105.《ネタバレ》 大まかな内容に加え、所々で素晴らしく原作リスペクトな点があってちょっと嬉しいですね。例えば、全体に行き渡る薄汚い質感や、走って逃げまくるヒロイン(それを追い回す動けるデブことレザーフェイス)なんかには、かの名作を観たときの感動が見事に蘇りました。特に、やっぱレザーフェイス怖いですね。デカいし、おぞましいし、何より得物のチェーンソーの恐ろしさたるや(痛そうだし、音も耳障りだし)。結論的に、名作ホラーリメイクとしてはかなり良く出来ている線です。少なくとも同じマイケル・ベイ製作の『13金』や『エルム街の悪夢』のリメイクらしきものに比べれば、軽く二回りは上質です。 ただ、私は元ネタで最も優れていた点は、他の作品には無い何とも言えない「ホンモノ」感だったと思っています。その点、今作は良く出来てはいるのですが、その部分の再現、というレベルには至っていないかと(端的に割とフツーのスラッシャーにも感じられます)。汚穢に塗れた質感も前述どおり素晴らしく不快ですが、ほんの少しのやり過ぎ感(からのつくりもの臭さ)も覚えますし、何より、ソーヤー一家の狂気という部分がいかにも映画的な月並で、一種マイルドな感じにもなってしまっています。痛いことに、その原因は実はリー・アーメイにある様にも思われます。彼を(偽)保安官に設定したことで、狂気が少し薄れ、かつ「ビジネス」な感じに見えている気がする、というか(ただ、アーメイを使うならやっぱ軍人か警官で、とゆーのは重々分からんでもないですが)。 【Yuki2Invy】さん [DVD(字幕)] 6点(2020-10-13 03:06:41) |
104.《ネタバレ》 これは怖い。前半、不気味で不穏で程良い緊張感。後半はたたみかけるようにスラッシャーホラー。 前半さすがにひっぱりすぎで、ちょっとダラダラしちゃったことを除けば、スラッシャー系ホラーとしては一流。不条理系ホラーとしては超一流です。あの狂った家族の、何もしていないときの怖さといったらなかったね。 人って、『何もしていないとき』が一番怖いかもしれないです。『今から自分の身に何が起こるのか。』、これがはっきりしないときの、不透明なドキドキ感がたまらない。とにかく、『説明が一切無い』、というのは怖いものです。 かと言って、レザーフェイスがチェーンソーふりまわし始めたら怖くないのかといったら、それはそれでやっぱ怖いのです。 レザーフェイスの、最も暴力的でありながら、最もコミュニケーションが取れない怖さ。彼の何を考えているのかわからない怖さっていうのももちろんありますが、『躊躇のなさ』がやはり一番怖い。まるで子供が虫の羽を無邪気にむしっちゃうような、無機質で無感動な暴力。それが自分に向けられるってのは、凄い恐怖感を煽られます。 話は変わりますが、個人的にホラー映画で好きな瞬間ってのがあります。 『窮鼠ネコを噛む』とか、『一矢報いる』とか、『形勢逆転』とか。そーゆーシチュエーション、たまんないんですよね。僅かなチャンスをものにする、その一瞬でしか感じられない爽快感。ホラーで一番テンションが上がる瞬間です。 レザーフェイスの腕を切り落としちゃうのも凄かったのですが、何といっても保安官を何度も轢いちゃうラスト。 『いけいけー』って、久しぶりにフィクションの世界を応援しちゃいましたね。 まあなんだかんだ言って、一番怖いのは『チェーンソー』だったりします。あの問答無用の攻撃力。そして『音』。チェーンソーって、なんであんなに凶悪な音をしているんだろう。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 8点(2017-05-20 14:39:51) (良:3票) |
103.《ネタバレ》 あのカルト中のカルト『悪魔のいけにえ』のリメイクをしようというのだから、そもそも負け戦なのは殆ど決まっているのですが、それを度外視すれば近年のホラー映画としてはまあ平均的な水準の作品であったとは思います。それでも矢張り観終わった後には、如何にオリジナルが素晴らしいかを考える結果になってしまったのは、まあ仕方が無い所でしょうか。 普通に良くないと思ったのは、劇中で同じ演出が何回か繰り返されてしまうことでしょうか。例えば、鉤に吊り下げられた人間を解体するというショックシーンですが、被害者の男性二人が同じ目に逢います。