16.《ネタバレ》 ジェイミー・フォックスなの?!と驚くべき役付きりと演技。実話と言うこともあり、結局ラストは平行線へ…。 【ゆっきー】さん [DVD(字幕)] 7点(2018-05-01 13:53:08) |
15.《ネタバレ》 LAタイムスという超一流新聞社で、多忙な毎日を過ごす敏腕記者ロペスは、ある日、路上でバイオリンを弾くホームレス・ナサニエルと出会う。その奇矯な言動と特異な格好とはうらはらに、彼の奏でる美しい旋律に興味を引かれたロペスは、思わずコラムで彼のことを取り上げるとそれが静かな反響を巻き起こすのだった。本格的にナサニエルの過去を調べ始めたロペス、するとそこにはかつてその才能を認められ将来を嘱望されながらも統合失調症によって悲惨な現実を生きざるをえなかった彼の哀しい人生があったのだった――。静かな正義感を胸に秘めた新聞記者と路上という自由で孤独な世界に生きる元ソリストとの、人生の再生をかけた友情を淡々と描き出すヒューマンストーリー。とにかく抑えた演出と全編を彩るクラシックの名曲群のおかげでとても美しい静謐な雰囲気に満ちた、ジョー・ライト監督らしい佳作だと僕は思いました。実話を元にしているということもあり、二人の友情物語が変にドラマティックに描かれていないところも好印象です。統合失調症を発症し、四六時中続く幻聴に次第に追い詰められてゆく若き日のナサニエルと、その後、心がすっかり壊れてしまいホームレスとなった現在の彼を見事に演じ分けたジェイミー・フォックスの熱演もなかなか見応えありました。それにしても、こういう適切な治療を受けられずホームレスとならざるをえなかった統合失調症患者は果たしてどれくらいの割合で居るのでしょう。ナサニエルのような哀しい人生を歩んでしまった人を少しでも減らすために、公的機関のサポートがもっと充実されることを願うばかりです。ただ、映画としては最後まであまりにも優等生な演出が続くためちょっとパンチに欠けるかなぁというところが若干気にはなったけど、この気品に満ちた作品世界に僕は最後までしっとりと浸ることが出来ました。ジョー・ライト監督とは、どうやら相性が良いようなのでこれからも観ていこうと思います。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-06-24 19:04:54) |
14.これはなかなか悩ましい物語ですね。 視聴者の立場でも真っ先に思うのは余計なお世話ということだけど、本人もそれを自覚していて自問自答しているので、責めるのも可哀想。 仕事だからと割り切ろうとしたり、きっぱり手を引こうとしたり、思い悩む姿に誠実さを感じる。 最終的にはそんなに悪くない着地点に辿り着いたようだけど、手放しで喜べるハッピーエンドというわけじゃないところが実話の悲しいところですね。 それでも、まあ、友だちになるだけでいいというメッセージには共感できる。 それくらいなら、僕にも出来そうだし。 【もとや】さん [DVD(吹替)] 7点(2013-02-14 17:03:01) |
13.《ネタバレ》 ジェイミーの力演はスゴイ LAの街を空撮している?独特の映像(プールがある家が多い!) そして路上生活者の実情 そこにクールで熱い記者ロバート・ダウニーJr しかし、若干わかりにくい感じがするかな? 元奥さん?のこととかね まぁ、そういいつつ ロスの「乾いた」空気は感じることはデキマシタ 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-06-11 22:46:28) |
12.《ネタバレ》 期待していたので、鑑賞してみてガックリでした。記憶に残らない作品で、さっぱり忘れ去ってしまいそうです。・・・が、それでも「あなたの友人になれて光栄です」とか言うラストだけは、きっと忘れないと思います。ハンディキャップを持って路上生活している人間に、なみなみならぬ才能があると気づいたとき、なんとか「力になりたい→助けてあげたい」的な感情が働くのは人間として健全な心のあり方だと僕自身は思うのですが、でもそういう感じを「上から目線」なんて言われれば、それはそれで否定しきれないものはあるし、「じゃぁ、どうすりゃいいのさ!」って思うところを、ズバリ最後の台詞が答えを示してくれたって感じでした。ハンデも路上生活も、本気の本気で健常者との格差を意識せずに「個性」と捉え、対等な人間なのだと確信するなら、残るのは純粋に音楽の才能への敬意となるわけで、そこを伝える言葉がラストのセリフなんだなと感じました。 【だみお】さん [DVD(吹替)] 4点(2010-09-11 02:23:21) |
11.《ネタバレ》 混沌としたロスの風景にベートーベン3番が流れる瞬間は雑音を一瞬のうちにかき消す。ダウンタウンエリア、フリーウェイ、ホームレス施設、トンネルと美しいハーモニーは相反するものだが上手い映像編集によってより綺麗に聴こえる所がよい。物語そのものは淡々と進んでいくが、2人の会話のテンポの速さでちょうどいい感じである。ラストはハッピーエンドでもなくバッドエンドでもないが、それでよかったと思う。音楽映画としては成功している。改めて3番の虜になった。 【カップリ】さん [DVD(字幕)] 5点(2010-07-08 06:56:12) |
★10.《ネタバレ》 実話を元にしているためか、映像的にもドキュメンタリー・タッチの雰囲気がありました(一部除く)。昔NHKで放送していた、佐々木昭一郎のドラマのような感じです。 最初は喋りまくるナサニエルに面喰らいましたが、次第に慣れてむしろ彼の個性として認められるようになりました。昔から芸術家には奇人変人が珍しくありませんし、本人も路上生活に満足している様子。見ているうちに、路上生活も悪くないんじゃないか、なんていう気にすらなってきます。 しかしロペス記者は、常識人としてナサニエルを路上生活から救おうとする。まあ一般的にはそれが当然なのでしょうが、このケースはそれでいいのかなぁ、なんて思いながら見ていました。結果として2人の価値観がぶつかり合い、種々の相克のあと、ついにナサニエルが爆発します。結果としてこれがプラスの方に作用して、助ける者と助けられる者の関係から、対等な真の友人関係を築けたようです。結局は、そこがポイントなのでしょうか。どうも、どういう点に絞って鑑賞すればいいのか、今ひとつわかりにくかったです。ナサニエルの側から見たからでしょうか。ロペスと元妻の間も、どういうことなのかピンと来ません。もしかして、「実話だから入れました」ってことなのでしょうか。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-05-17 20:53:24) |
