314.《ネタバレ》 ちゃんと観たことがなかったもんだから、ホラーではなくSFとして観ようとしてしまい、めくるめく押し寄せるアクシデントと判断ミスに冷めてしまった。これは完全にこっち側のミスです。もっとポップコーンとか投げながら笑いながら観るべきでした。しかしながら、30年前の映画として考えると、すごいクオリティだと思いますが、今観てもそんなにおもしろいものではないですね。エイリアンの造形はキモかっこよかったです。 |
313.《ネタバレ》 世間では「エイリアン2」が評判がいいようですが、あれはアクション映画。本当の“恐怖”を与えてくれるのは、この第1作です。 あの卵の中身がうごめく不気味さ。アッシュがロボットと判明するショッキングな展開。最後まで全体が見えないエイリアンの姿。 初めて見たとき、あまりの恐ろしさに疲れ切ってしまいました。 これこそ、上質のホラー映画の傑作です。 【love】さん [映画館(邦画)] 10点(2011-01-04 17:52:20) |
312.ともかく画で魅せるリドリースコットの真骨頂。宇宙船の内部、宇宙船、そしてエイリアン、全部がかっこいい。内容から見ればただのモンスターものだが、もっと味わうべきものがこの映画にはたくさん隠れていると思う。 【峠のわが家】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-12-17 21:18:21) (良:1票) |
311.《ネタバレ》 本作について素晴らしい点を身も蓋もない言い方で言うと「気持ち悪い」の一言である。それはスプラッターホラー映画の様な、「内臓がデロデロ飛び出して気持ち悪い」とか、「血がビュービュー出て気持ち悪い」とかとは違う、謂わば「ヌメッとした気持ち悪さ」、そういう気持ち話悪さでこの映画は満ちている。それはゆっくりと開くエッグチェンバーであり、顔にへばりつくフェイスハガーであり、腹を突き破って奇声を上げるチェストバスターであり、体液を飛ばしながら暴れるアンドロイドのアッシュであり、言わずもがな成体となったエイリアンである。 その気持ち悪さは性行為の気持ち悪さに通じるものがあると思う。行為自体は勿論ロマンチックなものであるが、とどのつまり粘膜や内臓の触れ合いである。その感触がこの映画に気持ち悪さを感じる根本的な原因であるのだろう。 またエイリアンの造形が男性器のメタファーというのは有名な話だが、そう考えるとこの映画は男性器そのものに襲われるストーリーである。それまでもドラキュラや狼男など、男性性が恐怖の対象として捉えられることは良くあったが、男性性ではなく、もっと直接的に男性器そのものに襲われる恐怖を描いたのだとするとこれは画期的だろう。またエイリアンのデザインに携わったギーガーがとんでもなく良い仕事をしてしまった。だから今観ても矢張り気持ち悪いし、恐ろしい。 個人的にこの映画が好きなのは、映画が始まって暫く誰が中心のキャラクターなのか描かないことだ。結局はリプリーが主人公になる訳だが、彼女の顔は特にアップで映されることなく序盤はずっと進む。つまり誰が死ぬかわからない恐怖感が常にある。主人公がリプリーとなってからは、彼女の女性としての強さに惚れ惚れする。彼女は機械にも強く、船長に対しても毅然と自身の意見をぶつけ、論理的に行動する強い女性だ。これは常に泣いているもう一人の女性乗組員ランバートとの対比から明らかだろう。そんな彼女が男性器のメタファーに対し立ち向かい勝利するのだ。本作は優れたホラー映画であり、女性映画でもあるのだと思う。 【民朗】さん [映画館(字幕)] 8点(2010-11-22 02:38:17) |
310.《ネタバレ》 宇宙船という閉鎖された環境の中でロクに銃火器もない非戦闘員が、強酸の血液を持つ未確認生物と渡り合う絶望感がすごい。イカれアンドロイドのアッシュの狂気で、恐怖もさらに倍増。生まれたばっかのエイリアン:チェストバスターがちょろっとカワイイ鳴き声を発する。ちなみにうち捨てられた宇宙船の中にいたミイラになった巨大エイリアン:スペースジョッキーの話も見てみたい。 【シバラク・オバマ】さん [地上波(吹替)] 9点(2010-07-18 18:56:17) |