また、息を殺している所で、敵が近づいてくるも、実は隠れていた場所と敵が辿り着いた場所では無かったという、ミスリードも、精肉店と最後の車のシークエンスと二か所あってしまっています。全く同じ展開の繰り返しなので、正直あまり面白くない。 それから、この手のホラー映画で、死体の明確な破壊描写を映さないのは勿体ないと思います。正直、観ている方は(少なくとも私は)、被害者たちがどのような手で殺されていくかが楽しみなのですが、今作では一人以外の死の瞬間は殆ど明確には映されない。しかも、その一人というのも主人公が引導を渡したという結果ですし。 【民朗】さん [DVD(字幕)] 5点(2015-10-23 23:34:16) |
102.《ネタバレ》 5人の仲間がチェーンソーを持った巨漢に襲われ 一人また一人と殺されていくホラー映画。 普段ホラー映画見ないのですが名前をよく目にするので観てみました。 クッソつまらんw 作ってる方は一生懸命怖がらそうとしてるのが分かるのですが 安易でお約束な展開に笑えてくる始末。 【Dry-man】さん [DVD(字幕)] 3点(2015-02-13 01:57:33) |
101.《ネタバレ》 スプラッタホラー映画としてよくできていると思いますが、 オリジナルの異様な、乾いたシュールな雰囲気が無いのが残念です。 オリジナルが好きな人が反応するようなものが沢山出てきますが、 この映画はリメイクというよりもアレンジバージョンみたいで、 登場人物の設定などオリジナルとは多少違います。 だいたい悪魔のいけにえシリーズはレザーフェイスを軸にしているのは分かりますが その変態家族の家族構成は意味不明です。 全てにおいてスタイリッシュに描かれたこのリメイクはオリジナルにあった土臭さや 腐敗臭、退廃などをかなり無味にしてしまったと思います。 オリジナルには蠅が飛んでいそうな空気があります。 しかしこの作品で強烈なのは車で自殺して自らの肉片をまき散らした女性の匂いというのが映像から伝わってくるようで それがかなり強烈です。 レザーフェイスはだいぶカッコ良くなったのですが、 オリジナルのような天然からくる怖さというか低能ゆえの危険さみたいなものがないのがちょっと迫力不足かもしれません。 それからこのリメイクはオリジナルと同じような場面でも「笑い」がないのかなと思います。 たとえばレザーフェイスが自分の持つチェーンソーで自らの脚を負傷する場面はオリジナルではけっこうケッサクだったんです、自分的には。 それがこのリメイクだとその場面はリアルで痛々しいんですけど、それがなんなのかよくわかりません。 スプラッタの名作のリメイクですが、スプラッタ描写なら「ソウ」シリーズのほうが上だと思います。 このリメイクは怖いのですが音でビックリさせるようなところがだいぶあってこれがなんだか直接的だなというか。 オリジナルには狂気があって、音でビックリさせなくたってそこからくるいろんな意味での深い恐怖があって それが今でも親しまれているのかなと思いました。 主人公の女性はセクシーだなと感じました。 【ゴシックヘッド】さん [DVD(吹替)] 6点(2013-03-16 01:17:19) |
100.ビギニングと比べるとグロ度も展開もイマイチ。オリジナルには遠く及ばない出来 【キリン】さん [DVD(字幕)] 5点(2012-12-31 03:57:17) |
99.《ネタバレ》 もう滅多に観ないこのテのものなだけに ちょっと頑張って観たけどやっぱダメ~ とにかく気持ち悪いし血なまぐさいし苦手だわ~~~ おまけにストーリー訳わかんないしどこが面白いのかさっぱりワカラン ギリギリ女の子がかわいくて最後に生き残ったから良かったものの それがなかったら途中挫折間違いなしやったね(苦笑) 多分、いや確実にもう観ることはないとオモイマスデスハイ 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 2点(2012-05-30 07:51:07) |
