245.派手なシーンは決してないけれど、アメリカ映画ってやっぱすげえな!って思いましたね。脚本ももちろんそうだけど、オフィスのセットやエキストラなど、かなり贅沢に使ってますね。そしてそれがちゃんと表現になっている。底力があるなあ。好きだったのは、おなじアパートの住人たち。誤解から主人公を責め立てるけれど、それでも優しく接してくれる面もある。無償で誰かのために動く人たちばかり。主人公も、そんな人物。けれど、最後の最後で、いままで持っていた最大の利己的な部分(出世)を捨てたときは「男」になったなあ!と思った(笑)。それに比べて職場の連中のクズっぷりったらないね(笑)。中盤のパーティーの場面で、「やがて電算機がホワイトカラーをエジキにする」というセリフがあるけれど、職場の連中もいずれ「エジキ」になり「利用」されてしまう世の中になるんだよなあ、と。そこで利用されない道を選んだ主人公には、現代から見ている自分もやはり爽快です。 【ゆうろう】さん [DVD(字幕)] 10点(2012-05-18 01:36:32) |
244.なんとも幸せな結末に気分が踊る!完璧な脚本と言われれば、そうだと思います、ただ、完璧すぎるとも思います。あまりにも丁寧に濃密に突き詰められているため優等生すぎるかなあと。素晴らしい映画だということには違いありません。 |
243.《ネタバレ》 (2009年映画メモより) 流石に素晴らしい作品でした。 観る前から既に面白いのとは想像してましたが、遥かにそれ以上でした。 主人公の男性はとてもヒョウキンで面白くて人柄に惹かれました。 歌いながらスパゲティを作る彼のブッ飛び様には大爆笑です。 テニスラケットを麺の水切りにしてしまうなんて、なんて素敵なんでしょう! ヒロインの女性はまたとても上品で繊細な美しさがあって良かったです。 ビリーワイルダー監督の映画を以前も一つだけ観ましたが、この映画もそうですが、観た後でこんなにも幸せな気持ちにさせてくれる作品を作れる人はなかなかいないのではないかもしれません。 幸せというか、なんだか心が温かくなったような感じです。 【ゴシックヘッド】さん [DVD(字幕)] 9点(2012-03-06 00:32:03) |
242.面白い設定と軽快なテンポでいいです。最後のフランの行動がちょっと唐突過ぎるかな。 【noji】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-02-26 00:34:40) |
241.ロマンチック・コメディーというよりは、ソフトなラブコメディー。 主人公のキャラ設定はあまりいいとは言えないが、コメディー色が強く笑わせてくれる。 出世か恋か? 主人公の切羽詰まった心情を中心に展開するストーリーはテンポもいい。 ヒロイン役のシャーリー・マクレーンがとてもかわいくて、ずっと彼女ばかり見ていた。 そういった意味では、設定も内容も男性向けの作品。全体的にアクがなさすぎるので、 できれば後半からラストにかけ、もうひと捻りドラマチックな展開でもあると、 もっと印象が良くなったと思う。主人公のジャック・レモンは、やっぱり苦手だな。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-09-13 01:28:08) |
240.娯楽としては楽しめました。さすが名作です。鍵の貸し借りっていうのもコメディーとして大変良かったです。ただ、主人公に全く共感できなかったので少し点数は低めです。 【アフロ】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-06-30 17:48:15) |
239.《ネタバレ》 さすが傑作。面白い。【ネタバレ注意】冷静に考えたら、あれだけ人数がいてしょっちゅう部屋を使うのであれば部下の部屋じゃなく専用の部屋を用意する方がマシなんじゃないかと思うけれど、そういう野暮な突っ込みを除けば素晴らしいストーリー。細かい伏線が、ちゃんと回収されているし、長めのカットできちんと演じている役者も凄い。 【mohno】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-05-25 21:56:42) |
238.微妙だった…。ただの恋愛ドラマって感じで自分には面白さがいまいち分からない。 【ケ66軍曹】さん [DVD(字幕)] 4点(2011-05-25 04:28:11) |
237.《ネタバレ》 映画の初めの方こそ、出世のために自分の部屋を上司に貸すなんてひどい奴と思ったが、徐々に惹きつけられていった。この映画はコメディであるにもかかわらず、実に丁寧に作られた映画であり、ラブロマンスとしても優秀だと思う。 笑いの中に細かな細かな心遣い配慮があり、それが積み重なって、ラストのフランがバドの元へ走るシーンにつながってくるのだと思う。いやあ、めでたしめでたし。監督のビリー・ワイルダーは脚本家としてもすばらしい。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 9点(2011-04-20 17:31:41) |
236.コメディとしても面白いですし、ロマンスとしても甘い物語になっていますし、ドラマとして人生の厳しさを見せてくれます。普通の人を主人公にして、こんな物語が出来るとは、ビリー・ワイルダー恐るべし。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-03-04 23:07:20) |
