ハイジ(2005)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ハイジ(2005)

[ハイジ]
Heidi
2005年上映時間:104分
平均点:6.46 / 10(Review 13人) (点数分布表示)
公開開始日(2006-07-15)
ドラマファミリー小説の映画化
新規登録(2009-01-13)【あろえりーな】さん
タイトル情報更新(2015-07-05)【ESPERANZA】さん
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キャストエマ・ボルジャー(女優)ハイジ
マックス・フォン・シドー(男優)おじいさん(アルムおんじ)
ジェラルディン・チャップリン(女優)ロッテンマイヤー夫人
ダイアナ・リグ(女優)ゼーゼマン夫人(ゼーゼマン家の大奥様)
森迫永依ハイジ(日本語吹き替え版)
鈴木瑞穂アルムおんじ(日本語吹き替え版)
戸田恵子ロッテンマイヤー(日本語吹き替え版)
寺田路恵ゼーゼマン夫人(日本語吹き替え版)
宮寺智子デーテ叔母さん(日本語吹き替え版)
藤森慎吾セバスチャン(日本語吹き替え版)
内田直哉ゼーゼマン氏(日本語吹き替え版)
原作ヨハンナ・シュピリ
音楽ジョスリン・プーク
製作クリストファー・フィッグ
配給ギャガ・コミュニケーションズ
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未見の方は注意願います!
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【クチコミ・感想】

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1
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13.《ネタバレ》 自分の中でバイブル化している映像作品がいくつかあります。このタイトルのアニメもそのひとつです。いい歳になった私でも泣けるところが随所にある傑作と評価しています。本作はその実写版ダイジェストという印象でした。以前に高畑氏(宮崎氏だったかも)が雑誌のインタビューで「ハイジの原作は最後は教会の鐘つき少女になるような、キリスト教的宗教観を纏った作品だけど、アニメではそれを排除した」的なことを言っていたと記憶しています。原作未読なのでキリスト教云々の真偽は分かりませんが、その言葉通りなら本作は原作の実写映画化と云うより、高畑・宮崎アニメの実写リメイクだと思いました。少なくとも、この映画の製作者たちはアニメ版を入念に観た上で製作したのは確かでしょうね。宗教観の排除は日本人向けに作る意味では成功だったと思います。アルムおんじの変化が神に導かれたとは思いたくないですよね。本作も宗教を排除していることで、普遍的な見応えを確保していると思いました。
で、短い時間でアニメのエッセンスを繋いだ本作はそれなりに観られました。私的にはダイジェストなので、感動が割引されてしまうのは仕方ないですね。贅沢を言いますと私はアルムの山小屋背後のモミの木やヨーゼフ(セントバーナード犬)が実写化されなかったことが残念でした。それと、ロケ撮影にはもう少し力を入れて欲しかったです。アニメの世界は「サウンド・オブ・ミュージック」のオープニングに見られるような雄大で美しい世界ですけど、本作のアルプスからはそれがほとんど感じられませんでした。それと、まだ電気が通っていない山小屋の中が実はかなり薄暗いことが妙に印象に残りました。
余談です。スイスのマイエンフェルト(鉄道の駅がある麓の街)あたりをグーグルマップで散策するとハイジの世界に浸れます。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2017-01-17 23:49:00)
12.すごくあっさりと物語が進んでしまうけど、1回きりの子ども向け映画としてはこれで良いと思うし、わかりやすくよくまとまっていると思う。途中猫嫌いのロッテンマイヤー夫人との騒動もおもしろい。物足りない人にはアニメだけでなく実写映画も他にもあるし、この映画ではアルプスの自然がとてもきれい。
