シモーヌのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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シモーヌ

[シモーヌ]
S1M0NE
(SIMONE)
2002年上映時間:117分
平均点:6.36 / 10(Review 84人) (点数分布表示)
ドラマSFコメディファンタジー
新規登録(2003-10-05)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2012-10-28)【ESPERANZA】さん
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監督アンドリュー・ニコル
助監督ニコラス・マスタンドレア
キャストアル・パチーノ(男優)ヴィクター・タランスキー
レイチェル・ロバーツ〔1978年生〕(女優)シモーヌ
キャサリン・キーナー(女優)エレイン・クリスチャン
エヴァン・レイチェル・ウッド(女優)レイニー・クリスチャン
ウィノナ・ライダー(女優)ニコラ・アンダース
プルート・テイラー・ヴィンス(男優)マックス・セイヤー
イライアス・コティーズ(男優)ハンク・アレノ(ノンクレジット)
ジェイソン・シュワルツマン(男優)ミルトン
クリス・コッポラ(男優)
レベッカ・ローミン(女優)フェイス(ノンクレジット)
ジム・ラッシュ(男優)Studio Executive #2
菅生隆之ヴィクター・タランスキー(日本語吹替)
日野由利加シモーヌ(日本語吹替)
唐沢潤エレイン(日本語吹替)
園崎未恵レイニー(日本語吹替)
伊藤健太郎【声優】ハル(日本語吹替)
沢木郁也マックス・セイヤー(日本語吹替)
脚本アンドリュー・ニコル
音楽カーター・バーウェル
挿入曲サミュエル・バーバー"弦楽のためのアダージョ"
撮影エドワード・ラックマン
製作アンドリュー・ニコル
ダニエル・ルピ(共同製作)
製作総指揮マイケル・デ・ルカ
リン・ハリス
配給ギャガ・コミュニケーションズ
美術ヤン・ロールフス(プロダクション・デザイン)
衣装エリザベッタ・ベラルド
編集ポール・ルベル
録音リチャード・キング[録音]
字幕翻訳松浦美奈
その他ダニエル・ルピ(ユニット・プロダクション・マネージャー)
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84.《ネタバレ》  こんな映画、シモーヌを演じる女優さん次第では観ていられない代物になりそうなのに、ちゃんと「世界中が熱狂するほどの美女」としての説得力があって、立派に作品として成立しているんだから凄いですよね。

 シモーヌ役のレイチェル・ロバーツは、現在アンドリュー・ニコル監督の妻となっているそうで、結果的に親馬鹿ならぬ「旦那馬鹿」的な映画となっているのも、何だか面白い。
 撮影当時から恋仲だったかどうかは分かりませんが、そんな関係性の二人だからこそ、監督側は「シモーヌ」を魅力的に描き、女優側は艶やかに「シモーヌ」を演じる事が出来たんじゃないかな、と思いました。
 
 勿論、主演のアル・パチーノも良い味を出しており、実在しない女優に振り回される映画監督の役を、見事に演じ切っていましたね。
 特に終盤、シモーヌ殺害容疑で警察の尋問を受ける件なんて、演技一つで作品のカラーをがらりと変えてしまったかのような迫力があり、流石だなと感心。
 個人的には、ここの主人公が追い詰められる件は無理矢理過ぎるというか(ハッピーエンドの前振りとはいえ、悲壮感を出し過ぎたんじゃない?)と、少々気持ちが冷めてしまったりもしたんですが……
 それでも決定的な違和感を抱くに至らなかったのは、やはりアル・パチーノの演技力あってこそ、なのだと思います。

 あとは、ラストの「政治家を目指す」オチが微妙に思えた事。
 シモーヌに黒子(?)を付け足す場面が伏線かと思ったら、そうでもなかった事。
 日本の新聞記事だと「シモン」になってたのが気になる事とか、難点はそのくらいでしょうか。

 ニコル監督の作品らしく、ビジュアルセンスも光っていたし、脚本についても御洒落な笑いが散りばめられていて、面白かったですね。
 シモーヌを消去する場面での「主人公が泣いているからこそ、シモーヌも泣いている」場面にはグッと来るものがあったし「たった一人より、十万人を騙す方が簡単だ」という台詞や、シモーヌが唄う曲の歌詞なんかも、皮肉が効いていて素敵。

