60.《ネタバレ》 なかなかのブラックユーモアだし、話も良く出来ているが、何故だかそこまで楽しめなかった。 1日に何度も埋めては掘り返すって、さすがに現実的でないし。 思うにヒッチコックの映画って醸し出す雰囲気が怖いから楽しめるのであって、本作のように人が一人死んでるのに作品全体の雰囲気がユルいのがイマイチな要因かと。 ブラックユーモアを強調したいがために、敢えてお気楽ムードにしてるのは分かるが、緊迫感がないのはヒッチコック作品としては物足りないかな。 【にじばぶ】さん [インターネット(字幕)] 5点(2023-05-21 16:51:43) |
59.《ネタバレ》 登場人物も少なくて、まるで舞台劇か会話劇を観ているような気になります。ブラック・コメディと言っても毒要素は今の眼で観れば薄味です。登場人物たちはみんな礼儀正しいというか大人しいキャラばっかりで、ハリーの死体を見ても誰もが大声も出さず大して驚かないところは英国が舞台のお話しかと錯覚するぐらいです。ジェームズ・スチュアートやグレース・ケリーなどと言った有名スターが出ていない小品ですけど、シャーリー・マクレーンはこれが映画デビューなんですね。たしかに新人とは思えない堂々とした演技で、大女優になる片鱗を見せています。いくら複雑な事情があるとしても殴った夫が死んでいたら普通妻は動揺すると思うのに、まるで平常心が崩れないシャーリー・マクレーンにはちょっと引いてしまいますけど、妙に達観して死体を埋めることにしか関心がないオールドミスと元船長もなんかヘンです。現代ならばマクレーンを含めてこの三人の奇人ぶりを強調する脚本になるんだろうけど、みんな普通の人だったと纏めてしまうところに時代を反映した古さを感じてしまいます。当時の観客は、ヒッチコックがわずか五年後に『サイコ』を撮る人だとは夢想だにしなかったでしょうね(笑)。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2022-09-15 22:12:21) |
58.《ネタバレ》 ヒッチコック作品に求めていたものではなかったので拍子抜け。 こんなゆるいブラックコメディだとは思ってなかったので。 シャーリー・マクレーンはとてもチャーミング。 【飛鳥】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2020-09-08 20:50:23) |
57.笑えるかといえば微妙ですが、まあ何度も面倒な作業をご苦労さま、という感じです。オカルト風にドアが勝手に開くシーンは何だったのか、その部分の〝オチ〟も見てみたかったかなと。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-08-06 02:34:50) |
56.昔のコメディな雰囲気が満載で、評価は人による、という典型的な映画。 色使いが派手で映像に引き込まれる感じ。 こういう作品は今後も作られる気がしないので、そういう意味では貴重か。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-07-23 10:39:48) |
55.《ネタバレ》 のどかな田園風景の中で繰り広げられるブラック・コメディ。音楽もユーモラスで、理屈抜きに楽しめる。美しい景色に死体、子供という意表を突く組み合わせ。青空の下、深まる秋の紅葉と絵画の数々で色彩鮮やかな演出が心憎い。 平穏な生活を乱したくない人たちの困惑ぶりや、話し合って協力する姿を見ていると、不思議にほのぼのとした気分になる。 絵画の講釈を垂れながら“証拠物件”を改ざんしていくシーンが鮮やか。ハリーの災難ではあるが、「ハリー(の死体)に振り回された人たちの災難」ともいえる。 【風小僧】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-07-19 12:38:05) |
★54.昔のとぼけた味わいのある映画、今の時代では絶対作ら無いだろう 【草のつるぎ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-07-14 15:24:02) |
53.思いっきりネタ一発のシチュエーション・コメディであり、しかも舞台劇風に限られた場で同じような取り合わせの人たちがああだこうだ喋っている。よって、秋晴れの光景の中に直立不動で横たわる遺体というシュールな構図がもたらすインパクトも、だんだん薄れてきますし、進めば進むほど単調になっています。それにしても、シャーリー・マクレーンはこれがデビューだったんだね。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2020-07-09 00:49:34) |
52.《ネタバレ》 少々ブラックなコメディ映画だった このシノプシスの模倣は何世代にもわたって繰り返されてきた気がする たとえ死体が出てもそれらの作風がきまって軽妙な、おしゃれなタッチになりがちなのはおそらく本作のイメージが強いからではなかろうか さほど奇をてらった無茶な転がり方はしないため先の展開をああでもないこうでもないと想像しながら観るのに適している つまり、観客を前のめりにさせる。推理物が根強い人気なのはそのためか 何も考えないでただ観てると退屈です。一幕目長すぎる!と思うかもしれませんよ 最後の頼みごとのオチは、ん?捻ってるのかなんなのかちょっと大人のジョークですよっぽいのがあんまウケない感じですが、 当時ならユニークだったのかもわかりませんね 【うまシネマ】さん [ブルーレイ(吹替)] 5点(2019-08-28 02:02:11) |
51.2014.09/05 鑑賞。何回目の鑑賞だろう? 3~4回目だろう。何と言っても色彩の美しさを最初に感じさせてくれた作品。あの落ち葉と紅葉と死体は忘れられない。+1点。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2017-07-28 22:40:43) |
|
50.《ネタバレ》 ○まるで、日本昔話なんかに出てきそうな古典的な話を、ヒッチコックらしくライトに描いたサスペンスコメディ。○保安官をどうごまかすかに結構期待していたのだが、あっさり交わしてしまったところは残念。○設定こそ面白いが、埋めたり掘り出したりするそれぞれの動機づけが弱く、どうも演者頼みになっている印象。もちろん演者は素晴らしかったが。 【TOSHI】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2016-01-12 22:29:16) |
