5.皇帝に呼び出され自分の再婚話かと思ったら犬の縁談だとか、蓄音機のセールスに来たら時限爆弾に間違えられるなど、最初からコメディ満載ストーリーとしてはビリー・ワイルダーらしくなかなかおもしろい。チロル地方の音楽やダンスもからませ、ルビッチ風オペレッタをめざしたのはいいが、ビリー・ワイルダーとミュージカルはどうも相性がよくないみたい。挿入曲として「口笛吹きと犬」や「奥様お手をどうぞ」なども入っているのだが・・・。それに湖に浮かぶ島がいかにも人工的に作られた島で愛を語るにはどうかなと思う。ところでジョーン・フォンテインの伯爵夫人だが、米国映画ならばジョアンナ、オーストリアを舞台にした映画だったらヨハンナだろうが、DVDではジョハンナになっている。まるでバトンズとシェヘラザードの子どものように。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-06-30 11:17:28) |
4.ビクターのロゴだけだったなぁ。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(字幕)] 4点(2011-07-09 13:53:55) |
★3. 《ネタバレ》 ミュージカル風映画。最後は犬の子供たちに幸をもたらされる。 【HRM36】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-07-20 18:24:27) |
2.うん!面白いことは面白いんだけど、ジョーン・フォンティーンがちょっとおばさんぽく感じてしまい、残念です。話そのものよりも俳優の演技と会話、やりとりで見せる作品ではあると思うし、犬も可愛いし、それに音楽の使い方、オーストリアのアルプス山脈の景色の美しさといい、見応えのある作品ではあるけど、ビリー・ワイルダー監督の作品の中では特に凄いとも思えず、普通に楽しめるぐらいの作品てのが私の感想でございます。 【青観】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2007-04-19 21:18:53) |
1.ワイルダー、ハリウッド監督5作目。初めてのカラー作品です。ビング・クロスビーの歌にヨーデルに口笛、王宮の円舞、チロルの村の踊りにヴァイオリン。カラーを好まないワイルダー、ミュージカルを好まないワイルダー。からして、これが本当にワイルダーかと思うぐらいの異色作。でもって出来栄えは、楽しい!作品自体は会社主導で企画されたようで、ワイルダーさん本人はあまり気に入っていなかったようですが、私個人的にはパラマウント作品の中では一番好みです。なんといっても犬!犬の恋!実に愛らしい。犬好きの人必見!『マリリンに逢いたい』ばりの犬が湖を泳ぐシーンには、笑うし泣きます。歌と踊りの華やかさ、甘い恋のメロディーの中にも、アメリカとヨーロッパ、自由社会と階級社会を対比させての風刺を効かせた、ワイルダー的ラブコメディーの傑作。ワルツに乗せて9点献上。 【彦馬】さん 9点(2004-06-06 20:48:26) (良:1票) |