サボタージュ(1936)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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サボタージュ(1936)

[サボタージュ]
Sabotage
(A Woman Alone[米]/I Married a Murderer[米:新版])
1936年上映時間:76分
平均点:6.00 / 10(Review 15人) (点数分布表示)
ドラマサスペンスモノクロ映画小説の映画化戯曲(舞台劇)の映画化
新規登録(2004-02-15)【M・R・サイケデリコン】さん
タイトル情報更新(2020-12-17)【イニシャルK】さん
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監督アルフレッド・ヒッチコック
演出ウォルト・ディズニー(アニメーション部分)
キャストシルヴィア・シドニー(女優)ヴァーロック夫人
オスカー・ホモルカ(男優)映画館の支配人 ヴァーロック
ジョン・ローダー(男優)テッド
オースティン・トレヴァー(男優)ウラジミール(ノンクレジット)
アルフレッド・ヒッチコック(男優)停電が復旧したとき、映画館の前を横切りながら上を見る男(ノンクレジット)
原作ジョセフ・コンラッド『密偵』(岩波文庫)
脚本チャールズ・ベネット〔脚本〕
アルマ・レヴィル(コンテ<撮影用台本>)
音楽ルイス・レヴィ(テーマ音楽&音楽監督〔ノンクレジット〕)
ジャック・ビーヴァー(ノンクレジット)
撮影バーナード・ノールズ
製作マイケル・バルコン(ノンクレジット)
編集チャールズ・フレンド
その他ウォルト・ディズニー(thanks)
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【クチコミ・感想】

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1
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15.《ネタバレ》 いやあ、正直言って驚きましたよ、まさか少年が運ばされている爆弾がバスを粉々にしてこの子まで死んでしまうとは!予備知識なく観ていたのであの“初めてのお使い”のシークエンスは、ハラハラ・ドキドキさせてどこかで爆弾が爆発しないか当初の目的を達成できないという良くある展開だとばかり高をくくっていたので、まさに“黒いヒッチコック”がこんなに若い頃の作品で見られるなんて予想もしませんでした。そこからのシルヴィア・シドニーが夕食の配膳をしている最中にオスカー・ホモルカを刺殺するまでの短いシークエンスは、そのピリつくような緊張感は圧巻で本作最大の見どころです。この指令を受けながらロンドンでテロを実行するオスカー・ホモルカが演じる男、もちろん明言はないけど時期的にナチス・ドイツのエージェントであることは誰でも判ったでしょう。でもこの男と妻であるシルヴィア・シドニーとの関係やキャラ設定がイマイチ甘いのも確かです。この怪しげな訛りが強い英語を喋る男は夫婦で米国から移住してきたという設定だけど、いきなりロンドンの中心部で自前の映画館を持てるというのはなんか不自然。まあ雇い主の某国が活動拠点として資金を出して映画館を買い取ったという推理(というか妄想)も成り立つけどね。このあまりに不釣り合いな夫婦だが、妻は彼が真面目で善良な人物だと信じて疑っていなかったのに、弟が爆死した真相を夫から聞かされても弟の死に激しいショックを受けているのに夫の正体にはあまり驚いている風には見えないんですよ。エージェントとしてのホモルカも無差別殺人に繋がるような指令には動揺は見せるが、けっきょく任務を放棄しないところもなんか判りにくいキャラであります。 ラストは辻褄合わせの様な一種のハッピーエンド(なのかな?)としてまとめているけど、最後の爆発はどこから爆弾が出てきたんだ?様子を探りに言ったペット屋が爆弾を持ち歩いていたということなのかな?ヒッチコックの娘がヒッチコックのフィルモグラフィ中でもっとも暗い作品の一つに上げているのは、なんか納得できます。
S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2024-12-07 23:37:08)《新規》
14.《ネタバレ》 主義主張の無い金の為だけのテロリストが妻の幼い弟を死に追いやってしまう。「何とか無事に」の願いが吹き飛んでしまう監督ならではの丹念な演出がやるせない。更に夫が吐き散らかす台詞を聞く妻の、東映任侠映画でいうところの「いけしゃあしゃあと、黙って聞いてりゃいい気になりやがって、死んで貰うぜ!」を無言で体現したシルヴィア・シドニーの演技は圧巻。傑作と思われたのが刑事とのロマンスによるご都合主義のラストにぶち壊される。「何してくれてんねん(怒)」実に残念。
The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 7点(2019-08-09 12:25:12)
13.《ネタバレ》 映画館を営み、平然と都会の中に溶け込むテロリストの男。
自分が当局に疑われていることを悟り、幼い子ども(年の離れた妻の弟)に爆弾の運び屋をさせる。
それがいつ爆発するか、見る者には分かっている。早く運ばないと・・・。
しかし、街には好奇心旺盛な子どもの足を止めさせるものがいっぱい。
一刻を争うこのサスペンス。そして・・・。
ヒッチコックを敬愛するデ・パルマの傑作「アンタッチャブル」の冒頭を思い出しました。
弟は夫に殺されたようなもの。食事の支度をする妻。手にはナイフとフォークが。
しかし一瞬ためらう妻と、妻の意思を悟ったような夫。交互に挿入される妻と夫の表情。
中盤までは盛り上がりに欠ける作品ですが、この終盤のサスペンスの組み立てはさすがヒッチコックと思わされます。
とらやさん [DVD(字幕)] 6点(2018-07-19 20:47:21)
12.《ネタバレ》 金に困ってテロに加担する男とそれを内偵する主人公、そこに男の妻と主人公のロマンスが絡んだサスペンス。
今ではサスペンスでもいたいけな子供は死なないというのは暗黙の了解のようになっているが、ヒッチコックがそこに囚われていない点はいい。
飛鳥さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2018-03-24 09:24:57)
11.《ネタバレ》 サボタージュというのは、要はテロの事ですね。
子供が持つ小包が爆発するという内容は観る前から知っていた事を差し引いても、あまり面白くは感じられませんでした、というか、ちょっとストーリーが弱い。
最初に出てきた砂についてもキーアイテムのようにも成り得ていないですし、テロを実行する過程や背景も描き切れておらず(世間の目を海外から反らせるなどという台詞のみで終わってしまっている)、ラストの映画館の爆発も唐突過ぎる印象ですし、ヴァーロックの人物描写についても爆発の後の異様に平然とした態度でいるのも理解に苦しんでしまいますし、入場料の払い戻しのワンプロットも単発ネタのままで終わってしまっているのもイタい。
つまるところ、本題に関わる話は掘り下げが弱く、そうでないものに関してはただ付け加えただけという印象しか残らない映画でした。
もっつぁれらさん [映画館(字幕)] 4点(2012-12-20 01:07:06)
10.《ネタバレ》 ヒッチコックは、政治的なテーマを扱った作品には向いてない気がする。

