107.《ネタバレ》 原作を読み終え映像作品も見たくなったので見ました。短い尺に収めるために、原作からの改編が多くなされています。キャラクターの統廃合も行われています。尺に収めるためにはある程度は致し方なしかなと思いました。5番目の焼き印については、原作で大きなインパクトが得られたものの、映像作品中では他の映像に埋没してしまうことが考えられるので、変更したのはある意味英断だったと思います。安っぽいデザインは拍子抜けながら、原作未読の人が原作を読む楽しみ(驚き)を残したという意味において。ただしアンビグラムは本作の重要なアクセントなので、もっと目立たせる工夫をするのが正攻法だとも思います。実行犯の最後はあまりに意味不明でした。真犯人については人物描写がかなり省かれ、犯行に至る理由の一つも省かれているので、結末がかなり薄味になってしまった印象です。原作既読の人にとっては、歴史遺産類を映像で再確認することができ、答え合わせ的な感覚で、興味深く見られると思いますし、ダイジェストのプロモーションビデオとしては良くできていると思います。一方、原作未読だと、展開が早すぎて、取り残されるような気がします。 【camuson】さん [DVD(字幕)] 5点(2023-02-17 18:18:20) |
106.《ネタバレ》 爆発の7分前に辿り着くという御都合主義。 それより早いとバッテリー交換されて作戦失敗、遅いと爆発してヴァチカン消滅。 余りにもアホ過ぎる計画に呆れ返る。 真相を知られても都合良く射殺されるし、そのやり取りが監視カメラに映ってたという酷いオチ。 あと、寒いとバッテリーの性能が低下するのは理解できるけど、それが2分ってよくわかったね。 そもそも手遅れなんだから一か八かバッテリー交換してみたら良かったのにね。 ヘリが用意してあるので大丈夫って知ってたんだろうか??? 【もとや】さん [インターネット(吹替)] 3点(2022-02-21 15:33:57) |
105.天使の指す先があまりにもヒントなのはさておき 緊迫感は良い描き方と思う。 8,9,10... と数的に追い詰めていく様はドキドキ。 ただ、細かな好みで「反物質」 というものを 「宗教に対峙させる科学」 として使うのは尚早かなと。 ヴァチカン内部を恐い演出させるのであれば、 科学側の描き方も逃げてはなるまい。 「核に似た威力の反物質」 という反物質の描き方が ちょっと釣り合わないなと思いました。 ラストのミステリアス感は好みで、 ラーメンに胡椒をかけるよりも薄めのインパクトなので 映画本編の味わいには関与しませんでした。 【元祖】さん [インターネット(字幕)] 6点(2022-01-12 21:42:59) |
104.《ネタバレ》 科学が神を超越してしまう事を防ぐというのがユアンマクレガーの一連の動機という事でよろしいでしょうか? ダヴィンチコードと同じ点数ですが、こちらが6.5点でダヴィンチが6点でこちらの方が面白く見やすかったです。 【ブリーバンデカンプ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2021-05-04 00:49:39) |
103.《ネタバレ》 ガリレオの時代から、科学と宗教の深刻な対立はあった。時として科学の発展は、ガリレオの時代にも神の領域を侵すものとされ、神への冒涜と弾圧されることも。教会から弾圧された歴史を持つイミナリティの復讐劇。――と見せかけた陰謀が顕わにされるラストのどんでん返し。 でも、最初からユアン・マクレガーに怪しい臭いがプンプンしていたので、意外性もなくやっぱりかとの印象。 ストーリーにはどうにも都合の良すぎるツッコミどころがチラホラ。殺し屋が犯行現場を見られながらラングドンとヴィクトリアを見逃してやったのはありえない。また、カメルレンゴをすぐに捕らえずに焼身自殺する猶予を不自然に与えてしまったのも、教皇選出の煙の演出のためというあざとさが見えてしまう。 スケール感と雰囲気は重厚で壮大だけれど、中身がそれに付いていっていないのが残念。 キリスト教に疎いためにこうしたキリスト教絡みの映画は深い意味が汲み取れずいつもピンとこない。 【飛鳥】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2019-12-27 21:56:44) |
