56.序盤は緊張感あるんだけど、だんだんと尻つぼみ。 特に、暴動のシーンからは、ちょっとついていけなくなった。 だって、殺人ウイルスが大流行してるのに、外に出て元気に略奪って、少なくとも 日本じゃありえないから。 それから、登場人物のキャラがわかりづらいのも困る。 サスペンスなんだから、善玉と悪役ははっきりしてくれないと。 クライマックスも、なんの盛り上がりもないし。 でもまあ、いろんな国が飽きずに見られて、そこは楽しかったけどね。 【まかだ】さん [DVD(吹替)] 5点(2013-02-03 19:15:48) |
55.映画的な面白味は全くないです。特別最後にネタばらしを持ってこなくとも1日目から辿ればいいんじゃないですかね。淡々と進み、ワクチンが出来上がりと特にこの作品を観てどうこうと思うところはありませんでした。私はこの監督の作品は常に評価が低いのですが、これを映画にしてどうしたいのでしょうか?何を訴えたかったのでしょうか?それぞれの登場人物描写も浅いと思う。最後に大ドンデン返しがあるかと思いきや、何もなかったし。 【たかちゃん】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2013-01-13 22:29:03) (良:1票) |
54.「アウトブレイク」よりはまだまともだが、相当変異する前提のウイルスのワクチンがこれだけあっさりできあがってしまうというのは、いくらなんでも、無茶苦茶。こういう映画こそが、人を非常識的な行動に駆り立てる。…とはいえ、ケイト・ウインスレットの迫真の演技に5点。 【みんな嫌い】さん [DVD(字幕)] 5点(2012-12-23 23:08:31) |
53.《ネタバレ》 人類が見舞われた何度目かのウイルス惨禍を徹底的にリアルに描いた作品だった。エボラ出血熱など致死率の高いウイルスは、宿主が早くに死んでしまい、全世界的に拡散することが起き難くなる。新種ウイルス感染後の致死率を20~30%に設定したことでより現実味が増し、地味ではあるが見えない恐怖を描くことに成功している。物語の進行に合わせて「何日目」とテロップを入れることで、ウイルス拡散の進行状況をまさにシミュレートし、不要な情報を極限まで削ぎ落としてパニックを描写することで、静かで凍えるような恐怖を演出している。豪華なキャストの適切な配置も良い。特に初期の感染者である妻グイネス・パルトロウの死の宣告を受け入れられず、夫マット・デイモンが「それで妻にはいつ会えるんですか?」と医者に聞き返してしまうシーンが悲しい。また、物語のラストに「1日目」を描くことで、感染経路をサラッと見せるところが憎い。及第点ってことで。 【しぇんみん】さん [DVD(吹替)] 7点(2012-12-13 23:01:50) (良:2票) |
52.《ネタバレ》 よくテレビであるよね、こういうの。それをリアルに有名な俳優で盗ってみたっていうやつでしょ、これ。見てよかったと思う。いろいろ考えさせられたけど、感動も感激も恐怖も…映画に必要な感想が出てこないんだよね。 【木村一号】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-11-18 22:09:34) |
51.淡々と進んでいく。狙いだろうが、話のキモまで削ってしまって観る側の想像力を当てにするのはいかがなもんだろ。逆にそれがリアリティと一瞬思わせても、豪華キャストに誤魔化されてしまっただけのようだ。どんなに実力があろうと無名役者達ではこの作品の平板さ、とても成立しまい。 |
50.《ネタバレ》 前半でケイト・ウィンスレットが死んでしまい、主要キャストでも死ぬんだ、という、「プライベート・ライアン」的な恐怖感があり、かといって、その中の一人がヒーローのような活躍をするわけでもなく、静かに静かに物語が進んでいく。 実際に起こった出来事を振り返った、ドキュメンタリー映画風でもあり、非常にクールな映画。嫌いじゃないです。 ちなみに最後に“1日目”を持ってきたのは正解。あれでこの映画がぐっと分かりやすくなった。 【love】さん [DVD(吹替)] 7点(2012-09-16 07:09:32) (良:2票) |
49.私の苦手なドキュメンタリー調の映画ながら、興味深く最後まで観れました。伝染病感染から感染源の調査、ワクチンの製造に命掛けで挑む人たちがいる。ネットで大衆を煽動する人もいる。愛する人たちを守りたい一心がパニックを引き起こす。伝染病感染拡大とそれによって起こるであろう出来事をリアルに描いていて良かったです。 【ぽじっこ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-09-01 17:09:49) |
