5.《ネタバレ》 シュワちゃんもウィル・スミスもスーパーヒーローもいないこんな世界に宇宙人がやってきたら人類はなすすべもない!
…「宇宙戦争」も同じようなプロットだったな。
本作では主人公達がとっても平凡で、何の魅力もない人達。
そんな人たちが内輪モメしたり、ギャーギャーいいながら逃げ惑うだけのお話。
登場人物も少ないし、なんでこんなチマチマしてんのさ。
しかも、一番可愛い子を真っ先に死なせるとか正気か!?
もう、この時点で観る気が更に失われるのである。
それを差し引いても脚本に全然魅力がない。映像とか、音楽とかの使い方もダサい感じだし。
しかし、実は結構満足している。空からUFOもどきが大量に降りてくるシーンとか、米軍とUFOもどきの空戦とか、人がまるでゴミのように吸い上げられたりするシーンとか、引き画がいい感じなのだ。
たぶんこの監督、人間やストーリーにあんまし興味なくて、こういう引き画を撮りたかっただけなんじゃないかな。捕食シーンもいい感じだし(数が少ないのが残念すぎるが)。
こちとらそういう画が観たくて観に行ってるところもあるし、そういう意味ではそれなりに満足できるわけなのだ。
ただ、それだけじゃあない。
注目すべきは、3日目だ!おぞましき、3日目!
3日目からラストまでの流れが最高!なんて愛らしい映画なんだ!バカっ!
一気に好感度が上がった。
俺は好きだよ!こういうの。