43.良く出来た、粋な映画ですね。パリの楽しさが伝わります。 【cogito】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-07-31 21:03:03) |
【JF】さん [DVD(吹替)] 8点(2014-06-17 16:17:38) |
41.《ネタバレ》 しっとりと降る雨、街灯が灯る夕暮れ。美しいパリの街並みを、ロマンチックな音楽にのせて映すオープニングの美しさに冒頭から思わずため息が漏れます。現在も過去も、登場人物たちはみな個性豊か。イヤ~な性格のインテリと尻軽の嫁さんに嫌気がさし、ますます現実逃避したくなる主人公は普通の人間くさくて面白いし、数多く登場する偉大な文豪や芸術家たちは、役者陣のハマリっぷりというか、演じるのが楽しくて仕方がないといった空気がよく伝わってきて、観ているこちらまでウキウキしてきます。過去の人間ですら、その過去に憧れているというその堂々巡り、そして目が覚めたように現在に目を向ければ、すぐそこに何と素敵な娘が待っている。懐古主義はほどほどに、今を楽しめというウディ・アレン監督のやさしいメッセージを感じます。良質な大人のファンタジーを堪能しました。 【タケノコ】さん [映画館(字幕)] 9点(2013-11-24 22:49:39) (良:1票) |
40.《ネタバレ》 とてもとてもオシャレ!!そして粋だ。映像も脚本もファッションも音楽もあらゆる全てのものが、センスに溢れている。と感じる。けれども嫌みがないのは、やっぱりそこは主役のオーウェン!!ナイス配役!ちょっと残念なイケメンに、普通のシャツにチノパンという出で立ちが、一気にパリを身近に感じさせてくれる。最後に雨がふってくるのが最高だ!その名の通り、ミッドナイトに見るべきですな…。。いい夢が見れそ。 【小星】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2013-11-19 00:49:55) (良:1票) |
39.《ネタバレ》 うまいよな~、あの「エセ知識人」にイラっときた人にはこの映画はハマルに違いないはず(笑)。とってもオシャレで知的、だけどその中にある皮肉さがウッディ・アレンらしい。1920年代のパリってこんな感じだったんだろうね^^と思わせる造りこみと、あのヘミングウェイ(!)やピカソ(!!)が生きている時代にいけるなんて、なんて夢のある映画なんだ!いや~映画って素晴らしいよ。出てくる美女たちもスゴイけど、主役にオーウェン・ウィルソンをもってきた絶妙なキャスティングが超ベテラン監督のさすがなナセル技。もぅ強烈に刺激的な「過去」と全くつまらない「現在」。いつの世も過去は美しく現在は醜いと語る著名な芸術家たち。そんな過去に向いた目を、美しいパリの雨の夜の素敵な出会いで今現在に戻してくれましたね。そんな見事な監督の仕事ぶりに拍手。 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2013-09-24 09:28:16) (良:1票) |
38.《ネタバレ》 シャレオツ&知的!苦手なタイプの作品だった。「昔は良かった」なんて俺は思わないし!! 【すべから】さん [DVD(字幕)] 4点(2013-09-06 00:04:25) (笑:1票) |
37.美しい風景画を見ているようなもう何て言うのか?とにかく美しい映像だけで飽きさせない力、魅力とでも言うべきか?そんな映画だ。冒頭からこれだけの美しい街並みを見せられたらそりゃあ、この映画の主人公じゃないけどフランスに住みたいて気持ちにさせられてしまいます。ウディ・アレンの映画って確かに話も面白いけど風景が良いのだ。美しい風景、美しい街並みを見てそこに行きたい。そう思わせるのだ。今作においてはウディ・アレン本人が出てこないのも良い。私としてはウディ・アレンの映画は好きだけどウディ・アレンは嫌いなので、出てこないでとにかく監督だけに専念している作品の方に惹かれる。雨の音、雨の匂い、夕方の空の色と夕方ならではの夕焼け、色んな意味でこの映画における美しさを見てると映画ってストーリーも大事だけどストーリー以外での楽しみ方を見つけ出せる気がして、そういう映画も映画を見る上での一つの楽しみ方だと改めてウディ・アレンの描く世界を見ると思わずにはいられなくなる。派手なアクションシーンやCGなんか無くても良い映画はいくらでも作れるんだよというウディ・アレンの叫びみたいなものが聞こえてきそうだ。 【青観】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-09-04 21:44:37) (良:2票) |
36.《ネタバレ》 ウディ・アレンの映画で一番すきなのは「マンハッタン」なのだけれども、今回はパリ。若い時に撮ったのとはまるで切り口も鋭さも違うので、なんかアレンも年をとってうまく力の抜けた作品をつくるようになったなあと感慨深いです。でもこの映画、ウディ・アレンじゃなかったらどうか?と考えると、いささかえこひいきしてしまっているのかなと自分でも思う。俳優さんたちがみんなすごく楽しそうに演じていて(特にエイドリアン・ブロディ)、それだけでも観ていて楽しくなってしまう。観ている間、自分も一緒にタイムスリップして、すごく幸せ。ブニュエルにギルがアドバイスするところがおもしろかったけど、あれってどの映画なんだろう? 【はちかつぎひめ】さん [CS・衛星(吹替)] 8点(2013-06-27 22:58:18) |
