4.《ネタバレ》 基本設定が間違っているというのは前回書いたのでいいとして、また変に被害者ぶるのが気に食わないが聞かなかったことにするとして、今回は変態男の変な生態や変な欲望の描写が長いのでダレる。それぞれ持っているはずの武器のようなものもほとんど一瞬出るだけで、基本はただのアクション映画になってしまっていないか。あらかじめ原作段階から馴染んでいる人々が見て、ここは違うとか突っ込みを入れるための映画という印象だった。
出演者に関しては、いたいけな少女(今回少し大人っぽく見えた)は序盤で顔を見せただけで退場してしまい、また前回は古畑星夏さんがやっていた役も別人になってしまっている。呆れたのは、今回は佐々木希が少し活躍する場面があるのかと思っていたら出てもいなかったことで、それなら前回の顔見せは何だったのかと思ったが、考えてみれば当時もプライベートでいろいろ忙しかったからか。
なお山本舞香という人は、本人がけっこう硬派なタイプとのことでこういう役も向いているということらしいが、顔を見ればやはり可愛いのはいいことだ。またその友人役の森七菜(もりななな?)という人も、フレンドリーでちょっと煩わしい普通の女子になっていて好印象だった。やはり友達は大事にしよう。
ちなみに雑談として、偏見かも知れないが個人的感覚では、12星座のうちで最も格好悪いのはカニ座だと思っていた。カニ自体に罪はないわけだが、多くの人がカニといえば食い物としか見ていないような気がして(自分の周囲だけか?)、例えば自分は獅子座だ、というほど誇らしげに言えない。食い物というより先に、生き物には生き物としての敬意を持つことが必要だ。