48.《ネタバレ》 佳作。まったく事前情報を知らずに見たけれど、意外にキャストが豪華でストーリーも面白かった。【ネタバレ注意】とくに BGM を使わず淡々と感染の恐怖を描写していくさまはリアリティを感じさせるのに貢献していた。キャストが豪華だからか、この人は死なないだろうという予想も外れやすかった。また、マット・デイモン扮する父親の行動が娘を思うがゆえの行動であり、決して「理解が無い」わけではないところなど、各人物がうまく描写されていたと思う。 【mohno】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-08-30 00:10:43) (良:3票) |
47. 無機質な撮り方だからこそ、リアリティーがあって怖い。 中々にハラハラできる内容で、面白かった。 【タックスマン4】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-08-28 22:40:20) (良:1票) |
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46.《ネタバレ》 まず豪華キャストを使っているのはよいが、登場人物が多すぎて感情移入しづらい。またドキュメンタリー映画を観ているような感じでストーリーに起伏がない。その分現実味が強く感じられる映画だが、せめてもうひと捻りストーリーの波が欲しい。最後のカメラ、ブルドーザーのシーンでは必ずすごいオチがあると願っていましたが・・・。 【とむ】さん [DVD(字幕)] 3点(2012-08-27 00:38:49) (良:2票) |
45.《ネタバレ》 リアリティ職人ソダーバーグによる、良く出来たシミュレーションであり、同時に良く出来た娯楽作品である。一定のリズムで描かれるドラマは最後まで緊張感を保ち、リアリティを保っている。リアリティこそ娯楽なのだ。私事だがこの作品を監督の名前を知ることなく見られたのは幸運だった。なんとなく先が読めてしまっただろうから。 【Robbie】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-08-25 23:16:39) |
44.《ネタバレ》 丁寧に作られたパンデミック・スリラー映画。豪華な俳優人の抑えた演技が緊迫度を増していて、ソダーバーグの手堅い演出が光っている。映画が始まってから約二時間、緊張の糸が途切れないのがすごい。ただ、それが余りにも優等生なつくりに仕上がっていて、幾分物足りないようにも感じる。この群像劇のなかにもっと一人くらい人間的な壊れたキャラクターが欲しかった。監督が過去に撮った傑作「トラフィック」に出てくる、子供のために麻薬を売り捌く母親のような。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-08-12 10:49:28) (良:1票) |
43.《ネタバレ》 余計な演出を省いたパンデミック・シミュレーション映画。 原発事故の後、アタフタするばかりだった日本政府・関係機関の対応を考えると、 もし、今これが日本で起きたら…と思うとゾッとする。 次の大地震や富士山の噴火が予想され、備蓄を心掛けましょう…と 一部で呼び掛けていたが、そう思ってる所へ発生するのが大規模感染かも。 政治力・経済力ともに弱体化しつつある今の日本で起きたら、 厚生省が「事態を注視している」うちに数週間経過しそうだ。 お子ちゃまの国・日本じゃマトモな対応出来ないだろう…と WHOから人が来るんだろうな。震災後のIAEAみたいに。 第2トモダチ作戦でオスプレイが患者を運んだら、とてつもない皮肉だ。 そうならない為の備えや仕組みが今の日本にあるのだろうか…と猛烈に心配。 やばい。明日、備蓄の飲料水を買い増ししておこう…。 【じょるる】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-08-05 00:41:16) (良:1票) |
42.《ネタバレ》 隠そうとした情報やデマが、youtube、facebook、twitterであっという間に回ってしまい、混乱が起きたりと、かなり現代的。震災時の日本とかぶる所も多かったが、日本は暴動起こらなかったもんね! 凄く真面目でリアリティのある作品である分、遊び心がない。娯楽性が薄くて、平坦。 もっと、めちゃくちゃになっちゃえー!と心の中で囁く自分がいたが、非現実的と思えるようなことは起きなかった。完成度は高いと思うのだが、パニックムービーを観に行ったつもりだったので、物足りなく感じた。 【すべから】さん [映画館(字幕)] 6点(2012-07-03 00:44:23) (良:1票) |