98.《ネタバレ》 映画の内容は、とかく汚い・グロテスク、をひたすらに強調。 出てくる登場人物も小汚いし、風呂の水、床、壁すべて汚い。 生理的嫌悪感がまず先にくる。そしてグロテスクな描写。 監督はSM趣味でもあるのか?というくらいのフック推し。いや、怖いですけどね。 特に使うフラグが立っていない場所でも、フックが唐突に出てくる。 人物の描写もこれまた強烈で、出てくる人物が皆キ○ガイばっかり。 その気味悪さも十分出ていて、俳優もそこはかとなく漂う狂気の感じをよく出していた。 ただ、人物関係がわからない。あのガソスタのお婆さんは誰? いきなり出てきた保安官の母親っぽいのはだれ? と、後半はこの疑問ばっかりで、せっかくの恐怖が薄らぐ。 明確にしなくてもよいので、もう少し説明が欲しかった。 レザーフェイスが追ってくるところなんかは、ホラーより、 モンスターパニックアクション!という感じで、ハラハラ観れる。 最後の警官が襲われるところなんかは、オチがしっかり効いていてよい。 【夜野比瑪】さん [地上波(字幕)] 5点(2012-05-19 01:28:09) |
97.《ネタバレ》 真っ暗な劇場で見ないと、この怖さは伝わらない。公開数日後に見たこの映画は、怖かった。ビジュアルはとても現代的に、洗練された印象。丁寧に、かなりこだわって作られている。ケンパーがレザーフェイスに頭をハンマーで殴られるシーンはオリジナルを超える衝撃とインパクト。しかしレザーフェイスの怖さは過去作にある暴力によるそれの延長線上に過ぎない。本当に怖いのは人間による、理不尽で不条理な行為。リー・アーメイ扮する保安官は正にその塊である。移動する車の中でのやり取りはとても不快で不安で、家の中に連れ込もうと引っ張り、必死で抵抗するモーガンの姿に心底恐怖を感じた。後半はやはりレザーフェイスとの攻防がメインになってしまったが、リメイク作としては稀に見る出来栄えだと思います。 【miki】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2012-03-19 21:25:28) (良:1票) |
【afoijw】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-01-04 02:28:12) |
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★95.怖かった。チェーンソーの音が最も有効な効果音だった。後に残る怖さだった。見た後にお風呂入る人はご注意を! 【たこちゅう】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-12-27 14:00:52) |
94.リメイクものとしては良い出来なのでは。 オリジナルと違い、オチャラけゼロのマジもんホラーに仕上がってる。 息つく暇はあまりなく、かなり緊張を強いられた。 【たんたかたん】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-09-04 01:34:52) (良:1票) |
93.《ネタバレ》 オリジナル作品『悪魔のいけにえ』と比べて怒ってらっしゃる方が多いようですが… 『悪魔のいけにえ』のレザーフェイスの本名はババ・ソーヤー。 リメイクのテキサス・チェーンソー・シリーズではトーマス・ブラウン・ヒューイット。 そうです、別人なのです! 赤の他人なのです! ナンチャッテなのです! ザラブ星人が変身したニセ・レザーフェイスなのです! ……そう思えば、怒りもおさまるというものですw 【伊達邦彦】さん [映画館(字幕)] 4点(2010-08-06 04:50:27) (笑:1票) |
92.《ネタバレ》 この残酷描写は、あの梅干しを見たときの感覚に似てるかもしれない。 それくらいスゴイ描写が90年代のスプラッタ映画みたいに続く。 コメディ要素一切なしでレザーフェイスが、13金ジェイソンや ハロウィンのブギーマンのように終始大暴れ。 だけど生存者達の頭が悪いというか、もうちょっと気の利いた 反撃があっても良かったんじゃないかなぁと思う。 【シバラク・オバマ】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-07-31 19:06:12) |
