小さな村の小さなダンサーのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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小さな村の小さなダンサー

[チイサナムラノチイサナダンサー]
Mao's Last Dancer
2009年上映時間:117分
平均点:7.33 / 10(Review 6人) (点数分布表示)
公開開始日(2010-08-28)
ドラマ伝記もの小説の映画化
新規登録(2010-08-27)【Carrot Rope】さん
タイトル情報更新(2014-07-28)【+】さん
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監督ブルース・ベレスフォード
キャストツァオ・チー(男優)リー・ツンシン
ジョアン・チェン(女優)リーの母親
ブルース・グリーンウッド(男優)ベン
アマンダ・シュル(女優)エリザベス
カイル・マクラクラン(男優)フォスター
ジャック・トンプソン(男優)判事ウッドロウ
クリストファー・カービイ(男優)メイソン
脚本ジャン・サルディ
音楽クリストファー・ゴードン
撮影ピーター・ジェームズ[撮影]
編集マーク・ワーナー〔編集〕
字幕翻訳松浦美奈
あらすじ
文革期の中国。山東省の農村から北京の英才舞踊学校に連れてこられた李存信(リ・ツンシン)少年は芸術を毛沢東主義普及の手段とする風潮の中、優雅で軽快に舞うためにひたすら練習に励む。20歳でアメリカに短期留学したツンシンは怪我をした主演ダンサーの代役としてテキサス州ヒューストンで鮮烈なデビューを果たすが、留学期限が近づいた頃にはアメリカ人バレリーナと恋に落ちていた。アメリカ人女性との結婚などの方法によってツンシンはアメリカに合法的に居住し、ダンスを続けることができるはずだったのだが・・・。
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6.ヒューストン公演で開演を15分待たせて登場したVIPに鳥肌と共に涙が。以降、ラストシーンまでボロ泣きで涙を搾り取られてしまいました。バリシニコフに魅せられ、唯々踊りたい純真な青年にとって文革時代の中国は、熱心な英才教育とは裏腹の思想統制を迫られる生き辛い場所でした。駐アメリカ中国領事館での弁護士の毅然とした行動力は信じられない胸熱シーン。劇団監督と共に青年を支える姿はカイル・マクラクラン&ブルース・グリーンウッドの落ち着いた好演も相まって沁み入ります。圧巻のバレエシーンに拍手喝采。実話ベースで中国ロケに見る中国全てを悪とはしない演出は名匠ブルース・ベレスフォード持ち味全開で、エンドロールでの憂いを帯びた音楽にも深い余韻が残ります。傑作。
The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 9点(2021-09-11 15:14:32)
5.《ネタバレ》 原題からも分かりますが、文化大革命の時代の中国を題材にした映画。

この時代を取り上げた中国映画は少なくないですが、本作は海外で製作された映画という点で異色の存在です。フランスで製作された文革の時代の中国を描いた「小さな中国のお針子」も同様ですが、本作は意外にも文革の時代はさらりと通過していく。

しかしそんな中にも江青が登場し、芸術が文革のプロパガンダに利用され、純粋にバレエの素晴らしさを訴える主人公の青年の恩師が反革命分子に指定されていくあたりはリアルに描かれています。

