22.《ネタバレ》 もういかにも足がつきそうな、凝ったアリバイ作りの仕掛け。頭のよい人がついやってしまいそうな感じです。自己顕示欲に負けて、自供してしまうのも、頭のよい人がやりそうな感じです。ラスト、すがるような思いで、コロンボにIQテストのようなことをするのも、頭の良さそうな人の感じ。頭良さそうあるある満載でしたね。お前の頭よさげアピールはもう沢山なんだよ、って言いたげなラスト近くのつっけんどんなコロンボが好き。しかし、ホントに頭のよい人は、殺人を起こさないでしょう(なんだそれ)。 【なたね】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2019-01-25 17:44:41) |
21.《ネタバレ》 銀貨のクイズに勝ったコロンボと対決した犯人の心理状況がよくわかりました。 彼は久々の……もしかしたら生まれて初めてゲームを楽しんだのかもしれません。 もはや証拠は分かっているコロンボに自供してしまい心酔する犯人。 そこへ掛かる一本の電話。 それは悪妻からの本当の愛の告白でした。 「残念ながら、お前には私はいらなくなったよ。さようなら」 後の祭りです。 犯人が虚しかったです。 ところで「私の推理聞いて!」とコロンボに迫ってきたクラブの少女、キャロラインが可愛かったです。 【クロエ】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2017-06-29 22:15:22) |
20.やはりこういう巧妙なトリックを仕掛ける知能犯と警部の対決は面白い。 犯人の高いプライドを巧みに操り墓穴を掘らせる。心理戦の達人コロンボらしい決着も鮮やか。 そして決着がついた後、警部のIQの高さを認め、警部をテストする犯人。 その犯人の期待通りに警部はいとも簡単に正解を導き出す。 実に穏やかなラスト。鑑賞後はこのシリーズらしい味わいのある余韻を残してくれる佳作です。 【とらや】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2017-06-26 19:18:03) |
19.《ネタバレ》 天才たちのどこかいびつなキャラがストーリーにうまく生かされている。 メンバーが殺されたのに推理ごっこを楽しむかのような天才たち。 ラストの自白も天才ゆえのプライドの高さをコロンボに利用されたから。 天才には悪妻が付きもの。 ソクラテス、モーツァルト、トルストイ――天才は悪妻が作るという言葉もあるように、犯人の妻も浪費家で、そのせいで横領に手を染め、挙句にバレそうになって殺人を犯すはめに。 それなのに、夫に横領の告白をされても「私、ビジネスのことは何もわからないわ」と平然と言ってのける、まさに悪妻の本領発揮。 金貨の論理パズルが面白く、類似のクイズを探して解いてみたくなる。 【飛鳥】さん [DVD(吹替)] 8点(2013-11-25 19:53:14) |
18.知能指数の高い犯人ということで、凝ったトリックに見応えあり。 クラブハウスでのシーンが多く、あまり場面が切り変わらないのも観やすい。 コロンボも閃きと洞察力で犯人を追いつめるが、ラストは天才らしくない凡ミス。 まあここはコロンボのファインプレーということで、全般的には面白いエピソードだった。 【MAHITO】さん [DVD(吹替)] 5点(2012-07-27 05:48:58) |
★17.《ネタバレ》 この作品のトリック、IQの高い人が考えたという設定通り、子供の頃、初めて見た時は「わー、すごいトリックだっ!」とワクワクしながら見ていました。話そのものは、ちょっとピントがボケたようなところはありましたが、でもラストの「違う!こうやったんだ!」と犯人に言わせるシーンは最高に面白かったです。 【ramo】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2011-10-13 19:09:38) |
16.天才犯人vsしたたかコロンボの、完全な出来レースみたいな作品とはいえ、解決シーンは気持ちイイ。 【aksweet】さん [DVD(吹替)] 6点(2011-09-08 00:21:28) |
