★7.《ネタバレ》 ヒロインの名前が“名美”なので?だったけど、よく見れば脚本は石井隆だったので納得。監督も例の『人魚伝説』の池田敏春、つまりディレクターズ・カンパニー御一行様の製作というわけです。今から観ればバブル時代のカリカチュアライズみたいなメイクとファッションで決めた小野みゆきがTVディレクター、スタッフには小林ひとみと中川えり子という当時のスターAV女優を配し、ワンシーンだけの出演だけどプロデューサーは島田紳助!というちょっと突っ込んだキャスティング。 なんですけど、ちょっと予算をかけたVシネマという程度の出来、いやもっと面白いVシネマはゴロゴロあります。送られてきた謎のスプラッター・ビデオの真相を探りに行ったTV取材陣がいわば“ミイラ取りがミイラになる”というお話しなんだけど、もう脚本がムチャクチャ、ツッコミ入れる気力さえ失せてしまいました。一から十まで説明しちゃうストーリーテリングは問題外だけど、いくら何でもこれは語らなすぎです、おまけにその舌足らずのストーリーの裏を考えようという興味も持てない。“日本初のスプラッター映画”ということらしいですけど、私の観たヴァージョンでは大したことはなく(上映時間が数分短かったので、CS放映用にカットがあったのかも)、でも起用した二大AV女優はいちおうはそれらしき仕事はこなしていました。中盤で謎の男・本間雄二が登場したところで予想した結末通りだったというのも、この脚本の薄っぺらさが偲ばれます。まあそれ以前に、主要キャラたちの演技も学芸会レベルだったしね。貴重な私の人生時間の100分をムダに使ってしまいました。 【S&S】さん [CS・衛星(邦画)] 2点(2023-06-12 21:53:00) |
6.《ネタバレ》 エロとグロを盛り込みたいのはよく分かりました。ラストの唐突なオカルト感はポカーンとしてしまいました。普通に多重人格でエエやん。そっちの方がステキやん。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2022-05-01 02:20:02) |
5.ごめん。ちょっとたるかったっす。登場キャラの行動がリアリティーなさすぎやねんもん。例えば、あんなキショイ場所で、なんでエッチできんの?(エッチシーンを盛り込みたいだけ)、あの逃げたおっさんはどーして怖いめにあったのに、たとえ命令とはいえ車もあるのに、そのまま一緒に逃げずに無理して殺そうとしてさらにレイプまでしてまうのん?(エッチシーンを盛り込みたいだけ)など、しかも人死んでるのに他の人冷静すぎやねん。そんなんでえーんか?なー?いやそれでえーねやったら、なんも言わんけど。ラストのオチは、なんかがっくし。 【なにわ君】さん 3点(2005-03-05 22:25:51) |
【マックロウ】さん 3点(2004-06-11 11:24:06) |
3.日本初の本格スプラッタホラーといっているだけあり、殺人シーンは結構残酷。日本独特のジメジメ感、ドロドロ感が作品全体に流れていて、ホラーとしてもそれなりにはいい出来なんだが、殺人鬼の動機、正体がやけに突拍子もないところにいっている。“死霊の罠”という題名に掛けた設定なんだろうが、やはり、劇中でも言っている通り、マザコンの精神異常者の仕業という事にしておけば、作品自体にももっと説得力がつくのでは?と思ったが、あくまでも正統派ホラーとしての設定と考えれば、少し強引だがそこそこ納得がいく。しかし、エンドロールの曲はあんな穏やかなものでいいのだろうか…? |
2.妙に魅力のある映画。気持ち悪くて、このビデオ本体を持ってたくないヨ。魅力あり! 【j-f】さん 8点(2002-11-11 23:09:24) |
1.宣伝文句は「日本初の本格的スプラッターホラー」だそうで…脚本が大好きな石井隆監督とあって観ました。予想を裏切った強引すぎる殺人シーンには突っ込まざるを得ませんが、宣伝文句だけあって結構グロいです。目を刃物で切りつけたり、死体をブラブラ~って見せつけたり、どっから引っ張ってきているのか分からないピアノ線(笑)で首をつったり。さすが石井隆の脚本だけあって、犯人の真相を主人公が「マザコン?!、多重人格?!」とあえてそれらしき原因をつきつけるのは上手いなと思いましたね(当然理由は別)。それにしても日本独特の因縁めいたドロドロした雰囲気は十分伝わってきましたが、もう一回は観ようと思いませんでした。 【さかQ】さん 5点(2002-10-22 06:43:12) |