 また、このストーリーの場合「シモーヌの元々の開発者はハンクなのに、主人公は手柄を一人占めにした」という印象を抱いてしまいそうなのですが、ちゃんと随所に「ハンクに感謝する場面」が挟まれており、反発を抱かずに済むよう配慮されているのも嬉しかったです。
 こういう「主人公を嫌な奴にしない」バランス感覚って、映画作りではとても大切だと思いますからね。

 自らが生み出した存在に、段々と恐怖を抱いていく「フランケンシュタイン・コンプレックス」も丁寧に描かれていて説得力があったし、皆がシモーヌに夢中になる中「シモーヌよりもパパの方が好き」というスタンスだった娘が、最後の最後で主人公を救ってくれる展開なんかも、実に気持ち良い。

 (ラストシーンの後は、シモーヌの可愛い「坊や」が成長し、子役や男優になって世界を虜にするのかな?)
 (父親がシモーヌを演じたように、娘が彼を演じてみせるのかな?)
 なんて妄想まで出来ちゃう、楽しい映画でありました。
ゆきさん [DVD(吹替)] 7点(2019-12-10 02:36:38)(良:1票)
83.CG女優とは恐れ入った。アイデアが良く実におもしろい。ただシモーヌがそんなに魅力的かは疑問、私としては娘役のエヴァン・レイチェル・ウッドの方が清純で可愛く見えるけど・・・。ところでシモーヌはシミュレーション・ワンの省略形なのか、映画の中でもIは1、Oは0になっているのがいかにもコンピュータ的。
ESPERANZAさん [DVD(字幕)] 7点(2014-09-11 03:39:09)
82.CGのシモーヌがいつバレるのやらと観ていたら、違う方向に驚倒した。

1号機にしてはできが良すぎる。
SIM7ぐらいにすべきか。
たこちゅうさん [DVD(吹替)] 8点(2012-05-22 21:30:26)
81.例えば世の中に存在する様々な情報操作や仕掛け人に踊らされるマスコミや熱狂する大衆の滑稽で皮肉を込めた描き方や、そんなマスコミに追いかけられシモーヌの秘密保持のため誤魔化し逃げ回るいつもとは全く違うコミカル・パチーノの演技も楽しい映画でした。特にクルマの中で隠れながら電話するカッコ悪すぎるパチーノの姿には爆笑でした。いつものパチーノと違うギャップは確かに面白かったですが、個人的にはシモーヌの秘密保持のために誤魔化し続ける姿よりも、やはり白でも黒と大声で自信満々に言い張ってしまう、パチーノにはこんな男であってほしいと思うのです。
とらやさん [DVD(字幕)] 6点(2010-08-21 18:03:12)
80.ネタはとってもおもしろい んですが
アンドリューニコルが監督するべきではないな~ って
思って見てました。

