44.《ネタバレ》 何でこんな気持ちの悪いシーンに、こんな軽いBGM?って思いました。こんなラストとは思わなかった。この女性が可哀そう。今(2010年頃)の映画なら警察が周囲を囲んで、このサイコ野郎が殺されて終わりですよね。当時は映倫が厳しくなかったのかな?それにしてもお隣の人も、秘密の隠れ場所も映画の演出に生かされずに終わって、もったいない気がします。早く誰か助けに来いよと思いましたが、誰も来ない。この手のサイコ映画で、二人っきりの空間での心理描写に重きを置いた映画として、昔の映画ですが逆に今のサイコ映画より新鮮でした。これだから昔の映画を観るのは止められない。 【トント】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-04-08 22:10:01) (良:1票) |
43.意外な終わり方でした。セリフよりも表情で何かを語る映画でした。 【ちゃじじ】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-10-24 00:35:46) (良:1票) |
42.巨匠ウィリアム・ワイラーが放つハラハラ、ドキドキの極上心理サスペンス。サマンサ・エッガーの現代風な女子学生も可愛らしくてテレンス・スタンプが若く、 こういうシリアスな役がピッタリとはまってました。 【白い男】さん [ビデオ(吹替)] 9点(2008-12-20 10:00:17) |
★41.『ミザリー』のおばさんには、流石にあそこまでヤバイのは現実には居ないだろう、といった感じて一歩引いて観ることができるのだが、その点この主人公は実にリアル。激しく豹変しない辺りが、かえって現実に居そうで怖いのである。 目新しさは無いが、リアリティがあるからこそゾクリとさせられるサイコ・サスペンス。良作。 【j-hitch】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2008-12-12 00:53:43) (良:1票) |
40.《ネタバレ》 あのフレディの部屋、内装の色彩、その不気味な美しさに息をのむ。ミランダ(サマンサ・エッガー)が如何に逃げるか、その心理的駆け引き。しかしフレディ(テレンス・スタンプ)の発言を、僕は何気に聞きながらも唖然とする。それは“敬意を払う”であったり、“娼婦と同じだ”と罵倒したり。臆面もなく、この言葉を発する男の精神世界が本当に怖い。ミランダは最初から貼り付けられた蝶も同然なのだ。強烈なアングルと共に、サマンサ・エッガーの演技力に唸る。死の淵を彷徨う彼女の顔は壮絶だったが、息絶えた顔をカメラが正面から捉えることは無かった。よって、文字通りの体当たりで汚れ役を演じきったこの主演女優には、痛々しさよりも巧さが印象を残す。ワイラー監督は女優の扱い方に、厳しさとともに配慮がいき渡っているのだなと感じる。だからこそ、またいつか鑑賞しようと思える。 【よし坊】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-11-21 22:27:03) (良:1票) |
39.《ネタバレ》 目新しい題材ではないが、緊張感のある演出にテレンス・スタンプの演技が光る。結婚を申し込むシーンには、思わず爆笑したが、いきなり目付きが豹変するので心底びびりました。 【uruoi'66】さん [地上波(吹替)] 7点(2008-10-10 04:43:33) |
38.この手の映画はあっても良いのだが、そこまで面白いかと言えばそうではなかった。いろんな意味で怖い映画としての位置付けがあれば十分な映画。 【TOSHI】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-09-25 15:32:44) |
37.好きな人には理想であって欲しい。 でもそれは子供じみている。 そんな現代の中学・高校生あたりに 授業でコレをみせては? 人の痛みを知らない勘違い野郎に幸せは訪れない!! 【突っ込み】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2008-05-21 15:25:35) (良:1票) |