ESPERANZAさん [DVD(字幕)] 7点(2015-07-04 21:11:38)
11.《ネタバレ》 「頭は悪くないようじゃ」
 藁をまき散らしながらフフフウフフフグフゲヘと高笑いを続ける少女をそっと見つめて、老人はつぶやいた。
 それが、ハイジだ。この頭がどうかしてしまったとしか思えない女の子がハイジであり、私の中のアルムの原体験である。そして加減を知らないあの口調に週一でイライラするのだ。低燃費車の宣伝にでてくる彼女と、食品劇場のアホ少女は実際、等価である。

 一方思う様陰惨で、いやな性格のペーターが作中白眉である。鉛筆をガジガジかじりながら、
「俺は勉強なんかしねえから」
 と嘯く彼の堂々たる様は水晶体で逆さまに写し取られて、脳内で電波を発し始めた。「羊飼いに文字は必要ない」と吐き出す彼の姿はまるで、「人殺しに家庭はいらねえ」と呟く暗殺者だ。
 正直、風景や建築様式や美術の美しさなんて目じゃない。古くて新しいハイジは二一世紀に生まれ変わっていたのである。

 そういうどうかしちゃったの?なハイジとは違う、原作小説のエッセンスをより投影したであろう二〇〇五年版ハイジは盤石の純粋少女であった。
 TokyoMXのカッティングも相まって少し早足で進みすぎるきらいもあったが、十分に感動作だ。
 旧12チャン,TVK、MXの映画チョイスはヤバい。ものすごい手腕である。開始三十分(CM込みである)でババアが連れ戻しにきたときは、まだ早すぎて腐ってるぞと思わないでもなかったが、各局要チェックだ。
黒猫クックさん [地上波(吹替)] 7点(2013-01-21 01:57:24)
10.「ハイジ」の実写映画なんて存在しているとは知らなかった。これは明らかにアニメの方に思い入れがあればある程、軍配を挙げたくなるし、どうしたってアニメと比較してまう。するなという方が無理です。ハイジ自身は可愛いけど着ている服やクララの服の色、髪型も何か違う。アニメのクララに比べると健康そうで弱そうには感じない。おんじもペーターもロッテンマイヤーさんもクララのお父さん、お婆さんもほぼイメージに近くて、そういう意味では良しである。セバスチャンが二枚目なのは驚き。アニメで何度も見ては楽しんだり感動した場面が描かれている点は大いに評価しても良いし、映像も美しくて良い。ただやはり全体的な印象としては短すぎる。もっと観たかった場面もかなりある。あと、クララが立つのがあんなにも簡単なのはそれはないだろ?て思う。最後にこれだけは絶対に言える。少なくとも日本人が同じように自分達の国である日本のアニメを実写するとほぼ百パーセントに近く駄作になる。その原因の多くはアニメ、原作を利用するだけの金儲け主義に走り、元の話への愛を感じられないがそれに比べるとこの映画を撮った人達は愛というものを感じる。はっきり言えば海外の映像作家、監督をはじめとする関係者達には映画愛、アニメ、原作に対する愛情が感じられるという意味では日本人よりも上である。日本の監督をはじめとする人達にはその点をきちんと考えて作って欲しい。どう考えてもアニメには勝てない作品ではあるが、この映画にはとにかくハイジへの愛が感じられる。だから不満も多いけどそれなりに楽しむことは出来た。
青観さん [DVD(字幕)] 6点(2011-12-14 21:44:44)(良:2票)
9.《ネタバレ》 アニメの「ハイジ」は地元スイスに加えて、英語圏でも放送されてなかったはず。
でも、やっぱり製作者たちはアニメと検討しながら作ったのでしょう。
よく出来てますよ。CGを極力抑えて大自然を舞台に、さぞかし大変だったと思います。
でも、やはり自然には勝てません。
天候がよくなったと思ったら急に霧状態になったり…雪も本物でしょう。
村人の住居もアニメのまんまです。というか、アニメ版の製作者たちは、よくここまで再現したものだと、え?、どっちが本物に近いのでしょう?
実は今日テレビ東京で放送されたのですが、偶然と言うか皮肉にも一週間前にDVDを借りて観たんです。
なんなんでしょう。この吹き替えは?!
韓国ドラマの吹き替えみたいで不自然でなりません。
ペーターの声優、これ、まさか実際の子供を使ったのでは?
