64.少し安っぽい感じがしますが、こういった映画にしては、わかりやすい作りになっていて楽にみれます。 【紫電】さん [DVD(邦画)] 4点(2022-04-02 19:16:19) |
63.クジラが海岸に打ち上げられたり、ビルとビルの間に挟まってしまったドンくさいお兄ちゃんなどちょっとした事件を織り交ぜながらも、現代を生きる若者達の日常を淡々と眺める映画。印象に残ったのは、関西に住んだことのない妻夫木聡や田中麗奈の関西弁がかなり上手だったこと。「えっ、この二人って関西出身だったの?」と思ってしまうぐらい違和感がなかったです。このお二人さんは方言の練習を頑張ったんでしょうね。(私は関西人) 松尾敏伸は大阪出身だけど標準語しゃべる役柄でしたね。あとその他には・・・うーん。こういう映画を楽しめるだけの感性を持ち合わせてなくてすみません・・・。 【☆Tiffany☆】さん [地上波(邦画)] 2点(2012-01-04 05:30:46) |
62.《ネタバレ》 嫌いではないです、こういう映画。そもそもが未だにモラトリアムから抜けきってない自分には、旅立ってしまった友人たちとの絡みを思い出しつつ、俺もこんな時間を作品にしてみたいと思っていました。妻夫木くんと麗奈ちゃんは九州出身のコンビなのに、関西弁を喋る二人にちょっと現実を感じて、寂しかったです。本物の関西人の池脇千鶴ちゃんの存在感を前に同じ九州人として哀しかったです。それにしても、この頃ってクジラがキーワードですよねぇ。とりみきの漫画にもクジラが出てくるのがあったし、社会全体がモラトリアムになる前の、まだまだいける日本経済の頃って感じの、寒くない頃の空気がよく出てたと思います。 【トント】さん [DVD(邦画)] 6点(2011-07-26 14:15:44) |
【アフロ】さん [DVD(邦画)] 8点(2011-06-03 00:57:32) |
60.《ネタバレ》 まァ見事な程、なんにもない 内容も無い 見所も無い おまけに音も無い だからどうした的内容で まァそういう雰囲気を楽しむ映画ですか でもなァ ワタシは楽しめませんデシタ 【Kaname】さん [DVD(邦画)] 3点(2011-04-23 07:39:41) |
59.視聴者に媚びず、説明的な描写を極力抑えている。安易に共感や感動、スリルを求めずに、映画「的」な展開やストーリーを省いたからこそこの映画は映画たり得ている。時間軸を動かす手法はうまくいっていたし、モラトリアム人間達の刹那的な哀愁が垣間見られ、成功している。構図や撮り方、カットも行定監督なりの視点が感じられた。短い出演ながら、池脇千鶴が光る。 【Balrog】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-09-04 08:14:47) |
58.《ネタバレ》 行定監督といえば印象的なのが 沢尻エリカの「別に」問題でも話題になった「クローズド・ノート」や 本腰を入れて製作したものの映画ファンから総スカンをくらった「遠くの空に消えた」等で 「世界の中心で、愛をさけぶ」の商業的な成功以降、 迷走している感が否めない監督のような気がします。 しかし行定監督にしか描けない世界観というのも 存在するとも考えています。 それが本作を含むモラトリアム3部作で、 恐らく行定監督作家性を語る上で最も重要な作品群でしょう。 鑑賞後、こんなにもかつてを思い起こさせてくれる映画を私は他に知りません。 社会に出る手前で怠惰な日常を過ごしている若者の 幸福感、絶望感、そしてその日々が刹那であるという事。 日本映画において良く用いられるキーワード 「何もない系」 その何もないという事を 行定監督はこんなにも魅力的に描いてみせるのです。 本作「きょうのできごと」では、 そんな若者達のモラトリアム、他愛もない日常を彩る要素として 二つの出来事が同時進行で繰り広げられます。 一つは「鯨が砂浜にうち上げられ座礁した」という出来事。 一つは「人がビルに挟まり抜け出せなくなった」という出来事です。 一見関係のないような出来事ですが、 実はこの二つの出来事は若者のモラトリアム期を描いたメタファーであると考えます。 例えば、本作の鯨の出来事。 社会をいうものを「海」だと例えた場合、 座礁した鯨は 社会から切り離されたモラトリアム期の若者そのもののように見えるからです。 座礁した鯨にある選択肢は、 海に戻るか このまま死ぬか 終盤、本作の鯨が辿った運命は正に 大学卒業期の私達そのもののように思えました。 またそこに主人公達が鯨になんとなく会いに行く。 しかしそこに鯨はいない。 という展開を加える事で、彼らの過ごすモラトリアム期もまた、永遠でない事を示唆しています。 【吉祥寺駅54号】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-07-12 21:09:03) |