15.《ネタバレ》 天才は凡人が気づかないことに気づいたり、わからないことを簡単に解明したり異常な能力を発揮する。しかし逆に誰もがわかる簡単なことがわからなかったりもする。それゆえ人間関係も不自然になるのだろうか。 被害者と犯人は友人ではあるが、片方は馬鹿にされ虐げられている。普通それでは友人関係は壊れてしまうのだが、いとも奇妙である。また片方の不正を知ったら忠告し思いとどまらせようとするはずだが、それもなく犯罪が起こってしまう。 トリックは天才らしくずば抜けている。しかしコロンボの推理にまちがいがあると思わず墓穴を掘ってしまう、これまた奇妙である。 奇妙と言えば、クラブの他の仲間も突飛な推論をする。唯一まともなのは最小年の天才少女、年齢が若いだけに考え方も柔軟なのだろう。 ところでこの映画にもなっている序曲、チャイコフスキーの作品であることは触れられているが、曲名は何だろうと調べてみた。「ロミオとジュリエット」らしい。 【ESPERANZA】さん [地上波(吹替)] 5点(2011-07-15 05:31:09) |
14.《ネタバレ》 何も殺さなくてもよかったんじゃないだろうか。なんだかんだいっても犯人と被害者とはよき親友なんだし、横領の事実も黙っててくれたような気がする。まぁそれでも殺さざるをえなかったのは、推測すればバレたからと言って横領をやめるわけにはいかなかった可能性が高いし、そうなるといかに親友とていつまでもいつまでも黙っててくれるわけはないだろう……という犯人の読みがあったのかもしれない……んだけど、被害者の秘書はほっといていいのかという疑問が出てきてしまう。しかも出世させずに飼い殺しするつもりって、そんなことしたら会社辞めてチクられちゃうよ?? それにしてもややこしいトリックで、よくこんなことを思いついたと思うが、シグマ協会のメンバーたちは天才だという触れ込みの割には誰一人としてまともな推理をしてくれない。ラストの見事な追い込みは天才のプライドを利用したコロンボ一流のトリックだが、犯人があっさり降参してしまうのがちと気にかかる。妻のために横領したという話だったのに「お前がいらなくなった」と突っ放してしまうのは、どこかで(知的にもそんなに高くないと思われる)妻を憎む気持ちがあったのではないだろうか。この女のために親友を殺す羽目になってしまった……というような。あともう一つだけ。コロンボがキャロラインに「君は頭がいいだけでなくてチャーミングなお嬢さんだ」という場面がいかにもコロンボらしい優しさを見せて微笑ましかった。コロンボは決して嘘をついたわけではない。本当にコロンボにはチャーミングに見えたからそう言ったのである。私はそう思う。 【空耳】さん [地上波(吹替)] 6点(2010-07-18 06:15:48) |
13.冒頭、ニコニコしながら仕込みしているから、この人は犯人じゃないんだろう、と勝手に思ってしまったら、思いっ切り犯人だった。70分強ということで短めだったせいか、アッと言う間に終わってしまった感あり。面白かったんだけど、どうも本筋と別のところに気が行ってしまった。あの金貨の謎解きとか、あのウエイトレスどっかで見た顔だとか、あのチャイコの曲何だっけとか、あのプレーヤーは後のカセットテープの頭出しと同じなのかなとか・・・。金貨の謎、そっか~、なるほど、カミさん、さすが。ジェイミー・リー・カーチスか、そうか! ええっとこれは「ロミジュリ」だ(よね?)、そうそう。やっぱ頭出しと同じだよな。・・・などと思っている間にラストシーンで犯人が自らトリック披露(しかも興奮して絶叫)していた、という次第。なんか味わい切れずじまい。もう一度DVDで見直した方が良さそう。 【すねこすり】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2009-12-04 15:45:30) |
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12.《ネタバレ》 今作で「頭が良い事」について考えさせられました。IQだけで頭の良さのみならず人間の優劣も測り常に他人を見下す犯人が、刑事になった経緯を語る警部との最後の対決で、我を忘れて口走ってしまった事に、一瞬「こんな事が起こり得るのか」とあっけにとられましたが、頭の良さの質の違いがもたらした結末なのだと納得しました。 |
11.犯人のプライドをくすぐるという、鮮やかな展開がよかった。 【HK】さん [地上波(吹替)] 6点(2006-01-04 23:02:45) |
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9.やっぱり、ジェイミー・リー・カーティスだったんですね。あの感じの悪いウェートレス。ドーナツを持ち込んで没収され、ドーナツを注文には笑ってしまいました。 コロンボの知能指数ってどれぐらいなんでしょうか?犯人より高いのは確実です。 【JEWEL】さん 7点(2005-02-11 00:57:58) |