41.《ネタバレ》 リアルシミュレーション型ウィルスパニック映画。その性質上、いわゆる映画的な、劇的な展開は極力抑えた仕上がりとなっているのが特徴です。虚報に振り回され混乱する市民。悪化する治安。抗ウィルス薬が開発されてハッピーエンドではなく、むしろその先が本題でありました。ワクチンをいち早く手に入れるため、実力行使に出る者。情報操作で富を得ようとする者。人間の本性が暴かれます。例えばドクター・チーヴァー。彼は恋人を救うために機密情報を洩らしました。非難されるのは仕方がないこと。でも彼と同じ立場で、彼と同じ行動を取らぬ者がどれほどいるのか。生き延びたい。いや、大切な人を守りたい。その思いは誰も否定できないでしょう。チーヴァーが自らのワクチンを友人の子に譲ったのは、せめてもの罪滅ぼしでした。レオノーラ博士は、自らを拉致した中国人に情が移った様子。一体彼女は何をしたいのか。でも、良くも悪くも人間らしいと感じました。素晴らしい人物造型でした。研究者、市民、ジャーナリスト、各分野に主役級を配した豪華なキャスティングは、全ての人間が“当事者”である事を意味しています。何時起こるとも知れぬパンデミック。それぞれの立場で、各々の人間力を駆使し、人はウィルスの恐怖と立ち向かわざるを得ないのです。 【目隠シスト】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-06-16 18:53:26) (良:3票) |
40.医化学対ウイルス、文明対ウイルス、人の心対ウイルス。豪華俳優陣でありながら抑えた演出で色々な恐ろしさに現実味を感じました。我が身並びに我が一族可愛さに猿に先祖返りする暴徒どもを目にし、活躍は出来ずともせめて猿にはならず人間の誇りを放り出さない自身でありたいと思いました。ずっと喉にひっかかっていた魚の小骨が取れたかのようなラストが秀逸です。 |
39.《ネタバレ》 始まったとたんにグウィネス・パルトロウが感染死したと思ったらケイト・ウィンスレットも死んじゃうし、こりゃこの豪華出演俳優たちはみな逝ってしまうのかなと心配しちゃいました。最近のソダーバーグの傾向として、新型ウィルスのパンデミックを冷徹にシミュレートしまくる実験的な作品かと予想していましたが、人間同士の触れ合いに未来の希望があるんだ、というけっこう熱いメッセージが感じられました。グウィネス・パルトロウの不倫や拉致されたマリオン・コティヤール消息などを、あまりにばっさりそぎ落とした脚本にはちょっと疑問が残りますけど。でもサブ・ストーリーを膨らませてゆくとまた『トラフィック』みたいな映画になっちゃうので、ソダーバーグはあえてこういう展開にしたんだろうなと思います。インフルエンザみたいな症状なので『アウトブレイク』みたいな派手な死に方ではなくよっぽどリアルな恐怖が伝わりますが、グウィネス・パルトロウの解剖シーンだけはギョッとさせられました(なんせ頭の皮がペロリですから)。そしてジュード・ロウの怪しいブロガーぶりから、ソダーバーグのネットに対する辛辣な見方が意外でした。 【S&S】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-05-27 23:45:12) |
★38.《ネタバレ》 エリオット・グールドをものすごく久々に見られたのが嬉しかったです。豪華でどっしりした出演者たちと、見応えあるストーリーでワクワクしましたし、ジュード・ロウの役どころが興味深かったです。遺伝的に感染しないマット・デイモンはその特性が物語をどう左右するのか気になっていたけれど、その点では肩透かし。物語はどういう方向へ収束し、何を骨格としたドラマとしてラストを迎えるのか、見る側はそこを期待して成り行きを見守るはずだけど、デジカメを手に涙するマット・デイモンの画はそこに至るまでのドラマがとくにないのでイマイチだし、グィネス・パルトロウのラストシーンもすごく当たり前なところを最後に持ってくるところが、なんだか「手はきちんと洗いましょうね」と教育ビデオぽい感じがして、ドッとこけてしまう気分でした。無垢な笑顔で握手する彼女の写真を見る時に、握手の起源のエピソードがスッと出てくれば、意味深いラストシーンに思えたかもしれないですが、自分の場合、残念ながら握手の起源のエピソードがすぐには出てきませんでした。お悔やみに来て追い返された少年がワクチン接種者のリストバンドをして彼女に会いに訪れる微笑ましいシーンなどから思うに、多分にこの映画では「接触」「握手」などの要素をもっと見る側に意識させたほうが良かったかなーという気がしました。 【だみお】さん [DVD(吹替)] 6点(2012-05-22 17:37:31) |
37.序盤の感染が拡大していく様はスリルがあって恐怖を感じた。 余計な説明を省いて映像で理解させる手法は良かったと思う。 難しいことはよくわからないけど、とにかく危険だということはよく伝わってきた。 キャストが豪華過ぎて、誰が死んで誰が生き残るのか予想できないというのが緊張感を増していたように思う。 物語の収束は意外と平凡というか、これ以外の解決法はないんでしょうね。 ラストの警鐘は重大なことなんだろうけど、だからってどうしたらいいのかよくわからないというのが困ったもんです。 【もとや】さん [DVD(吹替)] 7点(2012-04-20 17:34:45) |