12.《ネタバレ》 トニーとデンゼルのコンビで列車映画って『サブウェイ123』の悪夢再び?みたいな感じで全く期待できませんでした。映画が始まった途端にトニーお得意の逆光&コマ飛び&カメラ動きまくりの毎度のアレで「あーあー、今回もかぁ」って。ところが、スゲー面白いでやんの。そりゃ、トニーらしくとっ散らかったカットがバラ撒かれている状態はいつも通りなのですが、とにかく今回は映画の視点にヘンなブレがありません。暴走している機関車を止める、ただそれだけに特化された物語が一直線にノンストップで突っ走っております。登場キャラが多いものの、全員が与えられた役割を果たす判り易さ(ヒーローはヒーロー、悪役は悪役、って)。ちょっとした事が段々と大事になってゆき、巨大なパニックを巻き起こしてゆく、そのエキサイティングな正統派映画的イベントっぷりが、ここしばらくの間、エメリッヒ製トンデモ系バカ映画くらいしか見るものがなかったパニック映画好きの溜飲を下げてくれました。踏切や高架や鉄橋やポイント、前から横からヘリコプターから、様々な列車映像が捉えられていて鉄分もたっぷり、映画史的に『カサンドラ・クロス』『大陸横断超特急』に比肩し得る列車パニック大作の快作。くそー、トニーのクセに生意気だぞ。お、覚えてやがれ! 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-01-09 15:29:23) (良:2票)(笑:1票) |
11.映画の内容について、特に深く考えること無く理解できるので観やすいが、そのため観た後に特に何も残らない。列車がメインの映画なので、人間ドラマが少なくてあまり感情移入が出来なかった。でもまぁパニック映画なので人間ドラマがどうこうでは無いことも分かっている。 列車が暴走するきっかけになった、オデブちゃん、最後まで役に立たなかったなぁ。ファーストフード業界へ転向というテロップに笑った。 【ひまわり】さん [映画館(字幕)] 5点(2011-01-09 14:02:36) (笑:1票) |
10.《ネタバレ》 物語そのものは実にシンプルなので展開も極力無駄なドラマを排しストレートなパニックものとして90分台に映画をまとめたのは好感を持ちました。主演が名優デンゼル・ワシントンですから、彼の存在感だけでもこのキャラクターの重みが感じられますのでOK!共演のクリス・パインも味わい深い存在感があり、なかなかの健闘振りでした。冒頭での職人達の仕事の些細なミスが後に障害として彼等に立ちはだかる所もいい意味でのイライラ感がつのって良かったです。暴走列車を止める対処そのものは大胆かつシンプルで単調になりがちですが、合間、合間に彼等の私生活のドラマが邪魔にならない程度に挟み込まれているので感情移入もスムーズで、彼等が危機を前に大胆な行動に出る時のハラハラ感がいい塩梅で出てると思いました(まぁ彼等の家族達のものすごい添え物的な見せ方は気にはなりましたが、潔くもあったかなと・・)。傑作とか名作の類ではないかもしれませんが、本編を『適度』にまとめて、『適度』な満足感を鑑賞後のお土産に出来たこの映画をとても好ましいと思いました。 潔さに8点献上します。 【まりん】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-01-09 13:48:13) (良:1票) |
9.《ネタバレ》 ○トニー・スコットとデンゼル・ワシントンのゴールデンコンビ。やはり外れはない。手堅くまとめられている。○個人的なことだが、「暴走機関車」を見た後だったので、ダブって見えた。○本筋のストーリーはテンポが良く、無駄がないが、ひねりに乏しく若干面白みに欠ける。○一方で、サブストーリーはベタな話。ここまで来ると感動させようとかないんだろうな。本当に飾り程度。 【TOSHI】さん [映画館(字幕)] 5点(2011-01-09 13:43:28) |