8.犯人の天才ゆえの落とし穴、自分こそが選ばれた人間であるという高慢さが自ら墓穴を掘ることとなる。どんな天才であってもプライドを傷つけられ激昂した状態では罠にはまってしまう人間臭さが良いです。コロンボとパズルの天才のカミさんのⅠ.Qはいったい幾つなんでしょう。 【亜流派 十五郎】さん 8点(2004-08-10 19:14:04) |
7.おっ!こちらですか?コロンボファンが大勢集まるという部屋は・・・(笑)お邪魔します!そして皆様よろしくお願いします。 さてさて、この作品も名作ですねぇ。コロンボが犯人に敬意を抱いて、勉強する(クイズを解く)という行為でもって犯人と対等な関係に持ち込むというのは、「別れのワイン」におけるコロンボと犯人の関係に通じるものがありますね。 また、天才だけあってその仕掛けたトリックも凄いですねぇ。辞書を落とした音があんなにでかいのかはちょっと疑問だったけど、銃声の音のトリックは素晴らしい!これは最後まで観客にも伏せてくれているので、謎解きを楽しめます。そうそう、自殺説を唱えていた人の推理は面白かったなぁ、伸縮自在のゴムを使って銃を飛ばしたというね。いくらなんでも無理ありすぎでしょう。あの人も天才だったっけ?とても世界の2%とは思えない(笑) <注:ここからネタバレ> さて、なんと言ってもこの作品の魅力は、犯人対コロンボの対決が存分に味わえるということでしょう。全てのトリックを見破ったが、決め手のないコロンボはいちかばちかの賭けに出たんですねぇ。犯人が忌み嫌っているクラブの仲間を持ち出すことによって、そんな奴には解けるはずがない!と逆上させたんですね。「君にそんなたわごとを信じさせた奴は救いようのない馬鹿だ!」という叫びは、見事犯人がコロンボの術中に落ちたということを表しているでしょう。そして犯人に自ら犯行を再現させるよう導くなんざぁ、お見事!としか言いようがない。 それからもうひとつ、謎解きの前にコロンボと犯人が部屋で語り合うシーンは、この作品屈指の名場面と言えるでしょう。大勢の秀才達を見てきたというコロンボが、いかにして刑事になったのかという自らの生い立ちを語り、犯人は天才だったが故に孤独な子供時代だったと打ち明けるのである。この場面には2人の性格、人生そのものが集約されており、だからこそ、その後の2人の対決が、これまでにない緊張と激しさを持ち合わせた素晴らしいものとなり得たのだろう。 【きのすけ】さん 8点(2004-06-01 09:36:00) (良:1票) |
6.これ好きなんですよ。風格があるでしょ。芳醇なブランデーみたいな作品。決定的証拠がどうとかいうよりも、コロンボが世界的な高い知能の持ち主である犯人にどう自白させるかに力点がかかっていて、そこにすごいサスペンスが醸しだされる。わざと、見当はずれの推理をして犯人のプライドを刺激して犯人自ら自白させようとするあたりの盛り上がりはさすがです。そして、ついに犯人が「違う!犯人はこうやったんだ!」と叫ぶ瞬間。お見事! 【ひろみつ】さん 8点(2004-05-29 23:09:44) (良:2票) |
5.《ネタバレ》 動機もあり、機会もあり、方法も判った。しかし決定的な証拠が無い。傘の中の爆竹だけじゃ危うい。さてどうしようか。もちろんコロンボは最後のブラントが思わず口走ったトリックも分かっていたはずで、後は如何に自供させるかです。昔から美人ほど容姿を気にする、といいますが、どうやら天才も同じのようです。彼にもう少し自制心があれば、コロンボの罠にはまることもなかったでしょうが。まぁもっとも、そんな自制心があれば、殺人など犯しませんが・・。ねっ警部! |
4.私もコロンボクラブの仲間に入れて下さい。最後の犯人との1対1の謎解きと会話が、じっくりと時間をかけており、しかも二人の人生観にも及んで、見ごたえがありました。天才と自負する犯人の同じ天才仲間への対抗心が、人間らしさを感じました。世の中には、頭のいい人がいるんですね。 【パセリセージ】さん 8点(2004-03-21 21:45:16) (良:1票) |
3.皆様私もお仲間に入れてくださいね、よろしくお願いします。犯人は実に頭のよい方でしたが、コロンボはかなり知能指数が高いのだという事がこれで証明されましたね。知能の高い人は当然プライドも高いはず、案の定犯人は墓穴を掘ってしまいました。だけどいきなり現場に皆で駆けつけた時からいかにも怪し過ぎですよね。それから、ジェイミー・リー・カーティス、いましたいました、ウェイトレスで。【RTNEE USA】さん、教えてくださってありがとうございました。 【fujico】さん 7点(2004-03-18 10:28:35) (良:1票) |