49.昔話や御伽噺、はたまた小噺のような有り得ないブラック・コメディ。まさにタイトル通り。 【movie海馬】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-02-19 21:19:00) |
48.《ネタバレ》 ヒッチコック作品というだけで内容を知らずに見たのですが、このようなブラックコメディとは思わず意外でした。やや内容の割りに上映時間が長くも感じましたが、それでも二転三転あり最後どうなるのかがわからずハラハラ出来て面白かったです。やっぱり一流は何を撮っても一流ということでしょうか。途中何度もドアが開いたり大金持ちに頼んだものが伏線になるのかと思いましたが全然そんなことなかったですね(笑) シャーリー・マクレーンがすごく綺麗でした。 【映画大好きっ子】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-04-10 17:53:36) |
47.《ネタバレ》 邦題「ハリーの災難」ですが、てっきりハリーに起こる災難かと思いきや、ハリー(の死体)をめぐっての災難なのですね。登場人物全員が面白くからみあって、そう、蛙までも役に立っています。監督様ちらっとも出てなかったように思えます、残念。あと、シャーリー嬢、みずみずしくって、何度もみたくなります。余談ですが年齢がいまではあまりありえないくらいみんなしっかりしていて、画家が30歳、ミス・グレブリーが42歳ですって、(^_^;) 【HRM36】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-03-03 13:48:16) |
46.《ネタバレ》 ハリーも災難ではあったが、従来のヒッチコック作品と思って観てしまうと、鑑賞者の方がある意味災難に遭います。 でも何故か好きな作品でして、その理由を考えてみたら日本人にとっては落語っぽい話のような気がします。 ほのぼのとしたなか、閉まりの悪いドア、昨日・今日・明日を把握してない坊ちゃん等、何気ない小ネタが上手く絡まっております。 そして紅葉がとても綺麗なので秋口に観ると気分が高まります。 この作品がデビュー作のシャーリー・マクレーンの初々しさも必見。 個人的ツボは、ハリーの履いていた靴下の柄が中年男としては素敵!! このセンスを見習いたい?と思った次第です。 【ぐうたらパパ】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-12-29 01:46:40) (良:1票) |
45.実に礼儀正しい死体なんだな。一番日常の対極にあると思われているものが、美しい田園風景の中にあることのおかしさ。しかも誰もびっくりしないの。絵描きがスケッチに描き込んでから気づくユーモア、船長のいろいろな独白も面白かった。とにかく語り口のうまさね。みながシャベル持ってぞろぞろ歩いている楽しさ。あるいはオールドミスが告白すると決意する中に含まれている“自分だって男に襲われるのよ”と公言したい気持ちの微妙さ。そして無駄のなさ。靴を盗んでいった浮浪者も、気づかぬ医者もちゃんと役立つ。開いてしまうドア、子どもの言い間違い、まで。ここまで丁寧だと窮屈に感じそうなのに、そこがイギリス生まれの人の根っからの体質なのか、品の良さなのか。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 8点(2013-03-04 09:47:29) (良:1票) |
44.《ネタバレ》 アルフレッド・ヒッチコック監督と言えばサスペンス一筋で有名な監督だが、この映画は森の中で発見された一体の死体をめぐる騒動を描いていて、緊迫感などはなく、実にほのぼのとしたタッチのブラックなコメディーに仕上がっている。死体を発見したら普通は驚くと思うのにこの映画の登場人物たちはすごくあっけらかんとしていて終始明るい雰囲気なのがいいし、みんないい味を出している。死体が登場人物たちの都合によって何度も埋められたり掘り返される展開は、死体に思わず同情しながらも実にブラックで、思わず笑わされてしまった。シャーリー・マクレーンのデビュー作とのことだが、なんともコケティッシュなかわいい風貌で魅力的。でもだからこそこんな若い美人が死体を前にしてもあっけらかんとしているのがある意味すごく、そのギャップも笑えたりする。でも、彼女がほとんど初対面の男といきなり結婚するというのはコメディーといえどちょっとやりすぎな感じがしいないでもない。舞台が秋の村なのだが、紅葉の映像も印象に残る。サラリと軽く作られたような映画ではあるし、傑作とも言い難いのだが、出来はよく、あまり見ていないのだが、サスペンスだけではないヒッチコック監督の幅の広さを感じることができる。個人的にちょっと疲れぎみでちょうど軽めのコメディーを見たいと思っていたところだったので、何も考えずに見て、楽しめる本作のような映画はちょうどいい。 【イニシャルK】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-01-29 19:33:39) (良:1票) |
43.全編を覆うまったり感ととぼけた味わいが赤塚不二夫作品を彷彿とさせます。しかし、結末はしらけ観いっぱいで「これでいいのだ」とは思えない作品でした。 |
42.ヒッチコック作品としては異色、喜劇タッチのサスペンス。 平和な村で起こった、ある事件の真相をラストまで引っ張ってはいるが、 全編を通して緊張感はまったくなく、何となく舞台劇を見ているような感覚。 そのぶん軽い人情劇やロマンスなどを取り入れ、一応バランスは取れている感じかな。 ラストはとても無茶だけど、あくまで喜劇なので目くじらをたてるようなこともなかった。 シャーリー・マクレーンはこれがデビュー作のようで、う~ん、かわいいなぁ。 作品自体は満足という訳にはいかなったけど、たまにはこういう手法のサスペンスもいいかな。 【MAHITO】さん [地上波(吹替)] 5点(2011-08-13 06:21:01) |
41.演劇のような映画でした。シャーリー・マクレーンがかわいかったのと秋の風景が良かった。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(字幕)] 5点(2010-07-04 17:19:28) |