15.育ての親を殺された養子4人の仇討ち話。強盗殺人に見せかけて実は・・・真相に迫る過程はそこそこ見応えありましたが、ママと子供のエピソードが殆ど描かれておらず、単なるドンパチものにしか見えなかったのが残念。中山秀征似のテレンス・ハワードとキウェテル・イジョフォーが印象深く、持ち味を存分に発揮した狂犬ぶりを見せるマーク・ウォールバーグはまずまずかなといったところです。 |
★14.《ネタバレ》 『育ての親を殺されたワルの4人が復讐する。』予備知識としてあったのはこれだけ。 なんかワクワクします。『アンチヒーローもの?』って期待しちゃうじゃないですか。4人と昔なじみのグリーン刑事が気の利いた人物紹介を冒頭でしてくれます。『ボビーは最強』『ジャックは見た目で判断しないほうが良い。』などなど。そしてエンジェルにいたっては、時間差での登場がもったいつけています。『まったく、こいつらどんだけワルかったんだ』って、否が応にも高まる期待。 そして、4人とエブリンの最後の晩餐が終わり、いよいよ動き出すストーリー。お約束でもいい。スカッとさせてほしい。それだけの心の準備ができるくらい、前半のつかみはパーフェクト。 で、実際は、思っていたより大分大人しい印象です。なんかもったりしています。テンポが悪いとは思わないのですが、妙にスピード感がない。メリハリも感じません。また、4人の個性がいまいち弱い。4人それぞれに用意してほしい見せ場らしきものがほとんどないのが痛い。更には目立った活躍もないまま、ジャックの途中退場って、それはないんじゃないの。悲劇は母親、百歩譲ってグリーン刑事までにしておいて欲しかったです。 ストーリーも、思っていたよりごちゃごちゃしています。黒幕のビクター・スウィートと議員がつながっているとか。そのせいでジュリーが事業をつぶされて借金抱えたとか。原因を調べていたからエヴリンは殺されたとか。あと汚職刑事ね。そういった『実は・・・』っていう真相が、どれもこれも驚きへと昇華されていないのです。 極めつけは、『復讐もの』には必要不可欠な『復讐の過程におけるカタルシス』『復讐完了時のカタルシス』これがどちらも足りないのです。まさに大風呂敷映画。期待しちゃった自分が悪いのか、期待させた映画が悪いのか。それはわかりませんが、率直に言って、期待はずれです。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 4点(2017-06-19 05:29:23) |
13.badなbrothreたちがbattleするという極めてB級街道まっしぐらな作品。しかしながら単純な僕は、こんな品があってあの街、唯一の良心といってもいいおばあちゃんを殺すとは断じて許すまじと、猫まっしぐらよろしく復讐まっしぐらな兄弟の5番目になった気分で楽しむ事ができました。おばあちゃん子だったから弱いんです、こういうの。それだけにおばあちゃんの出番をもうちょっと増やしてほしかった気もします。終盤のストーリーの転がし方は好き。そこまでで銃撃戦はちょっとお腹いっぱいになっていたので、こんな展開になるんだぁと感心しながら見ていました。死ぬ人は、かなり多いけど不思議と悲しくならない良い映画だと思います。 【ゴリラの住む丘】さん [DVD(吹替)] 7点(2010-05-16 16:28:09) |
12.《ネタバレ》 男臭い映画だ。悪くはない。でも女の私には、ちょっと理解しがたいかな。冒頭、ジェリーが言ってたように、「そんなことしてもママは喜ばない。」に大賛成だ。女って言うのはそうやって何事も理性的に考える生き物なのね。ジェリーは男だけどさ。末弟まで殺されちゃって、ついに理性もふっとんだってか。観終わって、「けっけっ!ざまぁみろ、あースカッとした」と思うのは男の人なのでしょう、きっと。それにしても、「狼たちの誓い」って副題、いる? 【あやりん】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-06-16 00:24:47) |
11.なかなか痛快な作品でおもしろかったです。マーク・ウォールバーグかっこええなぁ。 【ギニュー】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-12-25 19:59:06) |
