13.全体的にえらく描写がチマチマしていて小さく完結していて、ドラマの広がりを感じません。例えば小学校前で職務質問される下りなどは、2人のギャップや心理の綾が正に表出するはずのシーンであって、もっと効果的に使えたはずなんだけど、そういったところもあっさり通り過ぎてしまいました。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 4点(2018-06-23 01:51:13) |
12.《ネタバレ》 自分はアスペルガーの人間を数人知っているが、少し綺麗に描かれすぎかなーと。 まぁ、映画なので「現実より美化される」のはありだと思いますが。 でも、これを見てアスペルガーを理解した気にはなって欲しくない(そんな単純な人、いないだろうが(笑)) パーティで唐突に挿入されるイスラムの話で、「同じ人間だから解り合えると信じるか、諦めるか」ということが語られるが、それは後の伏線であった。 ベスの父は“諦める側”の人間であり、「アダムは別の世界の人間だ」と一緒にいることを反対する。 皆が皆、障害を持った人や他宗教の人とは解り合えないと思うより、同じ人間だから解り合えると信じ“妥協”することが必要である、というメッセージの含まれた作品であった。(ベスの父は「妥協するな」と発言する) あと、シンプルだが「愛されるより愛することが大切」というベス母の台詞が心に沁みた。 みんなが愛されることを求めていても、進展しないもんなぁ。愛する人がいることによって、愛される人が生まれるわけで。そういう当たり前だけど忘れがちなことを考えさせてくれた。 |
11.亡くなった父親が一切出てこないのですが息子に対する愛情をたっぷり感じます。そんな彼は愛する人と当然一緒に引っ越せると思ったのでしょうか、切ないですが爽やかなラストでほっとしています。ローズ・バーンは今までの作品より自然で、魅力的。こんな人が近所にいたらそりゃー、ねー!! 【HRM36】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-04-24 12:51:13) |
10.身内に自閉症(アスペルガー症候群よりも更にコミュニケーションが難しい)がいるので、アダムをめちゃ応援しベスにめちゃ感情移入してしまった。だからラストの彼らの判断には納得しながらも、2人の未来を感じられました。この障害をご存知ない方にはやや難しいお話かもです。まだまだこの障害に対しては世間へ情報が出回っていないので、こういった映画を観て少しでも関心を持って頂けると嬉しいです。僭越ながらここのあらすじに障害の補足をさせて頂きました。 【movie海馬】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-03-30 18:24:28) |
9.《ネタバレ》 アスペルガー症候群の青年を中心においた恋のシナリオが、案外秀逸だった。自分のルールで突き進むアダムと、傷心のベス、普通の映画ならうまく結ばれるのだろうが、このラストは、障害の特質をよく研究してつくったんだろうな。ものすごいロマンスもないが、心に残る映画だった。 【min】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-02-08 23:42:35) |
★8.《ネタバレ》 全く期待していなかったのにかなり良い映画だった。ドラマチックなストーリーでもなければ、エキサイティングな場面もない。でも、見ているうちに2人の友達のような感覚になってしまい、最終的には心から2人が結ばれるよう祈ってしまった。また、ベスがついて行かなかったことが、なぜだか自分のことのように悲しく思えた。でも、希望のあるラストで、後味の良い映画だった。 【lalala】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-12-07 00:59:16) |
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7.《ネタバレ》 たまに「いい映画なのに何でこれが日本未公開なんだよ・・・」って映画に出会うことがあります。本作もそんな映画でした。 父を失ったばかりのアスペルガー症候群の青年アダムと、心に傷を抱えた絵本作家になることを夢見るべスの純愛ラブストーリー。地味な映画です。しかし大した出来事は起こらない2人の日常の風景の中に、何となくこの2人が惹かれあうのが分かるような気がするいい映画でした。 一緒にカリフォルニアに行けなかったのは残念だったけど、1年後のラストからは、2人のこれからの人生に確かな希望が感じられました。「やっとここまで来ました」のメッセージと共に、“セントラルパークのアライグマ、アダム”。ユーモアと優しさのある、納得が出来るいいラストでした。 「恋する宇宙」という邦題もいいと思います。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-11-21 21:41:36) |
6.たまたまアスペルガ―というだけで、人と上手く付き合えない主人公の恋愛は、まあ王道のひとつ。この映画の良いところはラストかな。 【noji】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-04-16 23:35:26) |
5.《ネタバレ》 他人の感情が分からないアスペルガー症候群を抱えた若者のラブストーリー。確かにアスペルガー症候群という大多数の人には馴染みの薄い症状を知るいい機会にはなりますが、それ以上に特筆したいのがアダムに感情移入してしまったことです。彼は相手の嘘が見抜けない。相手が些細なことでも嘘を言っていることが分かると猛烈に怒る。一度相手を信用するとトコトン信用する。これは誰にでもあることだと思うんですね。アダムはその度合いは人より強いだけで。相手の真意がわからない、自分の気持ちが相手にうまく伝わらない、恋人が理解できない、恋人に理解されたい。コミュニケーションの難しさを的確に捉え、観客に提示した映画だったと思います。それだけに最後にベスと別れてしまったのは心底悲しかった。だけどアダムはべスに頑張って思いを伝えようとしたし、べスも頑張ってアダムを理解しようとした。だからこのラストでもよかったと思います。100%相手を理解することなんて誰にも出来ない、だからそこハッピーエンドでなくてもこの映画には救いがあるのだと思うのです。 【民朗】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-04-14 20:07:09) |
4.《ネタバレ》 アスペルガー症候群がどういうものか知らなかったから、最初は人付き合いが苦手なだけかと思っていたけど、見ていくうちにそれほど簡単ではないと知った。あくまでこの映画の主人公アダムの場合、と前置きしなきゃならないが、ちょっとした嘘に「そこまで?」ってくらい怒ったのは実際問題、怖さがある。それでもベスはアダムの言葉に期待した。アダムが愛のみを伝えていれば、ベスはそれに応えただろうと思えるのが勿体無いけど、1年後のアダムから成長が感じられたのはこれからに希望が持てて良い。切なくもやさしさを感じる映画。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-03-02 19:07:06) |
3.精神的な病のため柔軟な物の考え方が困難で真っ直ぐすぎる生き方しか出来そうにないオタク的な青年をヒュー・ダンシーが好演。脇を固める共演陣もしっかりしており、話の流れも不自然さを感じさせずに良くできた秀作。 【白い男】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-02-12 11:27:15) |
2.《ネタバレ》 たんたんとしてよかったです,世界に浸れました。でもなぜ、彼女はついていかなかったのだろう。彼が、結婚してくれと言えなかったから?。それだけが気になりました、彼に言葉を言わせるのには無理が有るのに、そこだけが気がかりとなりました。 【yasuto】さん [地上波(吹替)] 10点(2011-10-11 04:56:11) |
1.恋愛肉食獣のアメリカ人の「王道・恋愛映画」より、不器用な主人公の恋愛は、リアルに楽しめたと思う。障害の特徴も隠すことなく物語にキチンと収まっていてよかった。現実は厳しいね。 【グレース】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-12-03 22:00:05) (良:1票) |