102.《ネタバレ》 前作もアレなので、あまり期待しないで見ましたが、それでも思ったよりおもしろくなくて逆に笑えました。 最初の反物質の製作から既に内容がすっからかんなところがにじみ出ています。 あんなもの何の許可もなく2,3人の技術者だけで作り出せるわけが・・・ 無許可で勝手に作り出してあっという間に強奪されるシーンで あぁ・・・ って思っちゃいました。お咎めもなんもなしかよって突っ込む気にもなりません その上、どこどこで何時に人を殺しますっていう謎掛けテロが発生 見るからに怪しい超善人のマクレガー 見るからに悪人に仕立て上げようとしてる警備隊長 リヒターとコンクラーベのおっさん 必要のないヒロイン・まともに正義を実行しようとした人は名前もなく皆殺し とにかく都合のいいように全てが進んでいきます。 爆弾の解除が偶然ギリギリ間に合わず、偶然出たところにヘリがあって助かるシーンなんて笑い以外なにもありません マクレガーの正体も何か引っかかる所があって分かるのかと思いきやまさかの隠しカメラで露見というギャグで締めくくりです。 お金の無駄遣いっぷりと長い映画ですが、一応最後まで見れたこと 街並みや施設内などは普段他の映画でもあまり見る機会のないもので新鮮味があったので多少加点してこの点数です。 【メメント66】さん [インターネット(字幕)] 5点(2019-09-04 03:22:32) |
101.テンポはすごくいいのだが、キーワードがピンとこなくでしんどい。犯人もすぐわかるから、サスペンスとしてもいま一つ。 【ラグ】さん [インターネット(字幕)] 4点(2019-08-15 23:08:50) |
100. おもしろくない。キリスト教の知識があれば面白いのだろうか。 トム・ハンクスの無駄遣いだと思う。 【海牛大夫】さん [CS・衛星(吹替)] 4点(2018-09-24 21:30:44) |
99.《ネタバレ》 バラエティ番組の企画、もしくは地方都市の町おこしイベントとして催せばそれなりに人気を博しそうな話です。やたら権威づけたり格調高く見せたり、一方でおどろおどろしい粛清の場面を描いたりしていますが、いずれも滑稽に見えて仕方がありません。不幸にして現実のテロ事件の報道を目の当たりにしている昨今、こんな〝謎解きゲーム〟のようなテロ行為が非現実的であることは、誰の目にも明らかでしょう。 〝ゲーム〟のプレーヤーとして優秀すぎるトム・ハンクスにも、容姿も存在理由も微妙なヒロインにも、何ら魅力を感じられません。ユアン・マクレガーに対しては、久しぶりに仲間由紀恵に「どこまでも手間のかかることを」とツッコミを入れてもらいたいなと。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2017-06-13 01:35:58) |
98.何というか、ミステリーになってないのですよ。主人公は勝手にわーわー騒いであっちにこっちに走っているだけ、何を謎と考えて、それをどういう根拠で、どのように解決したのかという基本がなってない。これが、超オタクな非常識な社会性のない設定ならば、それはそれで1つのストーリーなのですが、ひたすらスマートにクレバーに歩ませ続けるハワードの演出とハンクスの演技ならば、そうなるはずもない。つまり、伝統的宗教のあり方に正面から挑戦しつつ謎解きをしていくこの映画って格好良いだろ?という制作側の作為性だけがにじみ出ているのです。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2017-05-28 00:47:29) |
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97.お金かかってそうだし、雰囲気や作りも悪くないものの、不思議と退屈感が漂う。 話にも入っていきにくいし、謎解きもご都合主義のような気がする。好きになれそうな作風だが好きになれない映画。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2017-05-26 18:36:01) |
