29.《ネタバレ》 リストラという比較的重いテーマを扱っている割には、軽~い感じで進んでいき、「だから何?」って感じだ。 多分、ナタリー(アナ・ケンドリック)の扱いがぞんざいなんだろうな。終盤のリストラした人が自殺する辺りからが特に雑な感じがする。自殺してしまった人のことは仕方ないとしても、それからのフォローもせず勝手に辞めていく人間のどこが優秀なんだ? 若いから仕方ないにしても、精神的にタフさがビジネスの世界では必要不可欠だと思うけどなぁ。 話は変わるけど、挿入歌は良い選曲だね。 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-10-30 03:02:01) |
28.いいですね~。嫌いじゃないですね~こういうの。何だか独特の安心感がありますね。セリフ一つとっても懇切丁寧に考えられているというか、イラっとくるところがないんですよね。優しい映画だなあと思いました。マイレージがテーマというのも、とてもおもしろいです。 【ばかぽん】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-10-27 05:43:25) (良:1票) |
27.「JUNO/ジュノ」 のジェイソン・ライトマン監督作品! 期待通りでした~..リアルで、シリアスな演出が、イイですね... 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-09-07 15:11:31) |
26.熟女好きの私としては、アレックスが どストライクである。 【くまさん】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 9点(2010-09-05 12:08:27) (笑:1票) |
25.《ネタバレ》 人生について考えさせられる映画。何が幸せな生き方かは人それぞれだとは思うけれど、やはり、この映画を見ていると結婚して子供が出来て…と言うような家庭的なものが良いのかなと思ってしまう。どう考えても主人公がさびしく見えて仕方がなかった。同じ類の人間だと思っていた彼女にも実は家族が、とわかった時の主人公が切なすぎた。それと、1000万マイルと言う目標を達成した時の微妙な感じが印象的だった。達成してしまうとなんだか虚しくなってしまったのかもしれない。主要なキャスト陣は皆良かったし、リストラを言い渡された人たちもその感じが出ていて良かったと思う。一つ言えば、ややナタリーの扱いが半端だったように感じた。それと、この映画はBGMが物語に対して効果的で良かった。あと、主人公が行っているような仕事が日本でもあるのかは分らないけれど、実はとてもつらい仕事なんだろうなと思った。 【スワローマン】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-09-04 23:02:52) (良:1票) |
24.役者陣の名演技に裏打ちされ、絶対に軸のぶれないキャラクター達が素晴らしい。それら濃いキャラクター達に触れながら、徐々に考えを変えさせられてゆく主人公。目新しさは無いが起承転結のしっかりした佳作。 【j-hitch】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2010-08-17 23:44:38) |
★23.《ネタバレ》 うーん、今年上半期No.1なんですよね… ジョージクルーニー、良かった。 いつもどうり つかERの頃からあまり変わらないんですが キャラがバシッと合っており。 あと 共感というか感情移入が半端なく 鑑賞中ほぼ8割程ずっと大粒のこぼれ落ちる涙が止まらなくてですね。 感動して とか 哀しくて 流れる涙とは違う涙が。 表現し難いんですが、自分の居場所、いても良い場所。の 有無。 あと、バシッと言い当てられるシーンは厳しかったです。
ベラファーミガが子供好きな男 って台詞で まあ何となくどっちかだろうと思ったので 本気の恋は勿論悲しい終わりを迎えるだろうことはわかってたんで そこはまあありがちでサラッとながせたんですが。
結構引きずりましたが観て良かったです。 【Pecco】さん [映画館(字幕)] 9点(2010-07-12 00:59:48) |
