34.《ネタバレ》 仁義映画とタランティーノ風味を足した作風は、映画愛を感じさせるものだけど(露骨なブルースリーとかw)やたら毒々しい映像の連続に疲れてきて観るのがツラくなってきて、休み休み観ました。一気にみるだけのものがなかったのは、相性の問題なのかもしれませんが、なかなか豪華でクセのある出演者が生かし切れてないような気がしたりして。深作監督へのリスペクトっぷりが画面の隅に(警察署の名前・ナンバー)表れてるのは興味深い、かつ二階堂ふみはかわいかったと思います。がイマイチ何がしたいのか分かりにくいかなぁ~あんまり難しく考えんなっつうことか。まぁここらへんは美学の問題かと感じてオリマスハイ 【Kaname】さん [ブルーレイ(邦画)] 3点(2014-08-12 09:45:06) |
33.面白いところも随所ありましたが、この監督の他の作品の面白さに比べたら、やや劣ると思いました。私は、愛のむきだし>ヒミズ>冷たい熱帯魚>地獄でなぜ悪い>恋の罪 の順で面白いと思いました。 長谷川博己が出ているので期待していたのですが・・。いや、長谷川博己は十分うまかったのですが。 【たぬき野郎】さん [DVD(邦画)] 5点(2014-08-04 23:04:34) |
★32.《ネタバレ》 なーんか『桐島、部活やめるってよ』の表向きの主人公のその後を見てる感じ。映画屋による映画屋のための映画バンザイ映画。ド派手にマンガチックに血が溢れ首が飛ぶ演出は「ここまでくればもうバカバカしくて真面目に文句言う気もしないでしょ」的な開き直りで観やすく、これまでの作品で観る人を限定したハードルをグンと下げてファン拡大を狙ったのかな~という感じがしました。ラストも入れ子にして完全にリアルから離れ、逃げ道はもう完璧だ! 「私ってバカじゃん」の場面だけ好きでした。 【だみお】さん [DVD(邦画)] 5点(2014-07-29 13:21:53) |
31.●終盤の30分間は一見の価値あり。死に様の大博覧会です。ブルース・リーさんですが、「怒りの鉄拳」風の最後を期待しましたが残念でした。●長谷川博己のキャラがありえないけど楽しいです。不良も暴力団も映画への情熱の前では大したものではない…スゴイ。 【次郎丸三郎】さん [DVD(邦画)] 8点(2014-06-07 10:49:32) |
30.登場人物で心理が理解できるのが、さらわれた監督君だけ。あとは全員奇人変人。私にはダメでした・・・ 【東京ロッキー】さん [DVD(邦画)] 5点(2014-04-14 20:00:42) |
29.《ネタバレ》 ユーモアが自分のツボではなかったためか笑いどころはあまりなく、気持ちの悪いキャラクター設定にイライラしたり、また二階堂ふみもかわいいと思えず(好みじゃない)評価ポイントがあまりない映画でした。ただ殺陣のシーンはちょっとかっこよかった。余談ですが、長谷川博己と星野源、顔の系統が同じ過ぎて非常に気になった。 一緒に使わない方が良いのでは?笑 【なこちん】さん [DVD(邦画)] 4点(2014-04-13 06:33:41) |
28.《ネタバレ》 いろいろと賛否があるだろうが悪くは無い ただ園子温なのだからと思うともう少しハードルを上げて見てもいいかと思った 役者の芝居にしても堤真一の浮きまくりの怪演をどう評価するのかがネックだと思う 私的には有りじゃないかなと思った ただ他の人達がほとんど素人なので浮きまくってる この映画、他にもキレてる芝居をする人がいれば良かったんじゃなかろうか 長谷川博己が同じく浮いた芝居だが、あの人はあれでいつもの長谷川なのでさほど違和感が無い(笑) しかし、展開は他に類を見ないほど徹底したグロバカで、メインキャストをバカバカ消費するラストバトルは、同時期のオバカ映画「マチェーテ・キルズ」を思い出したが、出来は何故か「地獄~」のほうがずっと良い スラプスティクな不条理さもこちらの方がだいぶ上回っている これまでに似た様なグロバカな映画をずっと撮り続けてる井口昇ら、SUSHI TYPHOONレーベルの映画を軽く超えているのは流石に園子温と言うべきか まぁ、園子温の映画もSUSHI TYPHOONにラインナップされているので当たり前なのか しかしエンディングは、投げっぱなしな上に安易なファンタジーになってなければ、もっと点数を上げてもいいかなと思ったぐらい酷いエンディング 微塵もカタルシスが無い 「ヒミズ」のパロディーのつもりだったらふざけるなって思った SUSHI TYPHOONと言えば看板俳優の坂口拓がこれで引退らしいが、近年の坂口はギャグに向かない割に存在がギャグで見ていて非常に痛々しかった ファンだったので残念だ 【にょろぞう】さん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2014-04-09 11:40:58) |