10.マーク・ウォールバーグが主演の映画は地味につまらない。これが長年、自分の中の定説の1つだったんですが、撤回いたします。お兄ちゃん、カッコイイ! 【永遠】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-06-28 19:15:17) |
9.こういう感じの映画が好きだから満足だった。ジャック役はギャレット・ヘドランドという俳優ですが、弟役がはまっててかわいかった。 【Gene】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-06-25 12:52:38) |
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8.マーク・ウォールバーグっていつから主演級の映画に出るようになったのかな。敵連中が黒人ばかりなのでたまにこいつ誰だっけ?状態に陥ったけど、兄弟のほとんどは母親の晩年に生活費も送ってないし世話を一切してないのに彼女が殺されただけでこんなにワーワー騒いでるのもな~んか変な感じもするんだが。銃撃戦や死に方など結構リアルに描いてておおっとなるんですが、こまか~い設定がいまいちよくわからなかったのでそういうところが理解できてたら楽しめたんじゃいかな。 |
7.《ネタバレ》 テンポも良く、復讐劇ならではの感情移入もしやすいし、個性豊かな4兄弟のキャラも活きていて本当に面白いです。ただ、途中からちょっと登場人物が一気に複雑になってくるのですが、そこらへんで黒人さんが区別つきにくい方だと名前と顔が一致せずに混乱をきたす可能性アリ。2度観るか、相関図でも頭に浮かべながら注意して観るかした方がいいかもしれません。しかし最後、あのボスが一気に部下達に裏切られ、孤独になる瞬間は痛快でしたね。見て損ナシです。 |
6.《ネタバレ》 あんないいおばあちゃんを殺すなんて許せん。 ヽ(`Д´)ノ 人望のあるママと人望のないビクターがとても印象的でした。この4人、やってることはとってもムチャクチャです(笑)。だがママをとても敬愛している。犯罪や復讐を肯定してしまっては、社会は成り立たないんだけど、恩義に対する侮辱は、やはり人間として許せないものがあり、この4人を応援してしまう。お笑いもところどころにあり、飽きるところが全然ない。意外なところで意外な人物が死んでいくのもびっくりしました。B級的なタイトルなのが非常にもったいない。序盤でウルウルしてしまい、中盤でクスクス笑い、終盤でハラハラする。上手いなぁ。 |
5.《ネタバレ》 優しいママに育てられ更生した元悪ガキ4人兄弟がママの死をきっかけに乱暴者に戻って復讐するという、男の男による男のための正しい映画です。葬式で兄弟が久しぶりに集まるシーンからして実に男描写がうまく、今はおとなしくしてるが目の奥にはワルさが活き活きと残ってるあの様子は実に絶妙。兄弟の絆やママへの愛情も冒頭の15分ほどでほぼ描き切れており、この辺は本当にうまいなと感心しました。ママは話の要でありながら登場シーンはほんのわずかしかありませんが、それでも兄弟が復讐に燃える動機となるには十分なほど彼女の人柄は伝わっているのです。この辺の出来がいいのでママのエピソードはもっと見たい気もしましたが、映画全体が湿っぽくなりすぎてテンポを妨げないようドラマを最小限にとどめている製作側の判断は正しかったと思います。荒っぽい下町の描写も類型的ながらもよくできており、出てくるやつがたいてい幼馴染みでいい歳したおじさんが「あいつはケンカ強くてよぉ」なんて言ってる様子は見ていて楽しかったです。世界中どんな国でも下町ってのはあんなもんなんですね。ちゃらちゃらしてる町の不良や若いチンピラを「本当のワルを教えてやる」とでも言わんばかりに4兄弟が痛めつける様子も実に痛快。男の見たいものが凝縮された素敵な映画です。がしかし、欲を言えば話のクライマックスをもっとエモーショナルにして欲しかったです。ママに加えて末の弟まで殺されて復讐に燃える3人が、多勢に無勢を承知の上で敵のアジトにかち込んでいくなんて展開にしてくれれば最強の漢映画となったかもしれないのに、そこそこトンチの利いたあの展開は話の流れにあまりそぐわないような気がしました。