57.大学の映研が作った自主映画のような、な~んにもない作品。でもそこが心地よい。友達とただダベって、夜更かしをしたあの頃を思い出す。たった一夜の出来事を描いた群像劇と言えば、『アメリカン・グラフィティ』、柏原が轢き逃げされるところは、アルトマンの『ショートカッツ』のオマージュかな?行定監督の作品の中ではいちばん好き。たまになんとなく観たくなる。そして無性に友達に会いたくなる。そんな映画。 【フライボーイ】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-08-17 19:42:46) |
★56.《ネタバレ》 大学生の生温い日常を描いた、36度5分くらいの映画。「今日ね、こんなことがあっってさー。そんでなー、こう思ったんだよー」「ふーん。で、オチは?」なんて言っちゃう人には、つまんないかもしれない。人に言いたくなることや、人に言っても仕方の無いこと。この境界はその人物によって変化する、とても曖昧なものだ。その辺りに漂う葛藤をうまく描いている。個人的には、自転車で買出しに出かけた柏原収次が、深夜に人気の無い街で轢き逃げされるシーンが好きだ。結局事故のことは誰にも話さないのだけど、「この怪我どうしたん」って気遣ってくれる友達が側にちゃんといる。何気ないことだけど、そういうのいいなあ。あとカワチ君のシロクマの絵の具の話も好き。 何度も見てるが、見終わった後友だちに、「きょうのできごとって映画見たんやけどなー」って話したくなる好きな映画。「ふーん、だから?」と言われたとしても。 【Nujabest】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-01-30 04:09:34) |
55.《ネタバレ》 最初のほうを見ていたらあまりにつまらなくて〝努力忍耐〟とひたすら念じながら先へ進む。すると、途中から面白くなってきた。3人が帰って、西山が暴れだすあたりから…。「おっこれは」と思っていると、正道は何気に当て逃げされるし、スキマ男はどんどん悲惨になるし、かわち君は性格面白いし、話の展開がやっとわかってきて、〝この映画〟の面白さ、もやっとわかった気がした。 確かに、この話の人間関係が全く把握できていない状態で、時間をシャッフルしたうえ、けいとがクダをまいている(卵の話は本当につまらない)ところとか、真紀が酔って他人の髪の毛を切っているところを見ても全然面白くないのに、そこらへんを長く見せすぎる…。2回目に見ればわかるけど、やっぱり女2人が酔っ払っているところは何度見てもあんまり面白くない。監督は、女どうしのシーンで笑いを取るのが下手だと思う。(男ばかりでモメているシーンは大変よいのに。) 小説の原作ものということだが、私はそれを知らずに見ていてまず「これはまさに少女漫画の間の取り方だ」と感じた。吉田秋生あたりが一番近いと思う。もしもこの映画を吉田に漫画化してもらったら、すごく自然な感じになると思う。正道のキャラなど、見た目も言動も本当に吉田秋生の漫画から抜け出してきたようだ。 で、この話は出てくる人間がほとんど「モラトリアムな奴」なのだ。自分で稼いでいる人間はチョイ役でしかない。働いているやつは、スキマ男だけだ。北村のサーファーだって、どうもマトモな勤め人らしくない。 そういう男も女もモラトリアムなやつらが、ある日集まって勝手気ままに騒ぐ。過ごす。それをダラダラとコミカルにさんざん見せたうえ、クジラが帰った海辺で終わる。クジラとは、何の意味だろう。 クジラと同じように身動きが取れなくなって、己の命を他人まかせにしなくてはならなかったのは誰か。違法な賭博喫茶で働くスキマ男だ。クジラはスキマ男だ。スキマ男は、中沢たちと違ってモラトリアムに生きていない。 世の中に出て、自分で食い扶持を稼いでいくということは、座礁した瀕死のクジラのようなもの…そんな大変なこと、できるだろうか。できればこのままいつまでも、京都の古民家という通好みのおしゃれスポットで、ダラダラとモラトリアムに仲間とじゃれていたい…。そういう気分を描写したのが本作だと思うなあ。やっぱり昔の吉田秋生の気分。 【パブロン中毒】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2007-10-23 19:47:36) |