35.タイムスリップ物は、強引な辻褄合わせで台無しになってしまうことが多い。そこはさすがのウディ・アレン。いじらないんだ。そう、いじらずスルー。脚本の見事さに脱帽。 |
34.《ネタバレ》 ウッディ・アレンの作品は馴染みがあまりなかったが、この作品は結構よかった。 映像、ストーリーともにオシャレなファンタジー映画で、パリが好きな人なら特にハマりそう。 ヘミングウェイやピカソ、ダリ、ゴーギャンなど有名な芸術家たちとの出会い。 この辺りの分野に関心のある人なら垂涎もの。 結局、主人公は婚約者でもアドリアナでもなく、パリの中古レコード店の店員と良い感じになるのが小粋なラストだった。 【飛鳥】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-05-29 00:31:12) |
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33.《ネタバレ》 今度はオーウェン・ウィルソンにウディ・アレンがのりうつって、パリの真夜中の夢の時間。 題材的にも恋愛だけじゃないので他のアレン作品より間口が広く、本・音楽・美術・写真といった時代を彩った芸術に興味のある方はより楽しめそうで、著名なアーティストたちを数多く登場させ、それを演じる俳優たちもまた楽しそう。(特にサルバドール・ダリのエイドリアン・ブロディ) 「失われた世代」の20年代に加え、終盤ではベル・エポックも垣間見られる贅沢な映画(ポスターの空はゴッホ風)は、一度ではもったいなく再見したくなる。 マリオン・コティヤールがこの時代のエレガントな美女として主人公を魅了し、レイチェル・マクアダムスは性格的にあわなそうな現代のフィアンセ。(主演級の彼女がこの役なのは意外な感じですが、きっとアレンのファンなんでしょうね) ギルが「人は自分の時代ではない時代に憧れる」から一応は脱却しても、「時代」を「人」に入れかえれば、(この作品に限らず)気が多いアレンのキャラクターそのものではないかと思え、最終的にギルがたどりついたのが2人のどちらでもないのにもそれはあらわれているようで、アレンとしては自分の作品は移り気ではなく、真実の相手を探す旅だと思っているのかも。 【レイン】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-05-05 07:05:00) (良:3票) |
32.《ネタバレ》 一回でもパリに行った事の有る人は楽しさ倍増、パリに行った事が無い人はパリに行きたくなる気持ちが倍増、街が主役の小粋でお洒落な作品。 美女ばかり登場するので男性諸氏には目の保養にもなるお得な映画。 【たくわん】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-02-25 09:56:08) |
31.《ネタバレ》 タイムトラベル的な要素があるけど、SFではなくファンタジーです。全体がマイルドに、温かくまとめられています。その雰囲気に包まれ、とても楽しい時間を過ごしました。 パリが最も輝いていた(と主人公が思っている)時代の芸術家たちがゾロゾロと出てきます。美術的知識が乏しい私でさえ、名前くらいは知っている人ばかり。そして、みなさんとても個性的。彼らのアクの強さが可愛いく思えるのは過去の人として評価が定着しているからでしょう。本作は、そんな芸術家たちが集った街としてパリを捉えています。時間を越えてそこを訪れる主人公と、パリの空気感の中に息づく芸術家たちとの交流が愉快で刺激的。「芸術の都」の美術品めぐりではなく芸術家めぐり。その構成が秀逸です。 懐古に対する皮肉もチクリと効かせます。芸術は常に現在進行形の葛藤の中から生まれて来たということです。でも、そんなお題目がテーマということでは無く、単純にパリを魅力的に見せたい映画だったという印象が残りました。冒頭のパリのスナップが情緒に満ちています。特に演出されなくても絵になるところに、改めて感心した次第です。 NY以外は認めない人だと思っていたウデイ・アレンは、その反動なのか、このところは〝世界いい街発見〞で楽しんでいるようです。日本も撮って欲しいです。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-02-21 13:05:26) (良:2票) |
30.人が陥りがちな懐古主義を皮肉り、いまを生きる大切を説く。 ……みたいなわかりやすい結論に落ち着くわけでもなく、なんとなく曖昧な感じで終わるのがいいんですよね。 こういう設定だとつい観念的な映画になりがちだけど、ちゃんと人間を描いている。設定はそのための道具に過ぎない。 素晴らしい映画だと思いました。 【とと】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2013-02-08 18:09:46) (良:1票) |
