274.セリフを覚える位何回も観ました。 たまに観たくなって借りてくると、返すまでに最低3回は観てしまう。 何回観ても飽きないし、きまって同じ所で笑ってしまう。 ピザの場面では何度観ても「ああー」ってなっちゃう。 【ヴレア】さん [DVD(邦画)] 9点(2014-09-23 14:35:40) |
273.この手の映画に映画のスケールの大きさを求めてはいけないのだろうが、正直全てが会議室のみで行われているため、テレビドラマの規模を超えていない。ただ、内容は面白かった。二転三転するあたりが、三谷幸喜らしさがでているし、見ていてイライラしてくるほど、ああ、いるいるこういう人、こういうのが確かに日本人らしいという、キャラクター1人1人がしっかり作られていて、それらのキャラクターだったらこういう発言になるだろうという、キャラが勝手に脚本を作ってくれたという感じ。 【シネマファン55号】さん [インターネット(字幕)] 7点(2014-09-16 11:24:35) |
272.発想が面白いです。物語の内容もとてもよかったです。三谷幸喜脚本・監督でさらにコメディ調の「12人のちゃらんぽらんなイタリア人」とかも見てみたいですね。 【ProPace】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2014-08-23 19:01:31) |
271.《ネタバレ》 映画って本当におもしろいなぁと 素直に思わせてくれる、そんな映画 |
270.これは面白い。観るべき作品。十二人の怒れる男とは全く別物なので、十二人~を観てても観てなくても楽しめると思います。絶妙な展開、配役、これはさすがとしか言いようがない。やはり三谷は才能あるよなぁと思わされた。ただ「ちょっと強引過ぎんじゃね?」と思う部分はあった、でもこれって陪審員=素人さんらの集まりって設定だしね。まぁ気にしても仕方ない部分じゃないか と。 【ライトニングボルト】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2014-07-01 10:49:00) |
269.《ネタバレ》 フールーで鑑賞。「怒れる12人」は昔みて大変感動した記憶があるのだが、昔すぎて話の細かい筋は完全に忘れてしまった。こちらはというと、途中でどんでん返しが簡単に予想できる瞬間に「ふーんそうくるのか」と思わせるぐらいで、感動というにはてんで遠い。大体ちっとも優しくなんかないし、自然さもないし、単に下手くそな芝居してるだけでどこが日本人らしいのかと言いたくなる。何より迫真性がないのが一番いただけない。こんなんだったら一時間弱しかないテレビドラマ「ジェシカおばさんの事件簿」の「陪審員はつらいもの」という回の方(やはり「怒れる12人」を意識したものだと思われる)が迫真性の上でもミステリーとしての意外性の上でも段違いに上である(フールーで見られます)。やはり古畑任三郎はコロンボには遠く及ばない。ぬるいなぁほんと。 【空耳】さん [インターネット(字幕)] 4点(2014-06-25 14:03:08) |
268.三谷幸喜で唯一じゃないかな?これは面白いし、大好きな作品です。 【Junker】さん [DVD(邦画)] 8点(2014-06-21 17:16:44) |
★267.《ネタバレ》 ちょいと登場人物にわざとらしさがあるものの、しばらくすると気にならなくなる程面白い。オリジナルがあれだけよく出来ているので、どうしても比較されてしまうけど、これはこれでいいですよね。ある意味オリジナルよりひねりが効いていて、「そぅきたか~~」と感心してしまいました。もう一つのリメイクのロシア版もいつか観てみたいですハイ 【Kaname】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2014-06-13 10:39:57) |
266.《ネタバレ》 本家と比べてどうこうとは言うべきではないのだろうが、でも言ってしまうが、本筋の脚本はむしろ良く出来ていると思う。ほぼ全員無罪から出発してのひねりに次ぐひねり、この頃の三谷氏はまさに才気に溢れている。 非常に楽しく見たのにいまひとつ好きになれないのは、作品の都合上仕方ないとは言え、各人物の個性付けが強すぎるように見えるからだ。思うに、日本人ってもっと没個性的で、公の場では慎ましく、知らない人と打ち解けるには時間がかかり、基本的には紳士的で、人に遠慮し、規律を重んじて横並び主義で事なかれ主義で発言も無難で横目で人を探りながら言うもんだから盛り上がらず……それじゃ映画にならないか。でも、議論に一切参加せず寝てる奴とか、過剰に奇矯な人が多すぎて、もっと落ち着いて話し合おうよと言いたくなる。でも落ち着いて話し合っても面白くならないし。 このあたりは、もう作品と自分の波長が合う合わないの話なのであった。非常に楽しく見たし、完成度の高い作品だとは思うが、あまり入っていけなかったというだけのこと。ユーモアのセンスが乏しいのかなあと我が身を省みて、もう今更どうしようもないなと苦笑し、次のフィクションに向かうのでした。 【カツルギ】さん [DVD(邦画)] 6点(2014-05-07 23:25:54) |
