136.イギリスの王室や、当時の文化・世相になじみのない自分としては、今イチのめり込むことができませんでした。 また吃音でのスピーチについても、英語ネイティブじゃないとハラハラ感は実感できないんじゃないでしょうか? それにしてもこじんまりとまとまり過ぎていて、アカデミー主要4部門(作品・主演男優・監督・脚本)受賞は???な感じです。 不作の年だったんだろうか? 【プラネット】さん [DVD(字幕)] 5点(2015-03-31 12:32:49) |
135.吃音障害に馴染みがないので心配でしたが緊張感が上手に表現されていました。オープニングの演説シーンは凄い緊張感でした。全体的にチト地味な映画ではありますが、主軸がブレず最後まで一気に見せきる仕上がりには制作陣のレベルの高さを感じます。 ある意味、現状の人生にプレッシャーを感じている人にはそれなりに共感できる内容です。例えば次期社長さん、有名な人の子供さんなどなど、否応なしに人生が進んでゆく方々には結構共感できるんじゃないでしょうか。私にも多少あります。 派手なエンターティメントが好きな方にはお勧めしにくいですが、真面目な映画が好きな方にはお勧めです。主人公のコリン・ファースの吃音は演技に見えませんでした。その点は必見でしょう。 【アラジン2014】さん [ブルーレイ(字幕)] 4点(2015-03-26 18:40:45) (良:1票) |
134.《ネタバレ》 そもそも吃音って精神的なものなんでしょうか。戦争が始まろうとしている時、民衆に訴えなければならないスピーチをしなければならない公務。それはそれで大変だろうけど、イマイチ私には感情移入ができませんでした。これがアカデミー賞と言われても納得いきません。 【クロエ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-01-25 21:16:18) |
133.《ネタバレ》 英国王室が舞台・・・堅苦しくて脇役が誰がだれなんだか混乱するかなと思っていたんですが、全くそういうことはなく、とても観やすく馴染みやすい作品です。 風景やセット、カメラもイギリス映画のそれで、無駄な派手さや演出が無くて良いです。 そのままエリザベス1世時代が舞台になってもOKなキャスト、ウォルシンガムもいるしね。 コリン・ファースはイングランド人だし、上品な顔立ちが貴族的で国王役にぴったりです。元々イギリス文芸物、コスチューム物には欠かせない俳優さんですね、ほんとブリティッシュジェントルマンというイメージにぴったりです、声もイイ。 大英帝国の衰退、ナチス、戦争、そういったものが背景にはあるものの、ジョージ6世の成長とローグとの信頼関係と友情の成り立ちが中心なので後味も良いです。 「アナザー・カントリー」から気にかけていたコリン・ファース、TVシリーズ「高慢と偏見」のミスター・ダーシー役でイギリスで最もセクシーな男と認められ、「ブリジット・ジョーンズの日記」のマーク・ダーシー役から俄然目立ってきた、そしてイギリス作品のイギリス国王役でオスカー主演俳優受賞となりました、なんかドラマチックです。 ローグの奥さん役、なんとなく見覚えがあると思ったら「高慢と偏見」のエリザベスじゃないですかぁ、ミスター・ダーシーとめでたく結婚する。イギリスではコリン・ファース=ミスター・ダーシーというのが相当根強いと見た。 しかしなんですね、時代物はあっちもこっちもみんなエリザベスで、男はジョージかヘンリーでここんとこが混乱の素です。 【envy】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-11-20 11:43:07) (良:1票) |
132.ゴチャゴチャしてなくて良かったです。 コリン・ファースの着こなしが素敵でした。 【トトット】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-11-19 08:31:06) |
131.《ネタバレ》 王室に生まれたものの宿命。 人々の注目、視線。 見られる者の切なさが、素晴らしいカメラワークで淡々と描かれていきます。 カメラと人物の距離が実に良い。 ヨーク公が不幸な場面でもカメラは視線を外そうとせず、じっと見続けます。 最初は他人事のように見ている私が、次第に物語にはまって行きます。 あたかも隣ではらはら心配して見ている錯覚におちいります。 そしてカメラは国民も忠実に映し出します。 スピーチに期待し、しかし落胆であったりあきらめであったり、庶民の素直な感想もしっかりと伝えます。 今だったら録音して再生という手が使えますが、そのころは大変だったのだなと。 しかし逃げられないからこそ、成し遂げられ充実したのかもしれない。 王の誠実な人柄と、先生や夫人の素晴らしい助力によって、ここまでやりとげられたこと。 静かにじわじわと、私の心をしっかりとつかみました。 ジョージ6世は素晴らしい王であったと知ることが出来ました。 もういちど見直したい秀作。 【たんぽぽ】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2014-10-13 16:44:21) |