27.《ネタバレ》 この監督さんにしてはかなり一般向けに歩み寄ってるような気がしましたが、最後の展開でノンストップはじけ飛び・・・あれが上に吹っ飛んでからは、もうどうにでもなれ状態でした。 真面目に作っても面白くなりそうな内容でしたが、完成間近の絵画にあえてペンキをぶっかけるような潔さ! そのハチャメチャなスピード感…嫌いじゃないです。 主要キャストは誰もが光っていましたが、特に長谷川博己の知らぬ一面が見れたことが良かったですし、二階堂ふみについては今後の活躍にますます期待が膨らむこととなりました。 いやはや、この作品で真面目に感想書いているのもバカバカしい! まさに、バカになれ!とことんバカになれ!こっちも無茶苦茶返しで、なんだか5点より上はやりたくない! 【午の若丸】さん [DVD(邦画)] 5点(2014-04-06 21:40:40) |
26.《ネタバレ》 アイデア勝負の作品。アイデアは悪くない。面白い。♪全力歯ぎしりレッツゴー♪もいい。耳に残る。役者もみな魅力的。特に組長の娘役の二階堂ふみがたまらない。幼さと色っぽさをいい具合に醸し出している。ガラスのキスシーンは鳥肌もの!映画バカの真っ直ぐさも嫌いじゃない。ただここまでいいモノを揃っておきながら、どうして後半をグダグダにしてしまったのか?なぜ警官隊を乱入させて全てを終わらせてしまったのか?なぜ本編そのものをドキュメントで終わらせてしまったのか?着地地点をちゃんと考えつかないと、どんなにいいアイデアでも意味をなさなくなってしまう。好きなアイデアだけに、過剰なまでのタランティーノ的描写や、みんな死んではいおしまいな終わらせ方は残念でならなかったです。ああもったいない! |
25.いやあ狂ってる。「サイアク」な映画だ。でもだからこそ「サイコー」過ぎる。 こんなにも悪趣味極まりなく、とっ散らかった馬鹿映画なのに、目柱が熱くなっている自分に笑ってしまった。 自分自身がこの映画を楽しめる「馬鹿」だということに、幸福感を覚えた。 事実や現実という言葉ばかりが重要視される世の中。「虚像」というレッテルを貼られたものは、社会から一方的に排除される。 偽ることは褒められたことではない。でも、本当に真実だけを見ることばかりが正しいのか。 つくられた世界を愛しては駄目なのか。 この世そのものが、“作り物”で埋め尽くされた地獄なんじゃないのか。 作り物でなぜ悪い?地獄でなぜ悪い? もうそれは理屈じゃない。馬鹿と蔑まれようが、社会から排除されようが、その思いを貫き通したいすべての人々の、まるで怨念のように揺るがない信念だ。 その思いを「映画」という宝箱にぶち込み、撹拌し、無様な型で捻り出したこの映画を、愛さずになんていられない。 ミツコ(二階堂ふみ)の魔性と、平田(長谷川博己)の狂気を思い出しつつ、公次(星野源)の主題歌が延々とリフレインする。 しばらくはそういう日々が続きそうだ。 【鉄腕麗人】さん [DVD(邦画)] 10点(2014-03-30 16:43:42) |
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24.《ネタバレ》 監督に洗脳されたがごとく、オーバーアクトする若手俳優。青臭い直裁的なメッセージ。良かれ悪しかれ園子温監督の持ち味だったと思います。しかし、本作についてはそのような気配が皆無。薄い物語の上を血しぶきと鉄砲玉が降り注ぐ。おバカ映画を作りたかったのかとも思いましたが、園子温的生真面目さが邪魔してか、ほとんど(いや全く)笑えませんでした。 【なたね】さん [DVD(邦画)] 2点(2014-03-30 01:05:04) (良:2票) |
23.《ネタバレ》 まるでなにかのダイジェスト版を見ているかのような、全編駆け足気味の独特なテンポ。良く言えば疾走感があり悪く言えば緩急がないという感じ。ナンセンスギャグが終始貫かれており、それぞれキャラが立ってて面白いことは面白い。これまでの作品とはまた違う作風で、この監督さんの幅の広さを思い知らされる。でも、やっぱり園子温の映画。強烈な個性は変わらない。ある種の映画愛、そして清く散ることへの憧れが感じられる。 【あろえりーな】さん [DVD(邦画)] 6点(2014-03-27 19:39:19) |
22.《ネタバレ》 予告の段階では、こんな作品と思ってなかった。むしろ本作の中盤までは、ストーリーで楽しませる劇画調コメディだと思っていた。終盤になると、血、血、血、血が溢れ、首が飛び、手が飛び…という画がひたすら無邪気に映しだされる。 やんちゃすぎる…!監督は、キルビルがやりたかったのか? 確かに、邦画でこんなことをやる人は少ないが、目新しいものではない。登場人物の狂い方も、常識的。一周回って、割と平凡である。 これ、どうやって結末つけるの?と、心配してたら、まともなオチをつけずに終ってしまう。きっかけとなった友近の存在意義すら捨ててしまうなんて! 本作は決してつまらない映画ではないけど、敢えて映画を舐めているような映画である。 本作を駄作だと言い切って、もっと心に響くコメディやバイオレンスの映画を撮る監督が出てこなくちゃイカンと思う。 【すべから】さん [映画館(邦画)] 6点(2014-03-22 18:40:21) |
