274.《ネタバレ》 どうしたら、こんな3流ドラマを作れるのだろう 刑事のボスがビルから落とされたところで、ギブアップ 出鱈目すぎるストーリーに唖然 ・スパイ刑事の捜査中のバラシのパソコン操作などできない(操作はすべて記録、携帯の内容も記録) ・刑事のボスと内通者の密会に、あんな目につく大勢の手下が公然と駆けつけて、刑事のボスを殺すなど どんな脚本か、監督のレベル、まともに観ることができない。一発でギャングが捕まり一網打尽にされる。 ・刑事内に内通者がいると分かって、そのメンバーの一人を、内通者の捜査をさせるバカバカしさ ・刑事のボスと内通者がビルの屋上など、見晴らしがよく、場所が特定、隔離され、逃げにくい 場所で会うわけがない なんなんだ、この映画はギャグなのか、このストーリーのお粗末さは 【cogito】さん [インターネット(吹替)] 1点(2023-06-18 12:09:23) |
273.《ネタバレ》 潜入捜査官ものは映画でもよく見かけるが、同時にマフィアも警察に潜り込んでいた、という設定が斬新。 その設定に溺れることなく、善と悪の境界線でもがく二人をドラマティックに緊張感たっぷりに描き出していた。 チンピラとして無残に死んでいく潜入捜査官のヤンを他所に、裏社会のボスと仲間を裏切って消し去り、 "善人"として生きていこうとするラウの対比がやるせなくもたまらない余韻を残してくれる。 それでも血で洗った過去はいつまでも追ってくる… この無常観は確かに因果応報を望む欧米の価値観とは相容れないだろう。 |
272.《ネタバレ》 無間地獄を彷徨う男たちを描いた香港ノワールの傑作。主役2人の、警察学校を出る前と後で俳優が違うため誰が誰やら混乱し、1回観ただけでは内容を把握しきれず最初は雰囲気を味わった。再度鑑賞して全体像を把握。 誰が善で誰が悪か、疑心暗鬼が疑心暗鬼を呼ぶ展開が秀逸。善と悪はメビウスの輪のごとく絡み合い揺れ動く。スタイリッシュな映像にも心惹かれる。 終盤、屋上での2人の対決が出色。潜入捜査官ヤンのセリフ「お前と違い、俺は太陽に恥じない」が胸に迫る。 【風小僧】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2021-04-11 11:48:45) |
★271.《ネタバレ》 「その深さ30cm」 見終わった後の率直な感想です。 この深さは物語の深度のことです。
何か脚本がいい、仏陀の教えが入ることによってグッと良くなっている・・・等々のレビューが散見します。 そのようなレビューを読んで、観たからか、とても浅薄な感じを受けてしまいました。
何がそうさせたのかというと、それは「結末」です。
「無間道」「インファナル・アフェア」という題材を扱ってしまったところが、まさに「無間道」にハマってしまっている・・・
釈尊は「無間道」ということを本質的にどう、説いていたのでしょうか?! そして、それを元に、どう生きるべきなのかを、問いていたのでしょうか?! ついつい、そこに思いを及ばせてしまいます。
確かに「生きる」ということは「地獄」なのかもしれなません。 しかし、釈尊は天国はどこにあるのかということを、どこでもなく、その人の中にあるとも説いています。 つまり、その人の思考や、行動で天国にも、地獄にもなるということです。
最後に生き残ったラウは、生きることに執着しました。 仕えていた、ボスを殺し、助けてくれた仲間も殺し、そして生き残ったのです。
改心したかに見えましたが、心根は「生きる」ことを何よりも優先した人物です。 その人物が生き残ったところで「無間道」と言われても腑に落ちない。
具体的に言うと、あのエンディングを見て、 「なるほど、そうか、そういうことだよな」 とはならなかったということです。
先に書きましたが、その人が生き様を地獄とするのか、天国にするのかは、その人自身によると釈尊は説いています。
ラウはそれだけ、生きることに執着をしていました。 生き残った段階で、ラウから「シメシメ」というフィールングが伝わって来るわけです。
むしろ、ヤンが生き残れば、なにか「生きる」ことへの葛藤が伝わって来たなぁ・・・と率直に感じました。 なので、とっても浅薄で、その深さ30cmぐらいかなぁと感じたわけです。
釈尊好きなので、なおさらそう感じてしまったのかもしれません。
釈尊の哲学というか、真理とでも言うべき教えは、3000年経った今でも生き続けています。
