16.こういう、シリーズの「第2作」って、1作目が当たったのを受けて急遽シリーズ化が決定し慌てて準備した作品、というイメージがあるのですが、意外にそれと作品の完成度とは関係が無く、本作なんかも、驚くべき内容のまとまりを見せてます。 一方で、下ネタの充実ぶりにも驚くべきものがありますが。いやコレ、本当に下品。 また、ストーリーにおける重要なエピソードに「桃次郎の一目惚れ相手を勘違い」ってのがあって、これは第1作のネタをそのまま流用したようなところがありますが(全作共通のネタにする積もりだったのか?)。 だけどそれらを含め、雑多に並べられたエピソードの数々が、きちんと収まるべきところに収まっていく、この見事さよ。バラバラたと思われたエピソードが互いに互いを支え合って初めて成立するクライマックス、であるが故に、感動的なのです。 【鱗歌】さん [インターネット(邦画)] 8点(2021-07-11 14:27:44) |
15.《ネタバレ》 シリーズ第2作。やっていることは1作目とそれほど変わらないが、やっぱり桃さんとジョナサンの二人がとても熱く、この二人を見ているだけでこちらも熱くなれる。冒頭から下ネタ全開のB級映画ではあるが、決してそれだけでは片づけられないのがこのシリーズの魅力なのだと思う。今回で言えば警官時代のジョナサンに恨みを持つ田中邦衛扮するトラック野郎(ボルサリーノ2という役名が凄い。)が桃さんやジョナサンと敵対するが、クライマックスではしっかり桃さんに協力するところなどは、たとえライバルであっても仲間であるということをストレートに感じさせてくれているのがいいし、桃さんやジョナサンだけでなく、出てくるトラック野郎たちがみんな熱くてカッコイイ。惚れたマドンナ(あべ静江)が太宰治が好きと知るや、全集を買って読みふける桃さんがとてもチャーミングで笑えるし、最初太宰を食べ物と勘違いしてしまう桃さんもお茶目で、またそこがいかにも桃さんらしいところでもある。このシリーズ見るのはまだ2本目で、クライマックスは1作目同様に恋人のところに向かうマドンナを桃さんがトラックに乗せて激走!という展開を予想していたが、マドンナではなく、出稼ぎの男(織本順吉)を子供たちの待つ自宅へ送り届けるためにトラックに乗せていて、毎回このパターンなのだろうけど、いつもマドンナを乗せるとは限らないのだなと思った。本作にも出てくる「生まれてすいません」という言葉は「嫌われ松子の一生」でも印象的に使われていた言葉であるが、見ていてつい思い出してまた見たくなってしまった。マドンナがつぶやく「サヨナラだけが人生か」という言葉も、久しぶりに川島雄三監督の映画が見たくなるような言葉だ。それにひょっとしたら鈴木則文監督は川島監督に影響を受けている部分もあるのかもしれない。いずれにしてもこの「生まれてすいません」や「サヨナラだけが人生だ」という言葉、すごく深みがあって大好きな言葉だ。 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 7点(2015-10-03 11:14:33) (良:1票) |
14.《ネタバレ》 第1弾のほぼ焼き直しとしか言えないストーリー展開。前作より下品度は二割増し♪ 【伊達邦彦】さん [DVD(邦画)] 7点(2014-12-06 03:03:38) |
13.《ネタバレ》 伝説の「太宰の詰め合わせ」を聞けただけでも満足です。 下品でハチャメチャだけど、根底には弱い者・貧しい者への共感、権力の横暴への怒りがあり、心の底からスカッとできる作品でした。 【TM】さん [DVD(邦画)] 7点(2014-12-05 00:46:25) |
12.昭和も50年代ってのに、こういうことをやってたんですね。とにかく菅原文太の言動がほとんど全ての関心事。あとはスーツでトラックに乗り込む田中邦衛くらい。 【次郎丸三郎】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-03-09 23:20:31) |
★11.《ネタバレ》 相変わらずの下ネタ全開 おまけに糞尿噴射は最低だわ(笑) いやーー、この得体のしれないパワー感たまりませんねぇ(笑) 細かいとこ言っちゃうのは野暮なモンで この豪快な展開を楽しむべきですね 若き研ナオコ・田中邦衛など出演している方々も興味深い このシリーズの「お約束事」はきっちりトレースしているので、いやホント面白い まさに娯楽作でゴザイマス 【Kaname】さん [DVD(邦画)] 6点(2011-03-06 14:04:56) |
10.これは、何と言えば良いのか?このシリーズの特徴である下ネタのオンパレードの中にあって、桃さんとジョナサンの二人の熱い友情、これは男にしか理解出来ないだろう世界と男だからこそ理解出来る世界が描かれている。単なる下ネタきりの作品じゃない。上手く言えないけど、観ていてやたら熱くなれる。どいつもこいつも本当に正直で大馬鹿で、それでもみんなみんな仲間というようにとにかくストレートに描かれている。作品出来としてはけして誉められるような出来でもなければ、欠点だらけ!それでも何かこの作品を観ていると菅原文太の桃さんに惚れてしまう。そう、やっぱり男が男に惚れる映画!最後に一言だけ、言わせてもらうと、この監督、間違いなく川島雄三監督の大ファンだ!「サヨナラだけが人生だ!」うん!良い言葉だ! 【青観】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-01-29 20:28:09) (良:1票) |