265.随分前に休みの昼間にテレビで放映してたのが初鑑賞だったな。その時はタイトルも前知識なく観出し、すぐに『怒れる』のコメディだとわかったけれど、私は本家よりも気に入った。たぶん物凄く『日本人あるある』に共感してしまったのだと思う。それからも数回見る機会があったが、この緩さ、いいね、やっぱり。 【movie海馬】さん [地上波(邦画)] 7点(2013-12-09 02:25:58) |
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264.「十二人の怒れる男」の合わせ鏡のような展開で、一人だけ強硬に有罪を主張した人が徐々に追いつめられる終盤は尻上がりに面白くなる。でも、初めに無罪を支持した人たちがいずれも明確な説明ができないというのは、日本人の優柔不断さを表現したかったのかもしれないが物足りない。10人も揃っていれば、一人ぐらいは理路整然と説明して相手に反論する人がいてもいいと思うし、その方がもっと深みが出たんじゃないかな。それ以外は全体的に面白くまとまっている。まあ、もともと本家「…怒れる男」があっての話だけど。「竹脇無我の無」とか「ダヨーンのおじさんの似顔絵」(全然似てない)は、ヒッチコックのカメオ出演的な遊び心があって、いいと思うよ。 【風小僧】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2013-08-18 11:09:48) |
263.《ネタバレ》 タイトルからわかる通り『十二人の怒れる男』をパロっていて、日本人だったらどうなるかを示したようで興味深い。 狩猟民族と農耕民族の違いを見るようだった。 妻が夫を走ってくるトラックへ突き飛ばしたとのおばさんの証言もあったが、暴力夫に悩まされていた美人妻への同情もあって、おばさんの証言よりも妻の証言が信用されている。 そうした無罪濃厚の状況から有罪の可能性を探っていくわけだが、12人のキャラが立っていてそのやりとりに引き込まれる。 三谷幸喜はこうしたキャラの書き分けがはっきりしていてわかりやすいのが特長。 そこが苦手という人もいるようだが、こうした12人にほぼ均等にセリフのある設定では、区別しやすくなるので混乱しなくて済む。 ただ、本家の迫力には到底及ばず、インパクトは少し弱い。 コメディ要素を入れて笑いを取ろうとしているために、軽くなっている印象。 議論が人間の本質的なものを抉り出す人間ドラマになるのではなく、推理ゲームの要素が強くなっているせいもある。 最初から有罪を強硬に主張し続ける会社員も妻に捨てられたことが理由というオチがかなり前からわかってしまうのもマイナス。 オチが見えてからはどうしても興味が少し削がれてしまった。 【飛鳥】さん [地上波(邦画)] 7点(2013-06-19 23:05:40) |
262.おもしろかった。 でも、ふつうの面白さしかなくて、元の題材の映画に比べるとがっかり。 土俵は違えど長い年月たっててこんなに差がでるのはつまらん。 本気の度合いが大きく違うと思う。 コメディもぎりぎりまで攻めて、本気でやるべきだ。 安全圏の笑い。 変な期待はせず、ほのぼのお茶すすりながら観るといい映画。 【おでんの卵】さん [DVD(邦画)] 6点(2013-05-02 02:32:19) |
261.2013.03/18 鑑賞。三谷幸喜らしい原作、脚本。 「12人の怒れる男」は若い頃、感動した作品。でもこれを見事に日本人の特質を捉え逆説的に展開、マイッタマイッタ。しかし面白いが感動には・・。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2013-04-25 00:13:45) |
260.《ネタバレ》 久しぶりにいい作品を見た。本作は有名な(しかし自分はあまり評価していない)「十二人の怒れる男」のパロディであり、また自分のあまり得意ではないコメディ調ということもありやや不安視しながら見たが、そうした不安は杞憂に終わり、日本人というか人間をよく描き出している作品だと思った。 ■「怒れる男」が「一人除き全員有罪」から出発するのに対し、こちらは「一人除き全員無罪」からの出発。しかも理由が「被告人が美人だから」「可哀想だから」という議論をする以前の状況。しかしそうした心情も一方では理解できるものでもあり、なかなか興味深い。 ■また、「怒れる男」がフォンダによって有罪を一人一人無罪に切り崩していくという展開で、変化も「有罪→無罪」の一方向なのに対し、本作は有罪と無罪を一人の人の間で行ったり来たりして、「人間の考えは簡単に変わる」ということがよりよく表れている。 「怒れる男」がそのため基本的に「フォンダ=ヒーロー=正義」的な位置付けであったのに対し、本作は軸となって仕切る人物が次々と交代していき、展開も目まぐるしく変わって、より現実的である。今まで全然筋の通った意見を言えていなかった人が核心を突く指摘をしたり、今まで理路整然と話していた人が少し不利になるといきなり感情的になったりと、「議論で制圧する」よりも「一人一人の話を真摯に聞く」ことの重要性を訴えているように思う。 ■結果的に見れば、無罪から始まって無罪に戻っているわけだが、議論の過程によってさまざまな「見落とし」や「偏見」が明らかになり、そして論拠を明確にしてきちんと納得する形で結論に至ったという点で、「結果が同じだからいい」のではなくて「その結果を支える論拠は何なのか」という部分の大切さをも、この映画は伝えているように思う。 ■一つ難を言えば、しかし最終盤は基本的に弁護士「役」によって突き崩して決していく展開で、あれを一人の人によってではなく色々な人の「気づき」の積み上げでいければなおよかったように思う。特に最後の「あなたの奥さんが裁かれているのではない」というセリフは、弁護士役によってではなく他の、最も目立っていなかった人によって言われるとより効果的であったように思う。 ■とはいえ、十分に見ごたえのある作品であった。 【θ】さん [DVD(邦画)] 10点(2013-02-24 23:52:52) |
259.『12人の怒れる男』って、これ日本だったら、ってついつい考えつつ見てしまう。三谷さんもそうだったんだろうな、と凄く腑に落ちた。その感想文をドラマにしたような本作は、単なるパロディではなく、日本人論として良く出来ている。①まず情から入ってくること。被告に同情するか否かが、ポイントになる。②個人より団体戦になる。チームが出来てしまい、無罪派は有罪派に負けるなっ、で気勢が上がる。③傷害致死で妥協しようと、落としどころを探る。ここらへん、いちいち笑ったが、日本社会のいろんな場面で目にしていることばかりで、そうそう笑っててもいられない。④休憩時間で雑談っぽくなると、みなけっこう喋りだすのもリアル。一番分身のように感じたのは上田耕一で、議論とか会議とかは向いてないんです、と逃げ腰。議論がほとんど喧嘩として神経を傷めつけてくる。でも何か役に立たなくちゃと思い、有罪・無罪と書かれた専用の投票用紙をせっせと作ってる。「縁の下の役割りなら一生懸命手伝います、そっちやりますから議論は勘弁して」というスタンス。これ分っかるなあ。 【なんのかんの】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2013-01-17 09:55:48) (良:4票) |
258.《ネタバレ》 オリジナルの尊敬を感じづつそれを超えてやろうって部分も見え隠れしていて非常にいい作品です。ただやはり運命なのか比較あっての作品となってしまうのでオリジナルを二度見の感覚もちらほら。 【とま】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2013-01-01 21:29:05) |
257.《ネタバレ》 オリジナルをなぞるのではなく日本人独特の価値観を盛り込みコメディ映画に昇華した脚本に拍手!大いに笑わせていただきました。 【キリン】さん [DVD(字幕)] 9点(2012-12-31 04:09:32) (良:1票) |
256.《ネタバレ》 面白い。十二人十二色の陪審員、二転三転する議論。その面白さはもちろん偉大なオリジナル「十二人の怒れる男」あってこそだけど、それにプラスして日本人の特徴が良いスパイスになっていた。多少の誇張はあるし、俳優陣の演技も舞台用の演技に近いものだが、「こんな人いるよな~」っていう親近感が本家よりも湧いたのは自分が日本人だからか。評決が出て、廊下に出てきた陪審員に見られた充実感のようなもの…(落ち込んでる人もいたけど)。その充実感を観ているこちらも少しおすそ分けしてもらった。いい映画を観たな~。 【リーム555】さん [CS・衛星(邦画)] 10点(2012-12-30 12:12:10) |
255.《ネタバレ》 事件の再現シーンが挟まれていたんじゃないかと記憶していましたが、なかったんですね。それだけ練り込まれた脚本・演出だったんだと思います。初老の陪審員の違和感に豊川悦司が肩入れし始めての巻き返しがすごい映画だとも思っていましたが、それだけじゃない。陪審員の審理としては無駄な発言が多いのですが、映画のシナリオとしては無駄が一切ない。素晴らしい。あらためて満点です。 【なたね】さん [CS・衛星(邦画)] 10点(2012-12-30 10:17:15) |