DVD借りた時も途中から字幕音声で観ました。
ハイジはジャケット以上に可愛かったのですが、クララ役はどういう経緯で採用されたのか…。せめて前髪を下ろし、寝ている時も後頭部にリボンをつけている心構えがあれば、他のレビュアーのヒンシュクも少なかっただろうに。
山へ連れて行かれたハイジ、30分で山を好きになり、30分でフランクフルトでノイローゼ、残り30分でクララがバレーボールが出来るようになり…。
観ている私は疲れませんでしたが、登場人物たちが疲れたのではないかと心配になりました。
改めて驚いたのは、一番の悪人がゲーテおばさん。人身売買ですからね。もうビックリ(笑)
クロエさん [DVD(字幕)] 7点(2011-08-12 01:07:01)
8.とにかくロッテンマイヤー夫人が強烈でよい。すでに誰もが知っているストーリーの中で、スパイスを効かせてくれます。
nojiさん [地上波(吹替)] 5点(2011-08-12 00:21:34)
7.困ったなあ・・・。勿論本作はヨハンナ・シュピリの児童小説が原作なのですが、どうしても子どもの頃に見たアニメ「アルプスの少女ハイジ」が原作のような感覚で見てしまいます。ハイジとクララの服の色が違うし髪の色も違うぞ!とか、ペーターが似てないし帽子をかぶってないぞ!とか本作にしてみれば全然関係の無いツッコミを入れてしまうのですが…、マックス・フォン・シドーが演じた髪もヒゲも真っ白なアルムおんじは子どもの頃に見たアニメの中のアルムおんじの姿なのでした。あと、ハイジをアーデルハイドと呼ぶおっかないロッテンマイヤーさんも。作品としては前半のアルプスのパートがあっという間に終わってしまいますが、その後のフランクフルト(堅苦しい食卓での子ネコ騒動で見せるハイジの元気さや明るさがいいですね)、そして終盤の再び帰ってきたアルプスの時間配分もとても良かったと思います。また、服や髪が違うとツッコミは入れてしまいましたが、アルプスの美しい風景、ぽっちゃり丸顔の元気一杯で可愛らしいハイジ、自分の足で立ったクララの姿など、子どもの頃に見たアニメの世界が懐かしく蘇ってきたのがとても嬉しかったです。
とらやさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-03-13 20:10:24)(良:1票)
6.子供でも一気に飽きずに見られる内容でした、善悪がはっきりしてて、わかりやすかったです。そう、ハイジは天真爛漫でかわいかったのですが、クララはもう少し弱弱しくお嬢様!にしてほしかったです。
HRM36さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-07-21 19:58:40)
5.《ネタバレ》 アルムのおじさん! 「エクソシスト」の時にもおじいさん役だったから、ぜんぜんトシとってないみたいに見えるわね! 今までこの役はことわってきたってきいたけど、あなたがもどってきたハイジをすぐには受けいれないのが、今までのとちがうとこですってね! あの茶髪の子がハイジ? ちっちゃくてかわいいけど、アタシは黒髪がイイのよ! 犬のヨーゼフがいないと思う人もいるかもね! ペーター、あんたはアニメとちがって暗くていいんだけど、この映画ではちゃんとクララの車椅子を谷底につきおとすのね、えらいわ! そうじゃないと「ペーターのクララに対する憎悪が皮肉にも彼女の運命を救った」ってことにはならないもの。 クララ、あなたはもうちょっと……いえ、なんでもないわ! ゼーゼマンさん、あなたが歩けるようになったクララをだいてクルクルまわすのはお約束ってかんじだわね! セバスチャン、ずいぶん若いけどチネッテにあわせたのかしら? チネッテはチネッテって感じよね! チャップリンの娘さんがロッテンマイヤーさんていうのはハクがついていいわ! それにあなたがキャスティングされたおかげで他の人もスムーズに決まったっていうじゃない? 感謝しなくちゃね! 馬車からおりてらしたのはどなた? あなたジェームズ・ボンドの花嫁だった人よね! それがクララのおばあさまって! いえ、気品があってすてきなおばあさまよ、でもね、ちょっとショックなの…
レインさん [映画館(字幕)] 7点(2009-05-20 00:38:20)(笑:3票)