★8.《ネタバレ》 監督の前作「サブウェイ123 激突」が面白くなかったので、期待せずに観に行きました。前作と同様に円の動きでデンゼル・ワシントンを何度も映すので、まるで彼が列車ではなく、メリーゴーランドに乗っているみたいでした。前作は突っ込みどころ満載でしたが、今回は「事実に基づいている」のが大きな強みです。たとえば素人はそんなに難しそうではないので、ヘリコプターからの降下を再度行えば簡単に事件は解決するはずなのになぁと思ってしまう。でも「事実」では2回目のトライはしてないからという暗黙の了解を観客に押し付けることができる。観客としては暗黙の了解よりも、ヘリコプター操縦者の心理的ダメージが大きいだとか、もう一度失敗したら軍の体裁が悪くなるなど具体的な理由が欲しいところ。そうすれば、よりデンゼルたちへのプレッシャーだって強くなり、観客は手に汗握る。あと、軍のヘリよりマスコミのヘリの方がよっぽどすごい。マスコミのヘリはずーっとデンゼル・ワシントンに手が届きそうなくらいの場所で並走してるんだから。 【かんちゃんズッポシ】さん [映画館(字幕)] 5点(2011-01-09 09:48:10) |
7.《ネタバレ》 時間が経つことがこんなにも早いと思った映画はなかったかもしれません。それくらい画面に入り込んでいました。とにかく面白いです。 【ゆみっきぃ♪】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-01-09 03:12:34) |
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6.《ネタバレ》 イメージとしてはみんなで協力する『スピード』。 止める方法のアイディアが豊富で期待通りの面白さでした。 つっこむのは野暮なんですが、ひとつだけ言わせてください。TV局の対応がいくらなんでも早すぎます。 作中にも「TVに教えてもらうのか?」という上司のセリフがありましたが、全ての発端のメガネデブの写真の公開や、主人公が怪我したときに(穀物が散乱して良く見えないはずなのに)すぐに「負傷した模様です」って実況、なにより状況を説明するためのクオリティ高すぎなCGなど本当早い。 この事件で本当に優秀だったのは鉄道会社の英雄ではなくて、TV局の人間だったってオチなら最高でした。 【ヒナタカ】さん [映画館(字幕)] 7点(2011-01-08 23:13:05) |
5.《ネタバレ》 2011年の年明け映画として最高の作品でした!最高の娯楽作品!!とにかく”シンプル”で”スピーディー”な映画でした。中盤で間延びする事もなく、スタートからラストまで完全に時間を忘れました。 少々現実味がなかった点として、街一つ吹き飛ばす電車が横転するかもしれないポイントにあんなにギャラリーがいる事は不自然なよいうな・・・。いまどき怖いもの見たさに危険を顧みない野次馬なんて珍しくもありませんけど、あの数はちょっとと思いました。しかしマイナスと思ったのはそれくらいで、後は完ぺきなスピードアクションだったと思います。公開当日の朝、どこかのニュースのキャスターが「これは本物の『スピード2』よりも『スピード2』にふさわしい映画だ」と語っていました。私も鑑賞後同様の思いになりました。 ストーリーはどこにでもありそうな感じです。家庭に問題がある男2人は最初はいがみあうものの、暴走電車の件を聞き力を合わせるうちに友情と信頼が芽生えてき、それをたまたま目撃した家族との確執もなくなっていくという感じです。 この映画が他のB級と一線を画しているのは破たんのないストーリーとキャストの男気・話の展開のテンポの良さなのではないかと思いました。その点でこの映画は断トツで気持ちよく、変な言い方ですが爽快に見れたので気持ちよかったです。あとは、デンゼル・ワシントンさんが『サブウェイ~』の時よりだいぶ体型が痩せて(戻って)いたので安心しました(笑) 追記:公開すぐだったのでもちろん映画館での鑑賞だったのですが、重々しい重低音の効いたサウンドが、走る鉄の塊と化した暴走列車とカンペキにマッチングしていて、それにも感動しました!!映画館によって違いはあるかもしれませんが・・・。 【TANTO】さん [映画館(字幕)] 9点(2011-01-08 21:34:03) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 「マイ・ボディガード」146分、「ドミノ」「デジャヴ」127分、「サブウェイ123」106分、そして遂にトニー・スコットの映画は100分台をきった。