これは、成熟させ、洗練させるには、10年や20年ではどうにもならない深遠さがあるわけです。 いわば、シンプルでありながら、底が見えない深さがあるわけです。
それを何か、片鱗でも伝えられるメッセージを感じれれば、奥深さを感じたのではと思います。
しかし、ラウが生き残った時点で、それで「無間道」を伝えたの? という映画自体のテーマに、疑問を持つわけです。
サムの犬という時点で、生粋の悪なわけで、少々改心したようなパフォーマンスをしてみせたところで、説得力はありません。 出家して、仏門にでも入るという展開なら、また違ってましたが、人は口では、色々言えますからね。 まして、人殺ししちゃう人が何言っても、説得力はないわけです。
何か下心ありありで「チャンスをくれないか」という時点で、だめでしょ。 本当に改心する気があるなら、ヤンが言ったように「法廷」でしかるべきジャッジを受けるべきです。 その覚悟があれば、なるほど「改心」する気があるだ・・・ということが伝わってきます。
その「法廷」を逃れようとした段階で、深さ30cmになるわけです。
生きることに執着して、最後に生き残って「無間道」と言われてもね・・・ということです。 刑務所入って「無間道」となれば、別ですけど、堂々と警官として存在しているわけですから、それはラウにとって「天国」ですよ。
あのエンディングは、ラウにとって、最高のハッピーエンドであって、見てる方にとっては、なんとも釈然としない気持ちにさせるのではと思いました。
ヤンは、堅気に戻りたかったわけです。 そして、唯一自分の存在を証明出来る、ウォン警視を失います。 その中で、心の葛藤を持ちながら生きるのは、ヤンだとばっかり思っていました。
どちらかが死ぬのではなく、どっちも生きれば「無間道」になったかもしれませんね。
物語自体は、引き込まれるし、展開もいいし、サスペンスの緊張感もあるので、もったいないです。
しかし、釈尊の「教え」を中途半端に取り入れてしまったところが、残念さを倍増させていると感じました。 【レスポーラー】さん [DVD(吹替)] 5点(2021-01-07 13:33:31) |
270.《ネタバレ》 かなり面白いアイデアだとは思うが、粗さも目立つ。 ①10年の潜伏(埋伏)というのはリアリティ的には非常に微妙 (刑事側なんて確実に犯罪を犯さざるを得ない筈で、それであの頼り無さげなヤンが(ラウはともかく)10年もやってけてるのが想像できない) ②ラウは成り行き上善人になろうとしただけで、10年間の行状も含めて全く「正義」ではない (なのに、最後は勝ってしまう…完全に「正義」なヤンは良い所無しなのに) ③半年後にヤンの身分が明かされたなら、それを殺したラウが無事で済むのは何故なのか 等、疑問は多い。 正直ラウのカッコよさ(と悪さ)に引き込まれるようでないと(ヤンに同情しているようだと)疑問の方が勝ってしまうような気がする。アクションは在って無い様なもんだし、個人的には実は割と微妙。 あと序盤、ヤンもラウも俳優が若手から本チャンに目まぐるしく切り替わるので、ちゃんと観てれば分からなくもないが正直言って相当分かりにくい(ちゃんと観てなかった初見では「何何何?」だった)。 【Yuki2Invy】さん [DVD(字幕)] 6点(2020-04-11 20:26:41) |
269.《ネタバレ》 上手い。そして、ラウ刑事がえらいかっこいい。そのラウ刑事のみが生き残り、無間地獄を生きていくっていうラストがいいです。ただ、ワタシはヤン警官もまったく名誉を回復することなく、チンピラのまま死んでいくのがこの映画の本筋だと思います。やるせなくっていいじゃないですか。【追記】とはいえ、ヤンにラウが献花するラストシーンも是非とも欲しいわけですので、本作の筋がやっぱり妥当なのですね。 【なたね】さん [DVD(字幕)] 7点(2019-07-21 21:36:14) |
268.何度も見ている映画の一つ。 アクション、サスペンス、スパイ、刑事もの・・・。 どの要素を取り出してみても、お見事。 個人的殿堂入り映画の一つ。 【めたもん】さん [DVD(字幕)] 8点(2019-04-25 19:22:02) (良:1票) |
267.《ネタバレ》 ストーリー良し。テンポ良し。何より、プロットが秀逸。スコッセッシの映画にない仏教的無常感も感じる。サスペンスもあり、素晴らしい映画。 【にけ】さん [映画館(字幕)] 10点(2019-02-01 15:55:33) |