4.《ネタバレ》 日本のアニメの影響力の大きさがベースにあるとはいえ、100分程度で十分「ハイジ」を味わえる魅力がこの作品にはある。小作品ながらアルムおんじ扮した名優マックス・フォン・シドー、神経質で高圧的なロッテンマイヤー役にジェラルディン・チャップリンを起用。アルプスストーリーとアムステルダムストーリーにそれぞれ配置、見事に功を奏している。彼らは限られた分数を収めるべく、ほんの少しのシーンで演じる役の背景や人物像を端的に表現してくれるのだ。そしてやはり主人公ハイジ役のエマ・ボルジャー。顔パンパンの女の子がとっても可愛くいとおしい。おそらく撮影現場でもスタッフ・キャスト陣から可愛がられたに違いない。ファインダーを覗いた監督は演技とは違う彼女の天真爛漫さにほれ込んでいるのではないか、そう思えるほど生命力にあふれているのだ。
やしきさん [CS・衛星(吹替)] 8点(2009-03-08 17:13:10)
3.《ネタバレ》 私はアニメ版のやつは一度も見た事がないんで、どういうお話なのかも全く知らずに見たんですけど、いや~面白かったですね~。ハイジの純粋無垢な精神、混じりっけゼロの清らかな心を垣間みていると、すっかり荒んでしまった私の心もなんだか浄化されていくような気が致します。クララが立つシーン、そしてその後に父と抱き合うシーンではグッとこみ上げてくるものがありました。それと同時にロッテンマイヤーさんが自身の老いを感じてハイジの先々を気にかけるシーンなども、実にほろっときてしまいます。やはり原作が著名な童話ですから、どのように撮ってもきちんと感動させるだけの力を持つ作品に仕上げることが出来るんでしょうね。
あろえりーなさん [CS・衛星(吹替)] 7点(2009-01-22 22:36:41)
2.古典的名作なので、良くまとまったストーリーであり、見ている側は安心していられます。が、短い時間に多くを詰め込んでおり、子供に理解できるような作りにしたため、場面がどんどん進んでしまい、時間の感覚が掴みづらい部分があります。それにしても豪華な顔ぶれですな。
shoukanさん [CS・衛星(吹替)] 6点(2009-01-18 00:40:45)
1.《ネタバレ》 僕的に「やっぱハイジはアニメでしょ!」なんですが、コレはなかなかイイ感じだと僕は思います。
当時のアルプスの雰囲気も良く再現されていたかと思います(無責任)。
画面の薄暗い感じがとても効果的に寒々しい静寂的な雰囲気を演出していました。この薄暗さが好きです。
フランクフルトの貿易商・ゼーゼマン家の家に連れて行かれる可哀想なハイジ。
(あぁ、なんて可哀想なハイジ!)
そのゼーゼマン家の陰鬱で厳粛な重苦しい雰囲気も「薄暗さ」によって効果的に表れていました(こういう雰囲気に憧れてしまいます)。
ロッテンマイヤーさん本当にクソなんです。チネッテもいましたねぇ!懐かしい!
でもハイジが都会に来てホームシックになるまでがとてもあっけなく描かれている感じがしたのは僕だけでしょうか?
夜になるとハイジが夢遊病みたいになって入り口に立っていて「アルプスに帰りたい」と言うんです。僕はアニメではその場面がとても怖くて深刻に感じたんです。
でもこの作品はその場面で「怖さ」「異様さ」みたいなものが無くてアッサリしてました。
ハイジは可愛いと思うのですが、ペーターはダメですね。
でもアニメのハイジに親しんでいる僕たちはやっぱこの作品は観たくないですねぇ。
(え、そんなことない?)いつか原作小説も読んでみたいです。
やっぱりハイジは僕の永遠のロリータです!(←アホ)
ゴシックヘッドさん [DVD(字幕)] 6点(2009-01-14 03:15:09)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 13人
平均点数 6.46点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5215.38%
6430.77%
7646.15%
817.69%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review1人
2 ストーリー評価 7.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review1人
4 音楽評価 7.00点 Review1人
5 感泣評価 6.00点 Review1人
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