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235.《ネタバレ》 子供の時に観た時の方が、もっと面白かった気がするのは何故だろう? 純粋だったからかな・・・ もちろん今観ても、ライトな感じの洒落た名作だと思います。 【ぐうたらパパ】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-02-27 14:33:02) |
234.《ネタバレ》 愛すべきひょうきんで誠実な主人公を見ていると、自然と感情移入してしまった。 今見ると"ベタ"なストーリーなんだけど(この当時でもそうかな?)、善良な純朴男が逆転を決める映画はいつ見ても面白い。 ただの優男から、芯の通った男になるラストは、本当に心を温めてくれた。 最後のヒロインのセリフが心地良い! 【タックスマン4】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-01-19 17:34:52) |
★233.《ネタバレ》 とにかく脚本が良い。伏線が利いてるし、それが小道具だったりでなんかシャレてる。設定の割には品があって不快な感じは無いが、ただ最後の方は流れについていけなかった。フランの心の移り変わりがわからない。バクスターもなんだか可愛いやつでめでたしめでたしな気もするが、上司に不倫の場を与え出世を目論む狡賢いやつというのが頭に引っ掛かる。まあでも台詞や演技も味わい深いし、次見るときは違った見方ができる作品だと思う。 【さわき】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-01-01 22:22:04) |
232.《ネタバレ》 隣人とは仲良くしておこう。という一言で片付けていいくらいの都合良すぎる話と思う。ただここは役者・演出・脚本の三拍子がそろっている分あざとらしさ、嘘くささが感じられないのが上手いところ。ワイルダーの手にかかれば割れたコンパクトも、テニスラケットもシャンパンも帽子もひからびたパスタでさえ魅力溢れる小道具に早変わり!「蛍の光」がこれほど印象的に使われている映画はない、という事もあげとこうかな。ラブコメディの古典。 【Nbu2】さん [映画館(字幕)] 8点(2010-12-26 19:01:10) |
231.《ネタバレ》 アイディアが面白かったです。中盤失速してコメディとしてはややテンポが悪かった印象ですが、終盤の主人公の切なさにはホロリとさせられました。 ヒロインはけして華がある美人ではないけど、目立ちすぎず可愛さがあってよかったと思います(一般の日本人男性にはストライクなキャラでは?^^;) 最後の銃声(のような音)・・・そんなまさかねぇ、と一瞬心配になってしまいましたが、やっぱりそんなことはないですよねぇ(^^; 【午の若丸】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-12-12 19:48:37) |
【Balrog】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-12-08 23:38:53) |
229.少々強引だが、すべてラストが帳消しにしてくれる。 50年前の作品とは思えないほど。 【ナラタージュ】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-11-23 01:11:37) |
228.《ネタバレ》 不倫の逢引き場所として上司に自らのアパートの一室を貸すという設定が面白いです。ハチャメチャ恋愛騒動。20代後半、若き日のシャーリー・マクレーンは華がありますね。 【獅子-平常心】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-10-17 15:10:25) |
227.「バカな男とダメな女の物語」っていったら、日本の演歌にも通底する普遍的なパターン。我々が一番好きなフォーマットかもしれん、って言ったら大げさっすね。よかった。 【なたね】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-09-13 17:38:09) |
226.主人公は大手保険会社のしがないサラリーマン。上役の不倫の場所として自らのアパートを提供し、出世の口利きをしてもらっているという設定は、少々強引だし、かと言ってそこにインパクトがあるかというと、そうでもない。 ストーリーのプロット自体は、「安いラブコメ」と言ったところだ……。 ただし、圧倒的に素晴らしい映画だった。「名作」の名にふさわしい。 主人公も含め、登場するキャラクターの人間性が魅力的だというわけでもない。 むしろ、揃いも揃って、狡くて、愚かで、滑稽だ。 でも、そういう部分こそ、すべての人間が共通して持つ“人間らしさ”だと思う。 その決して格好良くない人間の有りのままの姿を、きっちりと描写していることが、この作品の最も素晴らしい部分で、多くの人たちに愛される映画である所以なのだろう。 気まぐれで意地悪な人間関係の中で、右往左往する主人公にふいに舞い降りるハッピーエンド。 それはあまりに唐突のようにも見えるけれど、人生の転機なんてものはそんなもので、喜びも哀しみもいつだってふいに訪れる。 人間の営みの儚さと、だからこそ生まれる素晴らしさを巧みに描いた傑作だと思う。 【鉄腕麗人】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2010-08-22 23:49:25) |