309.《ネタバレ》 奇怪で恐ろしい造形にネバネバの体液、強酸の血液。よくもこんなとんでもないモンスターを考えたものです。口の中から口が出てくるなんて・・・ ドラキュラ、フランケンシュタイン、狼男をモンスターの古典とするなら、エイリアンはまちがいなく近代モンスターの傑作でしょう。ただ、当時はここまで後世に影響を与えるキャラだとは思っていなかったけど。 後にエイリアンはぞろぞろと大量発生するのに比べて、この一作目はひかえ目ですが、狭い宇宙船という密室に加えて、乗組員にも反逆者が出るなど心理面でグイグイ迫ってくる作風は真に怖いです。 【きーとん】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2010-07-17 00:01:49) (良:1票) |
【リーム555】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-05-11 23:26:33) (笑:1票) |
307.宇宙船っていう時点であまり実感がわかないけど、孤独な空間での恐怖ってのがワクワクした。 |
【Balrog】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-03-08 18:15:00) (良:1票) |
305.《ネタバレ》 とにかく隅から隅まで大好きな作品。よくSFゴシックホラーの金字塔と評されますがまさにその通りで、だからこその淡々とした語り口は多くの方の批判の的になっていたりもするものの、自分はそこが最も好きな理由だったりします。 このシリーズと言えばギーガーの功績が非常に高く評価されている訳ですが(もちろんわたしも画集を何冊も所有するファンの一人です)、実は地球サイドのデザインを担当したロン・コッブももっと評価されてしかるべきだと思っています。特に古城をモチーフとしたノストロモ号は非常に秀逸で、惨劇の舞台として実に相応しい佇まい。 好きなシーンを挙げるときりがないんですが、特に好きなのは、自爆プラグをセットした後に(このシリンダーの仕掛けも好きすぎる)解除しようとして間に合わなかった所。 「マザーーーー!今解除したのよ!・・・マザーーーーー!」「本船は5分以内に自爆します。」「こんちくしょーーーー!(そして八つ当たり)」 この冷徹なマザーの声がたまらん!! 【HAMEO】さん [DVD(字幕)] 10点(2010-02-05 20:32:10) (良:1票) |
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304.《ネタバレ》 エイリアン誕生シーンがグロかった~あと、ラストの宇宙空間に投げ出すところは見ていて爽快だった。このシーンだけ現在の技術をもって、もっと迫力ある演出でみてみたい。 んでもって、一番キタのはアンドロイド(?)が白い液体をばら撒きながら狂うところ。なんだったんだあいつは・・・ 【SAKURA】さん [DVD(字幕)] 5点(2010-01-12 19:27:29) |
303.印象に残る作品ではあったが・・・ 音楽をつけて盛り上げてほしかった。やっぱりホラーはだめでした。 【のははすひ】さん [DVD(吹替)] 5点(2009-12-22 23:59:11) |
★302.芋虫の背中が割れて全く違う形のサナギに取って代わったのを目の当たりに見た時、物凄いものを見たと思ったけど、ダン・オバノンも自然界や昆虫などの不思議な生態に触発されてこの映画のアイディアを思いついたんじゃないかなと思ってます。そのエイリアンのデザインを手がけたギーガーを起用したのがスコット監督らしいけど、この映画を観た人の何割があの宇宙人の頭がでっかいオティンティンだということを知っているだろう。製作段階では「頭おかしいんじゃないか」みたいな周囲の反応の中、監督はギーガーのデザインを強く買っていたそうです。ストーリー展開も、公開前は「もっと早めに見せ場を作れ」という上の反応だったそうで、それはあの名作「猿の惑星」でも同じことがあったそうです。でも、どちらの映画も「はいはい、ではそうします」とはならずに、長く引っ張っておいて突然たたみかける演出を断行した結果、大ヒットしました。スコット監督は当時まだそれほど有名ではなかったけれども、それだけに作品にかける感性と決断力はスゴいと思います。そしてスコット監督を起用したウォルター・ヒルも偉いと思います。冒険する勇気を持った人たちが集まらないと、こういう映画は作れないのだろうなと思います。 クライマックスで「幸運のお星様・・・」と祈るシガーニーのセリフは彼女自身が提案したというのも拍手。ただ当たり役をもらったのではなく、自分が預かった役を最高に演ずる努力もあったから、彼女はこの作品で成功者になったのだと思います。 【だみお】さん [映画館(字幕)] 10点(2009-12-14 18:09:57) (良:2票) |
