6.One-cut、No-Cutの映画、素晴らしい演技ですね。全く出てこなかったお葬式のシーンや東京での二人の別居に至るまでの過程がなぜか見えてくるようで、大変いいものを見せていただきました。わざとらしいコメディよりよっぽど好きです。 【HRM36】さん [インターネット(邦画)] 7点(2020-03-08 17:46:05) |
★5.《ネタバレ》 京香様信者の三谷幸喜(うそ)が、京香様信者の為に作った(うそ)、京香様の生足とちらりと見えるレースを存分に拝むために作ったドラマです(ホント) 鈴木京香様のキャスティングがちょうどいい。あと1ミリ清楚側にもエロス側にもイメージがぶれたら成立しない。お見事です。
信じられないけれど、オールワンカット長回しでの撮影。 川に落ちたりとか、崖から滑ったり、肩に糞がかかったりとか、余程緻密な計画が無いと、ちょっとしたミスや気が抜けたら破綻する企画。 そんな緊張感の中で、あの軽妙な会話のやり取りと、おそらく多くのアドリブをこなせる役者さんはそういないかなと思います。 役者さん、監督さん、撮影スタッフさんの気合の入った渾身の一作。楽しませていただきました。 脚本が先かワンカットが先かわからないけれど、映画未満、たけど舞台では脚本が生きないゆえの、ワンカット舞台映画かなと素人ながらに感じました。 【Luckyo】さん [インターネット(邦画)] 7点(2018-07-09 15:42:46) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 溝口健二監督や相米慎二監督など長回しを多用することで有名な監督はたくさんいるが、なんと三谷幸喜監督によるこの作品は始めから終わりまでの112分間一切カメラが止まることなくすべてをワンカットで撮影するという実験的なもので、その発想に舞台演出家である三谷監督らしさを感じずにはいられないし、またそれを映画ではなく、テレビドラマでやっていることにもすごさを感じる。内容はというと山道で迷った夫婦(中井貴一、鈴木京香)の会話劇であるが、それを飽きさせずに最後まで見せきる脚本と、主演ふたりの演技が巧妙で、すごく面白かった。とくに山に入って野生化したようになってしまう妻とそれに対する夫のリアクションが最高で、それ以降この二人のやりとりを見ているだけでもうずっと笑いっぱなしだった。(三谷監督の作品の中でも本作はとくにかなり笑える部類だ。)でも、この夫婦の仲は円満ではなく、冷めている設定。それを思うと、ひょっとしたらこの夫婦の設定は自分と小林聡美を参考に書いたのではと思えてくる。(下の方も仰られているように本作は三谷監督が離婚をした年に出した作品。)エンドロールをバックにしたラストの河原のシーンからの幸せそうな二人を見て、三谷監督なりの夫婦に対する理想のようなものを感じることができた。 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 8点(2017-11-23 17:15:55) |
3.《ネタバレ》 一度もカメラを止めないなんて、間違えたりしたらどうしよう、とか終盤気になっちゃって、本来の意味で楽しめてなかったのかもしれません。でも、これどこまでが脚本でどこまでアドリブなのかなーなんて、推測するのも面白いですね。終盤の川原のシーンはほとんどアドリブなんだろうなw「両手を持って使ってよ」とか「東京まで!」は絶対素で間違えてますよね。中井さんのナイスリカバリーでした。 【Keytus】さん [インターネット(邦画)] 6点(2017-10-01 23:08:02) |
2.《ネタバレ》 離婚した年の作じゃないか!と思えば、とっても赤裸々なお話だ。三谷幸喜とその元妻の物語としてみると、ラストシーン。遠景でふざけ合ってる夫婦がとっても幸せそうで、息が苦しくなる。そんなセンチメンタルを断ち切ったからこその一作なんでしょうけど。 【なたね】さん [インターネット(邦画)] 8点(2017-08-27 20:00:13) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 作中全く一度もカメラが止まらない、かつ出演は基本、中井貴一・鈴木京香の二人のという超実験的ムービー。もうぅこれは長回しというレベルじゃないです。で、の内容は、これまた基本二人のしゃべりだけなんですが、面白いな~。普通は飽きてきそうなのに、そう感じさせないのはまさしく役者さんの高レベルな演技力+脚本の素晴らしさ の賜物でありますなぁ、いやほんとスゴイ。なかなかでアリマシタハイ 【Kaname】さん [インターネット(邦画)] 7点(2017-04-06 11:56:06) (良:1票) |