49.登場人物が一所懸命になるたびにおもしろくなくなっていく。なんでだろ。あー、テンポが悪いんだ。難しいな。テンポを落とし重厚に作ると設定のあらが目立つ。普段は設定なんて気にして映画観てないんだけどな。 【JF】さん [ビデオ(邦画)] 3点(2014-06-17 17:58:04) |
48.《ネタバレ》 「彼にだってこんないいところがある、あるいは事情がある」みたいなドラマなんかによく見られる安っぽさを完全に排除して、清丸を完全な屑として描写している点には好感が持てました。ただ逆に蜷川に落ち度がいくつかあって感情移入しづらくなってるのは残念。「第三者に何らかの害を与えた場合は、無効」くらいの条件をつけてほしかったな。 映画としては、まあ冷静に考えれば皆さんのおっしゃるような突っ込みどころはありますが、誰が情報をもらしているか等、なかなか先が読みづらい点があって楽しめました。 ただ、清丸を殺していい理由はいくつもいくつも提示される中、殺していけない理由が少しも提示されなかったのがかえっていいなと思ってたら最後の最後で「死んだ〇○ちゃんも望んでない」なんて手垢がつきまくった恐山のイタコまがいの台詞が出てしまったのは少し残念です 【rhforever】さん [地上波(邦画)] 7点(2014-06-17 10:35:42) |
47.《ネタバレ》 ”バトル・ロワイヤル”のように仮想国での理屈抜きのアクションととらえたため、突っ込みどころは気にしないようにしておりました。 ところが最後までぶっ飛んだ内容にすれば良かったのに、どんどん大人しくなってしまったのが残念です。 中途半端に真面目に作っていて、作品テーマであろう「こんな奴、守る価値があるのか」を飽きるほど聞かされるのにはうんざりしました。 爆破シーンで予算が尽きたのかわかりませんが、舞台を田舎道に移してからが酷く、そして、雑な終わり方には拍子抜けです。 岸谷五朗はもっと奇抜なキャラクターで光らせることができたでしょうし実にもったいない。 松嶋菜々子に至っては何のために出てきたのかよくわかりません。 タイミング合わず劇場鑑賞できず、さらにはレンタルもせず、テレビ放送で済ませてしまったのですが、結果として正解だったと言わざるをえません。 【午の若丸】さん [地上波(邦画)] 4点(2014-06-08 23:26:04) (良:1票) |
46.私刑を禁じた「民主的法治国家」が抱える古いが本質的な 問題を扱っている映画はたくさん作られている。 そういう意味でストーリもテーマも取り立ててみるべき点は ない映画だった。 唯一、犯人の理解し難さ加減を必要以上にキャラクターっぽく 物語化することなく、また妙な予定調和におわらせることなく 最後まで淡々と「何かが抜けおちている奴」で徹底させている ところがいいとおもう(救いがないが)。 その点では藤原達也の「うまい演技」も余計なものかもしれない。 精神鑑定の結果、無罪になるという更に救われない現実があるが そういう意味ではまだこれでも現実の救われなさのほんの少し しか描かれてはいないのでしょう。 【ウンコマン】さん [地上波(邦画)] 6点(2014-06-08 11:48:10) |
45.《ネタバレ》 あ~、、、そうか、、、三池監督だったのか、、、知らずに観てしまった。彼とは相性悪いんです、私。それは置いといて、原作未読ですが脚本に粗も目立ちまして後半はどうでも良くなっていってしまいました。粗が目立ち出したのは新幹線のダイヤが気になったあたりからでしょうかね。それから「そういえば熱血刑事の防弾チョッキは?」と過去を振り返ってしまい、そこからは見進めていくほど目に余る矛盾が続々、、、そして優秀なはずなのに全く使えない松嶋菜々子の扱い。大沢たかおさんの鬼気迫る演技は良かったけれど。映像はド派手なのに滅茶苦茶な展開にしちゃう、それが三池監督。だいぶ慣れた。 【movie海馬】さん [地上波(邦画)] 3点(2014-06-08 02:50:11) (良:1票) |