22.【2010-07-04】なんか主人公のああいう生活スタイルはちょっと憧れるなぁ。身軽に空を旅し続けて、たまに家に戻る。ただ、その生活は「家族」を共にした生活と比べるとやっぱり寂しい感じがする。【2015-07-20再レビュー】BSでやっていたのでまた観ました。5年前のレビューの時はこういった空の生活に憧れてたんだなって読み返して思いました。5つ年を取って、ジョージクルーニーの生活はやっぱり寂しいなって改めて思いました。まだ彼に比べれば若いけど、同じ独身という身、自分も早く家庭を持ちたいです。 【珈琲時間】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-07-04 17:17:16) |
21.奥深いテーマでありシリアスな内容なんですがコミカルで脚本もよく出来ていて素晴らしい作品でした。ジョージ・クルーニーと女優二人の演技が光っていましたね。映画を構成する色んな要素のバランスがいいんですよねー。 【ギニュー】さん [映画館(字幕)] 8点(2010-06-21 20:38:04) |
20.《ネタバレ》 『アバウト・ア・ボーイ』の主人公同様、「孤独の哲学」をしっかりと持った「リストラ請負人」のジョージ・クルーニーの人生に、ある日「異物」が舞い込んでくる。それは、会社に改革をもたらそうとする新人の若い女性や、自分と同じ哲学を持ったキャリアウーマンや、結婚式を間近に控えた妹。彼らと交わるうちに、孤独な自分の人生を振り返り、起死回生を図るが、世の中そんなに甘くない。気づけば自分だけが取り残されて空の上、マイルが貯まって憧れの機長と挨拶を交わすも、心(バックパック)はカラッポ…。ビターなエンディングだが、「それでも人生はやり直せる」というのがテーマなのではないか?だって、クルーニーはラスト、荷物を置いて飛び立とうとしているじゃないか。 【フライボーイ】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-06-10 22:52:19) (良:1票) |
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19.《ネタバレ》 ん~、何というか・・・・・・・ストイックなビジネスマンを描いたシリアスな作品かと思わせておいて、コミカルな点も非常に多く・・・・・・最後にやられました。どっちつかずのストーリーですが、気軽に観るには最適な作品でしょう。どことなくドラマっぽさもあります。 |
18.「ジュノ」で期待していた監督さんで、観る前から私のハードルも上がっていましたが、無難に越えられた印象です。この監督さんは重くなりがちな話題を軽く、そしてアイロニカルに撮られるのが持ち味で、本作もその範疇を出るものではありませんが、期待通りの味わいでした。ジョージ・クルーニーの演技も良かったですが、アカデミー助演女優賞にノミネートされた二人もよい。特にアナ・ケンドリックの小生意気な新入社員振りには、自分の会社の新入社員と比較して笑えました。なかなか難しい役を軽妙に演じられていたと思います。大傑作と言うわけではないですが、ピリッとした皮肉の辛さと人生のほろ苦さを笑いで薄くコーティングした佳作だと思います。ハードルを下げずに監督の次回作にも期待します。 【枕流】さん [映画館(字幕)] 8点(2010-05-31 21:50:10) |
17.《ネタバレ》 会社はリストラ宣告で荒稼ぎ。全米を飛び回り、モチベーションのプロとして講演までこなす一流のビジネス・パーソンが主人公という、まさしくサメがうようよするような弱肉強食の世界と、誰もが羨むような、スマートな勝ち組の人々(ちょっと汚れ仕事というのがまたいい)を描いているわけだが、どちらかと言うと静謐で、ヒューマニズム溢れるハートウォーミング・ムービーに仕上がっていると思いきや、ありがちなハッピーエンドを軽くくつがえし、あのラスト。なかなか一筋縄ではいかない監督らしい。「JUNO」は未見だが。主人公は元の黙阿弥か?いやいや。人間というのは、様々な経験をして少しずつ変わっていくわけで、いきなり180度変われるなんてのは、まさに映画くらいなものなのである。それに人生というのは、人間関係も仕事もそんなに自由に選べるわけではない。そう、やっぱり自分についても、いろいろと考えさせられる、というか身につまされるものがあるわけだ。クルーニー様とは、大分レベルが違うが。彼のようにカッコ良くて金があれば、別に家庭とかいらないんじゃないの、とも思うのだが。ナタリーちゃんの顎の肉が少し気になる。あれも監督の趣味か。 【わいえす】さん [映画館(字幕)] 9点(2010-05-16 22:57:42) |