まあ製作も脚本も本人なんだから
ホントに作りたかったんだろうけど
ちょっと、なんか残念だったです。

いや、ネタはおもしろいんですけどね!
Peccoさん [映画館(字幕)] 5点(2010-07-20 22:51:13)
79.《ネタバレ》 アンドリュー・ニコルのコメディセンスが冴えた一品ですね。なにが可笑しかったと言えば、ウィノナ・ライダーのセルフパロディ的な演技ですね。彼女はコメディエンヌのセンスがいいので、今後もこの線で行って欲しいです。CGプログラムで俳優キャラを創造するアイデアは今観ても古臭くなっていませんし、PCでシモーヌを造るプロセスもなかなか良く作り込まれているのではないでしょうか。ただ好みがあるでしょうが、自分にはシモーヌが理想的な美女とは感じられなかったのですが…。
S&Sさん [DVD(字幕)] 8点(2010-06-19 01:24:00)
78.《ネタバレ》 まぁ、冷静に考えればムチャなストーリーですが、かなり面白かった! シモーヌも美人だしアルパチーノもすっごくいいね クスッと笑えるとこも多くて○ 人気が出過ぎて評判を落とそうとするけど逆にどんどん人気が出て・・・意外にそういうものかもしれませんね~ ちと残念なのは、あんなに簡単に「復活」するかなぁ(ウイルスディスク抜いただけ?)まぁコンピューターは詳しくないのでそういうことなんでしょう(!?w) ちょっといい映画見っけた感ありますデス
Kanameさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-06-09 08:11:12)
77.アル・パチーノの演技が光っていた。落ちはちょっとちゃちだったが、、、
HRM36さん [DVD(字幕)] 6点(2009-12-31 16:18:15)(良:1票)
76.アル・パチーノがこんな演技ができるとは思っていませんでした。最高に楽しめました
jibuchiさん [試写会(字幕)] 10点(2009-07-19 01:12:43)
75.《ネタバレ》 アンドリュー・ニコル監督の作品はどれも好きだが、この作品も期待を裏切らない出来だった。この監督がうまいところは、ちょっと笑えないレベルの話すらも笑いに変えられるユーモア精神、人物造詣とストーリーテリングの妙、それに印象に残るシーンを作り出すことができるところである。また、基本的に、話の展開が控えめでやりすぎないところもよい。
本作もアクの強いアル・パチーノをうまく使って嫌みのないハートフル・コメディに仕上げている。彼が演じるヴィクターの深い悩みは映画界だけにとどまらず、様々な世界で働く才人に共通した悩みであろう。使える奴がいない⇒作り出したい。ヴィクターはその夢をかなえるのだが、最終的には人間とのコミュニケーションを求めざるを得ない。ラストシーンにはその素晴らしさが溢れており、逆説的な人間讃歌に仕上がっている。元妻役、娘役の好演も光った。特に娘はすごくかわいらしく、エヴァン・レイチェル・ウッドの名前は覚えておこうと思った。
現実的には、映画監督ヴィクター一人でシモーヌの演技全てを作り出すなんて絶対無理に決まっており、土台無理があるストーリーなのだが、一編の寓話としてみると、非常に面白い。ニコル監督の近況としては、ダリをモチーフにした作品の次には、お得意のSF映画が控えていると聞く。ますます目が離せないのだが、最もびっくりしたのはこの映画の後、シモーヌ役のレイチェル・ロバーツと結婚していること。なかなかやりおる…。
枕流さん [DVD(字幕)] 8点(2009-02-14 14:45:43)
74.トゥルーマンショーの監督で、CG女優を本物の女優として世に出してしまうという、これまた方向性の同じような話ですが、これが意外と面白かったです。
かなり無理のある話ですが、じわじわと右肩上がりに話が面白くなってくるので最後までひきつけられます。特に終盤は話が意外な方向へ展開して、どうなるんだろうかと思わせてくれました。
すべからさん [DVD(字幕)] 8点(2008-05-07 18:16:51)
73.《ネタバレ》 シモーヌとは、アル・パチーノ演じる売れない監督が操作して作ったCG美女。それが思わぬ大ヒット!!必死にCGを隠す様が、今までのアル・パチーノ作品では見ないような役どころでハートフルコメディといった感じ。ラストの娘が操作するよりは本物の人間が出てきたほうが、良かったかなぁ( ̄~ ̄;)
うさぎ大福さん [DVD(吹替)] 6点(2008-01-25 01:22:06)
72.着想は面白いし、破綻展開も愉快・・・解決がどうにも説得力を欠き、取って付けたようなもので残念。
確かもっとドタバタ・コメディになるのを期待して劇場に行ったけど、思ったより地味で退屈した記憶がある。
カラバ侯爵さん [映画館(字幕)] 4点(2007-12-05 07:33:32)