9.《ネタバレ》 予備知識なしでレンタル。 実話ベースであるためか、たんたんとしており、爽快感のある音楽映画ではない。 封印された音楽の才能の開花もなければ、演奏シーンもない。 ホームレスの自立を考える映画と理解出来れば、現実の難しさを考えさせらる。 でも、面白いかと聞かれれば、面白くはない。 【きいろくま】さん [DVD(字幕)] 4点(2010-05-01 12:31:51) |
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【ベルガー】さん [DVD(字幕)] 5点(2010-04-26 18:47:59) |
7.予告編を観て、秀作の予感..でも、ガッカリでした..実話もの且つ話題性、だけの凡作..何も得るものが無かった... 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 3点(2010-01-22 12:38:34) |
6.《ネタバレ》 ストーリーもテーマも分かりづらいです。記者と元奥さんとの関係もよくわからない。もっといい映画になったと思うが説明不足か? 【kaaaz】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-12-25 22:50:39) |
5.《ネタバレ》 実話の音楽物に興味があってみました。主演のお二人の演技が素晴らしくてよかったです。ただ物語が淡々と進む分、統合失調症の表現が強烈で、精神的に弱っている方にはお勧めできないと思います。 【あるまじろ】さん [DVD(字幕)] 4点(2009-12-20 16:38:22) |
4.《ネタバレ》 タイトルから純粋なヒューマンドラマだと思い込んでいた。この映画は、名門ジュリアードから一転、路上生活を選んだ天才ソリストの半生を描きながら、アメリカ合衆国の現在を危惧するジャーナリストの姿を織り交ぜている。だけど、どちらのテーマもやや半端に感じてしまう脚本にがっかり。淡々と進んでゆくように感じてしまった。才能を持て余しているナサニエルを前に次々と自分の思うまま話を進めてゆくロペス。そこにはもっと葛藤があったのではないか、それとも、ジャーナリストとは元来そういうものなのか。 【SAEKO】さん [映画館(字幕)] 6点(2009-06-21 14:38:59) |
3.《ネタバレ》 主人公は統合失調症と思われる実在する才能あるホームレスの音楽家。タイプは全く違うのですが、「ビューティフル・マインド」でラッセル・クロウが演じた統合失調症の数学者を思い出しました。ノーベル賞を受賞したのと比較すると本作の主人公の音楽家は大きなことは成し遂げていないですが、彼の純真さ、素朴さがいい意味で印象に残りました。困難を乗り越え、とてもマネできない大きなことを成し遂げる実在する人物の物語にも大きな感動がありますが、本作のようにホームレスの音楽家と彼に関わる事になった人気コラムニスト、この出会いがお互いの人生を少しいい方向に向かわせてくれた。こんなささやかな幸せを感じさせてくれる実際にあったイイお話の物語もいいものです。 【とらや】さん [映画館(字幕)] 6点(2009-06-10 20:52:05) |
2.《ネタバレ》 必要最低限な部分は描かれているけど、人物の背景描写がちびっと少ないかな。特に、スティーブの状況がいま一つつかめなかっただけに、ちょっと残念に思いました。ただでも、過去をことさら詮索するような展開でなく、やおら涙を煽り感傷的でもなく、淡々としてそこは佳かったです。過去ではなく現在・未来が重要、ということでしょう。主演の2人の演技も過剰すぎることなく、巧かった。ディズニー・ホールで、音楽の喜びに震えるナサエルと、道路の端で、ナサエルのチェロに打たれるスティーブの表情は、とても素晴らしい。でもって、路上のチェロのシーンは印象的。ナサエルが奏でるチェロの音色が街に空に飛んで行き、音楽や彼の魂はすごく自由、ということを感じて、スティーブ同様ちとグッときました。ベタに鳩飛ばしたり、分かりやすいとこもあるのだけど。また、精神的な困難を抱える人を、ことさら美化しないところも佳かった。エンディングのダンス・シーンは、優しくて心落ち着きました。 【泳ぐたい焼き】さん [映画館(字幕)] 5点(2009-06-07 13:21:28) |
1.《ネタバレ》 路上のソリスト 貧困・スラム・病い・家庭環境 といった現代社会の病巣を描いている映画を、最近”スラムドック$ミリオネラ”とこの映画とたて続けて見た。両作品とも非常に重いテーマを明るく軽く?描いている点共通しているが、こちらはあまりスピード感が無い。じっくりとw主人公であるジャーナリストとソリストの視点をとおして展開する。終盤にて双方の内面が交錯する。しかしあまり最高レベルでは感動しなかった。途中で結末の予測がついてしまったのとそこに至るまでの展開に意外性が無かったのかもしれない。ジュリアード音楽学院の中退が才能の証なのか、何故路上から脱出させようとしたのか?自らの閉塞感の打破のためビジネスに利用するつもりが友情へと昇華していくからか?そのあたりの描写をもっと深く感情移入できるくらい欲しかった。しかし佳作として鑑賞するには、良い時間を過ごした感はある。 【seagull】さん [試写会(字幕)] 6点(2009-04-24 16:20:30) |