36.その昔、離婚に応じようとしなかった戸籍上の元夫に「これがお前の姿だ!」とビデオを叩き付けた、そのビデオの中に録画されていたのが、この映画。そんなこんなでトラウマ映画となり、この先もう見る気になれないだろうな。子供の頃から何度となくTVで見ていたが、何度見ても不快になる、もの凄く嫌な映画・・・、なんだけど、映画としての出来は素晴らしいと思う。名画といわれて納得の一本。 【すねこすり】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-08-08 14:34:55) |
35.《ネタバレ》 物凄く嫌な、救いの無い終り方をするんですが、確か3回位は観てます。子供の時に観た時はさすがに犯人が気持ち悪く思ったものですが、今観ると、主演のテレンス・スタンプの目の演技に圧倒されますね、ミランダが“今すぐ結婚しましょう”と言った瞬間のあの表情の変わりようには背筋が凍りました。しかし、何回観ても最後はやるせない気持ちになりますが、ここまで気持ちが入り込む作品もなかなかないと思います。好きではないけど心に残る作品です。 【みんてん】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-02-12 23:14:41) (良:2票) |
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34.うーん。評価に苦しむ作品だなあ。ドラマとしては息の詰まるような圧迫感がうまく出ていて、緊張感のあるいい作品だ。しかも犯人の孤独と苦悩がしっかり描けている。でも、実際にこの手のことが事件になっている今の時代に見ると、どうにも手放しでこの作品を褒めたくなくなる。実際この作品を愛好していた男が似たような犯罪をしたというドキュメントもあるし。評価がすごい難しい。しかし、ドラマとしては…やはり傑作だ。 【いのうえ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-01-17 12:49:09) (良:1票) |
33.戦慄のサイコホラーを期待して観たのですが、エンターテイメント性は低く、文学の薫り漂う作品でした。物語にほとんど起伏がなく、音楽も妙に明るかったりと、あまり怖さは感じられませんでした。確かに主人公の狂気には少なからず共感できる部分はあったのですが、それが映画としての面白さに繋がっていたかと聞かれれば、頷けないものがありました。 【K】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2006-12-18 00:28:51) |
32.《ネタバレ》 うん!これは凄い!単なるサスペンスホラーなんかじゃない何か凄みというものを感じられずにはいられない。まずは冒頭の蝶を追いかける主人公の姿と雨の中、びしょ濡れになりながら笑顔で横たわる姿に思わず共感してしまった。この映画の主人公の取っている行動、それは人間の持っている欲望の全てであり、底にあるのは人として、愛されたい気持ちというものの心理状態を鋭く描いているように感じる。大金を手にした事で会社を辞めた主人公は、誰からも愛されずにいるという思いでいる中で一人の女性を白昼堂々誘拐し、監禁し、そして、監禁した女性を自分の思いのままに操ろうとした挙句に殺してしまうのだが、本当は殺すつもりなどなかったに違いない。私はそう思います。そんな主人公の苦しみを緊張感を持ってじわりじわりと追い詰めて描くウィリアム・ワイラー監督の素晴らしい演出とそんな演出に見事に応えてみせた二人の俳優の名演技が物凄い緊張感を持って最後まで一瞬たりとも眼が離せない凄さ、ここでもワイラー監督お得意の階段を使っての縦の構図の素晴らしい演出が見ることが出来ます。一つだけ例に出すと監禁された女が風呂に入っている所を男が強引に引きずりだして、縛るとそこにお隣の家に住んでいる一人の男がやって来て、その時の階段の上、二階から流れ出す風呂の水、この時の主人公のびくびくした態度、表情、自分が今、している犯罪への意識についての怯えている姿、犯罪がばれやしないかという事に対する恐怖が見事に描かれています。これは完全なる心理劇であって、単なるサイコスリラーなんかじゃありません。主人公が監禁した女性を蝶と同じく扱うという恐ろしさ、ピカソの絵をやぶり捨てる時の恐ろしいほどの迫力といい、本当に恐い。人間の哀しさのようなものがこのシーンを見てもよく解るし、それとこの作品、常に視線は主人公の視線として捕らえているのも素晴らしいです。監禁した女性を殺してしまったた主人公は最後に二人目となる次の相手を探すラストも車の中から見ているその場面も主人公側から見た視線であって、とにかくどのシーンにしても主人公側に立って捉えていて惹き付けられます。これまた間違いなくウィリアム・ワイラー監督による人間の心理といものを見事に描きだした傑作間違いなしの1本です。 【青観】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-11-12 21:58:14) (良:1票) |