「アンストッパブル」近年最速の上映時間99分。 ありとあらゆるアングルからカメラを構え、空撮、ハンディやクイックズームを活用し、動いていることそが映画であると、総てにおいてを「動き」として収め、そしてその総てをアクションで繋ぎ、一切の「間」を観客に与えない。子供は平和の象徴でありながらも同時に危機に直面する不安定さであり、野次馬は出来事の重大さと日常生活の中にある危機を表し、テレビと路線図は簡潔な説明の他の何物でもない。スクリーンに映し出されるものは総てが必要な情報だと処理し、途轍もないスピードで駆け抜ける。 暴走する列車を止める、たったそれだけの話だ。 徹底してそれだけだ。だから巻頭間もなく列車は直ぐに走り始め、エンドロール直前まで列車は止まらない。更にデンゼル・ワシントンとクリス・パインですら列車を止めるひとつの装置として処理される。彼らは「列車を止めることが出来る唯一の男たち」という装置だ。であるから、とにかく列車は走り出し、後から貼付けられるべたべたの人情劇があるが、はっきり言って本作に関してはそんなものは、トニー・スコット含め我々観客も殆どどうでもいいと思っている。更に言えば、労働環境がどーのとか触れるのだがそれもどーでもよい。これは鑑賞後「何も残らない映画」であって、考えることなどない。ただ最高に面白い映画がある、それだけだ。重要なことは列車が止まるのか、止まらないのかということだけ。この列車の周りで起ること総ては、この列車を止めようとするそれぞれの装置。ふたつの過失から始まるこの映画は誰をも悪として描かない。列車に追いつけない、いかにもドジでのろまな風体を醸し出したあの男ですら、悪としては描かれない。会社の上層部は自分達の立場としての態度であり、それは悪ではない。悪と対峙しない、刃物や銃器も登場しない、しかしあそこまでの激しさを演出するトニー・スコット。もはや他の追随などに関心など示さず、全く別の次元で映画を作っているとしか言いようがない。 【すぺるま】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-01-08 17:04:50) (良:3票) |
3.《ネタバレ》 列車を停めるだけの映画。構造がシンプルな作品はシンプルに楽しめるのが良い。本作はその典型です。比較的早い段階で暴走を始める列車がとてもエネルギッシュに禍々しく、休む暇もなくエンディングまで突っ走る。途中でいくつかの障害を蹴散らすシーンの迫力が長大な列車の運動エネルギーを感じさせ、大惨事への危機感を募らせる。動き続けているものがあるということが映画のテンポをスピーディに保ち、緊張感を途切れさせない。そこにバランス良く登場人物たちのキャラや事情を絡ませる演出はさすがにベテランの安定感。出演側もベテランと若手有望株の組み合わせが、そのままベテラン機関士と新米車掌という配置になっていて、映画好きには楽しい視点を提供してくれる。特に何も考えずに肩に力を入れてドキドキして、観賞後は残るのは爽快感。人間ドラマの深度を浅く保ったことが良い方向に作用しています。娯楽アクションとしてレベル高いと思います。 【アンドレ・タカシ】さん [映画館(字幕)] 7点(2011-01-08 00:25:45) (良:2票) |
2.イエーーーーーーイ!!!イッツァ、ハァーリウッドゥーって感じのベタな内容です。 家族との問題を抱えた主人公たちがトラブルをキッカケに和合する。 役立たずの警官達。足を引っ張るクソ上司。 そつなくまとまっております。 【幸志】さん [インターネット(字幕)] 5点(2011-01-01 03:51:31) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 上手いなー、デンゼル・ワシントン。彼の愛娘2人が「フーターズ」のウェイトレスという設定も結構いいスパイス。トニー・スコットのカメラワークは「サブウェイ123激突」以上に迫力あり、実話ベースという設定でさらにインパクト大。 |