7.《ネタバレ》 出てくる男たちがカッコいいとは思えず、しかもボクサー崩れはコミカル過ぎてムードを乱している。 最後は最後まで見せた方がいい、あまりに投げっぱなしだ。 【にじばぶ】さん [インターネット(字幕)] 5点(2023-10-05 20:15:33) |
6.ジャン=ルイ・トランティニャン、ロバート・ライアン共演に期待特大。最晩年ライアンの熱演は見応えがあり、トランティニャンもキレのある動きでした。無理筋なストーリーがもう少し何とかならなかったものか歯痒さが特大でした。 |
5.《ネタバレ》 飛行機事故でロマの子供たちを死なせてしまい、命を狙われるトニーは、逃亡先のカナダでチャーリー率いる犯罪グループに入り込む…この不思議なフレンチ・ノワールは、チェシャ猫の顔とルイス・キャロルの詩から始まるように、大人の御伽噺として語られる。冒頭、母親と新しい街に引っ越してきた少年は友達を作ろうとするが、最初のグループからは拒絶され(褐色の肌の子供たちはロマだろう)、次のグループでは、差し出したビー玉の網袋をナイフで切られ、ビー玉は全て階段に転がり落ちてしまう。しかし、ラストシーンでその少年とナイフの少年(グループのリーダー)は涙ながらに別れていく。最初はチャーリー一派に捕らえられ、皆から疎まれていたトニーも、ラストは「ビー玉のため」と言って瀕死のチャーリーの元に戻り、共に射撃に興じる。的はチェシャ猫の看板だ。大人になりきれない漢たちのロマンチシズムは、香港ネオ・ノワールのジョニー・トーへ受け継がれていく。死期を悟っていたというロバート・ライアンの貫禄ある老ギャング役が絶品。ペッパー役のティサ・ファロー(ミア・ファローの妹)は、『サンゲリア』でしか観たことなかったが、若い頃はこんな可憐な美少女だったとは! 【フライボーイ】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-08-10 09:01:31) |
4.色々と謎に思える部分も多いストーリーですが、アジトの中での人間関係の見せ方が意外に面白く、一風変わった人間模様を見せる。地味な作品ですが、主演トランティニャンと、晩年のロバート・ライアンのシブい魅力が印象に残るフレンチ・ノワールです。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-04-07 22:07:30) |
3.10年遅れて撮ったヌーベルヴァーグみたいなクライムサスペンスなんだけど、出てくるキャラが男も女もみんな“不思議ちゃん”みたいな連中ばっかり。人里離れた森の中で合宿みたいなことまでして臨んだ犯行も、けっきょく何がしたかったのか良く判らないままでラストになっちゃった感じです。カルト的な評価もあるみたいですが、まあそんな大した映画じゃないと思います。 『501映画監督』という古今東西の映画監督を生年順に紹介する分厚い本がありますが、びっくりしたことにルネ・クレマンが載っていないんですよね(アイダ・ルピノやドリス・ウィッシュマンまで出ていると言うのに)。『禁じられた遊び』や『太陽がいっぱい』の監督として日本ではまだまだ有名ですが、海外での評価は低くてもう忘れられた存在になっているみたいです。まあ自分としても、クレマンは例の二作品以外は観るべきものはなしというのが正直な感想です。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2011-12-03 22:39:57) |
2.そういえばパリからカナダに逃げても言葉は通じるから便利だなーと冒頭は思いました。いろんな小道具があとできいてきたりと、面白かったです。 【HRM36】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-08-20 13:17:11) |
★1. フィルム・ノワールというものが好きな方には絶賛されているようですが、ストーリーに無理がありすぎます。 アクションに関していろいろなアイデアを沢山織り込んだのはいいのですが、ラブストーリーや人間関係の部分は矛盾があり、薄っぺらなので私には納得がいきませんでした。 何かしらの形で追われている主人公が別のギャング一家に巻き込まれて、その方棒を担うというお話し。 当時日本で流行ったヤクザ映画を参考にしているようにも覚え、主人公とギャングのボスが親密な関係になっていく過程にも無理がありすぎます。 伏線や小道具もたいしたアイデアではありませんがテンポが速いので、人間ドラマなんかどうでもいい、タランティーノみたいなアクション映画を求めている人には満足できる作品ではないでしょうか。 因みに上映時間は135分でした。 【クロエ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-07-24 06:45:53) |