44.《ネタバレ》 素材が藁ではどんなに束になろうとも、楯の役目は果たせません。ではなぜ精鋭の警官隊が藁に成り下がってしまったのでしょうか。10億円の懸賞金が原因?それも一因。しかし大多数の善良な警官が金に転ぶワケがありません。最大の要因は警護対象者。万人が認める鬼畜。壊れた人間。自分自身の良心に対する言い訳は十分でしょう。そんなクズに命を懸けられる人間は、それだけで尊敬に値します。藁の中の鋼鉄の芯。無念にも、ある者は折られ、ある者は深く傷つきましたが、見事楯の役目を果たして見せました。何という矜持。プロフェッショナルの凄みを見せつけられました。さて、批判集中のリアリティの無さについて。私も正直、監督の正気を疑いました。大沢以外のSPが防弾チョッキを付けていないなんて有り得ませんもの。しかし批判を受けるのは三池監督だって承知のはず。きっと監督はリアリティよりも死に際のドラマを優先させたのだと思います(ヘッドショットだと即死ですからね)。この決断力!流石エンターテイメント馬鹿!娯楽の意味をはき違えている可能性も否定できませんが、いずれにしても徹底しているのは素晴らしいです。私は1周回って、アリだと思いました。個人的には清丸の量刑は無期懲役、いっそ大沢は最期死んで欲しかったと思います。中途半端なカタルシスより、腸が煮えくり返る感情も快感の一種と考えます。 【目隠シスト】さん [地上波(邦画)] 7点(2014-06-06 21:29:06) |
43.むさ苦しいおっさんの中に紅一点というオアシス的存在なのになんで松嶋菜々子なんだかなぁって感じで、もっと若くてピチピチした女優も居るだろうにとか思ってたけど、納得の行くキャスティングの理由が用意されていたことには感心した。 そりゃ殺意も湧くわな。 そこだけは唯一感情移入できた。 あとはほとんどファンタジーみたいな話で現実味がないし、行き当たりばったりで計画性もなく、シナリオ的な面白味がなかった。 しかも、終盤は油断し過ぎの失態続きで、SPの無能さだけが強調される展開で、アホらしくなります。 まあ、油断せずきちんと警護してたら、何の面白味もなく警視庁に着いてしまってたのかも知れないけどね。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 4点(2014-06-06 16:56:21) |
42.《ネタバレ》 前半のどこで誰に狙われるのかという緊迫感がたまらなかったです。妙に熱血感の刑事、主人公の演技は終始よかったですね。ただ終盤に近づきツッコミどころが目立ち、特に気になったのはエリート女刑事であるはずが、かなりおドジなところですね。見せ場が前半の射撃訓練のところだけだったのでは・・・。設定が良いだけにもったいない感じがしました。 【とむ】さん [DVD(邦画)] 4点(2014-06-04 00:39:53) |
41.恐ろしくつまらなかったです。非現実的にもほどがあるとおもってしまいました。 【HRM36】さん [インターネット(字幕)] 2点(2014-06-02 13:05:09) |
40.兎に角作りが雑。あとリアリティがなさすぎ。実際、10億円の懸賞が掛けられても、今の日本じゃ平穏無事に過ぎると思っちゃうしね。。。SPもあり得ない程不用心だし、まぁかなり置いていかれました。 【はりねずみ】さん [地上波(邦画)] 4点(2014-06-01 15:31:59) (良:1票) |
|
★39. 最近の邦画って酷いと再認識させてくれる良い映画だった。 とにかく笑いながらつっこめる場面が多くて、ウケ狙いか真剣に考えてしまった。演出があまりにも滑稽。そして、撮り方もかなり悪い(薄っぺらい)。下手な演技をしている俳優を無駄にアップで撮る場面が多いのは何故なんだ。俳優の人選も酷く、演技がくさい方が多い。本当にがっかりさせられた。ただ、大沢たかおと犯人役はまあ良かった。 【タックスマン4】さん [DVD(邦画)] 2点(2014-05-31 19:37:47) (良:1票) |
38.《ネタバレ》 100%捕まる殺人を10億で請けるという心理が理解できず入りこめなかったですね。金を積まれて完全犯罪に加担するというならわかるんですけど・・・松嶋菜々子も油断しすぎです。一度見失っているんだから気を付けないと・・ 【東京ロッキー】さん [地上波(邦画)] 5点(2014-05-31 18:31:32) |
37.《ネタバレ》 殺人鬼役の藤原達也は相変わらずのクズっぷり。そんなクズを殺せば10億円貰えるという事で、一般市民、ヤクザ、さらには看護婦さんや警察官まで殺そうとしてくるのでSP達は余談も隙もあったもんじゃありません。しかし終盤のSP松嶋菜々子は隙を見せ過ぎな気が… 【nyaramero】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-04-16 13:27:36) |