96.《ネタバレ》 ユアンマクレガーが冒頭から既に”善良なふりをした真犯人”のニオイがぷんぷんだった。同じような意見をしているレビュアーの方々も多いようだ。 しかし、真犯人役に彼がキャスティングされたことは正しい。 なぜならユアンマクレガーが大好きな私は、もし「天使の悪魔」に彼がメインキャラに配役されていなければ、最後まで見ていなかったかもしれないから(笑) それはさておき、「火、空気、水、土」という要素に従って4人の誘拐された次期皇教候補たちが、その要素に関係するスタイルで殺されていく流れは、どこか「セブン」の七つの大罪に沿って起きる殺人事件をほうふつさせたし、またそもそも「火、空気、水、土」といえば「フィフスエレメント」を思い出さないではいられない。 原作者はたぶん意識していなかっただろうけれど、どちらも私のお気に入りの映画だったので、雰囲気がかぶっているのが気になるところだった。 教授の口からマシンガンのように次々と放たれる専門用語はついていくのが大変だったが、それはいわばインドカレーのようなものかもしれない。 カレー鍋に名前も聞いたことのない特殊なスパイス類が、あれやこれやと次々と投入されたものを専門料理店でいただくと、普通のバーモントカレーよりリッチで奥深い味わいな気がするような気分になっちゃうのに似ていて、「なんか、ワタシ、すっごい知的な作品を見たような気がする」ような気分にならないでもないような気にさせる。 インドカレーに通じる錯覚作用に、ユアンの神々しい魅力と神父コスを足して6点。 【フィンセント】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-05-26 12:22:25) |
★95.《ネタバレ》 ロバート教授がカルロ氏から「神を信じますか?」と尋ねられるシーンがとても印象的でこのスタンスが基軸になっているように感じました。ロバート教授はその問いに対して「私が信じているのは、宗教が・・・」でセリフを遮られてしまっているがその続きの言葉が知りたい。そして再度カルロ氏から「人が神について語ったことではなく、神を信じますか?」と尋ねられる。そして「私は科学者です。頭で神を理解することは決してないでしょう」それに対し「心では」とまた切り返され「理解を超えた存在で、私が未だ授かってない贈り物です。」という答えが「神」という存在に対して信仰者であれ無信仰者であれ、科学者であれ万人が取るべきスタンスではないかと感じました。 ロバート教授は「神」という存在を信仰や信じる対象ではなく探求する対象として捉えているように思う。「神」のような存在を証明することも難しいがそれと同じぐらい無いという証明をするのも難しいて思います。 映画としてはイルミナティという言葉が出てきたり、バチカンの風習や仕来りが出てきたりとても興味深く鑑賞しました。結構人がバンバン死んだり、胸に焼印されたりキナ臭いシーンもあります。この映画は信仰の世界で起こったサスペンスという視点で鑑賞するのがベターだと思います。どうしても信仰がテーマになっているのでどのように転んでも賛否が出てしまうと思います。そのようなテーマに挑んだことを評価します。 【レスポーラー】さん [DVD(字幕)] 7点(2016-12-30 22:04:09) |
94.《ネタバレ》 前作よりテンポ良く進み大変見やすいです。犯人は出てきた瞬間にキャストから分かります。それにしても暗殺者は強すぎです。ハンス・ジマーの音楽が最高です。作品全体の質を大きく上げてくれています。 【エイドリアン・モンク】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2016-12-24 16:55:38) |
93.「宗教と科学」という深遠なテーマに挑んだのはよいが、結局は殺人ゲームの謎解きなので、肝心のテーマへの深堀もなく、ただの犯人(モロバレですけど)探しの娯楽作品になってしまった。アメリカが製作するとこうなってしまうのだろうな。どことなくフザケタ部分もあるし。そういうモノとして楽しむ作品なのだろうけど。欧州サイドで製作するとまた違うのだろうか。原作未読なのでそもそもの作品テイストがよくわからないのだが。 |
