天才スピヴェットのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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天才スピヴェット

[テンサイスピヴェット]
The Young and Prodigious T.S. Spivet
(L'extravagant voyage du jeune et prodigieux T.S. Spivet)
2013年カナダ上映時間:105分
平均点:6.82 / 10(Review 17人) (点数分布表示)
公開開始日(2014-11-15)
ドラマアドベンチャーファンタジー小説の映画化3D映画
新規登録(2014-11-10)【DAIMETAL】さん
タイトル情報更新(2021-02-12)【イニシャルK】さん
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監督ジャン=ピエール・ジュネ
キャストカイル・キャトレット(男優)T・S・スピヴェット
ヘレナ・ボナム=カーター(女優)クレア博士
ジュディ・デイビス(女優)G・H・ジブセン
カラム・キース・レニー(男優)テカムセ・E・スピヴェット
ドミニク・ピノン(男優)トゥー・クラウズ
宇山玲加T・S・スピヴェット(日本語吹き替え版)
佐々木優子クレア博士(日本語吹き替え版)
一城みゆ希G・H・ジブセン(日本語吹き替え版)
中博史(日本語吹き替え版)
多田野曜平(日本語吹き替え版)
脚本ジャン=ピエール・ジュネ
ギョーム・ローラン
製作総指揮ジャン=ピエール・ジュネ
配給ギャガ
美術アリーヌ・ボネット(プロダクション・デザイン)
衣装マデリーン・フォンテーヌ
字幕翻訳松浦美奈
あらすじ
モンタナの牧場で暮らす10歳のT・S・スピヴェット(カイル・キャトレット)は生まれながらの天才だが、弟の突然の死により家族の心はバラバラになっていた。ある日、最も優れた発明に贈られるベアード賞受賞の知らせが、スミソニアン学術協会からスピヴェットに届く。ワシントンDCで開かれる授賞式に出席するべく、スピヴェットは家出を決意する。
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1
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17.《ネタバレ》 物語も画も、子ども向けの上質な絵本といった趣。
個性的な家族と美しい自然と科学への探求心と、心に負った傷。これが10歳のT・Sのすべて。
T・Sが冒険心を起こして向かう状況の全てが「過酷さ」を排しているので、かなりファンタジー寄りです。子ども一人がうろうろしているのに大人が誰も通報しない、というのも子ども目線では理想形。‶人語を話すペット”的な相方がいればもっと完璧だったかも。
T・S役のカイル君が半端ない透明感で、小奇麗な画にぴったりとハマります。ストーリーのユルさは大人には物足りないけれど、とにもかくにも画の美しさに引っ張られての鑑賞でありました。
tottokoさん [地上波(字幕)] 6点(2022-04-12 22:45:47)
16.《ネタバレ》 見やすくて楽しかった。
現実離れした世界観で最後の方まで主人公の妄想じゃないかと思って観ていた。
いろいろと伏線らしきものがあって先を予想しながら観てたら全然関係なかった。
・弟の妄想。結局なんだったんだろうか。
・ひげを蓄えたおじいさんと人形の姿が似てる。これも妄想かと思った。
・弟が死んだ原因がハッキリしない。サスペンスっぽい展開になるのかと思ったらスルー。
・トラックのおっさんが裏有りそう。でもなんもなくただのいい人だった。
・親父が息子を無視した。たまたま見落としてただけ。

フラグ折りまくりですわコレは。
ジュネ監督の独特の世界観は好きだ。
Dry-manさん [インターネット(吹替)] 6点(2020-12-31 23:18:26)
