は悪い。冒頭のホラー映画の女性の叫び声が笑えた。 【イニシャルK】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-05-08 14:38:08) |