あんちゃんとボスの素手ゴロという決着の付け方は良かったのですが、ボスがあんちゃんと互角にやりあうってのも流れに沿ってないと思います。実力もないのに下の者に威張りまくるというキャラ設定だっただけに、今はカタギやってるが本当は死ぬほど強いあんちゃんにボコボコにされまくり、徹底的に情けない姿をさらす最期の方があのタイプには合ってたと思うし、今はツメを隠してる元不良が久しぶりに本物の実力を見せるカタルシスを味わうにもその方がよかったと思います。が、そんな不満も帳消しになるほど面白く、下町や不良の空気が気持ちよく、下町映画(そんなジャンルあるのか?)としては最高クラスの出来だったと思います。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(吹替)] 8点(2006-11-03 20:54:21) (良:1票) |
4.最後まで、飽きずに観れたから駄作じゃないです。でもちょっと地味かなーって思いました。あんまり有名な人でてこないし、色調も暗めかな。 あれれ、って思ったのは、感情移入する兄弟がバンバン殺人するところ。あれはなーって思いました。 【kenz】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-10-28 22:47:28) |
3.《ネタバレ》 シングルトン監督の作品は初めてだった。いや、正確にはマイケル・ジャクソンのショート・フィルムを見ている。あれはなかなかよかったな。 それでこれ。なんだかものすごーく惜しい気がする。 白黒混ざった養子の兄弟という設定はおいしいのに、どうもそれを生かしきれてない。 思うに、ママに対する愛慕の念が描き足りない。ママの人柄やエピソードが感じ取れる場面をもっとつくるべき。兄弟だけでなく、ママの死に対する町の人々の反応ももっと丹念に拾うべき。それでこそ、敵をゴミのようにあっさり殺しても釣り合いがとれるというもの。 そのため、どうも乱暴者の兄弟が敵を始末しました。犯人のみならず弟とか味方の刑事も巻き添えになって死んじゃったけどね。終わり。て話に思えてしまう。 乱暴者の彼らが食前に神妙に祈るところとか、「家の中は禁煙だ」とか、このテのエピソードはもっと押してもよかったのになあ。変なガールフレンドなんかに時間を割かないでさ。 それとなあ。やっぱり、黒人の刑事は味方で、白人の刑事が悪者っていうあからさまな設定にはなんの新味もないですからね。 シングルトン監督は、世界に出たからには黒人仲間にだけウケていればいいというものではない。 スパイク・リーと比べると新しいものに挑戦していく心構えが足りない気がするぞ。 いろんな意味で残念な作品。ママはぜひともエレン・バーンスティン(エクソシストの)にして欲しかったところだ。 【パブロン中毒】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-10-10 21:04:55) |
2.《ネタバレ》 もっとヘビーな内容かと思いきや、笑えるシーンも多く、あまりの無鉄砲ぶりがかえって良かった。中盤ジャックが殺されてしまうところは悲しいけれど(兄弟1の美形だし)その事で終盤への勢いがついて一気にラストへとなだれ込む。決着が付いてから3人がそれぞれ警察で締め上げられるところも面白みがあった。 【よっさん】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-09-06 00:12:39) |
1.う~ん、なかなか面白い作品だったんだけど知名度が低すぎるのかなぁ~。四人の兄弟が殺された母親の復讐に挑む、ただ強盗に巻き込まれて死んだだけだと思っていたのにその裏には強大な悪の組織があった・・・。どうですか?意外と面白そうでしょう?アクションも迫力あるし、ラストなんかホロっとさせてくれるフツーに良い映画でしたよ。 【一番星☆桃太郎】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-08-15 21:33:23) |