130.《ネタバレ》 まあ、タイトルからおおよそのストーリ&オチは察しがついていましたが、終盤になるまであまり上達しているようには見えなかったので、こんなんでラストのスチーピ大丈夫かよ、と少し心配になりました。主人公は、人格的にも能力的にも兄より国王に向いているようですが、そのことが、主人公の言動を通してではなく、周囲(父親やチャーチル)からの評価として観客に説明しており、そこんとこもう少し工夫できなかったかなぁと思いました。でもまあ、観て損はしないレベル。 【la_spagna】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-09-17 22:16:22) (良:1票) |
129.英国王室を取り扱った映画を観ていつも羨ましく思うのは、我国ではまだタブー視されている、好意的でない描写への度量の広さです。スピーチも話の内容だけではなく、その人が抱えているバックグランドが心に響くことが多いように思います。そこをうまく使われると騙されてしまうのでしょうが。 【ProPace】さん [試写会(字幕)] 7点(2014-09-17 19:49:37) |
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127.吃音を矯正して治していくというよりも、自分の人生を見つめ直すのに付き合ってくれる誰かがいることがうらやましいなと思った。私にもあんな人生の水先案内人がほしいなあ。 【SAEKO】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-07-28 12:33:17) (良:1票) |
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126.《ネタバレ》 この映画はレビューするのに困る。なぜなら、自分も吃音者だから。 自分の場合ですと、やはり英国王同様、家族や親しい友人などに対しては吃音が出にくくなる場合が多いため、そういった身近な人ほどなかなか自分が吃音持ちだという事をわかってくれず、他所でどもると、「単に緊張しているだけだからそのうち慣れる」「場数を踏めば大丈夫」などというトンチンカンな指南を受けるのがオチ。 難病でもなければ障害でもないこの吃音という症状が世に広く認知されるのは喜ばしい事ではあるものの、「吃音?」「じゃあ、英国王みたいに練習で治るでしょ」と、軽く考えられるのも困るわけで、そもそも、最後のスピーチを立派にやり遂げたように描かれていましたが、あれは対処療法的にその場を凌いだに過ぎず、根本から克服したと勘違いされてしまうのは吃音者である我々としては何とも微妙な所なのであります。 さて、ここからは映画のレビュー。 一番気になったのが、人物を画面の中心からずらした構図が多用されていた事なのですが、ただ単に中央に配置しないだけならまだしも、本当に画面の隅っこ1/4くらいの場所に人物を配置していたりといった極端な構図が多かったということ。 それと、どのシーンにおいても(特に療養所のシーン)画面が暗いことが多く、人物を正面からクローズアップで捉えたショットなど、ここぞという場面であっても顔に当たる光が弱いため、あまり上手くはないなぁと感じました。 ストーリーに関しては、英国王が医者と公園を歩いていたシーンで、口論になって別れた際、煙草に火をつけるというアクションが仲違いを象徴するするように機能していたのが良かったというのと、冒頭とラストでスピーチする時の独特のハラハラ感などは他の映画では味わったことのないような独特の感覚があったりして、自分にとってはいろいろとレビューが難しい映画でした。 【もっつぁれら】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-06-01 15:20:36) (良:1票) |
125.吃音症の王様がスピーチの練習をする、というだけのオハナシで、これといった大きな事件もないのに、親しみやすい娯楽作品に仕上げている点はまず、さすがだとは思います。背景の美術にもこだわりを見せながら、会話のシーンではあえて表情のアップを多用し、最後に画面を引いて背景を見せつけるあたりも、自信の表れなんでしょうかね。そしてもうひとつ、表情のアップを映画の主軸に置く理由としては、観る者を登場人物へ感情移入させようという計算も働いていそうです。だもんで、観終わって、ああよかったね、ってことにはなるのだけれど、しかし何か物足りない。ここには、「表情」や「人のよさ」はあるけれど、肝心の「行為」「行動」ってのがあまり描かれてなくって。役者の表情ってのは、一見、説得力があるように見えるけれど、映画に本当に説得力を持たせ、印象深いものとするのは、そこに盛り込まれるエピソードの方にこそあるんだと思うのです。本作はその点、少々弱い作品、という気がいたします。だいたい、最後のスピーチの場面で感動するとしたら、スピーチする姿に感動しているのやら、ベートーヴェンに感動しているのやら、知れたもんじゃないですし。あと、そうそう、どうしてこうも、ウィーン拠点の作曲家の曲ばかり挿入するんですかね、何とかイギリス音楽から見つくろえないもんですかね。こういうところがイギリス人の度量の広さと言えなくもないですけれども。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-04-21 23:41:32) |