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54.よく企画が通ったな~と感心するぐらい何も起きない。 特に何があるというわけでもない日常、人物。 でも、この監督の作品の中では一番無理なく、自然なムードを出せていると思う。 若者のダラダラした空気が好きかどうかで判断するしかないけど、自分のいないところでも地球は回ってるって描写は好きだし、ムードも好きということで中間5点。 【カラバ侯爵】さん [DVD(邦画)] 5点(2007-07-12 05:05:50) |
53.ストーリーらしきものが見当たらず、ダラダラと垂れ流しているだけに感じる。 池脇千鶴をメインに据えたラブストーリーにでもすれば良かったのに。 取材スタッフが途中で帰ってしまったのも頷けるというもんだ。 こりゃあかんわ。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 3点(2007-02-20 17:24:50) |
52.こんな人おるなー,とか,こんなからみしてたなーとか思った。みんな関西弁うまくてちょっとビックリしたし。うん,やっぱり千鶴さん好きやなぁ。マキちゃんみたいなブリッコいてるわー。・・・・っ!! ってゆう,この映画並みのたんたんとしたふっつーうの感想しかでてけえへんっ!!もっとなにか語りたい!批判してみたりとか,不覚にも泣いてしまったとか,言いたいって~っ 【小星】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2006-11-20 17:26:13) |
51.序盤、田中麗奈と伊藤歩に心底イラついて見るのやめようかと思ったけどラストまで見て良かったです。 【NIN】さん [DVD(邦画)] 8点(2006-11-16 09:40:59) |
50.《ネタバレ》 最後の、クジラのブシューに振り向く少女の顔のみが、唯一映画的でした。 それ以外はすっからかん。 |
49.《ネタバレ》 もうすこしそれぞれのエピソードのつながりが欲しかった 特にくじら少女 【マーガレット81】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2006-05-17 00:53:52) |
48.《ネタバレ》 「女子高生とクジラ」が「命」の問題を提起していて、そんなものを前面に押し出すことなく、他愛もなく淡々と進んでゆく日常。出来事と出来事が絡まり合う、というほどにはほつれていなくてちょうどいい緩さで。田中麗奈の作り込みもちょうどいいくらい(、か?) 「女子高生とクジラ」という線の裏側にあるのが「ビルに挟まった男とそれを助けた先輩」なわけですが、こちらは軽めの「死と再生の物語」。クジラが昇天するときの「ざっぱーん」と、振り返る女子高生の表情は、「あぁ、また映画を見てしまったなぁ」と思える心地よいものでした。 【みげる】さん [DVD(邦画)] 7点(2006-05-01 22:54:50) |
47.物語がいり込み始める後半になって少しは見れる様になりましたが、前半が兎にも角にも退屈。例えば居酒屋へ行って、馬鹿丸出しの大学生が飲み会でくっちゃべってるのを傍から眺めてても、果たして面白いか? 「これが等身大の若者かぁ」なんて考えもしませんよね? つまり、そーゆーことです。日常のちょっとした出来事を描く群像劇、若しくはオムニバスとして、副題からも判る通り「ミステリー・トレイン」か「ナイト・オン・ザ・プラネット」風の作品を目指したのかもしれませんが、ジム・ジャームッシュの作劇とは雲泥の差。比較的高評価なのが理解できません。それにしても「柏原崇、演技巧くなったなぁ」と思って観てたら、弟さんだったんですねぇ。全く気づきませんでした…。そんな訳で、柏原収史と池脇千鶴に3点献上。 【sayzin】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2006-04-25 00:05:03) |
46.なんでもない日常を描いてるだけに、本当になんでもない。でもそのなんでもなさが、かなり心地よかった。 【MARK25】さん [DVD(邦画)] 7点(2006-04-17 12:51:33) |
45.《ネタバレ》 散文的な映画というのもありだとは思うが、それは極めて難しいこと。ストーリーなしに人を描こうとするのはあまりに人をバカにしている。こういう意味ありげだが、何の意味の無い映画は最低だ。 【ぽん太】さん [DVD(字幕)] 0点(2006-04-05 22:50:05) |