266.多くの方が指摘する「警察・マフィアの双方がスパイを潜伏させている」この斬新なプロットで映画としての成功はほぼ八割方約束されたようなものだ。 そして忘れずに付け加えておきたいのが、原題でもある「無間道」が示す仏教概念。 仏教の無間地獄の概念を映画に取り込む事で、本作は単なる娯楽映画に留まらない、文学性も獲得する事になった。 一度悪に堕ちてしまえば、もはや善人になることは許されず、無間地獄の道を往く。 これはまさに善人を志しながら、自分自身を欺き続けなければならない地獄に囚われた主人公を指している。 余談だが、日本も含めたリメイク作ではこの仏教概念がオミットされていて、あくまで個人的な印象にはなるが、この概念をオミットしてしまうと、(リメイクを含む)本作はただの娯楽サスペンスに堕するような気がする。 【nakashi】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2019-01-03 14:46:19) (良:1票) |
265.「潜入捜査をする二人」というプロットの時点で成功した感がある。 面白かったが、ラストはカタルシスのある展開ではない。 根底に仏教の価値観があるようで、緊迫感とテーマ性の両立に成功している。 【Donatello】さん [DVD(字幕)] 8点(2017-07-22 07:39:07) |
|
264.個人の正義、組織の正義、社会背景としての正義が入り乱れ、 2人の人生が大幅に揺すられる様。そして取引の情報奪い合いや追い詰められ、逃げての緊迫感。 最高です。 欲をいえば潜入2人の心情がもう少し描かれればな、と思いつつ、 いや描く(セリフにする)ことがないからこそ、 むしろ空間でその二人の虚しさや恐怖、芯に持つ正義が伝わってきたのかもしれない。 【元祖】さん [DVD(字幕)] 9点(2017-01-28 21:42:00) |
263.ストーリーは確かに優れていて、双方正体がバレるのかどうなのかと緊迫した。 しかし主役2人の心境にスポットが当たるのなら、もっと詳しい人物描写が欲しかった。2人のそれぞれのカッコよさは頷けるけど、2人の気持ちに感情移入は出来なかった。 【さわき】さん [地上波(吹替)] 6点(2016-11-10 23:36:19) |
262.《ネタバレ》 2度目の鑑賞だけど初見より引きこまれたのが意外だった。「ディーパテッド」もなかなかだったけどこれは断然オリジナルの方がいい。警察とマフィア、お互いに情報漏れから潜り込んでいる裏切者を特定しようと焦るが、先にばれたら一巻の終わりという命がけの緊張感がたまらない。突っ込みどころは多々あるけれど切ないラストに余韻が残る。 【ProPace】さん [CS・衛星(吹替)] 9点(2016-11-10 17:18:11) |
261.《ネタバレ》 確か日本のドラマでほぼ同じもの(最後の最後が違っている)を観てしまったので、インパクトはそれ程でも無かったが、確かにとても面白いと思う。 どうなっていくんだ、という興味がずっと持つが、最後はちょっと哀しい結末か。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-09-22 14:50:49) |
260.《ネタバレ》 大好きな「新しき世界」は、「インファナルアフェア」+「ゴッドファザー」÷2と言われてるので観ました。 10年以上前の映画ですね。「新しき世界」の面々がカッコ良過ぎたので、こちらは地味に感じました。 二人の主役は若年期もやるべきですね。特にヤンは、スラーっと背の高い青年がトニーレオンになってまさか同一とは思えませんでした。 【LOIS】さん [インターネット(字幕)] 6点(2016-08-30 20:38:55) |
259.《ネタバレ》 評判どおり面白かったけど、序盤、ヤンもラオも演者が変わるので、誰が誰なのか戸惑って入り込むのに時間がかかる。麻薬取引のボスに凄みがないので、取引現場を押さえる場面でも、緊張感に欠ける。内容は皆さん書かれてるとおり、良く出来てますが、一回観てもよく解らないシーンも多いので、もう一回観ようと思います。 【SUPISUTA】さん [DVD(字幕)] 6点(2016-05-08 09:40:53) |