36.《ネタバレ》 さすが三池崇史とういう迫力は感じたし、藤原竜也のクズっぷりを始めキャストにも満足。しかしあまりのリアリティのなさに置いてけぼり。それを許して楽しむとしても人物設定(特に主人公)に難ありか。最後の刺されるのはちょっと無しかな。 【ラグ】さん [ブルーレイ(邦画)] 5点(2014-01-19 21:52:39) |
35.《ネタバレ》 ディティールが粗い。これは鑑賞した人ほぼ全てが感じる事だろうと思います。そもそも冒頭で一番最初に清丸(=藤原竜也さん)を殺そうとした人からして、雑の一言にすぎる。なんでわざわざ凶器を本人に見せてから襲うのか。不意打ちでいいじゃんね。あの時点ではずいぶん信用されてたみたいだし、食い物に毒でも睡眠薬でも盛ればいい。本気で殺そうとしたんならもっと違うんじゃないかと、結局最後までそういうリアルさに弱い映画だという印象は変わりませんでしたね。 しかし内容は興味深いテーマを扱い、深く考えさせられました。 本当に人間の屑と言っていいような男に対して、そんな人間を守るべきなのか、守る価値はあるのか、殺してもいいんじゃないか、もし自分の家族が同じ目に遭ったら・・・など次々と思考が止まりません。そういう意味では『さまよう刃』と通ずるところがあるかもしれません。 ただやはり、銘苅さん(=大沢たかおさん)も言っていましたが、上記のような理屈は全て、次ぐ言葉にカネが絡んでしまうと途端に弱くなりますね。清丸の屑さは確かに筋金入りの酷いものですが、それが動機だから殺すんですっって言うならじゃあ懸賞金とかの話が出る前に実行しろよ、と。10億って言われてから動き出す人間に大義名分を掲げられても説得力はない。そういう意味では、 「チッ、懸賞金なんてなければここで撃ってやったのに」という白岩さん(=松島菜々子さん)のセリフはグッときますね。 本当に清丸が最低のキャラなので、良い映画ですが後味は最悪の映画の部類に入ります。個人的にこの映画を総評するなら、 『SWAT』+『さまよう刃』+『ファニーゲーム』ってところでしょうか。 あ、あと資産家の蜷川が作った「清丸サイト」の中身が、いいおっさんが何だか中二病みたいなサイトでメッセージ発信してるのが何だか嫌でした。 【TANTO】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-12-26 15:32:17) |
34.《ネタバレ》 原作読んでません。護る価値があるのか…それにどんな答えを出してくれるのかだけを期待していた自分にとって、この映画はドッチラケな終わり方でした。作ってる側が「護る価値なし」と思ってるやん。その時点で命題は単なるネタ。そうじゃないと言うなら、メッセージの伝え方が下手としか思いません。何を大事に訴えたくてこの物語を紡いだのか、それが伝わってこない命題には志がありません。殺された人間がどう思い何を願うかなんてことはナンセンスだし、殺された人の気持に沿って法が執行されるわけでもない。裁くのは生きている人間だ。大切な人を無残に殺された上で生きて行かなきゃならない人の長い苦しみに対してあまり焦点が当たり切ってなく、主人公は結局のところ蜷川にハッとさせる気づき一つ与えられていない。「仕事じゃなかったら殺してた」とかバカバカしいし意味不明。人間性を犠牲にしてまで大事にしたい仕事って何よ? だいたい「殺しても、死んだ人は生きて戻って来ない」論はそもそもじゃぁなんで死刑あるのって話しだ。何しても生き返らない、そんな取り返しのつかない不幸を作った張本人に等価交換して何が悪い。僕が蜷川さんなら、全国民に依頼するのは殺しじゃなく生け捕りですね。生け捕りで引き渡してもらって、考えつく最もスッキリする方々で自分で始末します。犯人本人を殺すより、そいつが一番大切にしてる人を目の前で殺す方がイイかな。こういう題材を扱う場合「私刑ではなく法の下で裁かれるべき」が答えに沿う部分であり、「ではなぜ私刑がいけないのか?」を説得すべき物語であるべきだが、そんな視点はどこにもない。「こういう場面でとんでもないこと言わせたらキャラが立つ」的なだけの浅いお話でした。エンドロールにネッチョリしたチャラ歌で全てぶち壊し切ります。オヤジになったフツオくんを映画で見れるなんて、ちょっとしたオマケでした。 【だみお】さん [DVD(邦画)] 5点(2013-12-25 00:35:28) |
