ドン・キホーテ(1933)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ドン・キホーテ(1933)

[ドンキホーテ]
Don Quichotte
1933年上映時間:82分
平均点:7.00 / 10(Review 3人) (点数分布表示)
ドラマアドベンチャーモノクロ映画小説の映画化
新規登録(2007-01-18)【ミスター・グレイ】さん
タイトル情報更新(2015-11-05)【ESPERANZA】さん
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監督G・W・パプスト
キャストフョードル・シャリアピン(男優)ドン・キホーテ
原作ミゲル・デ・セルバンテス
脚本G・W・パプスト
音楽ジャック・イベール
製作G・W・パプスト
あらすじ
ドン・キホーテは騎士道物語に熱中し散財、家族や周囲の人々を心配させていた。だが彼の熱は冷めるどころか高まるばかりで、ついに自らが騎士となり忠実なる従者サンチョを連れて不正を正すための旅に出るのだった・・・。  今日の小説は全て何らかの形で影響を受けているとまで言われるセルバンテス原作『ドン・キホーテ』の映画化作品。
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3.「ラ・マンチャの男」の原点を探るべく、「ドン・キホーテ」を鑑賞。前者がミュージカルだったので、後者は純粋の小説映画化かと思ったら主役は何とシャリアピン、私が子どもの頃蓄音機のレコードで聴いた名歌手だ。映画の中でも本格的な歌を聴かせてくれたのには大変驚いた。映画としては少し物足りないような気もするが、「ラ・マンチャの男」にはない原作の一部分を見られたのが良かった。
ESPERANZAさん [DVD(字幕)] 6点(2015-09-01 19:38:24)
2.ドンキホーテって、周囲の迷惑を受ける側から見ると、サイコ・ホラーになるな。『タクシー・ドライバー』は、かなりはっきりドンキホーテ物語だった。でもこの映画は、彼を怪物視しているわけではない、全員が騎士道時代の風俗に扮するあたりのシーンはワクワクし、それは何から来るのかというと、周囲は狂った老人を騙しているつもりでも、しかし老人の妄想の世界が伝播してしまっているようにも見え、そういう妄想力にこの映画の観客も少なからず共感しているからだろう。ラストでは焚書された本が逆回しで蘇ってくる、妄想する自由を封じ込めるなんて、できっこないという表明だ。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 7点(2008-12-15 12:06:40)
1.《ネタバレ》 ドン・キホーテの物語を読むと悲しくなる。誇大妄想にしても理想や夢の敗北に思えサンチョと共に涙してしまう。本作は短時間なので簡略化され構成も変えられているが、原作ではコミカルな焚書シーンをラストに持ってくることにより正気と死が表裏一体に描かれ極めて深刻な場面へと変容し、小説よりも脆弱なドン・キホーテの姿に一層悲しみが募る。当然、狂気の沙汰のドン・キホーテもしっかり描かれており、敵と見立てた袋を剣で突くシーンや羊を襲うシーンには恐怖感を覚える。有名な風車に突っ込むシーンも圧倒的なダイナミズムで描かれドン・キホーテの敗退を決定付け、真面目に信じきる彼の元気溢れる姿と最後の茫然自失の姿、さらには嘲笑する大衆との対比が騎士の世界が夢物語であることを明確にしている。どこまでも忠実なサンチョを演じる役者さんも優しさが伝わってきて素晴らしい。
ミスター・グレイさん [DVD(字幕)] 8点(2007-01-19 17:44:53)
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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 7.00点
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100.00%
200.00%
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400.00%
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6133.33%
7133.33%
8133.33%
900.00%
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