258.《ネタバレ》 言わずと知れた、香港ノワールの大傑作。本作のリメイク、ディパーテッドはスコセッシ監督、そしてディカプリオ、マットデイモン、ジャックニコルソンという超ド級の配役で最高の潜入モノ映画として数々の賞を受賞しております。 その原作となるこちらは…、いい!人間が人間をしっかりと演じている! 片方の男は潜入捜査官だがほとんどマフィア。もう片方の男はマフィアを助ける悪徳捜査官。 息詰まる展開がガシガシ進みます。 2と3も面白いらしいのでいずれm(_ _)m 【JF】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-08-28 22:11:07) |
257.《ネタバレ》 警察とマフィア、双方にスパイが潜り込んでいるという設定が先ず魅力的ですが、そこにオープニングでクレジットされる無限地獄の概念をテーマとして取り込んでいることで、物語が単なるマフィア物のサスペンス作品にならず、話に深みが出ていると思いました。 終盤までこの話は当然ながら生きた方が勝ち、死んだ方が負けの戦いだと思っていましたが、最後に自分の邪魔になる者を皆殺しにした男、ラウは無間地獄に落ちてしまったと気付かされる(落下するエレベーターがその暗喩になっている)。明らかに本質的にはラウの負けで、ヤンの勝なのだと思いました。生きることこそ最大の責め苦であるとこの映画は最後にラウに突きつけたのでしょう。 サスペンスとしても、序盤の取引現場での双方のスパイの存在が明らかになる場面(モールス信号の使い方がとても効果的!)や、警視が殺されて車の上に落下してくる場面の緊張感はスゴイです。 ストーリー、アクション、サスペンス共に優れた作品だと思います。本国で大々々ヒットしたもの納得です。 【民朗】さん [映画館(字幕)] 8点(2015-03-04 20:07:59) |
256.《ネタバレ》 香港犯罪映画の傑作。警察と犯罪組織の間で互いに間諜を潜入させているという新奇な設定が興味を引く。潜入捜査官のヤンと組織から送りこまれたラウの対決が見どころ。どちらも優秀な警官で、その高度な応酬に見応えがある。 丁々発止と火花がちるような知能戦、ひりひりと肌を焼くような神経戦、紙一重の際どさで障害を乗り切る緊張感、裏切りや大物の死など予想できない展開、そして衝撃的な殺人場面…、緊張感が持続し、全編に渡り弛緩するところが無い。作品の価値を高めているのは、間者である両人の懊悩が恐いほど描けていることだ。組織のための道具ではなく、いつ正体が露見するかと怯え、不安を抱え生きている、恋人や婚約者のいる生の人間なのだ。ヤンは長年に渡る潜入捜査の緊張感から不眠が常態化し、精神を病んでいる。警察に戻ろうとするが、彼の正体を知っている上司は死に、ラウによって警察のデータベースから彼のデータは消去されてしまう。ラウはボスから「道は自分で選べ」と教えられていたが、選んだ道はボスを殺して、組織から足を洗うことだった。しかし、彼の正体をする別の人物が現れ、その人物も殺さなければならなかった。又、ヤンにより婚約者に正体は知られてしまった。勝者というものは無い。一度人としての道を踏み外してしまったら、生きている限り心の平安は得られない。生きながら無間地獄に落ちる。その恐ろしさが胸に迫るのだ。巧みと思う演出を上げる。ヤンとラウの接近遭遇だ。二人はお互いを知らないが、警察学校の同期であり、オーディオ店で一度顔を合わせている。環境が違えば、親友になれたかもしれないという演出だ。ヤンが映画館から出たラウを追跡するが、あと一歩のところで取逃がす。このようにして緊張を作りだしているのだ。ヤンの上司の警視が落下して車に激突するのは、あっと驚く演出だ。組織のキョンはヤンの正体を知ったにも関わらず庇う。組織の人間にも友情があるのだ。ボスもどこか憎めない。正義と悪という二元対立ではなく、犯罪者も人間として描いている。最後の想定外の展開とその衝撃度は計り知れない。 残念なのは、屋上に呼び出されたラウのすぐ後ろに拳銃を持ったヤンが現れる場面。どこに隠れていたのか。それとヤンがラウの正体を暴く録音を所有しているのなら、何故警察に提出しなかったのか。それによりヤンの身分が証明されるはずだ。 【よしのぶ】さん [映画館(字幕)] 9点(2015-01-14 04:15:47) |
255.10ねんくらい前にみた。 今となっては全く印象に残っていない映画。 |