301.《ネタバレ》 敵が姿を見せない前半はいい感じに緊張感を恐怖感が保たれていたが、おなじみのお姿を拝見してからは怖さもすっかり半減で、見る度に「またお前か」という退屈が沸き起こった。まあ、最初にこれを見ていれば違ったんだろうけどさ。ただ、腹を突き破って生まれてくるシーンはいつ見ても強烈。妊婦さんは観賞を控えたほうがいいかと・・・。 【プライドだらけ】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-09-28 01:19:37) |
300.《ネタバレ》 これは本当に凄い。エイリアンの造型、物語の設定、俳優のキャスティングに 音楽。気持ち悪さと怖さが怒涛のように押し寄せて来ます。エイリアンは もちろんおぞましいのですが、私はアッシュが1番怖かったです。リプリー がマザーに問い合わせていた時に、突然横に居たのに本当に度肝を抜かれました。 しかもエイリアン捕獲のために、乗組員の命は後回し。実は信号を解読して いましたよ、なんて、もうノストロモ号の人達に合掌です。この作品で有名に なったシガニーですが、今はさすがに無理でしょうね。とにかく後世に残る 素晴らしいSF映画のひとつです。 【エラリイ】さん [レーザーディスク(字幕)] 9点(2009-09-23 05:16:49) |
299.《ネタバレ》 文句なしに最高のSF映画です。 斬新でリアルな設定には脱帽。それまでのピカピカ無機質な宇宙船の常識を破る、まるで戦艦のような「貨物」宇宙船ノストラモスに始まり、シグナルを受信して調査に向かうという設定も自然で、そこで出会う文明の跡と不思議な物体は、観る者をグイグイと物語に引き込んでいきます。その後に続くショッキングな事件、そして漏水がしたたり落ちる薄暗い艦内で、仲間が次々と殺され孤立していく主人公・・・ 観客の恐怖を煽り立てる数々の古典的技法が、SFの舞台を借りて実に巧妙に活用されているのです。 そしてテーマは生命力。生きるためにあらゆる無駄を削ぎ落とした究極の生物の凄さを実感させます。自己の生存と種の継承を至上の命題としたとき、生物はこういった形態をとるのではないかと納得しました。 マザーやアッシュのキャラ(^^)設定も見事。特にアッシュがエイリアンを絶賛するシーンは圧巻。「感情に流される人間どもよ、お前らは迷いのない究極の生物エイリアンには勝てるはずもない」といった強力なメッセージです。こうした凶暴な生命体を前にした時、個体としての我々人間はあまりに非力です。遠い昔、マンモスに打ち勝った人類の唯一最強の武器は組織力だったということを再確認させてくれる、不朽の名作です。 【windance】さん [映画館(字幕)] 10点(2009-08-02 15:05:39) (良:1票) |
298.鑑賞のきっかけは、新田たつおの漫画「怪人アッカーマン」で「エイリアン」をパロディにしたギャグを読んだことです。パロディが実に秀逸で面白く、オリジナルの映画ははたしてどんなものだろうと興味を抱き、無性に見たくなって映画館に行きました。まったく度肝を抜かれる面白さでした。その怖いこと怖いこと。映画史に残る大傑作ですね。そして、私にこの映画を見るきっかけを与えてくれた新田たつおも実に偉大です。 【ジャッカルの目】さん [映画館(字幕)] 10点(2009-07-25 01:13:53) |
297.あのお腹から出てくるシーン,忘れられません.2作目と比べると地味ですが控え目な作りが効果的です. 【noji】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2009-07-18 08:54:13) |
296.《ネタバレ》 一度「ほっ」、とさせておいて、再度「!」のパタンに100%引っ掛かった映画として思い出されます。予めトイレにいっておいてよかったです。 【あげどん】さん [映画館(字幕)] 9点(2009-07-01 12:53:59) |
295.《ネタバレ》 エイリアンが登場するシーンはかなり少ないものの、存在感は十分にあります。説明不足な点はいくつかあるけど、エイリアンとの対面がメインと考えればさほど気になりません。セットをここまで作り上げているのは素晴らしいです。猫がいるだけで、この映画の中の世界にリアリティが出てきています。 【VNTS】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-06-16 15:45:45) |