124.《ネタバレ》 ジョージ6世は国難にあってチャーチルと二人三脚でイギリスを勝利に導いた人で、もっとそういった方面からガンガンドラマチックにすることもできたやろうに(ヒットラーの演説を映写機で観るくだりや、最後の演説はそういった要素なんやけど)「イギリス王室のちょっといい話」っぽく話を個人的なものに絞ったのが、この映画のいいとこ。 余裕を感じる。 どうでもいいけどチャーチルが似てない。 【CBパークビュー】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-04-20 07:54:34) |
【ホットチョコレート】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-04-06 08:34:52) |
★122.おそらく、字幕で観てる時点で真っ当な評価ができないのでしょう。。勉強して、今度は字幕なしでチャレンジしたいと思います。 【なこちん】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-03-10 01:01:36) |
121.《ネタバレ》 猫は、いい。するすると人が行き交う中から、ちょっとした植え込みへ座る場所を変えて、寝転ぶ。時々はニャーとかなんとかないて、人を呼びつけたかと思うとやっぱりどうでも良くなってまたするする逃げる。 彼らは自由だ。ものすごく。毛皮を着ていても風に吹かれれば寒がるし、冷房の空気が流れ込むところを見つければ、それに人が気がつく頃には先に寝転んでいる。この失礼極まりない、だれにも媚びない彼らが一つニャーニャー泣き叫んで欲しがる物がある。 カリカリだ。フリスキーだ。キャラットもウマい。 欲望に忠実すぎて、餌の前では全くの囚人でありながら、ぐるぐるならす喉と出し過ぎなくらいの腹から見ても間違いないくらい満足しているのだろう。 ジョージ六世は、割と自由だ。囚人のようでいて、自分を伸ばし可能性を広げるチャンスを生かす自由を選ぶことが出来た。時々ローグのしつけからするする逃げ出してしまう彼だが、ローグのやり方だってまずい時もある。 でも、彼らの関係は時折、猫と人の様に対等以上で、なびかない猫を見た人間が手の打ちようの無さに落胆を隠せない時のようなことだってある。 それに、猫のように気高いジョージは、ただの人であるローグに容赦ない尊大な態度を取る。それでいいんですよ、とローグは説明するがジョージは高貴な生まれを巧妙に使いつつもそれに迷う。 だけど、お互いがまた存在を確かめ合うときっとお互いに、 「ありがとう」 って言うんだろう。ジョージがウンコファックと絶叫したあの時間の中に、くくりを超えた熱があった。うっすら光り始めた何かはその時消えてしまったけど、それでも彼らはズンズン前に進んでいった。 【黒猫クック】さん [地上波(吹替)] 8点(2014-02-28 13:14:10) |
120.《ネタバレ》 吃音の国王がスピーチを上手に読めるように奮闘する…ってそれだけで映画になるのかなと思っていたら結構面白かった。これは一本取られましたね。予想外です。それにしても英国人って何かダンディーな人が多いね。スーツの着こなしが上手いです。 【イサオマン】さん [地上波(吹替)] 7点(2014-02-15 18:00:35) |
119.《ネタバレ》 それほど感動って程でもないですが、真面目に作った作品で好感が持てました。ジョージ6世はローグとの共同作業により、上手くスピーチを成功させました。 【山椒の実】さん [地上波(吹替)] 7点(2014-02-11 12:25:51) |
118.王室継承とか戦争スピーチなどは好きではないが、伝記物映画としてはなかなかの感動ものだった。吃音症の国王役コリン・ファースはもとより、治療に当たった言語療法士のジェフリー・ラッシュが良い味を出していたし、支えになった王妃役のヘレナ・ボナム=カーターもまた良い。演技達者な俳優陣が揃って良い映画になっていたと思う。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-02-05 08:28:50) (良:1票) |
117.これまで僕が観てきた実話物映画って物語の展開が地味だったり、詰め込みすぎ感が強かったりで苦手なジャンルだと思ってきましたが、この作品はそれが皆無でわかりやすく最後に爽やかな感動を与えてくれる作品でした。 【しっぽり】さん [地上波(吹替)] 7点(2014-01-24 19:05:50) |