20.《ネタバレ》 まず自分が重要参考人になる作戦、は確かに面白い。しかも、マロリー氏の新作の元ネタはエディが書いていたってなると、なんか作り込みがすごくて、どこかで破綻しそうな犯人のこの作戦。でも、グリーンリーフ氏はうまくやってたと思うなあ。優秀な犯人じゃないですか。こんな犯人の最初の綻びが、「彼ら」って言っちゃたのだとすると、やっぱりコロンボすごいですよ。ていうか、つまりいいエピソードです。【追記】マロリーさんって、「マロニーちゃん」って言いたくなりませんでした? 【なたね】さん [CS・衛星(吹替)] 8点(2020-09-06 21:54:49) |
★19.《ネタバレ》 面白い部類に入るエピソードです。 ツッコミどころは多々あります。 どうしてコロンボは殺人事件のあった翌日に鍵の錠を変えたのか、映画化のために書かれた梗概が存在しした経緯など、「なんで?」って思うところがありました。 でも、面白かったです。 犯人役のジャック・キャシディという人、コロンボに出過ぎだと思います。 何かコネでもあったんでしょうか? どうせなら違う役者にしてもらいたかったです。 【クロエ】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2020-08-29 01:55:24) |
18.警部vs犯人のしびれる攻防。シリーズ本来の面白さがぎっしりと詰まっている。 唸らされるような犯人の完璧な犯行。そんな犯人に対し、警部もまた唸らされるようなワナの仕掛け。 犯人役は刑事コロンボシリーズのミスター犯人役、ジャック・キャシディ。いつも通りのこの人の漂わすゴージャスで嫌味な雰囲気。しかしそれでいて品がある。今回も見事な犯人役でした。 “警部、高級レストランで好物のチリをご注文”の笑いドコロがしっかり挿入されているのも嬉しい。警部vs犯人の攻防戦良し、犯人役良し、ユーモア良しでコロンボシリーズではかなりお気に入りの作品です。 【とらや】さん [CS・衛星(吹替)] 8点(2014-02-08 17:33:46) |
17.コロンボシリーズの中でも相当な佳作の部類だが、案外知られていないのではないかと思う。 【みんな嫌い】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2013-12-10 20:41:14) |
16.《ネタバレ》 人気作家マロリーに契約を切られた出版社のグリーンリーフ社長の逆恨み。 老夫婦相手に事故を起こしてアリバイ作りをしたのに、うっかり「彼ら」と複数で呼んでしまう。 酔って記憶がないはずなのに、こうした小さな矛盾がコロンボの大好物。 ただ、メインストーリーが少し複雑になっていて、これがコロンボシリーズには合わないような…。 グリーンリーフは誰かに殺人の濡れ衣を着せれそうになっているように偽装し、共犯として利用した爆弾マニアのエディを用が済めば殺害、そのエディをマロニーの遺作の作者としてでっち上げ、出版権を自分のものにしようと謀んだ。 つまりはエディが自分の書いた作品をマロリーとグリーンリーフに横取りされての復讐というのが犯人の筋書き。 2時間の本格推理ものならふさわしい内容だけど、1時間15分程度の短い枠の上にキャラが魅力のシリーズなので、こうしたこみいったストーリーより適度にシンプルなほうが向いていると思う。 【飛鳥】さん [DVD(吹替)] 6点(2013-11-04 00:18:11) (良:1票) |
15.計画犯と実行犯が別々にいるという、ちょっと変わった設定のエピソード。 完全犯罪を目論んでも、偶発的な出来事だけは予想できず、本作の犯人の殺人計画には、 この偶発的な出来事が二つ起こります。コロンボは推理を重ね、アリバイ崩しと証拠固めに、 巧妙な罠を仕掛けていくのだが、相変わらずの安定感。犯人役の俳優さんもアクの強さがいい。 【MAHITO】さん [DVD(吹替)] 5点(2012-06-18 12:58:12) |
14.《ネタバレ》 いやあ、面白かった。今のところ自分の中ではコロンボの中でのベストです。自分的には、犯人が優れていればいるほど面白いんで、この入念なアリバイ工作しびれました。ただ、その完璧主義が、鍵とか原稿とか、そこまでやらなくてもいいことまでやってしまって残念ですw 上記に書いた通り、アリバイ工作はほぼ完璧だと思う。普通のアリバイ工作では逆に疑いを招くこともあり、そうかと言って本当にアリバイがないのはどうしようもない。で、泥酔を装い自分には記憶がないふりをし、第三者(しかも自分に敵意を持った第三者にアリバイを証言させる。これほど優れたアリバイ工作は他に類を見ないと思う。 しかし、他がかなりお粗末。まず問題の鍵、実行犯がちゃんと扉は開いていたと言ってるんですよね、それを聞き逃すなんて間抜けにもほどがある。それと彼にとって一番避けなければならないのは実行犯と自分とのつながりを知られないこと。 わざわざ住所録に自分の名前を書いたり、あげくはいんちきな脅迫話、偽の梗概 間抜けにもほどがある。ただ単に爆殺しておけば、監視カメラもないこの時代に、実行犯と彼を結びつけるものは何もなかっただろうに。 というわけで減点。まあ捨てはしないけど 【rhforever】さん [DVD(吹替)] 6点(2012-05-14 09:42:40) |