33.《ネタバレ》 事前情報でトレーラーが高速道路でひっくり返るシーンとか、新幹線のアクションを台湾で撮ったとか、アクションを売りにしてる風だったので期待したがその辺のアクションはいたって普通 予告編で一番派手なシーンを使うのは最近の流行か 高速道路のシーンとかはどこかの山の中の空き地みたいなディテールだった ちょっと安すぎるだろう 犯人に10億の懸賞金とか基本設定にやぼな突っ込みを入れてもしょうがないが、小さな突っ込みドコロは満載だ たえず刺客に狙われるのは物語を面白くするために仕方が無いとしても、空路では無くて陸路を使うのにはそれなりの理由がほしい しかし新幹線でのヤクザバトルはなかなかいい そのまま新幹線のホームでの人質バトルに移行するなど次々と刺客が現れる感じはスピード感があってなかなかだ しかし新幹線を降りてから車に出会わないで、一晩中歩き続けた挙げ句に最初に出会った車が被害者の父親とかはいくらなんでもちょっとなぁ 松嶋菜々子扮するSPは何度もぼんやりして犯人の清丸を逃がすとかもありえないし、余貴美子のタクシーがちょうどうまく3人を乗せるとかも、もう少し整合性がある展開にしてほしかった まぁ三池崇史なのでその辺はどうだってイイって感じか しかし三池崇史にしては演出に毒がない せいぜい松嶋菜々子のSPをいきなり殺したぐらいか ラストはこれだけ犠牲を払って守った清丸を、ちょっと目を離した隙につまんない奴にぶっ殺されたりするぐらいの毒があったら面白かったのに 実際には最後の警視庁の前での件はくだらないとしかいいようがなかった エンディングも平和そのもの どうしちゃたんだ、三池! 【にょろぞう】さん [ブルーレイ(邦画)] 6点(2013-12-24 12:15:52) |
32.《ネタバレ》 狂気的な幼女殺人犯の殺害に10億円の懸賞金がかかり、それを警察のSPが守るという設定は荒唐無稽だが、十分見てみたいと思わせる設定だった。この設定と「人間のクズを命をかけて守る価値があるか」という命題で最後まで突っ走ったストーリーだが、設定そのものにリアリティが欠落しているため、当然ながらツッコミどころ満載となっている。そこが気になる人は評価が低くなるだろう。一方それをわかった上で、サスペンスアクションというより一種のファンタジーと割り切ってみれば、それなりに楽しめる。懸賞金が10億という線もなかなか絶妙だなと変なところで納得したり、自分がSPならどうするかなとか、自分が多額の借金を抱えてたら、家族のために殺そうと思うかなど…考えさせるファンタジーだ。相手が徹底した人間のクズであることが悩ましさを増幅させて興味深い。もし法律で「復讐権」なる権利が認められたらどんな社会になるだろう…なんてことまで考えされられる映画だった。加えて、藤原竜也の演技力はさすがと思わせるものがあったし、大沢たかおも冷静沈着で優秀だが、複雑な内面を抱えたSPを見事に演じていた。 【田吾作】さん [DVD(邦画)] 6点(2013-12-04 23:04:15) |
31.《ネタバレ》 壮大なスケールで描かれるこれぞバカ映画と呼ぶに相応しい作品。まあ、リアリティーをそんなに追及しないのであればそこそこ楽しめるかもしれないだろう。如何せんツッコミ所が多すぎて困る。特に酷いのは、最初の方でパトカーだらけの所に爆弾積んだトラックが突っ込んでくるところだろう。いくら10億もらっても死刑になるぞと言いたい。これはもう、ただ爆発シーンを見せたいだけである。正に金をかけた大バカシーンの誕生である。次いで酷いのが、ラスト。刃物を持って暴れる犯人を何故射殺しないのかと。正当に殺せる大チャンスなのに。あんなに大勢の警官が居ながら何をやっているのかと…やれやれ。 【ヴレア】さん [ブルーレイ(邦画)] 2点(2013-11-06 02:16:36) |
30.《ネタバレ》 一般人やら警察やらが冷静かつ論理的な判断ができなさ過ぎじゃないか。 そいつを守る価値が有るかどうかなんかで、そんなに葛藤するものなのか。 そんなん許したら社会はめちゃくちゃになっちまいますよー、って分からないものか。 問うべきは、司法制度の方じゃないの?いちいちセリフが長いよ。 特に酷いのは、SPが油断し過ぎ。松嶋さんなんか臭いを発しにきただけで足引っ張り過ぎじゃないか。その他もろもろ言い出せばきりがないほどに粗だらけの映画だがそれなりに楽しかったですよ。 藤原くんがホントにクソなのが良いです。 【すべから】さん [ブルーレイ(邦画)] 6点(2013-11-04 11:56:45) |