15.《ネタバレ》 これは評価が難しい。この映画は何を期待して見るかによって、ストーリーに乗れるか、乗れないかが分かれるでしょう。私は後者で、乗れないままラストを迎えてしまい、「しまった、見方を間違えた」と後悔したクチです。結論から言うと、この話は事故で弟を亡くしたスピヴェット君と、その家族が、心の傷を乗り越え絆を再生していく物語です。そういうドラマだと思って見て下さい。ジュネ監督にヘレナボナムカーター、主人公が子供とあって、私は完全にデリカテッセンやロストチルドレンのような、へんてこファンタジーを期待してしまいました。その結果最後までボタンを掛け違えたような感覚で鑑賞する羽目になりました。この映画は家族ドラマをジュネ節全開、キレッキレの演出と、全編ため息が出るような映像美で堪能する作品です。案外まともなストーリーです。ご注意ください。
54dayoさん [DVD(字幕)] 7点(2020-08-18 01:45:43)
14.《ネタバレ》  田舎の隠れた天才少年。その才能に気付いた大人たちの協力を得て、世の中にその存在が明らかになってゆく。そんなありふれたサクセスストーリーを期待すると、がっかりしちゃうような映画。
 この映画って、T・Sの天才っぷりは、味付けのひとつにすぎないようです。
 この映画にとって大事なのは、T・Sとその家族の在り方。典型的な家族愛ムービーだと思います。
 『自分は家族にとって不必要なのでは』達観しているT・Sは、何となくそんな空気を感じています。そしてそれは、双子の弟の死をもって、より深くT・Sの心に影を落とします。
 父親に水路の模型を見せて説明するT・S。自分のレポートが掲載された雑誌を先生に見せるT・S。だけど誰も認めてくれない。 『ここにいたら僕はぐるぐるまわるコウモリと同じになってしまう。』意を決したT・Sは、ベアード賞を受賞するため、単身スミソニアン協会へと赴くのでした。
 ですがベアード賞が欲しいわけではありません。ベアード賞の授賞式に出ることで、自分のことも他の兄弟と同じように愛して欲しい。ただそれだけなんです。いや、もっと言うなら少しでもいいから気にかけてほしかっただけなのかも。
 家を出て行く自分を見つけたはずの父の車が通り過ぎていく。家に電話をかけると皆が心配してくれることを妄想する。妄想の中の家族の言葉は、T・Sの願望があふれています。どちらも大事なシーンです。
 そして遂に母から、『まだいる?帰りたい?』と尋ねられ、『帰ろう』と答えます。ついに成就するT・Sの願い。
 賞が欲しかったんじゃない。世界に認めて欲しかったんじゃない。ただ家族に愛されたかっただけ。そして弟が死んだことを、『あなたのせいじゃないよ。』と家族に言ってほしかっただけ。
 私は賞を取って世界から絶賛されるようなサクセスストーリーを見たかっただけ。需要と供給が一致しなかっただけ。
 最後に父親も迎えに来てくれたのは嬉しかったですけどね。そのときの父のセリフは面白い。
 喧嘩をすると外で食事を取る父。でもちゃっかり赤ちゃんを授かっているラストシーンに、この家族の愛を感じます。
たきたてさん [ブルーレイ(字幕)] 4点(2020-05-20 00:12:08)
13.《ネタバレ》 最初から最後までこれといった大きな事件はないんだけれど、
子役がかわいくて女性は好きな人が多い映画だと思います。
虎王さん [DVD(吹替)] 6点(2016-12-09 13:21:41)
12.《ネタバレ》 若くして天才的な才能を得た主人公の物語は得てして喜劇か悲劇になりがちなのでその辺覚悟して観ていたのですが、なるほどこういったオチにしましたか。なかなかにして新鮮。自らの才能を認められるための旅の果ては喜劇でも悲劇でもなく、失った一人の大事な家族の代わりに三人の家族を「得た」普通の少年の心暖まる物語として綺麗に纏められています。彼の発明が新しい家族のために役立てられている点も、この映画の重要なテーマの一つと言えるでしょう。
にしきのさん [CS・衛星(吹替)] 7点(2016-06-23 02:41:18)(良:1票)
11.《ネタバレ》 主人公の男の子の演技が素晴らしくて、特に悲しみ・苦しみの表情は胸にくるものがあり泣いてしまいました。内容はホロ苦さのある家族再生モノですが、プロットは若干よくあるモノで個人的には大自然の美しい景色が印象に残りました。
forestcrownさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-06-20 23:38:39)