91.《ネタバレ》 テレビで夜中にやっていたのをたまたま見たんだが、そこそこ楽しめてしまった。 この映画に関する予備知識が全くなかったので、最初実録もののように眺めていた。しかしどうやら違うらしい。というかスプラッターじゃんこれ。と思った時にはもう遅かった。要するに主人公たちが生き残るのか死ぬのか、気になって気になって仕方がない。 しっかしセオリーお構いなしで死にますね。そのくせ最後は決闘してますし。新手と定石織り交ぜてきっちり片をつけて、さらにループ。うん、面白かった。 オリジナルがあるみたいだが、そもそもホラーが苦手なので見ないかもしれない。これより怖いとするとダメかもわからない。 【黒猫クック】さん [地上波(字幕)] 6点(2009-11-24 14:58:42) |
90.《ネタバレ》 外国の映画館で見ました。ホラーなら英語がわからなくても楽しめるかなーと思って。 後半、チェーンソーをブンブンいわせて主人公を追いかけるシーンで突然音がほとんど聞こえないくらい小さくなってしまい、まったく怖くなくなってしまった。ずっとそんななのでダレていたら突然音が戻ってキャーーー!という悲鳴が響き、それが一番ビックリした。やっぱり音響って大事なんですね。映画は、ひたすら痛かったけど、砂埃が舞う退廃的な雰囲気は良かった。 【ラファエロ】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 4点(2009-08-09 15:28:32) |
89.《ネタバレ》 矢張り、オリジナルが名作ホラーであると云う点で損をしている感じがします。単なるホラー映画としては面白いと思いますが、オリジナルの『救いの無さ』に欠ける様な。ジェシカ・ビールが可愛いので1点プラス。肩を借りる序でにセクハラをするお爺の羨ましいこと…。 【キノコ頭】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-06-07 22:16:34) |
88.《ネタバレ》 直球って、こういうことを言うんですね(笑) 何の予備要素も無く、ただ“怖がらす”ことだけを考えて作られたホラー映画。 「主人公とヒロイン2人が生き残る」というホラー映画の鉄則を破って、ヒーローキャラをあっけなく(しかも残虐に)殺してしまうのは凄いですね。 『悪魔のいけにえ』も観ましたが、精神的恐怖は『悪魔のいけにえ』のほうが上ですね。ですが、擬似的な肉体的苦痛は本作のほうが強い。 フックに背中を突き刺すシーンの痛み表現は本作のほうがキツい。 しかも本作の製作側は、刺さった状態を持ち上げてもう一度下ろす(つまり傷口に再びフックを突き刺す)というシーンまで作り出してしまうんだから、悪趣味極まりない。 最初のフック突き刺しシーンより、後半に登場する、名付けて“やめろっつってんだろ”シーンのほうが観てて辛い。 「そりゃ痛い~!」と口をひん曲げてしまいました(笑) 原作ではちょびっとした映らなかったフックシーンをここまで膨らませるのは、やはりニスペル監督×マイケル・ベイ パワーかな、と思います。 徹底的にグロい+息できないほど怖いホラーが見たいなら、何を差し置いても本作をオススメします。 男性諸君にとっては、ジェシカ・ビールの素晴らしいスタイルも見所じゃないですかね(笑) 【Tiger】さん [DVD(字幕)] 9点(2009-03-09 14:53:47) (良:1票) |
87.怖い映画は好きですが、グロい映画は嫌いです。その点で、この映画に対してはどうしても拒否反応が出てしまう。もう徹底的にグロく、イタい。しかし、この世で一番怖い映画を創ってやろうという製作側の意気込みはひしひしと伝わって来た。大抵のホラー映画にはどこかしらつきまとってくるユーモラスさが、この映画からは徹底的に排除されている。ある意味究極のホラー映画のような気がしてきた。 【j-hitch】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-02-11 22:12:38) (良:1票) |
86.悪魔のいけにえより先に見ました。私はこっちのほうが面白いし怖いと思いました。テキサスの夏の暑さや土のほこりっぽさ、乾いた感じがすごくリアルに伝わってきます。ヒロインもジェシカビールだけあって、典型的ホラー映画のヒロインのブロンドでかわいい感じの子ではなく良いなあと思いました。映画館で見たらもっと怖かったんだろうなあ!! 【CTU】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-04-24 21:48:44) |