9.《ネタバレ》 シリーズの定番と言える展開が本作でも踏襲されています。ですから安心感はあります。ただ決め事にはめようとするあまり、各エピソードの繋がりが悪く感じる部分がありました。シリーズ作品として楽しむなら問題ありませんが、単独の作品としては、少しまとまりに欠けるかもしれません。前作よりパワーアップしたのは、何といても下ネタ。すまた三四郎のお人形もそうですが、極めつけは○○噴射。バキュームカーが出てきた時から予想は出来たものの、それにしても強烈でした。映画は時代を映す鏡。当時の熱気を(この場合は臭気も)感じる作品でした。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2007-01-22 19:24:43) |
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8.《ネタバレ》 いやぁ~スゴいは、スゴすぎるよ!この映画。最初の無線テストから、下ネタ全開です。次の場面では、トラックに書いてある「トルコの帝王」「スマタ三四郎」にはわたくし、ぶったまげました。J○、a○・○n 読んでる今の女性達には全く受入れないであろうこの激しいほどの下ネタオンパレード!挙げ句の果てには博多で売ってる本のタイトルが「オ○ニー女子大生」すいません、わたくし爆笑してしまいました(笑)。だってそれ売ってるのが鶴光なんて確信犯だろっ!これだけ読んで見るのやめ~たぁと思ってるそこのあなた損ですよ、損してますよ。下ネタの後には怒涛の浪花節で攻めて来やがる!ジョナサンの悲しい過去とボルサリーノ2が復讐しようとする悲しい理由、周平の千秋さんを強く思う気持ち、長崎の健気な兄弟、もう泣かそうとしているのが手を取るようにわかるのですが、これが熱くて胸を打つんだわぁ~。まだまだ、ほかにも笑いに涙にカーアクション?ついでにハネムーンベイビーまでがテンコ盛で、星 桃次郎がお送りする日本が誇る?ハイテンション・エンターテイメント映画です。長くなりましたが、最後に一言、言わせて下さい「生まれてすいません」。 【一番星☆桃太郎】さん [DVD(字幕)] 8点(2004-11-08 23:38:04) (良:2票) |
7.きっと十代後半~二十代前半だったら、楽しめなかっただろうなあ、こういうの。はっきし言ってダッサいし、ギャグもベタベタで下品だし、B級の臭いプンプンなんだけど、やたら熱くて、燃えてしまう。映画自体も登場人物もぜんぜんカッコつけてない(というか、カッコつけてはいるのだけど「ボルサリーノ2」とか、カッコつけ方が、なんか間違ってる笑)のが「直球勝負じゃあっ!」って感じでかえってカッコ良いんだわ。それに一作目もそうだったけど、サイドストーリーが泣ける。加茂さくらに想いを寄せるなべおさみの純情、警官をクビになった彼を「アンタには桜の代紋は似合わねェよ」と温かく祝福するトラック野郎たち、警官時代の横暴を悔いるやもめのジョナサン(愛川欽也)、出稼ぎの父の帰りを待つ幼い姉弟の健気さ・・・こうして並べるだけでも胸が熱くなるぜ!月並みな物言いだけど、こういう泣いて笑ってスカッと爽やかっていう映画、少なくなりましたねえ。 【ぐるぐる】さん 8点(2004-08-26 20:45:02) |
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5.人気シリーズ第2作ですか。当時、子供だった私の大好きだったシリーズで、TV放映される度に観ていました。確かに、自分が同じ年代で今観たらきっとつまらないでしょうねぇ(笑)。この手の作品は、この時代に観るのが良いのです。まさに70年代に一緒に歩んだ作品なので、思い入れも一入。“やもめのジョナサン”こと松下金造の住まいが映る度に懐かしくて仕方ありません。当時、川崎に住んでいた自分にはノスタルジーな憶いにかられる事もしばしば。 【_】さん 6点(2003-08-24 20:47:21) |
4.ごめんなさい。高校生の僕にはあまり面白く感じませんでした。どちらかというと僕の親父の世代ですから、親父はけっこう好きみたいです。でも菅原文太さんがトラック似合っててカッコよかったっす。 【ピルグリム】さん 5点(2003-07-10 23:00:09) |
3.命より大事なトラックを女のためにすてるってゆうところがでらかっこいい☆ももさん最高ーーーーーーーーーーーーーーー☆☆☆ 【九頭龍】さん 10点(2002-03-21 13:57:05) |
2.このシリーズ何本か観たけどなかなか笑えます。<ももさん・じょなさん>コンビがいいですよね。愛川欽也のキャラもいいです。 【ばかうけ】さん 6点(2002-01-18 21:56:13) |
1.このシリーズの王道(ケンカ、下ネタ、ウ○コネタ)を主体に持ってきているのが何より面白い。大人にならないと分からないネタでガキの頃に笑っていたのは今思うと不健全だったなぁ(笑)。あの頃からラビ(関根勤)は役どころがオイシイですね。 【奥州亭三景】さん 7点(2002-01-08 12:36:54) |