92.《ネタバレ》 ダンブラウンのこのシリーズは原作も映画シリーズも両方見ているわけだけど、映像化する事には大きなメリットがある。 前作も今作も「欧州観光ガイド」のような内容なわけだけど、文章だけだとどうしてもその風景が伝わらない。 それを映画化する事で、鮮やかな映像でそれを楽しむことができるわけだ。 映画化されるにあたりシリーズ3作目のロストシンボルがスキップされているわけだけど(今年公開されているインフェルノはシリーズ4作目)、その理由もおそらくそこにあって、3作目の舞台はアメリカのワシントン。 アメリカ人にとって、欧州観光ガイド的映像美として楽しんできた本シリーズの舞台がワシントンになるのは映画として明確な「スペックダウン」になってしまうので多分スキップされたんだと思う。(まぁ3作目が一番つまらないからってのもあるわけですが) (ちなみに本来このシリーズの1作目はこっちで、ダヴインチコードが2作目だったりするけど映画の上ではそこはあまり問題ではない) 一方で映像化する事には欠点もあり、その一つはただでさえ謎解きお使いゲームのような内容が観客を無視したハイペースで進んでいくため、観客がおいてけぼりにされること。 「なんか知らんが次は●●?らしい…次はよくわからんけど▽▽?」の連続で、内容を咀嚼する暇を与えてくれないもんだから「なんか謎解きが行われて話が進んでるけど細かい事はよくわからん」という状況になってしまう。 しかし、実はそれは対した問題ではない。 なぜならば(原作を読めばわかるけど)本で読んでても結局そんな感じだからw もう一つの問題はもっと重要で、映像化する事で犯人が丸わかりな事。 この映画で主役をはずして考えれば、最も有名なキャストはユアンマクレガー。 キャスティングをみただけで「たぶんこいつが犯人だな」といきなり観客にはわかってしまうわけで…これはいかん、いかんですよ。 【あばれて万歳】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2016-10-29 22:40:44) |
91.その昔、僕は1655:教皇選出とゆうボードゲーム(正確にはカードゲーム)をやったことがあります。クリストフ・バウアー作の中世時代のコンクラーベを表現したゲームで、各プレイヤーが枢機卿になり、競りをして票を獲得し最終的に教皇になれば勝ちです。枢機卿の派閥や、政治や陰謀などがあって、結構楽しんだ記憶があります。で、そんとき、コンクラーベってなに?って非常に興味がわき、調べてみて、教皇のなり方とか色々わかって、日本人には知らないことがいっぱいあるんだなーと感心しました。で、この映画を観て、びっくり、それが題材になっていたから。コンクラーベって1つの部屋に皆が入ってやるんだとか、教皇がなくなった時に指輪を割るんだとか、色々視覚的に知的好奇心が満たされました。それだけでも面白かったです。で、物語の方は、要は探索型の犯罪阻止もの。インディ・ジョーンズみたいにアクションはそんなにこなしませんが、歴史上に隠されたヒントを解いて、最終的に犯罪を防ぐってやつで、細かいアラはあるものの、それなりにハラハラできて、テンポもよく、こちらも楽しめました。原作の方が色々ストーリー的にも凝った作りらしく、原作、読みたくなりました。 【なにわ君】さん [DVD(字幕)] 7点(2016-10-20 18:33:37) |
90.《ネタバレ》 ○前作同様に演者が観客に説明しているだけの作品。分からん人にはさっぱり。妙なCG描写も作品を盛り上げる要素にはなっていない。○前作オドレイ・トトゥは助手として魅力的だったが、今作は…。 【TOSHI】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2015-10-24 21:32:05) (良:1票) |
89.《ネタバレ》 前作のように、宗教と、歴史感ににどっぷりと浸った謎解きかと思いきや、色々それらしい感じを持ちだしてはいるが、結局はただのミステリーだったと言うことで、割り切ってみれば楽しめたと言えないこともない。 【min】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-03-13 20:47:40) |
88.「ダ・ヴィンチ・コード」シリーズの第2弾。 トム・ハンクス扮する教授の謎解きは前作と変わらない。 複雑さはやや影を潜めて判り易くなったが、その反面途中で犯人がわかってしまった。 金をかけているだけあって、確かに映像や演出は見応えがあるんだろうけど、 もう少ししっかりしたシナリオを用意してほしい。まあそこそこ楽しめる娯楽映画ではある。 【MAHITO】さん [地上波(吹替)] 4点(2011-07-30 07:16:46) |