699.《ネタバレ》 ガリバーのラピュータのイメージをとりいれ膨らませた冒険アニメ。 宮崎作品としては湿気少なくグロテスクな要素も薄く、なおかつ監督の資質は十分生かされたバランスのよい作品。 欧米人にはラピュータを題材に東洋人が西洋的に描いた作品ということで、オリエンタルな「千と千尋」や独自の世界を構築した「ナウシカ」よりは珍しさが少ないかもしれないけれど、国内の支持はダントツ。 ヒロインを立たせず主人公が男女2人なのも、内容が濃くとも過剰までいかないのも均衡が保たれている所以、「未来少年コナン」的ともいわれるパズーのキャラがよい意味で健全。(声優さんの力も大きい) 輝く飛行石やシータの呪文、永遠の浮遊から解き放たれて飛んでゆく大樹など幻想的で美しいイメージと、ドーラ一家との追走劇などの活劇要素が一体となった世界は魅力あるもの。 シータの言葉にあるように人間は土から離れては生きていけない、でも同時に離れたい気持ちもある存在なんですよね。 そういった人間の相反する部分も主題として含まれていて、地上に生き空を見上げる人間の小ささも大きさも感じさせ、楽しさの裏側に哀しさもあるのがよいです。 【レイン】さん [地上波(邦画)] 8点(2011-04-30 11:59:59) |
698.自分が小学生の頃に劇場公開されて以来、何度かテレビなどで見てきた映画。長い間鑑賞していなかったのですが、先日3歳の娘と一緒に改めてじっくりと鑑賞。自分が思っていた以上に素晴らしい映画だったことに驚きました。30歳を過ぎた今になって、ようやくこの映画の完成度の高さを知ることができました。アニメ作品はあまり好きではないのですが、この作品は全く文句のつけようがない、映画史に残る傑作だと思います! 【たけたん】さん [DVD(邦画)] 10点(2011-03-05 04:08:33) |
697.子供時代に一度は観ておくべき夢いっぱいの映画。文句のつけようのない出来だと思います。 【おーる】さん [地上波(邦画)] 9点(2011-02-14 08:47:15) |
696.そんなにおもしろいかなぁ。何かこう説得っぽいというか抹香臭い感じがするのはなぜなんでしょうか。確かに楽しく感動するんだけど、見終わった後のこの物足らない苦さはなんなのかな。好きなんですよ、この手の映画は。何か残らないんだなぁ。残念です。 【ちゃっぷまん】さん [DVD(邦画)] 2点(2011-01-21 16:29:18) |
★695.最初から最後まで、もはや名シーンしかない。 【なこちん】さん [DVD(邦画)] 9点(2010-12-19 18:31:50) |
694.なんだろう、間違いなく面白いんですが残らないんですよ。 観終わった後に何も残らない。何回観ても残らない。 すごく飲みやすい、水のような日本酒を飲んだ感じ。 真っ直ぐすぎる主人公のせいだろうか。 「魔女の宅急便」は残るけど、これは残らない。 【おざおざ】さん [映画館(邦画)] 7点(2010-12-12 01:58:10) |
693.小学生の頃に初めて見て、あまりの面白さに衝撃を受けた作品です。 アニメの中では今でも私の中でトップクラスに君臨する一本です。 【NEW NEO】さん [地上波(邦画)] 10点(2010-12-11 23:10:45) |
692.《ネタバレ》 巨大な樹木がラピュタの崩壊をとどめる、というところに宮崎のモチーフの統合が感じられた。宮崎には大きく二つのモチーフがあり、ひとつは大地に根を張るどっしりとした不動性、もうひとつはそれとは逆の飛翔願望。しばしば別々に描かれるこの二つのモチーフが、本作ではラストでひとつになっている。根を張ることで飛び続けられるというイメージ、これを発見したとき宮崎は嬉しかっただろう。あと、姫と悪漢が冷たいメカニックな内部に踏み込んでいくと、有機的な根や雑草が増えていくイメージ。冷たい絶対権力として君臨していたラピュタの中心部を植物が浄化していった、というイメージなのか。いや、そういった理屈を超えた本質的な感動、室内に外界が入り込むことの驚きを伴った興奮がここにはある。なにかタルコフスキーに通じるものを感じた。今でも、室内で大麻栽培してて逮捕された、ってニュース映像見ると、ラピュタを思い出しホノボノとする。善と悪の対決後、崩壊、樹木によって楽園=廃墟のみが生き残る。文明は崩れても文化は残る、ってことか。本作はまだまだ豊かなイメージにあふれていて、海賊のママと姫を「おさげ」でつないでいること、ロボットのアンバランスな顔の効果、海賊船が布製であること、水の中の廃都…。これらは、それ以前それ以後の作品に関連がありそうなものもあり、宮崎世界のイメージ索引のような映画にもなっている。 【なんのかんの】さん [映画館(邦画)] 9点(2010-10-07 10:12:52) (良:1票) |
691.ジブリ代表作として安心して誰にでもお勧めできる作品。個人的には、最初に観たのがもう成人してからだったので、多分遅すぎたのだと思う。子供の頃に観ていたら多分もっと素直に感動できただろうにと思うとちょっと残念な気がする(同じジブリへの高評価としてもラピュタ派と千と千尋派に分かれると書いている方がいたが、私は間違いなく後者)。シータが料理番をすることになって、でっかい元少年達が口々にあれ作って!と言うシーンで、何故かイギリスの家庭料理ばかり出てきたのが古典的な児童文学ぽくて印象的だった。作品全体としても完成度の高い名作児童文学のような味わい。 【lady wolf】さん [DVD(邦画)] 8点(2010-09-01 11:11:45) |
