6.途中までは面白かったのですが、最後はチープな復讐劇になってしまいました。復讐のために銃を購入したあたりから興ざめてしまいました。「あいつが怪しい」と思ったら警察に相談すれば良いのに。私は、自分の愛する人がひき逃げされたら決してこの犯人に同情することはできません。。。 【みるちゃん】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 3点(2021-11-21 11:27:26) |
5.《ネタバレ》 「帰らない日々」まさにそのままでした。被害者と加害者があんな風に知り合い(?)になっていくのが個人的につまらなかったですが、観ていて終始頭痛が残るだけでした。加害者の息子がかわいそうですね。「逃げた卑怯者の父親」どんなに苦しんでもどんな事情があれ、同情はできないからなぁ・・・ 【新しい生物】さん [DVD(吹替)] 2点(2013-10-08 16:15:16) |
★4.《ネタバレ》 冒頭、事故の加害者と被害者となるそれぞれが淡々と交互に映される。よくあるオーソドックスな表現だけど、それぞれの些細な言動の何が事故を誘発するのかハラハラした。ひき逃げ事件の犯人と被害者ともなれば、被害者を応援する気持ちになって観てしまいそうなものだけど、この映画はどちらの立場にも感情移入した。被害者が加害者の事務所に訪れた時、自分が犯人の感情になっているのに気づいて、珍しいタイプの映画だなと感じた。社会派か人間ドラマの類と思いながら観ていたけれど、徐々に「もしかして復讐劇???」と思わせるようなサスペンス風味が顔を出し「期待はずれか・・・」と微かに思い始めたら、それもいいスパイスになって心情的にすんなり受け入れられる余韻の深いエンディングを観られた。決して「めでたしめでたし」のハッピーエンドではないけれど、被害者が思いの丈を犯人にぶつけ、加害者が真っ当に懺悔し彼なりの苦しみを吐き出すことで、一応の気持ちの締めくくりが出来ることが、ある意味心地よかった。そのクライマックスはそれぞれの気持ちが痛くて涙が出た。犯人に怒りをぶちまけることができた父は、ようやく息子のいない日々の自分の感情にシフトできるようになり妻の胸で思い切り泣く。決して苦しみから解放されたわけじゃないと伝わるショットだけど、ああやって手放しに泣けるのは「心が一区切りできた」からこそ。そこの感情のあり方は『ラブリー・ボーン』なんかと大違いで、やはりある種の心地よさがある。残された加害者側の少年のラストショットは切ないけれど、ひき逃げしたまま卑怯に暮らしている男の息子でいるよりも、起きてしまった事故に対して最後は正しい選択をとった父を誇りに思える日が来ると思いたい。この映画がひき逃げ犯の気持ちにもなって観れるのは、彼がそれほど無謀運転をしていたと思えない点が大きいのかもしれない。自分の場合「あれは仕方ないよね」と同情する(そのまま逃走したことは別だが)。少し違えば彼らが死んでいたかもしれない、そんな危険を回避した結果の出来事だ。つまり間違えば、ラストで悲しい背中を見せた少年が死んでいたかもしれないのだから、その彼が生きているだけメッケもんだ。カーブを大きく張り出してきた対向車の運転手は、自分のせいで2つの家族が苦しんでることなど何も知らずへらへらと暮らしてるんだろうなと思うと、それが一番許せない。 【だみお】さん [DVD(吹替)] 8点(2011-06-07 06:03:07) |
3.いつも明るく爽やかな役所が多いのに今回は珍しくひき逃げをやったばかりに、一瞬にして地獄のような日常を送る羽目になったマーク・ラファロ。愛する息子と一緒にいれて楽しいはずなのに、何をやっていても息苦しくて胸がつかえるような重苦しい心の葛藤を見事に表現していました。 【白い男】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-07-28 22:57:36) |
2.《ネタバレ》 交通事故というのは毎日の様にニュースで報道されているので、運転者にとって、またそうでない者にとっても身近な存在。よって感情移入させるという点では比較的容易いと思われる。この映画は前半に加害者、被害者(の親)、双方の内面を描いているが、どちらの感情も伝わってくる。ホアキン、ラファロと渋いキャストで見応えもある。だが話が進むにつれてサスペンス色が強くなってくる。二人が徐々に近づいていく様子が中心になるので、せっかく入り込んだ感情がどんどん離れていく。サスペンスとしての作りが浅いのも原因だろう。ラストに山場はあるが、そこに辿り着く頃には完全に気持ちが冷めていた。全体としてみるとサスペンス部分と内面を描いたドラマがうまく融合出来ていないと感じた。好みのキャストだし、良かった点もあるが、見る側のスタンスをころころ動かしてしまう映画は好きじゃない。 【オニール大佐】さん [DVD(字幕)] 4点(2009-05-16 16:34:28) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 原作は未読です。テリー・ジョージは重厚なドラマが得意なのでまぁ・・・期待通りな感じでした。なかなかの豪華キャストなのにネタがネタなだけにミニシアター系での公開はちょっと寂しいもんです。序盤の息子の葬式のシーンまでは何度も泣きそうになったんだけどそっからが・・・警察がろくに捜査もしてくれないので自分から動くパターンに入ったり思いっきり夫婦喧嘩したのに次のシーンではめっちゃ仲良くなってるやん!!っていうのがあったり。ラストショットの報われない犯人の息子の背中を移すシーンのあまりの絶望さに軽くショックを受けました。 |