刑事が好きになった女性のために、殺人をごまかすというのは、少し無理がある。
愛する人のために、涙を見せながら手錠をはめる、、なら、まだ分かるが。
にじばぶさん [ビデオ(字幕)] 4点(2011-03-21 18:49:58)
9.《ネタバレ》 このあたりの年代の俳優さんについては良く知らないのですが、このシルヴィア・シドニーという女優さんは出演作を何本か見る限り、純真な美しさが魅力的で一本芯が通ったような印象があり、やや童顔なところも男の守ってやりたい精神をかきたてる方です。映画館の窓口で八百屋で働く刑事にニカッと微笑みかけるシーンを見ればコロリとなっても致し方がないと思います。しかし、ということは逆にイジメてやりたい精神も働くわけで、可哀相なことに弟君を爆殺されてしまい(ユーモラスな歯磨きのシーンまで入っているのにまさかだ!)、あの衝撃の食卓シーンへと導かれることとなります。本来ならば穏やかな食卓が緊張感につつまれ、思いつめたシドニーが食事をナイフで切り分けていると、当人も自分が手にしているものが凶器になると気付き慌てて放り出す…。この食卓の殺害シーンが出色です。
ミスター・グレイさん [DVD(字幕)] 8点(2011-01-11 18:29:13)
8.トリュフォーも、下の方も指摘しているが、恋愛関係のシーンはどうにも必要のない気がした。
峠のわが家さん [DVD(字幕)] 5点(2011-01-03 14:54:34)
7.《ネタバレ》 サスペンスとしてやりたい事のみを1時間ちょっとで見せてくれたので見終わった後はスッキリしましたね。あと後半のたたみかけは面白かったです。・・・でもやっぱりとってつけたような恋話はいらなかったなぁ。
鼻くまさん [DVD(字幕)] 7点(2008-01-15 00:31:53)
6.《ネタバレ》 確かに停電にさせるだけじゃ・・・物足りない(笑)男の子が運ぶ爆弾が、なかなかすんなり進まなくて ハラハラしました。古い映画ですが、まとまってるなぁ~って感じがしました。
うさぎ大福さん [DVD(字幕)] 6点(2007-07-28 18:53:01)
5.《ネタバレ》 いかにも古臭い愛憎スリラーサスペンス。イギリスのご婦人方はこういうお話が好きなのかな。子供を殺すタブーを簡単にやってしまう辺り、ヒッチコック映画らしい。今でも期待はずれにはならず普通に見れます
Arufuさん [インターネット(字幕)] 7点(2006-05-15 15:49:47)
4.一見エスピオナージュですが、ストーリーの中心はズバリ、「はじめてのおつかい」! 寄り道しないでちゃんとおつかいできるかな~。何しろ今回のおつかいは○○○○のお届け、寄り道なんかしていたら・・・。というハラハラドキドキ(?)な展開を、点描法のような細かい映像の積み重ね、コンパクトに折りたたんだような構成で、サクサクッと歯切れ良く見せてくれます。時に大胆すぎて「え?」と思うこともありますが、それもご愛嬌。俳句でも秀句と言われるものは、五・七・五という限られたパーツを用いて、直線的に「語る」のではなく、その3つの「線分」によって描く三角形、それによってに思わぬ広がりを「見せる」、という、切り詰められているが故の、限界の美学、とでも言うものを感じさせますが・・・本作の場合、そこまで極端ではないまでも、何かそれに近いものを感じさせ、切り詰めることへ挑戦がここには確かにあります。そういう、才気あふれる作品だと思います。
鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-10-07 00:17:34)
3.《ネタバレ》 良質のサスペンス。「Mの悲劇」ではないが、人間ほど恐ろしい存在はないとの印象。しかし、シンパシーを覚える登場人物、特に子供は殺すべきでないと思う。「死ぬまでに観たい映画1001本」のひとつ。
mhiroさん [CS・衛星(字幕)] 4点(2005-06-18 09:36:24)
2.ハラハラするサスペンスらしいサスペンス。
PADさん 7点(2004-06-04 14:17:00)
1.《ネタバレ》 んー。どの映画にもいえることだけど、子供を殺すのはやっぱいかんよ。。それなりにスリルがあって面白かったけどさぁ。。。
M・R・サイケデリコンさん 6点(2004-02-15 10:39:19)
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【点数情報】

Review人数 15人
平均点数 6.00点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4320.00%
5213.33%
6426.67%
7426.67%
8213.33%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review2人
2 ストーリー評価 5.00点 Review3人
3 鑑賞後の後味 5.33点 Review3人
4 音楽評価 4.50点 Review2人
5 感泣評価 2.00点 Review1人
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