16.《ネタバレ》 深刻な問題を扱っていますがテンポも良く、ユーモラスを混ぜてある上、主役のライアンの『リストラ宣告人』という憎まれ役になりがちなキャクターをジョージ・クルーニーの巧みな演技により軽妙で頼もしいキャラクターとなり映画に引き込ませてくれます。さらに見事なのは二人の女性キャラ登場でしょう。この重要な二人の女性が対照的なキャラなので演出によっては分かりづらい事になるかもしれませんが、ライアンに変化を与える過程を実にバランス良く丁寧に描いているのでどちらかが食われるという事になってなくしっかりお互い地に足が付いた魅力的なキャラに見えるのは感心しました。新入社員のナタリー役のアナ・ケンドリックの毅然とした隙のない女性に見えると思ったら、ちょっとした素振りがまだ脇の甘い新人っぽさとあどけなさが残って本当に可愛い!そしてライアンの『割り切った関係』のアレックス役のヴェラ・ファーミガはもう相変わらず素敵!まるでライアンの映し鏡のような存在な上、人生経験豊富だからこそ見に付けられる大人の女性ならではの色香。この二人の女性によってライアンの人生観が変り、合理化によって出張仕事がなくなり、ふと思うと自分にも人生を共に生きるパートーナーを欲しますが、普通の映画ならそのまま彼は、最良のパートナーを持ってハッピーエンドと、なりがちですが、本作はそうはいかせません。彼と同類だったアレックスはあくまでも割り切った関係以上に彼を求めず、変った彼を拒絶します。アレックスの家まで来たライアンに対しての困惑の表情は相当に切ないです。その上、前の目標だったマイレージポイント達成が皮肉な形で成立した時の彼の空虚感はズシンと重く響きます。トドメなのがライアン達がリストラ宣告した人達、あれほどライアンに悪態をついて絶望していたのが結果、家族の支えによって立ち直り新しい道へ踏み出したのに対し、ライアンも人生の転機を迎えるはずなのに彼の身近には『家族』がなく、手元に残ったのがバックパックだけ・・元の出張仕事に戻っても彼の気持ちは取り残され、再びマイレージを貯める日々、時刻表を見つめる何ともいえない彼の空虚の視線でズバンと本編が終わる・・ただこれを見たままの空虚なエンディングと捉えるか解釈が色々あると思いますが、彼は直前にバックパックを手から離すので、これから新たな人生を歩む決意したのではないかと私は解釈したい所です。 【まりん】さん [映画館(字幕)] 8点(2010-05-16 17:25:39) (良:1票) |
15.テンポの良い、軽いコメディとして見ていたら、最後にカウンターパンチを食らってしまいました。J・ライトマン監督作は他に2作見ています。そのどちらもキツめの皮肉が効いていて、そのブラックジョークがライトマン監督の特徴であったわけです。この映画の皮肉さはこれまで以上と思いました。そんなシニカルな部分が評価されたのでしょうか。正直言って、愉快な気分になれる結末ではありませんでした。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 6点(2010-04-30 18:09:47) (良:1票) |
14.《ネタバレ》 着地と引き換えに、以前欲しかったものを手にする、人生の皮肉。すぐまた別のトランジットで離陸する、機長の、人生のホロ苦さがじんわり沁みました。キチンとパッキングされたコンパクトなスーツケースで各地を飛び回る主人公と、ポートレイトの写真が旅する妹夫婦の対比が、非常に効果的でした。また飛行場の歴史を述べ、いかにここが凄いかを述べるジョージに対し、でも背景的につまんないと言うアナが、何というか男性と女性の違いが出てて面白かったです。リストラについてコメントしていた人達は、本当にリストラされた人なのかな、と思ったり。しかしジョージ・クルーニーもさることながら、女優2人もすごく佳かったし、ギターに彩られた音楽も素晴らしかったです。Elliott Smithは反則でしょう。 【泳ぐたい焼き】さん [映画館(字幕)] 9点(2010-04-29 15:17:02) |