10.《ネタバレ》 そう、やっぱり明日ワシントンDCへ行こう。ぼくは研究者で、科学者だ。彼らはぼくを求めている。ここに残ったら、きっとぼくはくるくる廻り続けて一生を終えるだけの人生になるだろう。あのコウモリたちのように――。ウシやヤギしかいないような、のどかな牧草地が拡がるモンタナ州のとある田舎町。1日に3本しか列車が停まらないようなそんな地で、頭の堅いカウボーイの父親と虫のことしか頭にないような昆虫学者の母親、そしていつか有名になってテレビに出ることだけを夢見る姉とともに暮らすT・S・スピヴェットは、何処にでも居るような10歳の少年だ。ところがその小さな頭の中には大人も顔負けの天才的なひらめきと科学的探究心を併せ持った、将来のレオナルド・ダ・ビンチを自任する聡明な少年だった。ある日、彼の元に一本の電話が掛かってくる。なんと、彼が以前発明しこっそりスメソニアン協会に送った、磁力を元にほぼ永久に動き続ける画期的な〝永久機関〟が高名な賞を受賞したというのだ。式典で受賞スピーチをしてほしいという要請を一度は断ったものの、それでも保守的な田舎の雰囲気に違和感を感じていたスピヴェットの心は揺れ動く。何より、双子の弟が事故で死んだことをきっかけに心を閉ざしてしまった彼は、ある決意を胸にたった一人旅立つのだった。必要なものをたくさん詰め込んだボストンバッグだけを手に……。昔から唯一無二の独特の作風で知られるジャン・ピエール・ジュネ監督の最新作は、そんな一人の天才少年の一人旅をアメリカ西部ののどかで雄大な風景の中に描き出すロード・ムービーでした。飛び出し絵本を模したプロローグに始まり、スピヴェット少年の頭の中で考えた数式や分析をいちいち画面に映し出したり、家の電話に出るだけなのに順路を三つも考えて悩んだり、相変わらず遊び心満載の独自の演出手法はもういかにもジュネ監督印。『アメリ』や『ロスト・チルドレン』『ミックマック』をこよなく愛する自分としては、もうそれだけでわくわく感が止まらなかったです。特に、スピヴェット少年が一人ぼっちで列車に乗り込み、雄大な大自然の中をひた走りだしてからは、その軽快な音楽の力もあって凄くのめり込んで見入ってしまいました。うん、さすがジュネ監督!素直に面白かったです。ただ…、最後スメソニアン博物館で演説してから展開される家族との安易な和解劇は正直いらなかったかなぁ。ちょっとあまりに唐突過ぎて、無理やり良い話に纏めようとしたみたいな印象を僕は持ってしまいました。と、そこらへんに若干不満が残ったものの、惚れ惚れするほどの映像の美しさと遊び心満載のそのイノセントな世界観は今回も充分堪能させてもらいました。うん、やっぱりジュネ監督、サイコー!7点!
かたゆきさん [DVD(字幕)] 7点(2016-03-04 23:47:38)
9.《ネタバレ》 みなさん書かれているように、本当に美しいほっとする映像がいい。
前半は、ちょっとだるい感じでした。
その後も、そこまで激しい波があるわけじゃないけど、後半からどんどん引き込まれていった。

見てよかったなー、誰かと見たいなーって感じた作品です。
たかしろさん [DVD(字幕)] 6点(2015-12-11 14:30:32)
8.《ネタバレ》 スピヴェット君かわいい~~、でも愛嬌のある演技力のレベルはとても高いね~(感心)。内容的に結構ファンタジーな雰囲気ながら、実は意外に批判的な要素も含んでいるという独特の視点はこの監督さんならではなモノなのでしょうね。とても印象深い家族再生の物語でゴザイマシタ
Kanameさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-10-12 22:41:50)
7.《ネタバレ》 映像が文句なしに美しかったですね。モンタナの大自然と、味わい深いスピヴェットのお家。
そこから冒険してカナダまでいく一連のシーンはカラフルで目に焼き付きました。
3Dを意識した作りで、まぁテレビ画面で2Dで見てたわけですけど、ちゃんと3Dで観てればまた違ったのかも。
個人的には、スピヴェット君がその天才っぷりをいろいろと披露してくれるかと思ってたんですが、
要は家族の和解の物語だったのですね。シュールなユーモアと、個性的な人たち。まぎれもない、ジュネ印。
あろえりーなさん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2015-08-30 23:12:15)(良:1票)
6.映画館で、それも3Dで観れたらもっと楽しめたのになと思った。