21.《ネタバレ》 前半はかなりダルくてつまらなかった。殴り込みがはじまってからは普通にみれました。「愛のむきだし」に似ている。 【紫電】さん [DVD(邦画)] 6点(2014-03-16 13:48:25) |
20.《ネタバレ》 <超ネタバレ注意>映画のラスト。平田は道を走り続け、そして画面の左に見切れます。 そして「カット」とという声が響きます。 その後もカメラは、しばらくそのまま道を映し続けました。 これは「カット」があっても、まだ物語が続くことを示しているように思えます。 また、映画というフィクションを超えて、「それ以上撮り続けてなぜ悪い?」と監督に問いかけられているようでした。 この物語ではほぼ全ての登場人物が死に至ります。 それだけだとものすごく悲惨な物語に思えますが、実際に映画を観たときの後味は爽快感に溢れています?(疑問形) なぜかといえば、全員が「映画を撮れたのだから(目的を達成できたから)死んでもいい!」という目的に溢れているからだと思います。 大三は娘の晴れ姿を撮れたのだから! 池上は大ファンであるミツコと共演できたのだから! ミツコはしっかり「女優」としての姿をスクリーンに残せたのだから! 公次は愛しきミツコに寄り添い、彼女のために戦うことができたのだから! そして平田らファッ〇ボンバーズは、「伝説に残る一本」を撮ることができたのだから! このことが達成されたのは、登場人物がみんなどこかで、互いに影響を与えていたからのことでした。 ここまでできたら悔いはない!死んでもいいぞ!というパワーを感じるのです。 【ヒナタカ】さん [映画館(邦画)] 9点(2013-12-18 23:17:05) |
19.《ネタバレ》 キャストの演技が振り切っていて良いですね。國村隼、二階堂ふみ、堤真一の表情が良いですね。そして、ふみちゃんのテーマソングが頭から離れない。胸の露出も高く、本作では非常に魅力的でした。髪型からして初め蒼井そらかと思うほど、似てましたね。ガラスの口づけシーンは強烈です。序盤は、作品のチョイスをミスったかなと思うほど、場面の切り替えが早かったですね。中盤以降から話に入り込め、終盤のはっちゃけぶりは最高でした。血は構わないけど、汚いのは苦手でゲロのシーンは苦手。量もありえないですし・・・。個人的には超お勧めですが、人を選ぶ作品。 【マーク・ハント】さん [映画館(邦画)] 9点(2013-11-17 02:58:57) |
18.なんというか、私には合いませんでした。 監督はこの映画をタランティーノチックにしたかったのかな? 話の筋だけ見ると独創的で、確かに観てみたい映画ではあるのですが、若い人はギャーギャー騒いでいるだけだし、ヤクザの親分はステレオタイプな演技だし、そういうところに目新しさを感じませんでした。 最後の終わり方も、どのように収拾してよいのかわからず、とりあえずちょっと変わった終わり方にしてみよう的な、適当さを感じました。 とにかく話以外は斬新さを感じず、かといって安定感もない中途半端な作品という印象です。 【osaosa】さん [映画館(邦画)] 4点(2013-11-15 21:16:30) |
17.ぶっとんだ作品ですね。とにかくノリが良くて、観ていてスカッとします。ただぶっとび過ぎて収拾できず最後の方の撮影のシーンはコント状態になってます。もうちょっと締める所は締めてくれればもっと面白い作品になってかもしれないので残念です。この作品の魅力は何と言っても二階堂ふみさん。彼女の為の作品といっても過言ではないでしょう。今後の彼女の出演作に注目です。 【Yoshi】さん [映画館(邦画)] 5点(2013-11-15 12:23:15) |
16.どういった仕掛けでヤクザ達と自主映画チームを遭遇させ、それをどう演出するのかと、 ダラケた展開をとりあえずその興味だけで見ていると、これが面白くもなんともない。 これがこうなってこうなりましたというだけの、視覚的な感興のまるでない、 単なる辻褄合わせだ。 「映画の外道、映画の非道を生き抜きたい」(『非道に生きる』)と語る園監督に それを「映画的でない」と批判したところで詮無いだろうが、つまるところ 面白くなければそれまでだろう。 堤真一の芝居は煩わしく、クライマックスの乱闘がまた無駄に長く、飽きる。 【ユーカラ】さん [映画館(邦画)] 3点(2013-11-10 23:45:22) |
15.《ネタバレ》 コメディなので、やくざの抗争を映画に撮るという妙なプロットを受け入れることはできますが、その他の設定(たとえばコウジとヒロインの絡み)がさらにややこしく、ちょっと無理矢理感がありました。メインの出入りのシーンは、過度にリアルにするのを避けているのはわかりますが、首や腕がちょん切れるシーンなどで笑えることはできませんでした。画面からは作り手の情熱がつたわってきますし、いくつか笑える場面もちゃんとありましたので、結局この映画が自分に合わなかったということですね。最後に、ヒロインの二階堂ふみは、なかなかに魅力的でしたね。 【Northwood】さん [映画館(邦画)] 4点(2013-10-16 06:21:43) (良:1票) |