北京のバレエの学校では同級生から常に一歩遅れていた彼が遂にアメリカ留学を果たす。そこで言論や表現の自由というものを知り、苦難の末に成功を掴むまでを描いた映画としても良かったし、素晴らしいバレエシーンの数々も見応えがありました。
とらやさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-03-03 00:09:47)
4.「リトルダンサー」クラスを期待してたのに..ガッカリ..ごく普通の展開が、ごく普通に進むだけ..泣きどころも、ドラマも、ほとんど無し..残念...
コナンが一番さん [DVD(字幕)] 5点(2011-08-26 19:41:22)
3.まさか息子が、厚化粧のうえに上半身裸、パンツ一丁で踊っているとは思わなかったはず。
バレエシーンの作りこみは非常に丁寧でした。
さめがいさん [映画館(字幕)] 7点(2011-08-20 00:08:39)
2.《ネタバレ》 面白いですね。かなり丁寧な作り方をしていて、特に中国での撮影に関して言えば、物凄く細かい感じがあります。バレエに関してはあたしは全くの素人なんであまり大層な事は言えませんが、ちゃんと作られてますよね。ラストのバレエの一幕なんて、あれ、全編を流すじゃないですか。ロングショットという訳ではないかもしれないけど、あの部分は編集の上手さもあって、盛り上がりとしては非常に良かったと思います。
惜しむらくは、アメリカ部分の撮影。
街中のクラブでダンスを見せるシーンが2箇所あるのだけど、ひとつ目が、ディスコブームの頃の音楽で、これが80年代前半、2度目がMC.ハマーの曲を流しているのだけど、これが確か88年なんだけど、主人公のリーがの研修期間は3ヶ月の筈ですよね。勿論年代に関係なくこうしたダンスミュージックは掛かっているのかもしれないけど、映画を観ている人はそうした事情なんてわからないだろうから、あたしみたいに変に聞き込んでいる人間には非常に違和感がある訳です。こうした時間の流れが全く伝わらないので、リズとの離婚や、両親との再会、ラストでリーが村に戻ってくるまでの期間に時間の流れが全く見えてこないのが非常に残念です。
奥州亭三景さん [映画館(字幕)] 7点(2010-12-06 19:18:24)
1.英語の予告編で華麗なグラン・パ・ドゥ・ドゥー(男女ペアの舞)を見せつけられ、英語サイトであらすじを読んだ後にこのサイトで初めて戴思傑原作・監督の「小さな中国のお針子 」のパクリみたいな邦題を見て「あれっ?」と思ってしまいました。なぜ、英語のタイトルを直訳しなかったのか・・・。でも、作品を鑑賞した後では邦題のほうが内容をより良く言い当てているのかもしれないと思っています。英語サイトには「毛沢東主義に染まった中国人芸術家が共産主義に疑問を持ち・・・」なんて書いてありましたが、こんな堅いことは一切抜きで鑑賞できる作品だと(少なくともわたしは)思うからです。文化大革命などといった歴史のうねりと比べて芸術家であろうがなかろうが、一人一人の人間の力がいかに小さく弱いものであるかが描かれているようでもあります。天職のダンサーとしてはより高く飛び、より美しく舞うことしか考えず、一人の青年としてはごく平凡にカンフー映画やディスコ、そして女の子とのデートに興じる主人公の李存信の生き方を見て、「これでいいじゃない。こういう人が歴史を作るんだ。」と妙に納得したりしました。主人公は普段着の時はどこにでもいそうな東洋人の兄ちゃんですが、彼が舞台衣装を纏い、メイクを決めて居並ぶ白人群舞ダンサーたちをバックにしてソロを演じる様には本当にぞくぞくさせられました。わたしも同じ東洋人だからだと思います。異論もあるでしょうが、わたしはこの作品は少女コミックにあったようなスポーツ根性ものの一種ように鑑賞するのが自然だと思います。レオタードではなく白いシャツと黒いズボンを身に着けた中国人の少年たちが舞踊学校で次第に高度な舞踊技術を身につけていく様、初めて女の子とパ・ドゥ・ドゥーを舞う時の主人公たちの恥じらいの表情、そして五星紅旗と青空をバックにしての主人公とアメリカ人女性との普段着のままでのパ・ドゥ・ドゥーなど、何も考えずに見ても(考えてもいいですが)楽しめます。デビューの舞台上でのフラシュバックがやたら長いこと(一番強烈な中国古典の射手の寓話だけで十分)、そして奥さんとの経緯がいまいちはっきり描かれていないことが減点要因です。
かわまりさん [映画館(字幕)] 9点(2010-09-25 09:57:52)
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【点数情報】

Review人数 6人
平均点数 7.33点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5116.67%
600.00%
7350.00%
800.00%
9233.33%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 4.50点 Review2人
2 ストーリー評価 9.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 8.50点 Review2人
4 音楽評価 7.00点 Review2人
5 感泣評価 7.50点 Review2人
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