ジュネ監督のファンなら間違いなく楽しめると思います。ブラックユーモアも抑え目なのでより幅広い層に受け入れられるんじゃないでしょうか。主演の男の子がとにかく良い演技、良い表情をしていてそれだけでも十分見る価値あり。お馴染みのドミニク・ピノンも憎い使い方でファンには嬉しい。ストーリーは少々意外性に欠けたが、綺麗な映像を見てるだけで終始ワクワクさせられたので良かったです。
ヴレアさん [DVD(字幕)] 8点(2015-07-03 16:37:57)
5.2Dにて映画館で鑑賞。映像美を堪能できるという点ではジュネ監督らしいが、今回はターゲットがファミリー視聴者なのか、シニカルな毒気はほとんど感じられなかったのがやや残念。お子様と一緒でも安心して観られます。家族全員が変人だなんて素晴らしすぎる。特にママ、最高です。変人故、両親共に子どもへの愛情表現が独特すぎて子どもに伝わりにくいけれど、彼らなりに心底家族を愛しているのだということが最後には伝わる。そしてアメリカ横断鉄道の旅の壮大な景色はとにかく美しく、是非大きなスクリーンでの鑑賞をおすすめする。
lady wolfさん [映画館(字幕)] 8点(2015-06-25 02:06:08)(良:1票)
4.《ネタバレ》 「アメリ」で、このピエールジュネ節にゾッコン。これもまたDVDが欲しい1本。何度も観たい。
トントさん [DVD(字幕)] 9点(2015-06-13 21:22:55)
3.《ネタバレ》 ジュネ監督作品ということで期待値を異様にあげて鑑賞。残念ながら私が観たときは2D上映しかしていませんでした。画面構成が3D仕様丸分かりだったので3Dで観るともっと楽しい映画だったのだろうなあと思います。
少年が1人で旅を続けるストーリーは目新しくもないのですが、過去背景と自分の心を折り重ねていく流れにどんどんスピヴェット少年の哀しみがこちらに沁みこんできました。自分とは真逆の快活な双子の弟の事故死。家族が唐突に亡くなる経験をしているので理解できます、こういう時人は表面上だけでも元の生活に戻そうと躍起になります。無理やり当たり前の日常に自分をはめ込もうとするが内面では無意識にもがき苦しみます。飄々とした日常生活の中で軋みを生じている事をスピヴェットは自分の過失であるかと錯覚し居場所を失い求めるための旅にでます。こんなに哀しい子供の一人旅ってないよ…。最後に両親が変わらないままに自然にスピヴェットを迎えいれた事に爽快感を感じました。ちょっと埃をかぶったオモチャ箱を開けたようないい映画です。
どぶん子さん [映画館(字幕)] 8点(2015-03-13 16:10:13)(良:1票)
2.《ネタバレ》 ジャン=ピエール・ジュネの美的感覚が只管に心地よい作品でした。大陸横断で見せる大自然の風景の美しさ、田舎ののどかな風景の美しさ、その後に出てくるゴミゴミしたシカゴの大都市すらも美しく見えるから不思議。
後半にちょっとだけテレビ局の傲慢さも描かれていて、それも面白かったです。150年生まれるのが遅かったとスピヴェットに指摘されたお父さんが、あのムカつくインタビュワーにパンチをくれてやった瞬間はスカッとしました。ラストも家族それぞれがあるべき型に収まって良かったですね。
民朗さん [映画館(字幕)] 7点(2015-01-13 20:25:15)
1.《ネタバレ》 全体的に可愛らしい絵柄で、序盤の牧場暮らしや大陸横断鉄道の冒険は非常にワクワクしました。お母さん役のヘレナ・ボナム=カーターも知的で可愛かったです。3Dも良かったです。スミソニアンに着いてからが普通で、スピーチやインタビューの様子から、全てが弟を失って家族がバラバラになった事によるT・S(カイル・キャトレット)の空想だったのかと思いましたが、どうやらそれは違うようで鑑賞後はあっさりとした後味でした。楽しい一日も怪我をすると全て台無しになるので、骨折は要らなかったと思います。
DAIMETALさん [映画館(字幕)] 7点(2014-12-10 23:31:15)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 17人
平均点数 6.82点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
415.88%
500.00%
6529.41%
7741.18%
8317.65%
915.88%
1000.00%

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