71.《ネタバレ》 アカデミー賞授賞式で言うはずのセリフをなぜ言わなかったのかというシーンからシモーヌが意思を持って暴走するのかと思ったのですが、そうでもなくなんだったのでしょうあのシーンは?。話がまだまだ膨らんでも良かったのにあっさり終わってしまってもったいない。シモーヌを作る過程もあると良かったなあ。自分もシモーヌが最高の女優には見えなくて入り込めず残念。
pokobunさん [DVD(字幕)] 5点(2007-01-23 22:26:58)
70.ヒート、インサイダー、セルピコ、ゴッドファーザーあたりを連続で見てから見るとアル・パチーノが物凄く可笑しく見えますよ。
DVD特典の未公開映像が本編に入ってたらイメージが変わったと思うけど、長すぎだったろうなぁ。。(笑)
AIRSさん [DVD(吹替)] 7点(2007-01-22 17:43:58)
69.《ネタバレ》 アル・パチーノをはじめ俳優たちの演技のレベルは脇役を含めてとても高い。
ストーリーも凝っていて面白かった。最後の子役がシモーヌを復活させるのはちょっと無理がある。ラストの政治で終わるのもちょっと残念。でも、チキンパイは最高。
NAONAOさん [映画館(字幕)] 9点(2007-01-07 06:21:28)
68.面白かった。マスコミとか大衆に対する一種の風刺映画だった気がする。こう見ると、踊らされてるんだなぁ、私たち一般大衆は。アルパチーノがよかった。
あしたかこさん [DVD(字幕)] 6点(2006-08-15 14:44:53)
67.ネタはいいんですが、後半グダグダしていて残念。なんか毒にも薬にもならないような話になってしまいました。前半では、タランスキーが、シモーヌが泊まったとみせかけてホテルのシーツなどを乱したりする場面が特に良かったです。その後を追っかけてくる雑誌記者がなおいい(笑)。
ゆうろうさん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-07-16 15:26:54)
66.21世紀版『トッツィー』とでも言いましょうか。今回は女装どころか、実在しないCGバーチャル女優。まーさすがに、多分に荒唐無稽なコメディタッチの映画、ではありますが、ハリウッドのダメな現状を小馬鹿にし、色んな人を敵に回しちゃいそうな、はたまた、ついでに自分の首も締めそうな、思い切った映画でもあります。「俳優なんて実はCGでもいいんじゃないの~」と言うにとどまらず、「肥大化しシステム化されきった映画産業なんて、所詮、実態の無い幻影じゃないのか」、と、問題は深し。それを、まあ一応、笑って飛ばせるかな、という、ギリギリ角の立たない映画に仕上げて、楽しませてくれます。いや実際、アホらしくて楽しい映画。ストーリー的には、落としどころが無くて困ったのかな、と思わせる、いささか張り合いの無い展開ですが・・・。映像的には、背景を赤や緑の単色に染めてみたりして、ちょっと非現実感を加え、荒唐無稽な内容にマッチしておりました。またコレを観ながら、読む必要のない裏を読んでみるのもまた楽し、「このシーンの背景もCGではないのか」「このシーンの群集も実在しないCGではないのか」「そもそもこの人は本当にアル・パチーノ」なのか、等々。
鱗歌さん [DVD(字幕)] 7点(2006-02-19 22:20:00)(良:1票)
65.《ネタバレ》 「監督」とは何か、「俳優」とは何か、をスタートラインにして、最終的には「人間」とは何か、まで描こうとしたのではないか。
作品が認められればそれで満足できるのではなく、自分自身が認められなくては満足できない。そういう「人間」としての性が描かれていたと思う。
今は若干違うような気がするが、映画が成功すれば、俳優のおかげであり、駄作に終われば、全て監督の責任という時代もあった気がする。
その他にもメディアの恐ろしさということも描かれていた。メディアの大きな渦に飲みこまれて、架空の存在が一人歩きして、製作者本人ですら止めれなくなっていく恐怖は見事だった。
六本木ソルジャーさん [DVD(字幕)] 8点(2005-12-19 01:13:09)
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【点数情報】

Review人数 84人
平均点数 6.36点
000.00%
100.00%
200.00%
344.76%
478.33%
51315.48%
62023.81%
71922.62%
81517.86%
944.76%
1022.38%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review5人
2 ストーリー評価 6.66点 Review6人
3 鑑賞後の後味 6.60点 Review5人
4 音楽評価 7.60点 Review5人
5 感泣評価 4.66点 Review3人
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