31.屋敷内における犯人と被害者。被害者の心中「生きて此処から帰りたい」は手に取るように解るのですが、犯人の本心が奈辺にあるのかを読み取ろうとしても彼女同様に解りません。物語は二人以外のシーンは最低限にとどめ(各シーンの的確さが見事)進んでいきます。一瞬たりとも目が離せず緊張感に息苦しさが増していきます。解り得なかった犯人の本質が、相手が死ぬかも知れない状況でとった二人の行為の違いで垣間見え、ラストシーンで剥き出しにされます。ここで初めてタイトルの意味を思い知らされ、言いようのない恐ろしさを味あわされます。観る者を捕らえて離さない見事な作品でした。 |
【MEL】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-09-22 10:36:57) |
29.この手の映画は結構観ているはずなのに、この映画の気持ち悪さは苦手みたいです。怖いというよりキモイ。観ている間中、不愉快でした。 【チャコ】さん [DVD(字幕)] 3点(2005-06-06 16:13:18) |
28.『ミザリー』を思い出した。もちろん作品としてはこっちの方が古いんだけど、怖さでは『ミザリー』に遠く及ばないと思う。サスペンスの盛り上げ方といい、ラストといい、まず予想通りの展開にしかならず退屈極まりない。音楽の安っぽさといい、時代を感じた。 自分は怖くなかったが、犯人の心理描写で怖がらせるという点ではサイコものの王道といえるのかもしれない。この映画の原作は、しばしば現実の快楽殺人者が愛読しているそうだ。主人公の人物造形がそれだけ真に迫っているのだろう。 【no one】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2005-05-12 14:43:16) |
27.男女の違いにより視点も受け取り方も異なる傑作、名作は数多くあるが、この作品ではそれが著しく表われるのではないだろうか。この映画でのテレンス・スタンプ演じる主人公の男、おそらく幼い頃からイジメられたり仲間はずれにされたりで、一人孤独な生活を送ってきたに違いない。美しい蝶の収集だけがすべてを忘れさせてくれる唯一の楽しみなわけだが、やがて一線を大きく越え狂気の世界へ入ってゆく。視線を斜めに反らしややうつむき加減に歩く姿は、男である私の心情からするとむしろ哀れみを誘い気の毒でもある。(もちろん監禁は許されぬ犯罪です) 監督は万人が認める名作かつ大作である「ローマの休日」「ベン・ハー」などで有名な名匠ウィリアム・ワイラー。しかし個人的には、本作を含め「必死の逃亡者」など社会の闇の部分を斬新な視点と切り口で格調高く描き切る作品こそ偉才振りを発揮していると思うし、また好きですね。それは、常人と常人ではない人間(常人と紙一重かもしれないが)とを対峙させることにより生み出される独特の緊張感、そして監督ワイラーならではの異色心理劇、とでも言えばよいかもしれない。本作に於いても、見る者を困惑させる意外なラストは当時斬新だったに違いなく、それはあたかも将来起こるべく犯罪を予見しているかのようである。ラング作「M」、ヒッチコック作「サイコ」などのお手本があったにしろ、サイコ・サスペンスの傑作であることに疑う余地はない。 【光りやまねこ】さん 9点(2004-10-22 15:50:11) (良:1票) |
26.冒頭の蝶のシーンがとても印象的で…。グロ的な要素ではなく、綺麗に変質者を描いてるって言うのかな?ある意味、怖かったです!面白いです! |
25.《ネタバレ》 最近何かと話題の“バトルロワイアル”。とある学会ではバトロワの残虐シーンが 15才以下の少年少女に与える精神的悪影響について議論がなされたという。15才なんてとうの昔に越しちまった俺だがバトロワを見た事によって悪影響どころかとある恩恵を授かっているたことに気付いた。それはサマンサがスコップでスタンプの頭を殴るシーンで自覚する。 「オイオイ、スコップの握り方が甘いよ。もっとしっかり握って抉り込むように殴れ!。1回じゃダメだ!3回。3回だ!」 ・・・・・“慣れ”という恩恵。 【膝小僧】さん 4点(2004-06-09 00:05:34) |