★6.年老いても若い娘に対して前向きに恋する男をいまだに健在のピーター・オトゥールが名演技。オドレイ・トトゥによく似た相手の女の子はしゃべり口調に個性がありこれからが楽しみです。
【白い男】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-10-04 15:08:21) |
5.どおってことのないお話なんだけど、見ている間はけっこう心地良かった。触れたい、匂いたい、そんな下心を全く隠さないのに紳士的で人間としての懐の深さを大いに感じさせる老人と、大都市集約の弊害なのか悪しき環境をもろに被った田舎の小娘の掛け合わない掛け合いが面白かった。老俳優の、あるいはかつての色男のプライドをズタズタにするような辛辣な言葉をさらっと受け流す老人。一方ですぐに図に乗る老人。図に乗って下心を見せようものならすかさずばしりと手が出る娘。漫才だ。声に出して笑った箇所がいくつもありました。単に老人が若い女に惚れるというお話ではない。人生を終えようとする者がこれから人生を謳歌しようとする者を正しい道へと導くというお話でもある。でも老人も男であって、やっぱりこれはラブストーリーであって、だからちょっとせつなかったりもする。ドボルザークのスラブ舞曲がこのせつない気持ちを煽るのだ。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-12-09 15:42:46) |
4.ピーター・オトゥールの魅力でもっているような映画だった。 内容的には、特に面白いというわけではなく、彼の本物の人生を自分なりに勝手に想像しながら、この映画のモーリスとシンクロさせていく事でしか味わいを見出せなかった。 【ちゃじじ】さん [DVD(字幕)] 4点(2009-10-03 18:15:32) |
3.《ネタバレ》 むむー、ビミョーな映画。欧米人の場合、かなりのお歳になっても、ラブシーンが汚くならないところがスゴイと思うのですが、ピーター・オトゥールはどうみてもヨボヨボの爺さんで、ちょっとヤバイ。映画の内容云々を語る前に、そこが気になってしょうがない。・・・とは言え、この爺さんは自分から積極的に若い女のコに溺れに行っているところが、むしろ好感を持てます。欲望をひた隠すエロジジイより100倍カワイイ。爺さんをおちょくる小娘役のジョディ・ウィッテガーも、可愛げのない図々しい感じをよく出していて、その後の展開に効いていました。まあ、あの爺さんはあれで大往生ってことでしょう。線香花火の最後のキラメキでしたね。・・・でも、まあ、あまり感動するとかそういう類の映画ではありませんでした。 【すねこすり】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-11-21 15:44:51) |
2.《ネタバレ》 じいさんが悪女に振り回され溺れていくっていう『嘆きの天使』型の話ではないの。じいさんはかなり意識的に戯れていて、人間の「愚かという徳」を味わい尽くそうとしているよう。娘をモデルに斡旋してそのデッサンの場を盗み見ようとし、見つかってしまうと美術館に連れていって「ね、女性の裸体というものは美の極致ということに昔からなっているんだよ」なんてスマして言ってる。前立腺の手術して「不可能」と決定されると、さらに積極的になるってのも人間の「愚か」の味わいで、「老いの生への執着の凄み」よりも、どこか「ちゃっかりしている」という余裕が感じられた。そこらへんがいいけど、でもまあそれだけ。とうとう娘に介護もさせちゃって、天晴れな老後を全うする。有名老優を柱にした映画って時々あるが、どうも役柄を越えた「あの人は今こうなった」的なドキュメントとしての面白味が先だってしまい、作品としてはあんまり…、ということが多いですな。 【なんのかんの】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-10-17 12:12:32) |
1.ちょっ、エロ爺の雰囲気出しまくりじゃねーか!!ちょっと老いすぎてずいぶんと崩れちゃったなぁ~という印象が強いピーター・オトゥールですが、演技はやっぱすごいです。アラン・ラーキンがオスカー取れたぐらいだから彼にもやってもいいんじゃねーか?っていうのもちょっと思ってしまう。年取っても若い女性にキスができる役を演じることができるオトゥールってカッコいいよ。 |