690.《ネタバレ》 自分はムスカ大佐が大好だ。おそらく最も愛されている悪役の一人なんじゃないだろうか。 子どものころは全く気づかなかったのだけど、そんなムスカは始まってすぐにヒロインに後ろから殴られて気絶している。ラスボスなのに弱すぎである。こんな彼が「君のアホ面には~」「人がゴミ~」なんて後に言うのは全く片腹が痛い。 彼のものまねが流行っていた青春時代は楽しいものだった。 たとえば高校時代、友達が英語の試験開始と同時にムスカのものまねで「読める!読めるぞ~!」と大声で言ったときのことを自分は忘れない。退場させられる友人。腹を抱えて笑う自分。英語の試験はおかげで散々だった。ありがとうムスカ。これからも世代を越えて語り継がれていくことでしょう。 【ヒナタカ】さん [CS・衛星(邦画)] 10点(2010-08-24 18:21:26) (笑:6票) |
|
689.この世界観はわりと好きですが、絶賛するほどの作品でもない気がする。 個人的にはドーラ一家がちょっと肌に合わなかったかな。 【きーとん】さん [地上波(邦画)] 6点(2010-07-20 00:43:42) |
688.何度見ても感動してしまいます、とてもよくできている映画だと思います。このころまでの宮崎さんなら好きです。 【HRM36】さん [地上波(邦画)] 9点(2010-07-09 17:27:34) |
687.《ネタバレ》 昔の映画ですからね。これでいいんです。安定してると思います。 【まいるどへぶん】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-07-08 05:33:18) |
686. ジブリらしさを安心して楽しめる作品。いちばん安定してると思う。 ドーラの声が初井言榮さんと今回初めて知ってビックリ。 中の人はドラマ(ヤヌスの鏡)とかで若い女の子をいじめまくってたのに随分イメージが違いますね。 【rhforever】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-07-05 12:17:57) (良:1票) |
685.壮大な世界観に幼少期から度肝を抜かれた。 地上、地下、空、宇宙と全部が舞台になってるんだから、それも無理は無いだろう。 幼少時感じた竜の巣突入時の高揚感は、今でも忘れない。 【タックスマン4】さん [DVD(邦画)] 8点(2010-04-16 18:50:32) |
684.この映画は外国であまり評価が高くないと聞きます。なんでもディズニーっぽい物語の展開でイヤらしいです。ジブリの好きな私ですが、この作品に関しては私もそれと似たような印象を持ちました。別にありきたりな話が一概に悪いと思ってはいませんが、何かイマイチ、ピンと来ず・・・。でも音楽も作画も素晴らしいのでこの点数で。 【べいんびーる】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-03-11 01:54:00) |
683.《ネタバレ》 ジブリ作品の中でも評価が高い本作であるが、個人的にはあまり好ましくない。特に後半のラピュタに辿りついてからはドンパチだけが目に付く。とはいえ、20年以上も前の作品であることを鑑みれば、アニメーションとして完成されていると言わざるをえない。作り手が誠心誠意丁寧に仕事を遂行した結果として世の中の評価につながっているのであろう。作り手が丁寧に仕事をすると観客は一生懸命鑑賞するものである。 【いっちぃ】さん [地上波(邦画)] 6点(2010-03-09 21:25:48) |
682.《ネタバレ》 ルパン最終回の時から、あのデザインのロボットがすっごくかっこいいって思っていて(ちょっと違うとこもあるけど)、それだけで当時は感動したものでした。宮崎作品の中では好きな方で、単純明快な冒険活劇なところが良いです。 【HAMEO】さん [映画館(邦画)] 6点(2010-02-02 16:11:10) |
681.よく「宮崎駿はもうラピュタのような作品を作れない」と嘆く声を耳にするが、それは勘違いというものだ。作家というものは作るからには全力投球、自分の思う最高のものを作らなければならない。そして最高のものを作ってしまったからには、次は全く別のアプローチでまた全力投球しなければならない。監督はお子様向けドンパチアドベンチャーの最高傑作を作ったと思う。でもラピュタ2はもういい。監督にはやはり大人も楽しめる傑作を作り続けて欲しいというのが時代のニーズというものだろう。 |
680.正直に言えば、ナウシカよりはメッセージが弱いと感じました。けれども気持ちよさはナウシカより上だと思います。「人がゴミのようだ」のセリフがよくとりあげられますが、あれは個人的には「第三の男」の観覧車のシーンのパクリとしか思ってません。個人的に気に入っているのは、当然お子様にも見せる作品であるのに、男たちがどうどう殴り合いを繰り広げ、そんななか女衆がどっしり肝が据わっていて、男女とも大らかに思えた点です。 【だみお】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-01-09 04:54:22) |