13.《ネタバレ》 ある意味身勝手な中年男をジョージ・クルーニーが好演。 自分の理想に基きスマートに生きてきた筈が、実際は孤独な老後に向けて否応なく突き進んでいる事に気が付いて大慌てで人生の修正を試みるが、現実はそんなに簡単じゃない・・・ と言ったお話。 自らが否定している「結婚」を土壇場でためらう義弟を説得し、姉から初めて「お帰り」と言われる場面は寓話として非常に興味深かった。 又、一見すると無味乾燥・孤立無援な人生を送ってきたかに思える主人公が、実はこれまでの仕事の中で着実に人間関係を築いていた事が判るシーンをラストに挿入しているのは本作の良心と言える部分だろう。 最後に、本筋とは異なるがアメリカ映画界に於ける俳優層の「厚さ」を再認識させられた。ジョージ・クルーニー以外、知っている俳優さんは皆無ながら、皆いい演技をしていた。 本作に限らず、こういったヒューマン・ドラマを着実に作り続けられる土壌があり、それに出演できる層の厚い俳優たちを抱えたアメリカ映画界は何だかんだ言ってもやっぱり凄いと思う。 【たくわん】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-04-28 13:23:52) (良:1票) |
12.《ネタバレ》 昨年映画館観賞以来。孤独なリストラ宣告人が人とのつながりを求めるようになる心の変化に注目です。優秀な女性ルーキーが痛感する過酷なリストラ宣告現場。淡々とした雰囲気の中で希薄になりつつある対人関係について警鐘していました。近年の雇用問題をも投影した良作。 【獅子-平常心】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-04-20 22:40:27) |
11.考えさせられる映画でした.目的を達成したあとの虚脱感みたいなもの. 現実と理想のギャップなど,うまく問題提起されているように思えます. 消化不良の点もあるのですが,好きな映画です. 挿入歌が沢山あったのですが,実は,これが重要な役割を果たしています. はじめはBGMかなと思っていたのですが,数曲経ったころ,結構重要な描写要素となっていることに気がつきました.ヒアリング能力があったほうが断然有利です. 特にエンドロールの途中から流れるケビン氏の歌は必聴です.席を立たないで. 原題の Up in the Air の意味がこの歌で理解できました. それまでは,フライトのことかなと思っていたので.. 何はともあれ To be myself! がんばりましょい. 【ursla】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-04-13 01:09:52) |
10.《ネタバレ》 自分とジョージ・クルーニー役のキャラクターと考え方とほぼ同じなので、飽きることなく、共感しつつ興味深く鑑賞することができた。合理性を重視、人間関係を重視せずに、“バックパック”は常に身軽にという考え方は非常に機能的であり、現代的な生き方ともいえる。主人公の考えに近い自分が本作を鑑賞してみても、良い意味で特別深く感銘を受けるといったことはなかった。自分の人生を見つめ直すといったことや、自分の人生を改め直すといったことをしたいとは思わないが、本作の言いたいことを、少しはアタマの片隅にでも置いておこうかなというスマート作品に仕上がっている。ラストのインタビュー形式(「家族の素晴らしさやありがたみ」を強調する)以外はあまり説教くさいところがないところも好印象であり、押し付けがましさがない辺りが本作の良さでもある。 やや冷めたドライな目で本作は物事を見つめており、その視点が自分には心地よかった。ジョージ・クルーニーも見事だ。あまり感情を表に出さずに、終始それほど熱くはなっていない。相手としては裏切るつもりは毛頭なかったが、たとえ裏切られたとしても、慌てず騒がすに落ち着いて対応する辺りがリアルだ。たとえ夢見たとしても、もはや手遅れ、“現実”はそれほど甘くはないという描き方もなかなかクールではないか。 あのシーンにおいては女性と男性との違いなども垣間見られた。 また、深い人間関係を築こうとしないジョージ・クルーニーが誰よりも深く人間を見つめる一方で、彼氏を追ったりする人間らしい新人女性はダンスやカラオケ等で盛り上った相手を置き去りにしたり、大事な用件をメールやテレビ電話で済まそうとしている。 このような複雑性によって、単純ではない様々な人間味が描かれていると思われる。 ジョージ・クルーニーが利己的で自己中心的な男として単純に描かれているわけではない点も深みや共感を生んでいる。たとえ深い人間関係を築けなくても、実はジョージ・クルーニーは非常に多くの企業と関係を築いていたことが、紹介状の件で分かる仕掛けにもなっている。人間はやはりどこかで、何かで繋がっているのかもしれないとも感じさせる。バックパックは軽く見えても、実は誰しもぎっしりと詰まっているのも人生といえそうだ。 【六本木ソルジャー】さん [映画館(字幕)] 8点(2010-04-10 11:40:02) (良:1票) |