13.《ネタバレ》 トリックや、コロンボがそれを見破り、犯人を追い詰める展開など、シリーズの中でもかなり上出来の作品だと思います。でも意外と地上波などでの放送も少なく、コロンボファン以外の人はほとんど知らない作品のようです。ジャック・キャシティといえば「魔術師の幻想」のイメージが強すぎるからでしょうか。 【ramo】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2012-01-04 18:57:47) |
12.《ネタバレ》 作品の感想はさておき、個人的にはイカレ爆弾魔が書いた「かんたん爆弾の手引書(うろ覚え)」を、超読んでみたかった。 【aksweet】さん [DVD(吹替)] 7点(2011-06-27 00:16:49) |
11.作家 爆発 鍵付け替え いつもながら、原題が洒落てる。犯人はいつも些細なミスを犯す、そしてコロンボはそれを見逃さない。今回もそう。 【HRM36】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-03-07 21:58:43) |
|
10.犯人の悪巧みの見事さはシリーズでも屈指です。故に、完全犯罪成功への最後の一歩を踏ませない警部の敏腕さをとりわけ感じる作品です。お見事としか言いようがないです。また、チリ代金にたまげるレストランでの一連の様子に、その有能さを出世の為に使う気は毛頭ない人柄が伺えます。子供の頃は大嫌いだった警部、今は大好きです。 |
9.《ネタバレ》 この作品の特徴は他の作品では例がないほどに念が入った逮捕劇にある。他のコロンボ作品なら合い鍵のトリックにひっかかった時点で逮捕してしまっているんじゃなかろうか。「この鍵のことをお話したのはあなただけですよ」とか言って。ところが犯人がシラを切ると原稿配達人を買収していたことを証明し、さらについ最近行われた変更が何ヶ月も前の原稿に記されているという決定的な矛盾をつきつけてさすがの犯人も観念する。いや、お見事。お見事なんだけどコロンボ慣れしていると鍵の件にせよ、「知りえるはずのないことをずっと以前に知っている矛盾」にせよ、他の作品にも使われているのでやや興ざめしないこともない。あともう一つ、コロンボが自分の解決した事件(野望の果て)について語っているのが珍しかった。 【空耳】さん [DVD(吹替)] 7点(2009-04-18 16:43:15) |
8.警部!今回は警部がいなかったら間違い無く事件は迷宮入りでしたね。と言うより何も無かったことになってましたよ。 【taron】さん 8点(2004-10-11 19:10:46) |
7.ダイナマイトの炸裂と共にクレジットが出るオープニングがクール!犯行場面での3分割画面が凄い!そして、ジャック・キャシディ再登場!しかも、前と同じような役柄で、悪役ぶりにもさらに磨きがかかっている!プロットはかなり複雑で入り組んでいるものの、完成度はかなり高い!おまけに高級レストランはチリも高い! 【きのすけ】さん 8点(2004-06-08 11:51:25) |
6.これは完全犯罪の可能性が濃厚でしたね。周到に練られた犯行にアリバイもばっちり。しかし、そこはコロンボ、こうした犯人には、やっぱり、わなをしかけますね。しかも、ミスは見逃しません。チリに目がない警部も値段にあ然とし、給料が高くない事を暗に示してました。公務員だからしょうがないか。 【パセリセージ】さん 7点(2004-05-23 20:39:53) |
5.今度こそコロンボをギャフンと言わせられる、そんな気にさせられる作品。完璧なアリバイ、実行犯も上手く消したし、実にオシイ。ちゃっかりカギをかえていたり、ラストの追い込み方は見事、ウ~ンやられた。そして以前も同じような話があったなあと思いきや「構想の死角」、「アレッあん時の犯人と一緒の人ジャン 」ウワ~ッやられた! 【亜流派 十五郎】さん 8点(2004-05-06 23:34:54) |
4.《ネタバレ》 コロンボシリーズ名犯人役ジャック・キャシディ、これでも暴れまわっておりました。でもどんどん先走りして自分がまんまと罠にかかってしまいましたね。グリーンリーフのアリバイ、エディの犯行シーン、マロニーの行動、三つを同時に写すシーンは面白かった。“鍵”を使って罠をしかけるコロンボもさすが。チリとアイスティーで6ドル!に驚くコロンボの顔は見もの。 【fujico】さん 7点(2004-03-09 20:09:01) |
3.《ネタバレ》 まず自分に疑いを掛けさせて、それを晴らすことによって安全地帯に逃れようとする。斬新なアイデアでした。ただし、余計なことをしすぎたために、自ら墓穴を掘ってしまう犯人。あっけないラストでした。警部、6ドルのチリは、いつものより美味かったですか? |
2.コロンボはチリが大好物。豆は入っていても入っていなくても構わないらしいです。 |
1.かなり完成度の高いミステリーだと思います。倒叙型ではありますが、殺害後も犯人が色々と行動していくので展開が読めません。殺害計画もよく練られていて、最終的にはコロンボが勝つと分かっていても、「これは完全犯罪なのではないか」と思ってしまいました。私の場合コロンボシリーズを見ていると、途中の展開は面白くても最後の罠がうまく行き過ぎていたり、中途半端な証拠で犯人が降参したりする場合が多い点で物足りない感じがすることがあるのですが、本作については結末も納得のいくものでした。 |