29.《ネタバレ》 ウディ・アレンの作品はこれまで『カメレオン・マン』と『カイロの紫のバラ』しか観たことがありません。カイロの…にちょっと似た設定にも思えましたが、過去の有名人たちと交流していくストーリーはワクワクしました。僕個人は生きたヘミングウェイとロートレックと交友を深めてみたいです。同じ時を生きても場所が違えば出会わないことを思うと、人と人との出会いというのは奇跡的なものだなと思いますし、この映画のように時代を越えて人と人が交流できたら素敵でしょうね。想像力が豊かであれば、過去に遺された作品を通して作家と会話できるのかもしれません。雨のパリを歩くのが好きな主人公に付き合ってくれる人間が誰も現れないことに、とくに意識していませんでしたが、最後のシーンに「そういうの、けっこう大事だよねー」と、ほろっとしてしまいました。楽しめたし終わり方も好きですが、1回観ればもういいかな…という感じではありました。 【だみお】さん [DVD(吹替)] 6点(2013-02-04 21:38:53) |
28.アカデミー脚本賞に釣られ観ることに..ストーリーの斬新さは見て取れますが、特にどうって事ない内容にガッカリ..期待が大きかっただけに、残念... 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 5点(2013-01-19 16:03:26) |
★27.《ネタバレ》 良い映画だった。いつも思うのだが、ウディ・アレンの映画は街の使い方がうまい。ニューヨークならニューヨークを、パリならパリをより魅力的に映し出す。この映画も例に漏れず、パリを魅力的に見せていた。過去とリンクさせる手段の車もロマンティックだった。もちろん馬車も。唯一きになるとすれば、主人公は一体どうやって現代に戻ってきたのかということ。探偵は戻れなかったのに。 【lalala】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-01-07 21:27:13) |
26.iTunes StoreのDLレンタルにて視聴。Wi-Fi環境があれば旅先でも手軽に映画鑑賞が出来るいい時代になったもんだ。映画自体はヨーロッパにあこがれがない自分にはいまいちピンとこなかった。物語には無関係だがウッディ・アレンの映画に出てくる女優はみんな彼好みなのだろう。どの作品でも、そこはかとなくエロさが漂う女優ばかりを登用するよね。 【kaaaz】さん [インターネット(字幕)] 5点(2013-01-04 23:54:59) |
25.主人公の婚約者を演じるレイチェル・マクアダムスの腰のラインが、さりげなくも妙に色っぽい。他にもマリオン・コティヤールをはじめ幾人か女優が出てくるが、どの女性もそれぞれ印象的に映る。 ウッディ・アレンという人は、相変わらず女好きで、だからこそ女優の魅力を最大限に引き出してくる。数々の女優が、彼の映画にこぞって出演したがるわけだ。 このところのウッディ・アレンはヨーロッパづいているらしく、ヨーロッパの各国の主要都市を舞台にした作品を連発し続けている。バルセロナに続いてロンドン、今作のパリ、来年にはローマを控えているらしい。 まるで一年ごとにバケーションで転々としながら、そのついでに「映画でも撮っておくか~」的な感覚でさらっと作っているようにも見える。ただ、そのくせ集まるキャスト陣はあまりに豪華で、作品自体もしっかり面白いのだから小憎らしい。 そのウッディ・アレンらしい小憎らしいほどの軽妙さが、この映画にも溢れている。 結婚を控えた主人公は小説家志望の売れっ子脚本家。敷かれた人生の行く末に揺らぎつつ、深夜のパリを徘徊する。そこに待っていたのは、憧れ続けた1920年代のパリ。 めくるめく懐古の深みの中に陥りながら、主人公は自分の進むべき道を見出していく。 タイムスリップものなのか、ファンタジーなのか、はたまた主人公の妄想劇なのか。 決して映画の世界を一方向に定めず、敢えてどうとでも捉えられる曖昧な世界観を構築し、夜な夜な徘徊する主人公の心理の如く“ふらふら”としたストーリーテリングが絶妙。 ウッディ・アレンの遊び心に促されるままに、束の間、主人公同様に古き良き深夜のパリを堪能すべきだろう。 【鉄腕麗人】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-12-23 15:59:33) |
24.《ネタバレ》 アレンの映画について書くときのいつものインサートのことから。 アレンは殆ど物のインサートを撮らない。 今回はイヤリングをプレゼントされるシーンが分かり易い。 大概の映画がイヤリングの寄りのインサートを撮る。 こんなイヤリングだ、という説明のショットだ。 アレンはこういったショット恐らく好んでいないであろう。 それはここで描きたいものはイヤリングをプレゼントするという行為だからだ。 インサートが入り行為そのものの流れに淀みが出来ることが嫌なのだ。 行為そのものの素敵さとイヤリング自体の素敵さは、 このシーンではほぼ無関係なのだから。 さて、そんなアレン映画の根底にある主題とはと考えると、 今を生きているということは決して幸せなことではない、 という正にこの映画がストレートに描いていることな気がする。 しかしそれでも今を生きるしかない 生きているからこそに見つけられる幸せ それはたとえ雨の中でも自分の脚で歩いて見つけるしかない 現在への虚無感と過去への憧憬。 憧憬の中で生きようとも、それはいずれ虚無へと変貌を遂げる。 「過去は死んでないんだ、それは過去ですらないんだ」 今を生きることを選んだ男の最高の未練だ。 素晴らしい。 【すぺるま】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-12-04 05:16:42) |