7.《ネタバレ》 これは「友だちの恋人」と同じくらい好きになった作品です。
四つの冒険」と言っても本当に冒険するのではなく、小説のような刺激的な四つの出来事からなる物語。
青の時間の自然の美しさ、庭での食事やら牧歌的な雰囲気にとにかく浮世離れしているようでいて幻想的、カフェのボーイではとにかう店員が横柄!なんだこいつは!とか思ってたら古参店員でもなんでもなく日雇いのバイトかよ!と言うやりとりはコメディ的でありなんだかんだ面白い。
物乞いと窃盗常習犯と女詐欺師はお互いの信念や道徳感を喧嘩腰とはいえ嫌な感じではなくぶつけ合い、でも結局自分が状況に陥るとあっさり宗旨替えをするという未熟さゆえの不安ん低さというかなんというか。
そして絵の売買ではひたすら喋りまくるというお決まりのパターンで相手を言いまかす感じ、なんだか好きです。
お互いに不完全ながらもどこか魅力のあるれねっとミラベルのやりとりがとにかく面白く、最後までとても楽しく見ることができました。